・昆虫ブームの6歳0カ月長男(年長)と、ピタゴラブームの2歳9カ月次男。兄弟そろって絵本好き!
・子どもたちの「やりたい!」には常に全力で応えていきたい、というのが目標です。
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前にも同じような話を書きましたが、
小学校&中学校時代はオーケストラ部に所属していました。
担当の楽器はヴィオラ。
ヴァイオリンより少し大きくて、少し音が低い弦楽器です。
……っていう説明を、この人生で何十回と繰り返し、
「わかった! 座って弾くやつだ!」
……っていう返答に対して、
「それはチェロです」って何十回と繰り返したマイナー楽器!
それがヴィオラ。
大丈夫です。
ヴァイオリンのお友達ってことだけわかっていただければ大丈夫です。
多くは望まない、それが陰の立役者たるヴィオラ奏者。
むしろ街中で楽器ケースを背負っている時、
「ヴァイオリン?」って聞かれると、もう上記のやりとりをするのが面倒すぎて、笑顔で「はい」と答えてしまう。
そんな楽器です。
気になってくださるありがたくも奇特な方は、どうぞググってやってください。(笑)
そんなわけでオーケストラ部。
ユースのオーケストラでも活動していて、
休日はほとんど練習日だったので、
休みって何それ美味しいの??みたいな10代の日々だったわけですが。
別に「音楽大好き!」っていうわけでもなく、簡単に言ってしまえばなりゆき。
なりゆきだけど、練習は相当ハード!
小学校も中学校も、合奏コンクールで日本一を目指すような学校です。
もうね。もはや記憶がトラウマレベル!
楽器の演奏って、たぶん見た目以上に体力を消耗します。
まだ小学生。
この演奏で今日の練習は終わりだ――!!!と思って、最後の力を振り絞って弾き終わるわけですよ。
ところがどっこい、無情にも再びタクトが下ろされる。
そうすると、否が応でも再び背筋を伸ばして椅子の前半分で座り、楽器を持ち上げて弓を動かす。
もはや条件反射。
あと、やらないと小太鼓のバチが飛んで来たりしたので。(先生が怖すぎた)
さて、話を現在に戻しまして。
その条件反射をいまだに活用することがあります。
育児で疲弊していて、寝かしつけが終わって、まだ家事が残っている時!!
動かない身体を動かす麻薬です。
フィンランディアとか運命とか口ずさみ始めたらもはや末期!(笑)
最初は管楽器だけの演奏ですが、しばらくしてすぐに弦楽器も加わるので、
かつて無理やり気持ちを奮い立たせて楽器を構えていた記憶が、私の身体をシンクへと向かわせる!!(※皿洗い)
いや――先月のことなんですけれども。
ちょうど夫の仕事が忙しかったり、私の自宅仕事も舞い込んだり、いろいろ重なっちゃったんですよね。確か。記憶喪失。
亡霊のごとくフィンランディアを歌っていたのは覚えてる。(末期)
私にクラシックを歌わせてはならぬ。(笑)
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そんな私のおかしな癖(?)を知らない子どもたち。
平和に音楽遊びをしています。
バンドを組んでみたり、
マイクスタンドが欲しいと頼まれて、
私の譜面台におもちゃのマイクを貼り付けてみたり、
お皿をシンバル代わりに叩いてみたり、
楽器を合わせてみたり。
お、おおう……次男よ、そっとね!?
無造作に弓を掴んじゃってる右手が怖い!!!!(恐怖のセッション)
そうそう、児童館にあるこのおもちゃがすごくよくて!
次男が持っているアンパンマンのおもちゃです。
これ、キャラクターがそれぞれ楽器を持っていて、
押すとその楽器の演奏をしてくれるんですが、
たとえばアンパンマンマーチでも、
太鼓を持っているバイキンマンを押すと、太鼓の伴奏しか流れない。
そこにキーボードのメロンパンナちゃんを押すと、
キーボードの演奏部分が重なります。
おお、ところどころアンパンマンマーチっぽいメロディーが増えてきた!
一度すべての演奏をやめ、今度はトランペットのアンパンマンだけポチリ。
するとアンパンマンマーチのメロディーを演奏してくれます。
アンパンマンがほぼ主旋律を担当!!
でも、旋律しかないから味気ない。
そこに他の楽器を重ねていくと、あら不思議!
一気に演奏が華やかに!!!(興奮)
伴奏担当のマイナー楽器・ヴィオラを弾いてる身としては、
「ほら! たとえ旋律じゃなくても、音楽の広がりのためにも伴奏はとっても大事なんですよ!!」
ってことがわかりやすいこのおもちゃは、神の知育玩具だ!!廃盤になってしまって残念すぎる!!
と思ったんですが、
他のママさんにこの熱意はまったく伝わらなかった……無念。(笑)
とりあえず次男はこのおもちゃが好きなので、
そのアンパンマンマーチのメロディーにあわせて、おもちゃピアノを弾いてあげたらとっても喜ばれて、
児童館でエンドレスアンパンマンマーチになっていました。(笑)
楽器があって、音さえわかれば、知っている曲も演奏できる。
今はそれだけ、息子たちには理解してもらえたらいいなと思っています。
で、やりたくなったらやればいいと思います。
適当か!(笑)
絶対音感は子どものうちしか習得できないと言われていますが、
大丈夫、相対音感なら大人でも習得できるから! 問題なし!
長男の時も次男の時も、大活躍したピアノ本。
未だ現役。(笑)
いずれキーボードくらいは家にあると面白いかもしれないなーとは思っています。
そんなに凝った品じゃなくていいので! これで充分!
一方、長男。
年長クラスは鼓笛があるので、
春休みくらいから、自分で進んで鍵盤ハーモニカを練習するようになりました。
そういうことなら!ということで、私もちょっとお手伝い。
正確には、長男と一緒にドレミで楽譜を歌って覚えました。
個人的に、楽譜をドレミで歌えるようになれば、5割はできたも同然だと思ってる。(極論)
楽器で演奏するのは二の次!
とりあえず歌えるようになってから!
で、次に教えたのは、
「たとえ一音間違えたとしても、そこはもう気にせず捨てて、止まらず演奏できるようになること」
でした。
何を教えてるの?????(笑)
いや――だって鼓笛ってつまり合奏だし。
ソロの演奏なら、音を間違えて立て直すのに時間がかかっても問題ないけれど、
合奏でそれをやってたら置いてかれる!!
完全に自分に身に覚えのある話。(笑)
そういえば以前、フルート作りに挑戦してみたことがありましたが、
(そして惨敗しましたが)
スズキ楽器の手作り楽器キットがちょっと楽しそう!そして可愛い!!
とか思ってしまったり。
音楽を学ばせるというわけではなく、
音楽遊びがもっと広がっていくようなきっかけがないかなーと模索中。
キュッパや5ひきのねずみたちのように、
やっぱり自分で楽器を作ったら楽しいだろうなと思います。
結局、工作に着地させようとしてしまう悪い癖!!!(苦笑)
最近我が家でお気に入りの本シリーズ