ある晴れた昼下り、荷馬車が進む道。




結局、ドナウ川へ降りる道を探すのが面倒臭くなり、バルカン半島中央部に位置するTOKYOトラウトカントリーへドナドナと行くことにしてみました。














ここで店のおじさんにバルカン半島からドナウ川へ降りる入渓ポイントなど色々とブルガリア語で尋ねました。




僕のブルガリア語はまだまだ本場のブルガリアン達に比べれば本物とは言えません。



けれども出来たての柔らかいブルガリア・ヨーグルトのように、滑らかなビヒダスの効いた会話は出来ていたかと自分では感じていました。
















「ブルブル ガリガリ ガレリタ ダルダル?」

(あのスロープのあったところは入渓ポイントですか?)



僕がそう言うとおじさんは頭皮に縦横無尽にバリカンを徘徊させながら、実にブルガリアンらしい声音で僕に返答しました。




「ソウガリ!!」




ブルルルル、ガリッガリッ・・・



あたかも店の奥から満面の笑みを浮かべた沢口靖子が大量のリッツをお盆に載せて持って来るような軽快な音をバリカンは奏でていました。






「テンキューガリガレ♪」



「ブルブル!ガリガリ!!」



「ユ〜グルト♫」



こうして僕とおじさんはそれなりにチチヤスで、けれどもプチダノンな牧場の朝に相応しい会話をしたのでした。





 










それにしてもドナウ川、DO NOW!



綺麗なドナウ川のせせらぎに心が洗われます。















しかし初めてドナウ川で釣りをしたものの魚からの反応は皆無で、相変わらず苦戦を強いられていました。


「やばい!キャストをし過ぎて筋肉に乳酸が溜まったみたいだぞ?」


どうやら僕の筋肉が乳酸菌を欲してるようです。



僕は少し疲れた身体を癒やすように視線を下に落すと、徐ろにブラジャーのホックを外してチチヤスめすることにしました。














僕がR-1指定のチチヤスみしながらセクシーに釣りをしていると何匹かの魚がチェイスしてきました。

何度も合わせるのですが、途中でセクシーにポロリとなったり、全く魚を釣ることは出来ませんでした。




それにしてもドナウ川で釣りができただけでも自然の恵みを感じることができて本当に気持ち良い・・・
















大自然の『ナチュレ恵』を味わいながら、僕は心の底からビフィズスチックにそう思いました。

















そのように僕が感傷に浸りながら釣りをしていると上流から1匹のアヒルさんがやってきました。




















「俺、ドナウドダックっていうんだ♪」

















僕は耳をダンボにしながら、ドナウ川に住むドナウドダックがフライドチキンな科白を口にするのを見守りました。




「今まで牛乳はヨーグルトを作る為だけにあると思っていたけど、今はアイスクリームを作りたいと真剣に思ってるんだ!」



「俺はそのアイスクリームを『ハーゲンダック』って名付けようって決めてるのさ?」




ドナウドダックの言葉はまるで牛乳がゆっくりと発酵して、マイルドなヨーグルトへと昇華するように僕の脳でカタチ作られて行きました。





それからドナウドダックがカーネル・サンダース達に捕まらないことを切に願いました。





ドナドナ・・・

















ドナウ川のシロタ下部付近で、僕は優しく魚達を救って疲れを癒やしてあげました。


















ブルガリアのナチュレな魚達に出会えて、僕はブルガリアの恵を感じていました。

















けれどもブルガリアを語るのに、バルカン半島とエーゲ海、ブルガリアヨーグルトだけで、これからどう話を膨らませて行けば良いのか正直、僕は不安でいっぱいでした。
















もう『エエ外科医』や『ドーナウのか?』、最後の切り札の『ドナウドダック』まで使ってしまった僕は途方に暮れていました。




ブルガリアで単独ダイエット留学することがどれだけ大変なことか、リスナーの皆さんなら少しは分かって頂けれるかと思いたいところです。
















そんな不安な気持ちを抱えながら、僕は夕暮れ時の太陽に照らされる黒海を眺めていたのでした。












このあと僕は遠いブルガリアの地で黒海中継をする事になるとは思ってもみませんでした。




to be continued・・・