・生き物ブームの7歳7カ月長男(小1)と、音楽ブームの4歳5カ月次男(年少)。兄弟そろって絵本と工作好き!
・子どもたちの「やりたい!」には常に全力で応えていきたい、というのが目標です。
↑ひとつ前のブログは子ども新聞の話!
以前、長男のお友達くんが、
「自分はこんなことができるんだよ!」って私にアピールしてきたことがありました。
我が家では取り組んでいない内容でしたし、
算数センスが抜群のお友達くんです。
「おおおすごいね!」って普通に興味深く話を聞いていました。
そこでお友達くんのママさん、お友達くんに声をかけたんですね。
なんという言葉だったかはっきりとは覚えていないんですが、ほどほどにね、っていうニュアンスの言葉だったと思います。
そこでお友達くんが言った言葉。
「ぼくは自慢が得意だから!」
いやー笑っちゃいましたよね、思わず。
潔くてアッパレ! 素晴らしい!
それに対してママさんも、叱ったり苦言を呈することもなく、
「そうなの?」って笑って、「言う相手は選ぶようにね」と一言。
そうなんですよね。
お友達くん、自分がやっていることが自慢だということがわかっていて、
それを言う相手は長男ではなく私。
ちゃんとわかっているし、お子さんを否定しなかったママさんも見事だなって。
聞きますよ――! 聞きますとも!(笑)
言う相手として選ばれた私。むしろもっと聞かせて!(笑)
果たして、子どもが自慢することは、良しか悪しか。
自慢、というと、長男が年長時代を思いだします。
年長からそろばんを始めた長男。
しばらくすると、かけ算を覚えるようになりました。
私は九九を教えていませんし、当時、その教室でも九九はしっかり覚えさせていませんでした。
九九表を片手にかけ算の練習をするうちに、
勝手に九九を覚えていったという感じです。
朝、登園の時に長男が、他の幼稚園のママさんに言うようになりました。
「ぼく、かけ算やってるんだよ!」って。
親子ともに親しくしているママさんなら事情も話せますが、
微妙な距離感のママさん相手にコレだと、ちょっと思うところがないでもない。
だって、子どもがいきなりかけ算とか言いだしたら、どんだけ教育ママなの!?って感じじゃないですか!(笑)
これが本音その1。
もうひとつは、自慢話をされて不快に思われないかな、っていうこと。
現にそのママさんは困ったような顔をされていたので。
でも、長男の言葉を否定するのも違うような気がして、でもでも、ママさんに何も言わないっていうこともできなくて、
「ありがとうございます、すみません」といつも簡潔に伝えていました。
正確に言えば、
「聞いてくださってありがとうございます」、「困らせてしまってすみません」、それを省略して、「ありがとうございます、すみません」。
さて、そんなこんなで。
長男の自慢に対して、どう対応しようかはっきりとした方針が出ずにモヤモヤしていた頃。
そろばん教室の前で、顔見知りのママさんに会いました。
2人の娘さんをそろばんに通わせているママさんで、
意見をしっかりと口にするタイプの方です。
長男と一緒に児童館に通いつめていた頃、何度かお話したことがあって、そろばん教室で再会した時にママさんが私たちを覚えていてくださったんですね。
で、その日も長男はそのママさんに言いました。
「ぼく、かけ算やってるんだよ!」って。
ママさんは笑顔で「すごいね!」って褒めてくださいました。
私はいつもの癖で、「ありがとうございます、すみません」と伝えたところ、ママさんは不思議そうに「なんで?」って私に言ったんです。
「だって、これが今、息子くんががんばっていることなんでしょう?」
目からウロコ。
中途半端だった私が一刀両断された瞬間でした。
たとえば長男が褒められた時は、
「いやいやそんな」とか「でも〇〇はダメで」とか謙遜して、長男を下げるようなことをしないように心がけています。
褒められたのは長男であって、私ではない。私が謙遜する理由がない。
そんな時は素直に「ありがとうございます」と感謝を伝えて、
本人に「褒められてよかったね」と声をかけます。
……まぁ、万が一私自身が褒められた場合はですね! 全力で「いやいやいやいや!」って謙遜しまくりますけれども!(笑)
それが「長男が自慢すること」については、
「長男」と「私」をうまく切り分けられずにいたんですよね。
混合しちゃっていたことに、「息子くんががんばっていることなんでしょう?」の一言で気付かされました。
「相手が不快に思っているかもしれない」というのは、あくまで私が勝手に想像していること。
実際、かけ算の話なんて、実害が出るレベルの迷惑行為でもなんでもない。
もしも相手が本気で怒ってきたのならば、その時は、私は親として子どもと一緒に謝ればいいだけの話です。
私が教育ママに見られるかどうかなんて、
そんなもん、思わせておけばいいだけの話だった!!!!(笑)
スッキリ。
がんばっていることを「がんばってるんだよ!」って言葉にしたくなるのは、子どもに限らず大人だってそうだし、
「がんばってるね」って声をかけてほしくなるのは当然。
それに、長男がかけ算の件で声をかけていたのはママさんたちだった。
長男の友達くんが自慢してきたのは、大人である私だった。
ちゃんとわかってる。
ちゃんと見極めてる。
もしも自慢したことによって子ども同士でトラブルが起きたのなら、
それも「人とのコミュニケーション」という意味で、経験すべきもので、
経験を通して少しずつ「さじ加減」を覚えていくものだと思うわけです。
その経験という機会を、自分の都合のためだけに私が奪ってはいけない! 反省会!!
