先日、一番美味しいときに送ってね、というご注文はプレッシャーだ(笑)、という記事を書きましたが、
いちごって同じ株から採れるものでも、時期によって味が本当に違うんですよね。
ではいちごが一番美味しい時期っていつなんでしょう?
これ、実は品種によって全然違うんです。
横田農園では「とちおとめ」と「やよいひめ」、そして今年は試験的に新しい品種「あまりん」を作っているので、この3つの品種の美味しい時期についてご紹介します
まず「とちおとめ」。
この品種は、最初に咲く「頂花房(1番花)」にできるいちごがとても美味しいです。
12月下旬から1月中下旬ごろでしょうか(年によりずれはあります)。
頂花房の花が咲き終わった後に咲く「腋花房(2番花)」にできるいちごは、実がやわらかく、日持ちも悪くなり、キズも多くなります。
また、「腋花房(2番花)」に実ができるころは、ちょうど苗が成長する時期で、苗の成長に栄養が使われてしまうため、いちごの味も薄くなってきます。
徐々に味が薄くなってくるのは1月下旬~2月ごろからです。
ちょうど今の時期くらいからですね。
次に「やよいひめ」。
こちらはとちおとめとは違い、一番最初に咲く「頂花房(1番花)」にできる実よりも、
次に咲く「腋花房(2番花)」にできる実のほうが断然味がのってきます。
2月~3月頃でしょうか。
今は「頂花房(1番花)」の収穫が最盛期ですが、2月頃から採れはじめる「腋花房(2番花)」にできるいちごのほうが断然美味しいです
というのも、やよいひめは「頂花房(1番花)」に実ができるころにちょうど苗が成長するからなんです。
とちおとめは「腋花房(2番花)」に実ができるころに苗が成長するので、品種によって成長のパターンが全然違うんです。
なので、美味しくなる時期も全然違います。
さて、今年初トライの「あまりん」は・・・
いつが美味しい時期なのか、成長パターンはどうなのか、実はまださっぱりわかりません
とりあえず頂花房(一番花)は採れる数が少なかったですが美味しかったです。
でもこの品種、どうも収穫量が少なすぎる。。
これじゃ値段を上げないと採算とれません。
これから増えてくるのかな・・