
<あらすじ>
ある日、動画サイトYOURTUBE に、新聞紙を頭に被った男が、某食品加工会社に放火の予告をしている動画が発見される。
その後も幾度となく犯罪予告を繰り返す男。
警視庁はこの男を“新聞男”と名付ける。
サイバー犯罪対策課は新聞男は複数犯であると睨み、新聞男らの正体や動機を探るべく本腰を入れて調査を始めるようになる。
ネット上では通称“シンブンシ”と呼ばれることの多い新聞男。
彼らは主にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で失言をして炎上騒ぎを起こした者に対して、犯罪予告をしてその後制裁を行っている。
シンブンシの真の目的は?そして警視庁サイバー犯罪対策課の包囲網は彼らを捕えることができるのか?
個人的に好きな映画である『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』『フィッシュストーリー』等で有名な中村義洋監督作品という事で観に行きました。
主演は演技派として注目している生田斗真くんと『SPEC』で心を鷲掴みにされた戸田恵梨香さんという事で、期待は否応にも高まります。
生田くんの演技は良かった。
難しい役だったのですが、彼なりの存在感をしっかりと表現できていました。
戸田さんはとにかく綺麗でした。
『駆込み女と駆出し男』の時とは全然違っていて、凛々しくてスーツが似合ってカッコ良くて。
『SPEC』の感じに近かったです。
(女刑事役ですもんね)
鈴木亮平くんも濱田岳くんも荒川良々くんも味のある演技をしていて、キャストはこれで正解だったと思います。
しかし個人的には、生田くんと戸田さんを二人の過去のどこかのポイントで絡ませてほしかったなという思いが強いです。
それがあれば、生田くんをハグする戸田さんの場面は相当感動的だったと思うのですが・・・。
この映画、2時間では少し短すぎたのかもしれません。
かと言って、最近流行りの前&後編 二部作というパターンはいただけません。
TVドラマ特番で二夜連続4時間くらいで製作すれば、もっとバランスが良くなったのではないかと思います。
この作品では、予告犯は「しんぶんし」を被って、ふざけた奴らのように思えるかもしれませんが、物語はもっと複雑で、そういった表面的なものを越えた部分に深いメッセージがあります。
世の中の腐りきった人物に制裁を加える。
百歩譲って、その正当性は理解できるとしても、『時代劇だったらね・・・』と思えて仕方ありません。
この作品を観て感動する人もいるとは思いますが、辛口の私からするともう一歩かなぁ。
素材は良いだけに、実に惜しい作品でした。
生田斗真くんや戸田恵梨香さんのファンの方は観ておいて損はないと思います。
俳優の演技 ☆☆☆☆★
シンパシー ☆☆☆☆★
おすすめ度 ☆☆☆★★
映画『予告犯』 予告編