個人が所有していたクリムトの絵画がまた発見され、4月にオークションにかけられるというニュース。
去年オークションにかけられて、ヨーロッパで落札された美術品として最高値を記録した「扇を持つ夫人」と同じく、クリムト晩年の作品。
私はクリムトが少女を描く時の背景色と人物像の色合いが大好き
この作品も、たとえ個人が落札したとしても、展覧会に貸し出してくれたらいいなぁ 生で見てみたいです。
似た作品で言うと、メトロポリタン美術館所蔵の「メーダ・プリマヴェージの肖像」も色合いが可愛くて大好き
で、日本に帰国したら100円ショップをはしごするのが楽しみなんですが、セリアのウィリアム・モリス・コレクションを皮切りに、アートグッズが増えていてびっくり
なんと、クリムトグッズがたくさんある!(@DAISO)
この、メーダ・プリマヴェージの手帳を買いました。
他にもマスキングテープやシール類も豊富
日本でクリムトグッズを買うオーストリア在住者ってなんだかおかしいですが(笑)、シールやマスキングテープも買い込んでしまいました
ミニシールブックは一枚ずつ絵柄が違って楽しい
ウィーンのミュージアムグッズって高価なので(もちろんミュージアムをサポートする意味があるので当たり前なんですが)、こうしてかわいい消耗品を安価に買えるとテンションが上がります
それから、アートな小説で知られる原田マハさん。
たまたま立ち寄った書店で、原田マハさんが選んだクリムトの絵画をカバーにした新装版コーナーがあって
私はクリムトの風景画も好きなんですが、父は王道の金ピカ系肖像画が好きなので、読み終わったら父にあげようと、一番右の「接吻」が表紙になっている作品を買いました。
でもストーリー的にクリムトは関係ないので、もともとのロスコの絵のままのほうが良かったかも
私にはちょっと甘すぎるストーリー展開(というか文章の雰囲気?)で、所々こそばゆい気持ちになりましたが、とっても読みやすくてあっという間に読めました。
私は単にオーストリアに住んでいる(住ませてもらっている)だけで、家族にもオーストリアのルーツはないんですが、こうしてクリムトが日本で愛されているのを見ると、とっても嬉しい気持ちになるから不思議
今回オークションにかけられる「リーゼル嬢の肖像」はウィーンでのオークション前に何ヶ国かで公開されるようですので、オークションハウスの情報を要チェックです。
オークションハウス イムキンスキー