さきほど、友人のブログを読んでいて、算数が苦手な自分の子供のことを、旦那さんが「denkfaul(考えることを怠けている)」だと思っているっていう話が出ていて。


なんてタイムリー! 私も下の子のこと、そう思ったところだった!って、すごく思い当たることがあったばかりでした。


下の子が毎週通っている乗馬は、時々時間が変わって、前回は15:30に変更になったんです。


馬の準備をするために15分前には行かないといけないのですが、バスが30分に一本しかなく、私たちは余裕を見て30分前に着くバスに乗ります。


それでもバスが渋滞にはまると、馬場に着くのが開始10分前とかになってしまうこともあって……アセアセ


この時もそうだったのですが、馬場に行ったら、ちょうど前の時間帯の子がレッスン中でした。


この場合は、この子が準備した馬にそのまま乗るので、下の子は騎乗前の準備じゃなく、騎乗後の馬の世話をします。


(つまり早めに行かなくても大丈夫で、騎乗後に馬のお世話の時間が必要)


前の子は騎乗前に馬のお世話の時間が取られるので、その分なのか、レッスン時間が少し延長。


そのために少し遅れて始まった下の子のレッスンでしたが、騎乗後の馬のお世話の時間が必要なので、下の子のレッスン自体はかなり短く終わりました。


そこで、終わった後に下の子に、何気なく、「今日のレッスンは短かったね」って言ったら、その話がなかなか通じないビックリマーク


下の子が


「でも〜、15 vor (15分前)に着いたでしょ?」


って言うので、


「いや、バスを降りて、この辺を歩いている時にもう15分前だったから、着いたのは10分前くらいだよ」


って。


「でも〜、バスは30 Minuten vorに着くでしょ?」


「いや、バスも遅れて、着いたのがもう15分前くらいだったんだよ」


私たちが何時に着いたかは、レッスン時間が短かった話に全く関係ないので、下の子が何が言いたいのかわからなくて、私もちょっと混乱。


なので仕切り直して、


「ママが言いたかったのは、前の子のレッスン時間が予定より10分くらい長かったのに、あなたのレッスンは予定より10分くらい早く終わったでしょ? だから今日は短かったねって」


って再度言ってみましたが、下の子は、


「待って待って。バスがverspätet (遅れて)で15 vor (15分前)じゃなかったでしょ? で、あの子が10 Minuten länger(10分長かった)で、〇〇は10 Minuten kürzer(10分短い)だった? でも〇〇は10 vor(10分前)に着いたでしょ?どういうこと?」


って、混乱してる。


(下の子はドイツ語と日本語のちゃんぽんで話すから、私も余計に混乱)


だから再び、


「ママたちが10分早く着いたってのは関係なくて、バスが遅れたのも関係なくて……」


って説明を始めたら、下の子は「やっぱもういい」って、すぐに心を閉ざすチーン


「ゆっくり考えたらわかるよ。考えてごらん。まず、前の子のレッスンが15:40に終わったでしょ?」


「もう大丈夫。わかったから」


「そうやってすぐ諦めないで、もうちょっと考えてごらん」


「もういいってば〜」 


で、会話は強制終了チーン


前に「会話のすれ違い」にも書きましたが、下の子はあんまり自分の頭で考えようとしませんあせる


何かわからないことがあって質問してきても、こちらが説明してる途中で「もういい」って言うこともしょっちゅう。


わたしは下の子のそうした態度に危機感を持っていて、しょっちゅう「もうちょっと考えてみて」「自分で考えてごらん」って促してしまいますが、友人の考えはそうではなくて。


一人一人、脳の作りとか、興味のある事柄は違うんだから、考えたくない(考えるのを拒否している)ことを、考えるように強制するのは違うんじゃないかって。


チェスや将棋が好きな子がいれば、そういった戦略系ゲームが楽しくない子もいるのと同じだし、ファッションのことを考えるのが好きな人もいれば、服の組み合わせを考えること自体面倒くさい人がいるのと同じって。


なるほどね〜ビックリマークと、すとんと腑に落ちた意見でした。


「考えてみろ」ハラスメントってのもあるのかもしれない


わたしもあまり考えることを強制しないように気をつけないと……と気付かされました。


そんな下の子ですが、ボードゲームは好きで、特に前に紹介したdixit(ディクシット)っていうゲームがお気に入り。



このゲームは、上の子なんかは飽き飽きしていてもう遊びたがらないのですが、下の子はいまだに大好きです。


こういうゲームが好きってことは、想像力を使ったり、自分の想像力を表現するのが好きってことなので、そういう方面(論理性より感性系?)で楽しく頭を使ってくれたらいいなぁ。


日頃、ファッションと動画にしか興味のない下の子なのでヤキモキしてしまいますが、私もおおらかにそのまま受け入れないといけないなと反省しました。