幕末高校生 | スパークル ジャーニー

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人生は『きらめき続ける旅』。自由・気ままに、思った事を書き綴ります。
大好きなミュージシャンの曲名でもあります。

レイトショーで『幕末高校生』を観てきました。

幕末高校生

原作者は居村卓さん。
彼の名前は、薬師丸ひろ子さん主演の映画『ねらわれた学園』(1980年)で初めて知ったのですが、今回の『幕末高校生』の原作は70年代に書かれた『名残の雪(思いあがりの夏)』という作品が基になっているようです。

調べてみると、20年ほど前、フジテレビ系列局でドラマ化されているようですね。
こちらは、細川ふみえさんが主演・・・時代を感じます。

そして、70年代にも『幕末未来人』というタイトルでNHKでドラマ化されているとのこと。
凄いですね~!!
この頃はタイムスリップ物語が流行りだったのでしょうか。

<あらすじ>

高校教師の川辺未香子(石原さとみ)は生徒の高瀬雅也(柄本時生)、森野恵理(川口春奈)、沼田慎太郎(千葉雄大)はひょんな事から、1868年の日本(江戸)へタイムスリップしてしまう。
不審者として捕らえられる川辺未香子と高瀬雅也。
彼らをメリケン(アメリカ)から帰国した日本人だと勘違いした勝海舟(玉木宏)は彼らを救い、自分の屋敷に住まわせる。
しかし、時代は幕末。
間もなく、新政府軍と幕府軍との間で日本の大勢を決める戦争が起ころうとしていた


勝海舟を演じた玉木宏さんは少し軽いキャラでしたが、憎めない感じが上手く出ていて、なかなか良かったです。
西郷隆盛を演じた佐藤浩市さんはどっしりとした安定感のある演技で、これまた◎
生徒役を演じた俳優さんは(柄本時生さんを除いて)どの方も及第点ギリギリ。
特に、川口春奈さんはどこからどう見ても川口春奈さんにしか見えず、もうちょっと演技の勉強が必要かなと思いました。
親子での出演(共演ではない)を果たした柄本明さん&柄本時生さんは、個性溢れる存在感でこれからのTV&映画界を引っ張って行かれるのでしょう。
共演シーンを観てみたい気もしますが、それにはまだ時期尚早なのかもしれません。
教師を演じた石原さとみさんは以前に比べれば格段に演技が上手くなりましたが、もう一歩。
一度、底抜けに明るい役、もしくは弾けた役の女性を見てみたいなと思いました。

原作の素材としては良いと思います。
俳優さんの演技もまぁまぁ。
でも、なぜでしょう。
観終わった後、違和感が・・・。

時代劇なのに、演出が現代風だったことに少し疑問が残りました。
度々挿入される『江戸総攻撃まであと○日・・・』というテロップ、これは要りません。
それと、川辺先生(石原さとみ)が自らの欠点を思い知らされるシーンと勝海舟(玉木宏)との絡みのシーンはもう少しテンポ良く、情緒感を出して欲しかったなと思いました。
そしてそして、最後の主題歌もいけなかった。
英語で始まった事にまずビックリでしたが、途中、日本語が挟まったり、また英語に戻ったりという感じで、何を歌ってるのか訳わからない歌でした。
余韻も何もあったもんじゃない。
これなら、歌詞なしのBGMでエンディングを迎えた方がマシですね。

李闘士男監督の映画は始めて観ました。
『人間を丁寧に描く』と何かのインタビューで話されてましたが、果たしてどうだったのか?
コメディ色を強くするのか?
ヒューマンドラマにするのか?
残念ながら、今回の『幕末高校生』は一挙両得を狙って、コケてしまった感がぬぐえません。
いっそのこと、最初からコメディ色満載にして、三谷幸喜さんに監督をした方が楽しめる作品に仕上がったのではないか?と思います。

玉木宏さんと石原さとみさんの熱烈なファンの方はどうぞご覧ください。
時代劇ファンの方は・・・観ない方がいいとは言いませんが、ちょっとガッカリしてしまうかも。
それでも、前回観た『渇き。』よりは全然良いです(苦笑)


俳優の演技 ☆☆☆☆★
ハラハラ感 ☆☆☆★★
おすすめ度 ☆☆☆★★


映画『幕末高校生』 予告編