昨日から土日を含めて4連休の子供たち。

祝日はキリスト昇天日の木曜だけなので、夫は今日は仕事です。

でも幼稚園も休みだし、お休みをとって4連休にしてる人、いっぱいいるんじゃないかな〜はてなマーク

昨日はシェーンブルン宮殿でのウィーンフィルの無料野外コンサートの日でしたが(去年の様子はこちら)、今年は国立オペラ座のバレエ公演のチケットを取った日と被ってしまって断念ショボーン

そんなわけで、上の子とヌレエフ版『白鳥の湖』を観てきました。

ウィーンの国立オペラ座バレエ団の芸術監督、マニュエル・ルグリはヌレエフの影響を大きく受けていています。

私はウィーン国立歌劇場のヌレエフ版白鳥の湖を見るのは初めてでしたが、パリ・オペラ座のヌレエフ版ともかなり違っていてビックリポーン

一番ビックリしたのは、かの有名な3幕の黒鳥のパドドゥが、振り付けばかりか、音楽まで違ったこと!!

皆さんご存知、黒鳥の32回転のグラン・フェッテのある場面。

白鳥の湖の最大の見せ場をこんなに大胆に変えるなんてビックリマーク

見慣れてないので、拍手のタイミングを逃してしまったあせる

客席全体の空気も私と同じ感じで、え、ここで拍手かな?みたいな、観客全体が戸惑っている雰囲気がちょっと面白かったです

あとラストが全然違うのも衝撃でしたビックリマーク

王子が一人で溺れ死んで、ロットバルトが勝利の舞を踊るんですビックリマーク

思わず「えはてなマーク 悪の勝利で終わっちゃうのはてなマーク」と、娘と顔を見合わせてしまいました。

オデット&オディール役のニーナ・ポラコワさん、素晴らしかったですアップ

白鳥にしか見えないビックリマーク

第二幕のグラン・アダージョのハープとバイオリンのソロも本当に美しくて、この世のものと思えないような響きで、脳が痺れました。

音楽の素晴らしさが、時には踊りを凌ぐくらいの存在感を見せて、まさに「バレエは総合芸術」であることを実感。

ウィーンでバレエ鑑賞を楽しむ醍醐味は、音楽の素晴らしさも存分に味わえることだと思います。

{769C8291-9EE8-4861-A960-B96258A0D3F2}

19:30から22:30の長丁場でしたが、上の子もびっくりするくらいの集中力で真剣に舞台に見入ってました。

連休だったせいか、未就学児の姿もちらほら見かけました。

日本のように一律に「未就学児お断り」とするのではないところに、ウィーンの懐の深さを感じます音譜

私の大好きな日本人ダンサー、木本全優(きもと・まさゆ)さんが、ジークフリート王子を踊られる日もあるみたいアップ

この日は3幕のマズルカだけの登場でしたが、とても優雅で素敵でした音譜