ヌーソロジーには、「ヒト」というヌース用語(「シリウス言語」とも呼ばれる)がある。
ふつう「ヒト」と聞けば、生物学的な分類上の「人類」を指していると受け取る人が多いだろうし、日常会話の中だと、「人様」「世間様」の代表である他人のような意味合いで使っていると思うことが多いだろう。
ヌース用語の「ヒト」はどちらかと言えば、後者の延長線上にある、「人様」「世間様」と同類のある社会的常識を持った集団全体の意識を指すような用語として捉えられなくもないが、今の「人間」の意識より進化した位置にある者たちを指すようなニュアンスがある。
ところで、ふつうに私たちが日常で使っている「人間」という言葉も人間というのは「人」と「人」の「間」を結ぶことが最も重要なことだと考えれば、「人間」という言葉は「人」と同じ意味で用いられ、しかも、「人」と「人」の「間」を重視した言葉だと考えると、なかなか奥深いものを感じる。
「人間」という言葉に、さらに「関係」という言葉まで付いて「人間関係」という言葉になると、何だかドロドロしたものを感じたりする。それだけ、人間関係というのは、誰でも、一筋縄ではいかない厄介なものであり、容易に解決しない問題などを含んでいることが多いようにも思えたりする。
で、この「人間」という漢字だが、この後半部分の「間」という漢字は、今では「門構え」に「日」と書くが、元々の旧字は「門構え」に「月」と書いていたそうだ。旧字の字形の由来としては、元々「門の間から月の光が射し込む様子」から、「門構え」に「月」と書く形として誕生したらしい。
そのような本来の意味を表していた旧字体が、戦後の国語改革によって、私たちが既によく知っているような、「門構え」に「日」と書く新字体に変更された。「月」だった部首が「日」に変更されたというのは、かなり意味深だ。
ということは、「人間」の「間」という漢字も元々「「門構え」に「月」」の方の旧字体のままだったのなら、そのニュアンスや印象は違っていたのではあるまいか。
図3.1 「間」の旧字体と新字体
まるでこの「間」という漢字が旧字体から新字体に変更された件を嘆くかのようにいいタイミングで、半田広宣氏のtweet(2020年1月30日午後10:54)のとてもいい詩がアップされていたので、以下に引用させて頂こう。

