読書のすすめ 53 | スパークル ジャーニー

スパークル ジャーニー

人生は『きらめき続ける旅』。自由・気ままに、思った事を書き綴ります。
大好きなミュージシャンの曲名でもあります。

本日、紹介させていただくのは

 

伊勢谷武 著

 

「銃弾の真実 -アベ元首相暗殺の謎と隠された歴史の闇-」です。

 

 

この本を購入したのはずいぶん前だったのですが、なんせ分厚いので…読み終わるまでに結構な時間を費やしてしまいました。

 

 

 

この著書は、2022年7月に暗殺された故安倍元総理の事件を発端に、元総理を守りきれなかった側近のボディガード:藤堂氏がこの事件を調べていく過程の中で「大東亜戦争」やそのトリガーとなる「オレンジ計画」、戦後日本人に浸透した「WGIP」、平成を象徴する「失われた30年」等、我が国に関する歴史の真実・真相を知り、故安倍元総理が提唱した「戦後レジームからの脱却」とは一体何だったのか?を紐解いていく、という内容です。

(なお、物語に登場する元総理は“阿部信蔵氏”という名前に置き換えられています)

 

物語の部分(フィクション)と歴史認識(ノンフィクション)がうまく融合され、読み応えのある作品に仕上がっており、前述したワードに興味がある方なら間違いなく楽しめる一冊でしょう。

作者の覚悟というか、漢気を感じたのは、著書の冒頭で「この小説における歴史に関する記述はすべて事実にもとづいている」と書かれていた部分です。

ちなみに、伊勢谷武というのはペンネームです。

こんなきわどい本、危険すぎて、実名では到底書けないでしょう。

 

この四半世紀、大東亜戦争に関するさまざまな本を読んできた者として、この著書に書かれている歴史に関する記述は大体その通りだと私も思います。

ノンポリの方にはちょっと信じがたい内容かもしれません。

そこで「こんなデタラメな本読めるか!」と一蹴するのも、しないのも自由です。

しかし、私は伊勢谷武氏がこの本を通して訴えたかった事が手に取るように、とてもよく理解できました。

 

現代の日本の混迷・低迷は昭和や平成に始まった事ではなく、もっと以前から続いてきた歴史の過程の中で、起こるべくして起こっているという事です。

現代とは、過去の歴史に加えて、先人たち&私たちの選択の積み重ねの上に、結果として(自然に)成り立っているに過ぎません。

何が言いたいかというと、混迷や低迷は理由もなく起こり得るものではないという事です。

 

これ以上は野暮になるので書きませんが。

 

一つだけ、非常に惜しいというか、残念な部分があります。

それは、この著書は日本語が難解な部分が多いという点です。

伊勢谷氏が海外で働いていたたため?でしょうか?

もしかしたら、この著者は英文で全部書き上げて、まとめてAIに翻訳させたものかもしれないよね。

と、そんな風に思ってしまうのは、非常に回りくどくて中には意味不明な箇所があり、私だったら使わない表現だな、という文章が多かったからです。

そのため、すごく読みにくい所があります。

 

そこを差し引いたとしても、筆者のメッセージがしっかりと伝わってきた点は高評価です。

何よりも、暗黙の了解でタブー視されている故安倍元首相暗殺事件に関して、報道が伝えないまま終わった部分を筆者独自の視点で(医学的&物理学的にも)深く掘り下げて物語にした点は賞賛に値します。

真犯人は山上ではなく、中国やロシア、北朝鮮でもなく、あの国の人間としている点がやはりこの物語のキモでしょう。

 

 

最後に、印象に残った言葉を一つ紹介します。

 

「日本にはすべてがある。日本にないものは、日本だけだ。」

 

戦前・戦後を見てきた外国人ジャーナリストの言葉だそうです。

 

この言葉を読んで「ああ、なるほど!」と思った方はWGIPのマインドコントロールが解けている方だと思われます。