前に、美術展を見て、自分の人生の点と点が繋がる感覚に襲われたことがありました。
若い時って、いろいろなことに感銘を受けて、心が震えるような驚きや興奮があったのですが、歳をとってくるとなかなかそういう感覚を味わうこともなくなってくるので、すごく新鮮な思いでした![]()
で、最近、国家ガイド資格をとった博識な友人が主催するガイドツアーにたまに参加させてもらっているのですが、先日は王宮(シシィ博物館と皇帝の住居)とレオポルド美術館を案内してもらって。
朝イチの王宮は人も少なくて清々しい〜!
馬車もまだ出勤前。
朝イチで王宮を案内してもらったあとは、レオポルド美術館に移動。
出典:https://www.leopoldmuseum.org/de/museum/geschichte
最近まで、東京でもレオポルド美術館のシーレ展を開催していたので、馴染みのある方も多いのでは?
でも私は、なぜかレオポルド美術館をそれほど好きでもなくて、ここ10年以上行っていませんでした。
なんだか、なんとなく商業臭を感じていて、なんとなく胡散臭く思う気持ちがあったと言うか
(←完全なる偏見)
でも今回、私の信頼する博識な友人がレオポルド美術館推しだったので、彼女の見識を信じて(笑)、初めてレオポルド美術館の年パスを買いました。
レオポルド美術館って、入館料が15ユーロで、年パスは49ユーロなんです。
そうしたら!
なんと珍しいことに、「年パスありがとうグッズ」までいただいてしまった![]()
シーレの素描が入ったエコバッグと、トランプと、ボールペンと、カフェのクーポン![]()
ショップを見た人が「バッグとトランプだけでも20ユーロ以上してたよ」って、教えてくれました![]()
ボールペンとカフェのクーポンもあるから、年パス代の半分くらいはグッズで元が取れていることになりますね![]()
すごい太っ腹〜
これだけですっごくお得に感じるから不思議![]()
後で、別の冷静な友人と夫にもそのお得さを力説したのですが、二人とも「特に欲しくもないグッズをもらっても別にお得ではない」っていう見解でした![]()
でも私はグッズをいただけてとっても嬉しかったです![]()
さっそくカフェでクーポンも使って
(2杯の飲み物を1杯分のお値段で)
カプチーノとメランジュ(ウィーン風ミルクコーヒー)の違いの話題になって、見比べてみました。
左がカプチーノで右がメランジュ。
こだわっているお店では、コーヒー豆も違うらしい![]()
私は単純に、泡が多くてココアをかけてるのがカプチーノなんだと思ってた![]()
そして美術館を見始めたのですが、なんで今まで好きじゃなかったのか、自分でも本当に謎に思うくらい、とっても素敵な美術館で、またまたビックリ![]()
ウィーン世紀末の、私の興味にドンピシャな収蔵品を持つ美術館なのに、なんで今までもっとちゃんと見に来なかったんだろう〜!
そして、なんで今まで知らなかったのかと自分でも衝撃だったのが、セセッション(分離派会館)を設計したヨーゼフ・マリア・オルブリッヒのこと。
なんと、分離派メンバーでありながら、ほとんどウィーンにいなかったオルブリッヒは、ドイツのダルムシュタットの芸術家村に招聘されていて、ほぼそこで活動していたのだって![]()
えー、知らなかった
ダルムシュタットには仲の良い友人が住んでいるのに、そんなドイツ世紀末の芸術活動の中心になっていた都市だったなんて全然知らなかった
ダルムシュタットに今も残っている当時の芸術家コロニーの建築物も、どれも素晴らしくて、見てみたいものばかり!
そんな面白い芸術都市に住んでるのに、なんでもっとアピールしてくれなかったの〜![]()
全然知らなくて、なんかすごいど田舎に住んでいるんだとばかり思ってた![]()
しかもダルムシュタットって、フランクフルトから電車で15-20分くらいの都市なんですね。
すごい良いところに住んでる〜! 知らなかった![]()
レオポルド美術館のオルブリッヒの展示品も、ダルムシュタットで製作され、パリ万博のダルムシュタット部屋に展示されていた作品でした。
それを知って、しみじみとこの作品を眺めて、また人生の点と点がつながっていく不思議な感覚に襲われていました![]()
この展示室からの眺めがまた良くて、とっても気持ちのいい空間![]()
彫刻の背景の美術史美術館が絵のよう
(窓の外の眺めです)
今まで知らなかったのですが、クリムトらと合流があった女性画家(ブロンシア・コラー=ピネル)の作品にも惹かれました。
こういう絵が表紙の本があったら、買いたくなる感じ。
しかし、これだけ自然光が入って、明るくて清々しい美術館もなかなかないですよね![]()
年パスを買って良かったと、心から思えた施設でした(あまり混んでないのも⭕️)。
時間がなくてショップを見られなかったのですが、ショップも友人のおすすめだったので(入館しないと入れない)、またゆっくり再訪したいと思います😊









