丸々二ヶ月のながーい夏休みが終わって、ようやく新学期を迎えた我が家。
でも小学校は相変わらずのゆとりスケジュールで、初日は一時間遅れで始まり、たったの55分で終了。
ちなみに初日は手ぶらで来るように指示があります。
二日目はようやくランドセルと学用品を学校に持っていきますが、時短で二時間(10:55)でおしまい。
3日目からようやく通常時間(でも11:55で終わる)。
民間学童は初日からやっていますが、学校の保護者会が運営する午後の預かりは2週目から。
そんなわけで学童に入れなかった(ウェイティング中の)我が家は預け先がないので、今週も子供とほぼ一日中一緒
上の子のギムナジウム(小5以上)は流石に初日からしっかり授業があるみたいで、ゆとりの小学校とは随分違うな〜。
さて、もう直ぐ新学期という先週末、新学期の準備をしていた我が家に衝撃のニュースが
なんと下の子の担任の先生が電撃的に水曜に転職先の学校からオファーをもらったとのことで、、転校(退職)することに!
えー、うっそー!
ウィーンでは小学校4年間クラス替えがなく、担任の先生も変わらないのが普通。
もう今後4年間の行事や遠足の予定も立てて、私たちともシェアしてくれていた先生。
ウィーンでは使用する教材も遠足などの計画も担任の先生の裁量が大きくて、クラスや先生によって遠足の回数や内容も様々なんです。
上の子の小学校の時の先生はベテラン揃いですごく安定感があって満足でしたが、ベテランな分、ある意味ルーティンで物事をこなしている部分はありました。
でも下の子の先生は、中堅の先生で、経験もありしっかりしているけど、まだまだ若くて創意工夫と熱意にあふれているところが素晴らしい人だったんです。
様々な準備も完璧で、親としては全くストレスフリーな一年間で、日本的(か、それ以上)にオーガナイズされているのに、オーストリア的な自由さと鷹揚さがある、完璧に近い先生。
この先生が4年間受け持ってくれるなんて、なんてラッキー この学校で良かったと、しみじみ思うばかりの一年だっただけに、急な知らせに私も夫も大ショック
特に先生からの新学期メッセージ付きの学用品リストを見ながら新学期準備をしていた矢先だったので、衝撃もひとしお。
子供も先生に会うのを楽しみにしていて、夏休み中も先生の話をし、先生にプレゼントする貝殻を集めたり、手紙を書いたりしていたので、あまりのショックに大泣きでした
先生からの突然のお別れメッセージを読み聞かせていた私もおもわず涙
あー、きっと先生はここまで私たちが残念に思っているとは、思ってないかもしれないなぁ。
先生はご自分がどんなに素晴らしい先生か、きっとそこまでの自覚はないんじゃないかなぁ。
でも本当に素晴らしい先生でした。
そうして新しい先生と迎えた新学期ですが、前の先生が素晴らしすぎただけに、今のところは、まだちょい不満。
新しい先生にはお気の毒な話ですが、ちょいちょい「あー、ソフィア先生(仮名)だったらこうしてくれるだろうになぁ」なんて思ってしまいます。
実はこの学校、校長先生の評判がものすごーく悪いんです。
もう入学前から校長の悪い評判はちらほら聞こえていました。
今回、担任の先生と組んでいたサブの先生も同時に辞めてしまい、全ては校長のせいだというもっぱらの噂。
なんでも、今までも複数の親が教育庁に校長の苦情を申し入れているみたいなのですが、教育庁の窓口も「あーハイハイ、あの人ですよね。わかってます」みたいな対応なんだとか
なんで飛ばされないんだろう〜。よっぽど有力なコネでもあるのかな。
担任の先生じゃなくて、校長が辞めてくれたら良かったのにな〜と思わずにはいられない新学期なのでした。