今度から強い気持ちを胸に、
子どもたちが自慢を口にする横に立っていようと思います。
がんばれ私。(笑)
実際、幼稚園時代、長男は「自慢するのはダメだよ!」と友達に強く言われたことがあります。
「自慢するなって言われた」って、しょぼんとした顔を覚えています。
何を自慢したの?って聞いてみたところ、
「ヤモリ飼ってるって言ったら、自慢するなって言われた」
…………。
……それは、自慢なの????(疑問)
ちょうどヤモリを飼い始めた頃の話です。
今はもう、元いた場所に返してしまっていますが。
いや――思わず言っちゃったよね!
「じゃあ、君も飼ってみたらいいんじゃない?って言ってみたら」、って。(笑顔)
「ヤモリがよくいる場所は教えるし、飼い方も教えるし、毎朝冷蔵庫からミルワームを取り出してあげるだけだよ☆」って。(笑顔)
大人げない!!!!!
反省して、私!!!!!
「自慢はダメ」って低年齢の子どもに伝えるのは、これが危険だなって思っています。
さじ加減がわからない。
「それはダメなんだよ!」って相手にいらない正義感を振りかざしてしまう。
「自慢はダメ」と伝えるのは簡単。でも、それじゃ意味がない。
伝えられることは、冒頭のママさんのように「自慢する相手は選んでね」くらいで、
全部ひっくるめて、後は経験するしかないんだろうなーって。
また自慢することによって、
「それで満足してそれ以上伸びなくなる」っていう向上心の損失っていう懸念もなくもないんですが、
「いやいやいや自分できませんから」って後ずさりするくらいなら、
「ぼくできます!!!」って大見得切るくらいでもいいんじゃないかなーと。
それで本日の結論としましては。
子どもが自慢する相手に選ばれるような大人になります私!!!
コレです。
結局自分の話か―――い!って感じですが、
子どもたちのことはもう子どもたち自身に任せるとして、
じゃあ私はこういう大人になりたいなって。
少なくとも幼児から低学年くらいの子どもに自慢されたくらいで、気分を害するような狭量な大人にはなりたくない。
懐の広いカッコイイ大人になりたい!!!(笑)
見ていて、我が息子たちよ!!!
あ、ちなみにこの写真は干潟の観察センターで作った「種つき」です。
「羽根つき」の種バージョン。
どんぐりをくるんだ布を羽根代わりに遊んでいたんですが、
あっという間にどんぐりが砕けまして……。
羽根つきの羽根の重りに使われているのは、
とても硬くて丈夫なムクロジの種らしく、
ちゃんと理由があってこの種を選んだろうなって。
ムクロジは漢字で書くと無患子。
「子が患わない」という願掛けでもあるようです。
元気いっぱいの子どもたちが、これからも自慢できるくらい「がんばる」パワーを蓄えていけるよう、サポートしていけたらいいなと思います。
***ここから本の話!
すばらしすぎるタッチペン図鑑「はじめてずかん1000」の姉妹本が発売されてた――!!
ずばり、「まいにちのことばずかん1500」!!
「はじめてずかん1000」は次男が2歳半の頃に購入しました。
これがもうね、素晴らしすぎるほどすばらしくて!(大絶賛)
長男の頃に発売されていなかったことが悔やまれるほどでした。
それでも長男の時代は、
私がつきっきりで音声のない図鑑を開く時間があったんですが、
次男の頃になると兄弟2人いるので、私の手が行き届かず!
音声ペン、最高でした。
「長男の図鑑があるしなーどうしようかなー」って、一瞬でも悩んだ私を殴りたいレベルで購入してよかったです。
あれから2年。
今となってはもうボロボロ!
修繕した痕がまぶしい!(笑)
そんな「はじめてずかん1000」の姉妹本が書店に並んでいたら、
思わず声をあげて駆け寄ってしまうのも無理はない(笑)
「はじめてずかん1000」に対して、
こちらは「毎日の生活で役立つ言葉を、36種類のクイズやゲームで覚えられる」というものです。
↑はじめてずかんにも「スープをつくろう」というページがあり、
次男どころか長男もハマった料理ゲームのほかに、
↑電話をかけるゲームで数字に触れあったり、
↑どうぶつにエサをあげるページまで!
絶対に親子で楽しいやつ。(確信)
あああああ次男現在4歳5カ月……。
ちょっと遅いかなぁ……でもすごく欲しい……。
これが3歳くらいだったら、まず間違いなく購入していました。迷うことなく!
書店って、足を踏み入れると恐ろしい場所ですね。
つい財布の紐がゆるくなるー!(笑)