ヌーソロジーの魅力の一つに「何かよくわからんけど、面白い」というのがある。この「何かよくわからなさ」をここでは大事にしよう。わくわくするものは大体、よくわからない。半分わかってるようで、半分ちっともわからない。

 

タイカ、トウカ、チュウワ。ヌーソロジーの最も基本的な用語だ。元々は響きだけだったらしいから、ここではカタカナで書いてある。用語と聞くと、定義だとか使い回しだとか言われてウザくなる。

 

タイカ、トウカ、チュウワ。タイカ、トウカ、チュウワ。何度も唱えていると呪文のようになる。タイカ、トウカ、チュウワ。タイカ、トウカ、チュウワ。何かのラップのようになる。

 

タイカ、トウカ、チュウワ。タイカ、トウカ、チュウワ。スーパーヒーローたちが敵と相(あい)対したときの必殺技のようにも思えてくる。タイカ、トウカ、チュウワ。タイカ、トウカ、チュウワ。これはこれで響きとしては気持ちいいけれど、ちょっと漢字にしてみる。

 

対化、等化、中和。何か二つのものが相(あい)対する。それを同じものの別側面として見立てる。それを一緒くたにしてごった煮する。不正確だが、そんな想像から入ればいい。不正確さなど、人間は後からいくらでも訂正が効く。

 

対化、等化、中和。線で結んで、三角形にして、逆三角形をあてがう。まずは図形的なイメージから入るのだ。男と女。火と水。精神と物質。言葉とイメージ。具体と抽象。

 

対化、等化、中和。対立的であると同時に、互いに補完的。並べたり、突き放したりしながら、よく見比べたり、ぼやんと眺めたりする。似ている所と、全然違う所を見つける。、互いを同じものの反対側の側面として見れるか否か。

 

タイカ、トウカ、チュウワ。タイカ、トウカ、チュウワ。またカタカナに戻してみる。さっきと何か印象は変わっただろうか。

 

タイカ、トウカ、チュウワ。タイカ、トウカ、チュウワ。p-p-チェーン。CNOサイクル。タイカ、トウカ、チュウワ。タイカ、トウカ、チュウワ。p-p-チェーン。CNOサイクル。なんかちょっと違ったような……まあ、いっか。

 

1.1 自己側と他者側のcave compass

(出典:旧ヌースアカデメイア・サイト)