くにくにレコード大賞2023 | スパークル ジャーニー

スパークル ジャーニー

人生は『きらめき続ける旅』。自由・気ままに、思った事を書き綴ります。
大好きなミュージシャンの曲名でもあります。

このランキングは、特定の某大手事務所や放送業界等への忖度は一切ございません。

あくまで私の独断と偏見で選んだ今年2023年のランキングです

どうかご了承くださいませ。

 

 

 

シングル部門

 

 

01 「STARS」(B’z)

02 「ハッピー・ブギ」(中納良枝・さかいゆう・趣里)

03 「愛の花」(あいみょん)

04 「Sync of summer」(山下達郎)

05 「星の降る日に」(aiko)

06 「地球儀」(米津玄師)

07 「chessboard」(Official髭男dism)

08 「サマータイムシンデレラ」(緑黄色社会)

09 「SPECIALZ」(King Gnu)

10 「escalate」(Aimer)

 

 

 

アルバム部門

 

 

01 「Inherit the life Ⅱ」(角松敏生)

02 「今の二人をお互いが見てる」(aiko)

03 「The Goldmine」(GLIM SPANKY)

04 「DREAMIN’」(JUNK FUJIYAMA)

05 「Heat Wave」(Superfly)

06 「pink blue」(緑黄色社会)

07 「スナックJUJU ~夜のRequest~ [帰ってきたママ]」(JUJU)

08 「OPENαDOOR」(Aimer)

09 「コントラスト」(Uru)

10 「THE BOOK 3」(YOASOBI)

 

 

次点

 

「UNI」(脇田もなり)

「miss you」(Mr.Children)

「5am」(milet)

「THE GREATEST UNKNOWN」(King Gnu)

「さかいゆうのプレイリスト「白と黒」」(さかいゆう)

「soar」(浜田麻里)

 

このあたりも有力でしたが、あまり聴き込めなかったので今回は除外としました。

 

 

 

 

特別賞

 

大橋純子

 

 

 

 

ここ数年、年末が近づくと同じような想いが湧いてきます。

(たった)10枚の選出に苦労しております。

印象に残った10曲がなかなか出てこないのです。

 

私が興味をそそられるのは録音された<物>としての音楽媒体。

(ゆえに「レコード大賞」と銘打っている訳ですが…)

「良い音楽をいかに良い音で楽しむか…」という事に学生の頃から楽しみとこだわりを持ってきた私としては、「(圧縮音源の)配信限定曲が世の中を席巻するようになったら、いよいよ音楽業界も末期だな」と思い始めています。

 

「1995年~2005年の10年間がJ-POPの楽曲レベルが最も高かった黄金時代」という私の認識は、やはり間違っていなかったのかもしれません。

ラジオでも、街頭でも、巷には魅力的な楽曲が溢れていました。

近年「多様性」などというワードをよく耳にしますが、音楽業界に関しては(特にメロディに)個性が感じられず、無機質で、歌詞は意味不明で、ダンスはどこかの国の猿真似のような曲ばかり。

音楽は「聴く時代」から「観る時代」になってしまったのかもしれませんが、ステージに大勢の演者がいて、同じ衣装&同じ振り付けで騒々しく踊るのが「多様性」なのでしょうか?

(まるで〇朝鮮のマスゲームのよう)

1995年~2005年の10年間の方が、音楽の「多様性」という点では秀でていたように思います。

 

っと、昔を懐かしんでいる場合ではないですね。

 

今後の音楽業界に目を向けてみましょう。

長年幅を利かせてきたジャニーズ枠(そもそもこんなの誰が作った?マスコミとTV業界でしょ)がなくなると、次に大きな事務所枠(アミューズ等)が幅を利かせ、韓国枠が幅を利かせ…。

島国根性のわが国は根本的に大きく変わらない…という事でしょうか。

あれっ? これってダメダメじゃん(苦笑)

 

まぁ、何にしてもふざけてますよ。

NHKの紅白歌合戦なんて、視聴者から強制的に視聴料を取っておきながら、視聴者の意を汲まず、どこの誰だかわからないようなミュージシャンを多数出場させていますからね。

そもそも勝手に「ジャニーズ枠」を作った事自体が罪なのですが、そこは事務所批判に目を向けさせ完全スルー。

「自分たちも知らなかった。被害者のようなものだ」などと言う始末。

見苦しいですね。

勝手に作ったジャニーズ枠がポッカリ空いたなら、往年の演歌歌手やベテランシンガーに頭を下げて出演交渉してくれば良い。

最近のTVがつまらないのは若者の方が敏感に感じ取ってますし、すでにTVを持たない若者も増えています。

紅白をまともに観るのは私のような50代半ば~それより上の世代がほとんどでしょうからね。

(私は観ませんが)

 

音楽が「聴く時代」から「観る時代」になったのだとしたら、TVは重要な媒体になるはず。

しかし、そのTVをつけると、いつも同じ事務所の同じような面々ばかりが出ている、となると、関心を持たれなくなるのは当然でしょう。

自分たちと価値観の合わないミュージシャンにもスポットを当て、出場させてこそ、TVの面目躍如ではないかと思うのですが…。

まぁ、今後のTVをそういった視点から観てみるのも面白いかもしれません。

 

