冬学期が終わり、1週間の学期間休暇に入った子供たち。


私は全然知らなかったのですが、最終学年って、中間の成績表(Halbjahreszeugnis)は出ないんですね!


下の子は冬学期の成績表を持ち帰りましたが、最終学年の上の子は手ぶら。


1人ずつ呼び出されて、担任の先生から口頭で、「あなたの数学の成績は1〜2の間」とか、現時点での見通しを全科目分、口頭で聞かされたのだとか。


いよいよ来学期から、高校卒業資格試験(Matura)の準備が本格化するので、みんな成績に一喜一憂しているみたいです。


この高校卒業資格試験(Matura)の仕組みって、私にはいまだに謎で、共通の筆記試験でも、学校のタイプ(AHS(ギムナジウム)とBHS(職業特化型高校))によって、問題が異なります。


さらに口頭試問に至っては、学校ごとに独自で行うので、もちろん学校や選ぶ科目や、なんなら担当の先生によって、内容も(おそらくレベルも)バラバラ。


(もちろん州の教育委員会に事前に質問一覧を提出して承認を受けたり、学内の試験委員会が試験を管理するので、極端なことはないはずなのですが)


口頭試問を受けたい学科は自分で好きなものを選べるのですが、先生によっては準備が大変だからか、「自分の担当科目を口頭試問に選ばないで」って言ってくる人もいるんだって指差し


かと思えば、数人しか選ばないマイナー科目の先生もいるのですが、そうした先生は選ばれると嬉しいのか、「最近出たいい教科書があるから貸してあげるね!」とか「こんな感じの問題を出すよって例題も見せてあげるね!」とか、やたらに協力的だったりするらしい泣き笑い


この試験に合格すると、一律に高校卒業資格が得られて、大学に進学することができるのに、こんなにバラバラっていうのがなんだかオーストリアっぽいなと、不思議な気持ち。


(一部の学部では入試がありますが、入試がない学部なら、基本的に好きなところに入れる)


先日は、学校オーケストラのコンサートがあって行ってきたのですが、初めて子供たち2人ともが見える席から鑑賞できた!


上の子はソロパートがあるアンサンブルにも参加できて、いつもソリストが先生から舞台上でもらえるチョコレートも初めてもらえた指差し


この学校オーケストラが設立された年に入学した、オケ一期生の上の子。


ものすごく下手な状態でオケに入ったので、最初は第三ヴァイオリンという謎ポジションを与えられ、それでもろくに弾けずに、1人だけ別室で練習させられたりもしていて。


何時間もあるオケの練習時間中、まだ日本では小学校4年生だった上の子が、一人っきりで何もやることなく、暗くなるまで別室にいたと聞いて、胸が痛んだ時もありました。


そんな上の子が8年間オケを続けて、いつしか最終学年になり、ソロパートまで弾かせてもらえるようになるなんて、あの頃は思いもしなかったな〜。


そして、子供たちが演奏した曲の中に、奇遇にも私自身が中高生だった時に胸を打たれて、繰り返しCDで聴いていた曲があって!


コレッリのクリスマス協奏曲と、



ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第三楽章



「運命」は全楽章弾いたのですが、私は特に第三楽章が好きで、この曲を聴くと当時の感動を思い出して、今でも胸が震えます。


ハワーズエンドという映画で使われていて、映画の予告編で耳にして、その映像美と合わさって雷に打たれたような衝撃を受け、映画も何度も見ました。



このベートーヴェンの「運命」の初演はウィーンのテアター・アン・デア・ヴィーンで行われて、ベートーヴェン自身が指揮をしたんです。


交響曲第6番の「田園」も合わせて演奏されて、12月のウィーンの暖房もない劇場で、演奏時間は4時間にも及んだのだとか!


指揮の先生が「それに比べたらあなたたちは、他の曲もあるとはいえ、第5番だけを聴けばよくて、暖房もあるんだからラッキーですね」って泣き笑い


そんな初演の地ウィーンで、自分の子供たちの演奏で、自分自身がティーンだった頃に夢中で聴いていた曲が聴けるなんて、エモすぎて涙が出そうお願い


今、期せずしてここで子育てしてることも、もしかしたら運命だったのかななんて、ここまでの道のりに想いを馳せたり……。


すっかりティーン時期も終わりを迎えつつある上の子は、コンサート後はオケの友達とみんなでピザを食べに行き、遅くまで帰らず。


夫はコンサート中、知人に預けていた犬を引き取りに。


私はまだ今は手元にいる下の子と、下の子リクエストのインド料理を食べにカレー


せっかくのエモい夜が2人っきりのインドカレーで謎の終わりを迎えましたが、それもまた思い出の一つということで指差し