シン・ウルトラマン | スパークル ジャーニー

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人生は『きらめき続ける旅』。自由・気ままに、思った事を書き綴ります。
大好きなミュージシャンの曲名でもあります。

映画『シン・ウルトラマン』を観てきました。



子供の頃から、「スーパーヒーローと言えばウルトラマン!」だった私。
特に『ウルトラマン』から『ウルトラマンレオ』までをこよなく愛し、再放送があれば欠かさず観ていました。
(ちなみに、一番好きなのは『ウルトラセブン』です)
予告編で知った時から、今回の『シン・ウルトラマン』はどうしても映画館の大スクリーンで観たかったのです。

2016年の『シン・ゴジラ』(こちらも映画館で視聴済)と同じく、庵野秀明氏が総監督。
『実写版エヴァンゲリオン』と言っても過言ではない、あの独特の演出が今回の『シン・ウルトラマン』でもきっと観られるはず!
そう思うと…ちむどんどんするーー!!

失礼。。。


注:この後のレビューはネタバレを含むため、『シン・ウルトラマン』を観ようと思っている人はここで読むのを止めてください。


総評として感じたのは「やはり実写版エヴァンゲリオンだった」ということ(笑)
怪獣の登場シーン、禍特対のメンバーが意見交換するシーンなど、随所にエヴァの雰囲気が醸し出されています。
1966年から1967年にかけて放送された初代『ウルトラマン』を一度も観た事がない人と、何度か観た事がある人では、圧倒的に後者の方がこの映画を楽しめると思います。
だって、登場する怪獣(怪人)がほぼ同じですから。
ただ…一つだけ言いたいことが…。
最後に登場する怪獣はもう少し何とかならなかったのでしょうか!
あれではゼッ○ンではなく、使徒ですがな。。。

それにしても、2時間の映画によくもまぁこれだけ詰め込んだものだ!と感心します。
主演されている俳優さんの演技は秀逸ですし、映像も綺麗。
最初に放たれたスペシウム光線のシーンなんか鳥肌ものでした。
物語もさほど複雑ではなく、初見の方でもすんなり入っていけるのですが、ちょっと登場怪獣(怪人)が多すぎたのではないでしょうか。

にせウルトラマンに変身するザラブ星人と全知全能のメフィラス星人の話をぶっこんでますからねぇ。
まぁ、この二つのエピソードはシン・ウルトラマンと禍特対の絆や信頼関係といったものを描くためにはどうしても必要だったのでしょうけど。
その分、後半がちょっとバタバタです。

そして、一番ビックリだったのがゾフィーのくだり。
いやいやいやいや!! ありえないでしょう!!!
このシーンは逆に『ウルトラマン』を全く観たことのない人の方が受け入れられるかもしれません。

ここで視点を少し変えて考察してみましょう。
『ウルトラマン』は正義の味方であり、どんな時でも私たち地球人の味方。
地球が危機に陥った時、必ず助けに来てくれるスーパーヒーロー。
しかし、それは私たちの一方的な解釈でありエゴなのかもしれません。
ウルトラマンの視点からすると、地球はM78星雲とは何ら関わりのないただの惑星。
宇宙空間に数多漂う中のたった一つの惑星に過ぎません。
その星に住む地球人のために、彼らが命を懸けて戦う必要があるのでしょうか?

私たちは常に自分の視点(主観)で物事を見ようとします。
それはごく当たり前のことではありますが、少し視点を変えると、今までとは全く違った物の見方が出来る事も大いにあります。
ゾフィーの判断は実は重要で、「地球はとても進んだ文明を持っており、近い将来M78星雲に住むわれわれ(ウルトラ一族)にとって脅威となる可能性がある。それならば、今のうちに消滅させておくべきだ」という考え方も、客観的に見れば正しいのです。
だからゼッ○ンを仕向けるという部分はもう驚愕でしかないのですが…。

これから物事に行き詰った時は主観だけでなく、客観的に物事を見る癖をつけておくと良いかもしれませんね。

っと、話が逸れました。

1967年版の『ウルトラマン』の最終回はウルトラマンがゼットンに敗れた後、人類の力でゼットンを倒して地球を守ったという清清しいラストシーンでした。
しかし今回の『シン・ウルトラマン』はそうではありませんでした。
私にはこれがとても残念に思えてなりません。
1967年版の『ウルトラマン』を製作された方の大半は戦争経験者。
「自分たちの身は自分で守る」事の尊さ、大切さといったものを身を持って体験され、固持されていたのだと察します。
55年経って、そういった意志が全く感じられないラストシーンに情けなさを感じました。
ここに庵野監督の皮肉?メッセージ?のようなものが込められていたのかもしれない…とも思うのですが、こればかりはご本人に聞いてみないとわかりません。

なぜウルトラマンは地球人になって、地球を守ってくれたのか?
それはハヤタ隊員が自らの命を犠牲にして子供を守った行為に感動したからに他なりません。
現代の日本人のように、国防の意識など皆無で、自分の国さえ自分で守ろうとしない人々を一体誰が助けてくれるでしょう。

『シン・ウルトラマン』は特撮娯楽映画です。
しかし、その娯楽映画から感じ取れる空気感やメッセージには意外と深い闇(病み)が潜んでいるかもしれません。


最後に。
メフィラス星人の登場で、ある女性が巨大化させられてしまいます。
このシーンは大変見ごたえがありました♪
私の妻は「スカートの中は見えなかった」と話していました。

なんちゅう締めや(笑)


映画『シン・ウルトラマン』は老若男女問わず、おすすめです。



俳優の演技 ☆☆☆☆☆
ワクワク感 ☆☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆☆




映画『シン・ウルトラマン』 予告編