日本の友人から聞いた話。


管理職として働く彼女。


基本、高学歴な人たちしかいない職場で、部下もみんな高学歴。


なのに、最近は日本語が崩壊している文書(まとまりとか繋がりがない文章)を書く人が増えているんだとか。


あと、敢えて同調圧力、滅私奉公圧力には従わずに、ある意味「立場をわきまえない」タイプの人が増えているらしい。


「立場をわきまえる」ことを当然として飲み込んできた私たち世代(昭和世代)とは、タイプの違う人たちが職場の主流になってきているみたい。


面白いな〜と思いながら、彼女の体験談を聞きつつ、そんな若い子たちを優しく見守る友人の姿に感銘を受けましたキラキラ


うちの子たちを見ていても、スマホ世代、タブレット世代の子たちが、昭和な私たちの時代と比べて、圧倒的に活字に触れる時間が短いのは日々感じています。


私が子供の頃、暇つぶしは読書だったけれど、子供たちはYouTubeにTik Tok。


視覚(映像)刺激ばかりで、まとまった文章を読む集中力が、そもそも欠けている感じです。


日頃、そんな断片的な活字情報しか取り入れてない子たちが、まとまった文章を書けなくなるのは当然かもしれないな〜。


「立場をわきまえる」の話も面白くて、昭和脳の私が、こんな全く違う価値観を持った人の上司として働くなんて、想像しただけでめちゃめちゃストレスが溜まりそうと思ってしまったあせる


私は転職を2回していて、2回新しい職場を経験しています。


一番最初に仕事をしたのが大手の新聞社だったこともあり、ウィーン滞在を経て、次に中途採用で入社した職場では、最初はとーっても冷ややかな雰囲気でした。


というのも、その時の私は、その部署の長から採用試験時にとても気に入られてしまい、ものすごい鳴り物入りで入社する感じになってしまったんですあせる


そこも大手の会社だったのですが、ほとんどの社員が会ったこともない社長と、採用後に会食をすることになったくらい……あせる


でも経歴が少し華やか(海外大学院とか大手新聞社とか……)に見えるだけで、実際は、社会人経験が3年くらいしかない、ぴよぴよのヒヨッコ。 


その職場は、ずっとその職場一筋の、定年間際のベテラン勢がひしめく部署。


わけのわからないポッと出のヒヨッコが特別待遇を受けていて、「高学歴だかなんだか知らないけど……」と言いたげな、お局様たちからの冷たーい視線に震え上がりました。


そんな昭和な職場で、昭和な私がまずしたのは、「私は自分が新人だとわきまえています!」アピール。


朝は一番早くに出社し、自分は飲まないコーヒーを落としておく。


庶務の方もいましたが、このかたも新卒入社で、もうすぐ定年間際という超ベテラン。


なので、職場の雑用も私が率先してやりました。


そうした、「立場をわきまえている」振る舞いが功を奏して、日本ではどこの職場に転職しても、すぐに環境に溶け込むことができたわけなんです。


でも、この「昭和わきまえ術」が、まーったく役に立たないどころか、マイナスになったのは、イギリスでの研修先。


大学院のプログラムの一環で、一定期間、自分で研修先を見つけて、研修をしないとならなかったので、私は自分がとても好きなロンドンの美術館で研修をすることにしました。


快く受け入れてくれた美術館でしたが、当時はまだ社会人経験もなく、職場では浮きまくっていた私。


めちゃめちゃ意地悪なお局がいて、彼女は学芸員ではなく、美術館が結婚式やパーティーなどの会場として使われるときの、予約受付担当でした。


私は学芸員としての研修をしているので、その予約対応は業務外。


でもそのお局は、自分の仕事を、学芸員の目を盗んで、やたらに私に振ってくる。


私も「昭和なわきまえ女」なので、言われた仕事は全部やる。


さらに、若くてバカだった私は、自分の仕事が終わったらさっさと帰ればいいのに、わざわざまわりに「何かやる事はありますか?」と、聞いてまわったりもしていた。


そこでまたドサッと雑用が渡され、渡した当の本人(意地悪なお局)は、さっさと帰ることの繰り返し。


ある日、職場で飲み会の予定があった日のこと。


その日もどさっと渡されたお局の雑用をやっていた私。


みんなは飲み会に行こうとしているのに、バカな私だけ、一生懸命仕事をしている……。


優しい(そしてめちゃめちゃハンサムで素敵だった)学芸員の上司が、


「なんでそんな仕事をしているの? 今日は飲み会だから、もう切り上げて一緒に行こう」


って誘ってくれているのに、お局の手前、どうしていいかわからなかった私。


そうしたらお局が、


「いいのよ、この子は。やりたいっていうからやらせてるの。好きでやってるんだから、やらしておきましょ」


ってびっくり


私もお局が私を除け者にしたがっているムードは前々から感じていたし、浮いていた職場の飲み会に行っても楽しくないのはわかりきっていたので、そのまま残業を選びました。


世間知らずだった若い日の私。


あのお局みたいな、でっぷり太って、傷みまくった髪を金髪にブリーチして、スッパスッパタバコを吸う下品な女と、渡り合う経験も度胸もなく、ただただ怖気付いていたんです。


今の私だったら、「もう、だからダメなんだよ!」って説教したいくらいですが。


そこで飲み会に行っていたら、皆と仲良くなれて、もっと働きやすくなったかもしれないのにね。


職場の皆からしたら、1人黙々と仕事をする私は、かなり不気味な存在だったに違いありません笑い泣き


楽しい経験になるはずだったはずの、好きだった美術館での研修で浮きまくっていた私。


もちろん優しい同僚や上司もいて、仲良くなれた人もいましたが、とにかく意地悪だったお局のことが、キョーレツに印象に残っています。


毎日、職場から宿泊先に帰る道すがら、ハイドパークの湖を眺めて、ダメな自分に打ちひしがれた若い日の苦ーい思い出。


そんな苦い思い出の場所を子供たちと再訪したときの写真ですニヤニヤ



友人の話を聞いて、敢えて「立場をわきまえない」世代が、世界でも活躍できるのかもしれないなと、自分の若い日のダメだった姿を思い出してしまいました照れ