35年前、原発を批判したアルバムをリリースし、発売禁止に追い込まれたRCサクセション。

「COVERS」というアルバムですが、私はこのアルバムが大好きです。

今は亡き忌野清志郎氏が言いたい事を言い、歌いたい事を飾らない言葉で歌っている。

コンプラなんてクソくらえじゃ!と言わんばかりに。

(当時はコンプラなんて言葉もなかったですけどね)

「多様性」と「コンプライアンス」って相反する要素だと思うのです。

そこは「コンプライアンス」の大きな枠の中でこじんまりと「多様性」を主張するTV各局。

何だかつまらない時代になりましたね。

人間が小さくなったのか。

大らかさがなくなったのか。

こんな風潮の世の中では名曲が生まれてこないのも必然なのかもしれません。

 

 

あー、書きたい事を書いてスッキリした。

 

 

本題に戻ります。

 

 

 

 

最後のオリジナルアルバムと言われた「Inherit the life」(2022年リリース)の後にアルバム「Inherit the life Ⅱ」を発売した角松敏生さん。

「「Inherit the life」に入りきらない曲があって、舞台「MILAD」のサントラを作っているうちに「Inherit the life」収録曲で再編集したい曲が出てきて、それらの曲をまとめていたら1つのアルバムになってしまった。」

こういった裏切りは大歓迎です。

彼が成し遂げた舞台「MILAD」はマスコミが総じてスルーでしたが、知っている人の間では大きなムーブメントになったのは間違いないでしょう。

音楽も人生も「一期一会」

その場の音、歌声、演奏、踊り、全てが限りあるものだからこそ、音楽も人生も素晴らしいのだ。

そう角松氏は言いたかったのではないでしょうか。

あとは、この「MILAD」演者の中から将来のスターが生まれ、活躍してくれる事を願うのみです。

 

音楽活動の総決算と位置付けた「MILAD」で完全燃焼した角松さん。

来年以降はどういった活動をされていくのでしょうか。

今後も応援し続けていきたいと思います。

 

 

 

シングルではB’zの『STARS』が1位。

彼らの音楽は稲葉浩志と松本孝之というツインカムターボがフル稼働して、1+1≧2というパワーを生み出しているようなイメージです。

各々のミエナイチカラがうまく融合し、化学反応を起こして、彼ら独自のビートを刻む。

それはもはや、芸術の域に達しているのかもしれません。

35周年、本当におめでとうございました!!

 

TVドラマ『ブギウギ』の主題歌「ハッピー・ブギ」(中納良枝・さかいゆう・趣里)はなじみやすくて良い曲ですね。

2~3回聞いただけで覚えます。

こういった(ある意味昭和レトロ的な)聴きやすい曲が最近本当に少なくなったので、斬新でした。

 

 

 

 

特別賞は大橋純子さん。

長い間、ガンで闘病されておりましたが、残念ながら逝去されました。

個人的に彼女の70年代のアルバムが大好きで、いつでも聴けるよう常に携行しています。

「シルエット・ロマンス」しか知らない方はぜひ「シンプル・ラブ」や「クリスタル・シティー」等、彼女の70年代の名曲が収録されたアルバムを聴いてみてほしいです。

ソウルフルで圧巻の歌唱力・表現力を誇ったシンガー:大橋純子さんの全盛期の歌声は素晴らしすぎて言葉に出来ません。

令和のシンガーで肩を並べられるのはMisiaさんくらいではないでしょうか。

圧巻の高音&シャウトで血管が切れそうな「フィール・ソー・バッド」はMisiaさんでも歌いきれないかも。

(この方も今年亡くなられましたが)もんたよしのりさんとのデュエット曲「夏女ソニア」も名曲でした。

 

 

 

 

今年も角松さんのライヴに参戦しました。

広島公演がスキップされたので、岡山公演に行きましたが、会場となった岡山市民文化ホールがまず良かった。

取り壊しが決まっているそうで、最初で最後となりましたが、こういった老舗のホールは改修ではダメなのでしょうか。

何でも新しくし、大規模化する事が正義ではないように私は思うのですが…。

ライヴ自体の内容はアルバム「Inherit the life Ⅱ」の曲が多く演奏され、舞台「MILAD」がどういったものか想像できるライヴでした。

とても素晴らしかったです。

残念ながら「MILAD」は行けませんでしたが、DVDで発売してくれないものでしょうか。

 

そして、私自身初めてとなった杏里さんのライヴも良かった。

彼女の曲も角松さんが提供された曲が多く、聴いていて心地良いものが多いです。

シティポップの人気が再評価を得ている昨今、周南市文化会館に来てくれて嬉しかったです。

機会があれば、彼女のライヴはまた参戦してみたいと思います。

 

 

 

みなさんにとって、今年2023年はどのような曲が心に残りましたか?

来年も素敵な音楽との出逢いがたくさんありますように。