年度末のバタバタに加えて、事務的なバタバタがやってきた今月。
まずは、上の子のパスポート(日本)の更新。
オンラインで申請できるようになって便利〜🎵と思いきや、やってみたら実はこれが紙で申請するより厄介
イギリス在住のブロ友さんがその顛末を書かれていて、覚悟はできていましたが、いや〜、まだちょっとシステムがちゃんと整っていない感じ
申請自体は、写真撮影(スマホのパスポート申請アプリを使用)以外は、割とスムーズにいったんです。
アプリを利用して、スマホでパスポートのICチップ情報を読み込めたり、かなりハイテク
写真撮影も、AI判定に通るコツを掴んでからは、スムーズに撮影できて。
ところが、データの審査を経て、大使館からの訂正依頼が来てからがうまくいかない
システムの問題だと思うのですが、私も大使館側もどうしようもできない項目がいくつかあって
大使館の方も親切に対応してくださって、電話でやりとりしながら頑張ったのですが、私たちは時間の余裕もないので、やっぱり帰国前のパスポート更新は断念することに。
結局、日本に帰ってから、日本で更新することにして、オンライン申請はキャンセルしました。
というわけで、システムが安定するまでは、従来通りの紙での申請の方が、ストレスフリーだと思います
そして、また別の日に上の子とお医者様に行ったら、なんと上の子の保険証が使えなくて
その場で保健機関に電話したら、「14歳以上は写真付きの保険証でないと無効です」って
写真付きの保険証でないとダメなのは知っていましたが、私のも夫のも自動的に写真付きの保険証が送られてきたので、子供のも待ってれば来るのかと思ってた
私はビザの申請、夫はオーストリアの免許への切り替えで、すでにオーストリア当局が私たちの顔写真データを持っていたので、自動的に送られてきたみたい。
うちの子たちはスイス人として滞在しているので、顔写真の登録などは必要がなく。
パスポートはスイスと日本だし、免許証もないから、オーストリア政府はうちの子たちの顔写真データを持っていないというわけだったんです
これ、うちだけのレアケースかと思いきや、滞在許可や免許証の書き換えが必要ないEU市民も、同じように顔写真データがないみたいで、ニュースになっていました。
なんでニュースになったのかと言うと、オーストリア人で顔写真データの登録がない人(パスポートや免許証を持ってない人)は、保健機関の事務所で写真登録ができるんです。
でも、非オーストリア人は、外人警察(Fremdenpolizei)に行かないといけない。
これが、EU市民のプライドを傷つけるみたいで、「EU憲章に反している」って、オーストリア政府を相手に訴訟を起こしているドイツ人がいて、ニュースになっていたんです。
これは反移民・難民政策を進めていた極右政権時代に決まったルールで、現職の保健大臣(緑の党)は、この制度を改正しようとしているみたい。
外人警察に行かなくても、他の役所でも顔写真を登録できるように窓口を増やそうとしているみたいです。
夫も「自分も外人警察に行けって言われたらちょっと嫌だ」って言っていました。
私は自分がアジア人(はっきりとした外国人)だから、そこはそんなに抵抗はないな。
でも、実際に外人警察への訪問を予約したら、予約確認書には「場所:4番窓口(外のコンテナ(駐車場))」って書いてあって
窓口が駐車場のコンテナって〜 これは抵抗あるぞ〜
思わず友達に愚痴ったら、友達は「オーストリアってコンテナ好きだよね」って
確かに〜!
コロナ関係の窓口はだいたいコンテナだったよね
ま、それで言われた書類を揃えて、上の子と一緒にコンテナに行ってきたわけですが、これがまたガチのコンテナで、中で働いてる人も可哀想〜
係の人は、警察官ではなくて、見るからにパートのおばちゃんって感じ(ドイツ語ペラペラですが、ネイティブではない)。
暑い日だったのですが、冷房もないコンテナはサウナのようで、すごい過酷……
おばちゃんは、用意した数々の書類を見ることもなく(←オーストリアのお役所あるある)、身分証を見せて、写真を渡したら、5分もかからずに終了
これ、わざわざ警察署でやる意味あるぅ〜
(警察署っていうか、駐車場のコンテナだけど)
保険証の悪用を防ぐための無言の圧力なんでしょうが、謎のシステム。
でも予約もすぐ取れたし、ぱぱっと処理してくれて、ストレスフリーでした
こうした事務手続きも、全て自分で調べて、夫の手を借りなくてもこなせるようになって、なんだかちょっぴり自分の成長も感じられて、気分が良かったです