
前作にあたる『神様のカルテ』を映画館で観たのは、東日本大震災があった2011年の9月。
(ブログにも書いてますv(^-^)v)
『あれからもう2年半が経つんだなぁ』と思いながら、映画館に足を運びました。
今回も、前作の『神様のカルテ』を一緒に観に行った(医療関係で働く)友人と鑑賞することになりました。
前作は大震災の後という事もあってか
鑑賞後、『生きるとは?』『命とは?』といった壮大なテーマの激論をこの友人と交わした事を今でもはっきりと覚えています。
前作は、主人公である栗原一止先生(櫻井翔)と妻・榛名(宮崎あおい)さん、そして物語の舞台となる長野県の本庄病院の職員さんや栗原夫妻が住む御獄荘の住人さんのイントロダクションを含んだ部分がありましたが、それでもきっちりまとまった良作でした。
今作は、栗原一止先生の大学時代の友人である新藤辰也先生(藤原竜也)が本庄病院に転属してくるところから物語が始まります。
24時間365日フル稼動がモットーの本庄病院。
そこで働く医師や看護婦たちは、残業や休日返上は当たり前で働いています。
ところが、転属してきた新藤先生は休日はきっちり休み、毎日定時に帰り、夜は電話が一切つながらないという事で、職場内からクレームが噴出します。
彼がそのような勤務態度をとる理由とは?
本庄病院の消火器内科部長である貫田誠太郎先生(柄本明)は栗原先生の上司であると同時に良き理解者です。
ある日、貫田先生は勤務中に倒れてしるところを発見されます。
年中フルタイム稼動&職務効率を求められる本庄病院では、医師や職員の疲労がピークを迎えていましたが、貫田先生が倒れた原因は過労ではなかったのです。
この映画を観て考えたこと。
・医療とは?
・愛とは?
・夫婦とは?
・生きるとは?
・人生とは?
・幸せとは?
考えさせられたテーマは前作とほぼ同じですが、その深みは今作の方が上でした。
『2』と銘打つ映画は大抵『1』を超えない作品である事が多いのですが、この作品はそのジンクスを見事に打ち破りました。
これは、主演者のみなさんが全員実力派俳優だった事も影響していると思います。
単なるイケメン、単なる美女は出演していません。
最近のドラマや映画は演技すらまともに出来ない若手俳優さんの起用が多くて、観る気が失せる事が多いのですが、この映画に関しては全くそれはありませんでした。
私が日本映画界の<JOKER>(神にも悪魔にも慣れるキャラクター的なイメージ)として認めている藤原竜也さんの好演が物語に良い科学反応を与え、透明感溢れる栗原先生の妻・榛名を演じた宮崎あおいさんの演技は視聴した男性全員が心惹かれることでしょう。
(決して容姿ではなく、こんな女性とだったら結婚したいと素直に思えるかもしれません)
そして、何と言っても『神様のカルテ2』は貫田先生を演じた柄本明さんの演技に尽きると言っても過言ではありません。
その情感溢れる表情、温かみと凄みを含んだ目の表情などは圧倒的で、思わずスクリーンに釘付けになってしまいました。
本当に素晴らしい俳優さんだと思います。
日本の芸能界はイケメンばかりではなく、柄本明さんのような個性派俳優の育成に力を入れるべきだと思います。
(実際、若手イケメン俳優は多いのですが、若手個性派俳優は藤原竜也さん以降育っていないような気がします)
『神様のカルテ2』を視聴している時、涙は落ちなかったのですが、目が潤んでまってスクリーンがボヤけるシーンは数多くありました。
物語の中盤以降、ものすごくのめり込んでしまって、クライマックスは悲しさと感動で胸がいっぱいになりました。
最近の映画でやたらと多い、エンドロールで雰囲気をぶち壊してしまうエンディングテーマ曲も今回は◎
『TIME TO SAY GOOD-BYE』や『A QUESTION OF HONOR』で有名なサラ・ブライトマンでした。
奇妙なラップを取り入れた陳腐なアイドルソングやジャニーズじゃなくて本当に良かった~。
やはり、エンディングテーマ曲も含めて一つの作品ですから、映画の雰囲気に合った曲を選曲してほしものですね。
この映画は続編ですが、『1』を観ていない方も十分楽しめる作品だと思います。
幅広い世代の方に自信を持っておすすめできる一本です。
俳優の演技 ☆☆☆☆☆
考えさせられる度 ☆☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
映画『神様のカルテ2』 予告編