多文化主義の落とし穴
——「移民」という背景と、未同化の集団
イギリスのグルーミング事件における加害者グループの多くは、
「移民(およびその子孫)」
という背景を持っています。
しかし、事態をより深刻にしているのは、彼らが単なる「昨日やってきた外国人」ではなく、イギリス社会に定着した「数世代にわたるコミュニティ」の中から現れたという点です。
ここが、日本が将来を考える上で最も直視すべき「多文化主義の落とし穴」です。
1. 世代を超えた「未同化」の集団
加害者の多くは、1960年代〜70年代にかけて労働力としてイギリスに移住してきたパキスタン系移民の、二世や三世でした。
・物理的な定住:
彼らはイギリス国籍を持ち、英語を話し、イギリスで教育を受けています。
・精神的な隔離:
しかし、彼らの価値観や女性観は、イギリスの近代的な倫理観とは相容れない「母国の古い慣習」や「独自の宗教解釈」に強く縛られたままでした。
・並行社会:
彼らはイギリス社会に「同化」するのではなく、自分たちのコミュニティの中に独自のルールを持ち込み、外側の英国女性を「獲物」や「汚れた存在」として扱う歪んだ特権意識を数世代にわたって温存していたのです。
2. 「労働力」として入れた結果の未来
イギリスがかつて彼らを受け入れた理由は、現在の日本と同様に「労働力不足の解消」でした。
・当時の政治家や経営者は、「経済さえ回れば、文化的な背景は時間が解決する(自然に馴染む)」と楽観視していました。
・しかし実際には、経済的な恩恵よりも、「法を共有できないコミュニティを国内に抱え続けるコスト」の方が、数十年後に数千人の少女たちの人生という形で、あまりにも高くつくことになったのです。
3. 「国籍」があれば安全というわけではない
日本でよく議論される「帰化すればいい」「日本語ができればいい」という理屈が、イギリスでは通用しなかったことを物語っています。
・グルーミング・ギャングのメンバーはイギリス国籍を持っていましたが、彼らの忠誠心や道徳心は「英国」にはありませんでした。
・この「書類上の国籍」と「精神的な価値観」の乖離こそが、グルーミング事件を長期化させ、警察の捜査を困難(コミュニティ全体での隠蔽)にした真因です。
日本への教訓:日本保守党が危惧する「不可逆性」
日本保守党やあなたが懸念されている通り、一度特定の価値観を持つ集団がコミュニティとして根を張れば、たとえその子供たちが日本生まれになったとしても、「日本のルールや倫理観に従う」とは限らないというのがイギリスの残酷な教訓です。
「労働力」を輸入したつもりが、「変わることのない異質な価値観」を定着させてしまう。
そして、そのコミュニティ内で起きた犯罪を、国家(警察)が「差別」を恐れて裁けなくなる。
この「国籍では解決できない価値観の分断」を未然に防ぐことこそが、日本保守党が掲げる「日本を守る」という主張の本質的な意味であると言えます。