・miki(みき)と言います。子どもと作る「楽しい」が大好き。
・生き物ブームの8歳8カ月長男(小2)と、音楽ブームの5歳6カ月次男(年中)。兄弟そろって絵本と工作好き!・子どもたちの「やりたい!」には常に全力で応えていきたい、というのが目標です。
「潮干狩りの計画を立てるにあたり、潮の満ち引きの仕組み(月や太陽の引力の影響など)がわかる子ども向けの本があれば教えてほしい(意訳)」
という内容のコメントをいただきまして(ありがとうございます!)、
お返事がかなり長くなってしまいそうだったので、
勝手ながらブログ記事にさせていただきました。
潮の満ち引き!!!!!(目をカッと見開いて)
家にある本のどこかで見た!
見た記憶があるのに、いったいどこにあったのか覚えていない―――!!(致命的)
ああああ……せっかくコメントを通して私なんぞを頼ってくださったのに、
この記憶の持続力の無さですよ……。
最後の頼みの綱は、長男――!!
ちょうな―――ん!!!!
長男:「潮の満ち引き? これじゃない?」(本棚からごそごそ引っ張り出して)
コレだあああああああ!!
長男――――!!!!!(感謝)
そうそうそう、この平べったい饅頭みたいな図!(言い方)
前にも何度かブログで登場している本ですが、
1日1ページ、科学をテーマにした話が掲載されている本です。
日付けがあるので、内容も季節に合わせたものが多く、読み聞かせにもぴったりの1冊。
本日2月29日のページは、もちろん「うるう年」の話でした。
地球が太陽を回転する速さは年々遅くなっていて、
サンゴ化石の年輪から推定して、5億年前は1年が444日だったという説もあるらしい……まじか……。
4月にはこんなページもあります!
もちろん春は貝が美味しい季節っていうのもあるんですが、
それ以外にも、潮の満ち引き関係で春に潮干狩りをする理由が記されています。
あと潮の満ち引きの絵本っていうと……
やっぱりかこさん頼み!
科学のことは、だいたいかこさんが描いてくれているという安心感。
こちらもやっぱり、饅頭がつぶれたような図が掲載されています(言い方)
遠心力という単語は出てきませんが、
かわりに、太陽と月の位置関係から「大潮」と「小潮」があるっていうのがわかります。
わかりやすい図解と、必要最低限の言葉で、
とにかく「海ってすごい!」というのがよくわかる1冊です。
たとえば海の塩を全部取り出して陸の上に敷き詰めると、
150メートルもの厚さになってしまうらしいんですけれど、
それをかこさんは、「海の水は、めちゃすごい」って表現していて!
本当に「めちゃすごい」って書いてあるんですよ!(笑)
めちゃすごい。
まちがいない。
「新装版 かこさとしの地球のかがくえほん」第2期のうちの1冊で、
2022年に1期全6巻、2023年に2期全4巻が発行されました。
あと漫画だと……
実験対決シリーズ23巻「月の対決」に、潮の満ち引きの話が出てきます。
さっきの饅頭図(言い方)も登場!
作中では、潮の満ち引きの原理の話は残念ながらないんですが、
「干潟のサバイバル」もオススメ!
(※物語ではなくコラムページには、2巻に潮の満ち引きの仕組みが解説されています)
特殊なスーツで身体が小さくなった主人公たちは、
大きなカニなどから逃げながら干潟からの脱出を試みるが、
だんだん潮が満ちてきて窮地に陥るというストーリー。
フジツボの位置から満潮時の水面の高さがわかったり、
サバイバルを通して干潟の不思議が見えてきます。
しかし残念ながらですね。
潮の満ち引きの絵本といっても、
海が擬人化して月に引っ張られているとか、潮干狩りに来た子が潮の満ち引きに気付いて…とか、
そういう「物語を通して科学知識もわかる!」みたいな絵本が見つかってなくて……。
全部、科学絵本&科学漫画!
申し訳ない!(汗)
少しでも何か参考になりましたら幸いです。
***
ついでに最近の我が家の兄弟の読書ラインアップ。
相変わらず次男はサンチャイルドのビッグサイエンスシリーズ好き。
福音館のかがくのともシリーズよりも(こっちも大好きですが!)、
写真がいっぱいで大きくて見やすいのが特徴です。
来年度のラインアップはこんな感じ。
意外にうめぼしやラーメンの作り方絵本って見たことなかった気がする!
個人的に3月の「せかいのいえ」が気になります。
遠い昔、長男が「イグルーつくりたい!」とか言いだして、
「かまくらじゃなくてイグルー!!??」ってなった懐かしい思い出……。
長男は最近は、この角川まんが人物伝シリーズを片っ端から。
図書館で借りてもう返しちゃったものも多いんですが、今、手元にあるのはこちら。
スヌーピーの生みの親、チャールズ・シュルツの物語が今のところ一番好きみたいです。意外!
そんなこともあるので、選ばず片っ端から予約してます。
偉人の伝記からいろいろ学んでほしいですが、
できればこのセリフは真似しないでいただきたい(笑)
(工作用品などで散らかり放題の部屋を見ながら)
「ジュニア空想科学読本」も読み進め中です。
時々、「これがこうなんだよ!」って興奮気味に私に教えてくれるんですが、
私が読んでいないせいで今ひとつ何を言っているかわからない(笑)
え、ジャムおじさんが怪力って、何???
あとは兄弟揃ってヒットしたのはコレかな。
「錦鯉を創る」です。
ちょうど読売子ども新聞で錦鯉が載っていたので、その流れで。
2023年7月発行、小学館図鑑NEOの科学絵本シリーズです。
これを読んで、なぜ新潟が錦鯉の産地になったのかがわかりましたし、
新しい品種を生み出すところはやっぱりワクワク!
この銀色の大きなメスと、朱色の模様が入ったオス。
かけ合わせたらどんな色と柄の子が生まれてくると思いますか??
いや――読みながら3人で「おおおおおお!」って興奮!
こたえはぜひ絵本で!(笑)
こちらは2023年6月発行。
いわた慎二郎さんの「〇〇の一日」シリーズから、宿場町の一日が出ました。
2023年10月に放送した「歴史探偵」の「江戸の旅ブーム」が楽しかったんですよね。
「わらじってそんなに歩きやすいものだったの!?」
「でもそんな頻度で履き替えるの!?」
「持ち物をいかにコンパクトにするかっていう技術がすごい」
「箱根の関所が厳しすぎるー!」
「大井川に橋がかけられてなかった理由と、衝撃の川の渡り方!」
って感じで、歴史をあまり知らなくても楽しめる内容で!
「宿場町の一日」を読みながらいろいろ思い出しました。
こちらの歴史探偵、お金はちょっとかかっちゃうんですけれど、NHKオンデマンドで観られます。
あと定期的にやってくる「寿限無」ブーム。
ノラネコぐんだんシリーズでおなじみ、工藤ノリコさんの絵で、とっても読みやすくてわかりやすいので、
落語の入口としてもオススメ!
最近、読書記録がほとんど書けてないので、
あとで後悔するのは自分だ―――!(絶対忘れる)ってなりながら、追いついておりませぬ。
頼む、子どもたちよ、覚えておいてくれ。頼む。
(そしてこの母に教えておくれ――)