ローカル出産&育児事情 | 冷静と情緒不安定のあいだ

冷静と情緒不安定のあいだ

2013年生まれの男の子のママ。40歳、フィリピン・マニラで二人目治療はじめました。



用事があって現地語の先生とお出かけ。
(先生に通訳をお願いしました)


帰りにお礼も兼ねてお茶をしたときに、
現地の出産、子育て事情を聞いてみました。


クリップ妊婦の体重管理

そんなものはありません。
今でも、「赤ちゃんのぶんまで食べる」というのが
主流の考えのようです。


私がクリニックで見かける妊婦さんも、
かーなーりbigです。なので、「アンタ、本当に妊婦?」
というような目でいつも見られています。


自分では、だいぶお腹がでてきたな~と思うけど、
周囲の人からは、横から見れば妊婦だとわかるけど、
前後から見たり、座ってると妊婦に見えないと言われます。



ちなみに、ココナッツのジュースが、
安産にいいそうです。私も飲もうかな~。


クリップ帝王切開?自然分娩?

以前に書いた気がしますが、
生まれる曜日や時間を気にするこの国では、
計画分娩が可能な帝王切開が好まれています。
特に富裕層にその傾向が強いそう。


私立病院ではほとんど帝王切開なのですが、
(ちなみに私の主治医も帝王切開しかしない派)
産後、2週間とか入院させられるらしく、
手術+入院費で病院の経営にかなり貢献するそう。


他方、公立病院は自然分娩が主流な一方、
70%近くの割合で新生児黄疸がでるんだとか。
(かなり多いですよね…)


例のブルーのライトの光線治療をするのですが、
治療に関する正しい知識がない親たちは、恐怖のあまり、
赤ちゃん連れて、病院を脱出しちゃうらしいです。
Dr.やナースもちゃんと説明してあげればよいものを…。


なので、光線治療器の後ろの壁には、
「ここで赤ちゃんを連れ出して逃げてしまうと、
深刻な後遺症が残るかもしれません。逃げてはいけない」
という標語?のようなものが掲げられているそうです。


すごいな。


クリップ紙おむつ?布おむつ?

紙でも布でもなく、おむつナシ育児なんだとか。


高温多湿なこの国では、おむつはムレるので
かわいそうというのがその理由らしいです。


夜、寝るときは、お布団の上にプラスチックの
シートを敷いて、お布団へ染みるのを防ぐそう。
…なんか、寝心地悪そうだなあ。


生後6ヶ月くらいから、日本でいうところの
トイレトレーニングを始めて、おしっこについては、
それなりにコントロールできるようになるみたいです。
う○ちの方は、おしっこよりハイレベルなんだとか。


トイレトレーニングが完了するまでは、
排泄のたびに水浴びをして、服を着替えさせ、
家の掃除をするそうです。


ほとんどの家に洗濯機なんてないので、全て手洗い。
この国のママは大変です。


ちなみに、雨季は洗濯ものの乾きが悪いので、
七輪のようなものに炭を炊いて、その熱で乾かすそう。
なので洋服は常にスモーク臭。でも防虫効果あり?


そんなわけで、雨季の出産は嘆きの対象だそうです。
私も、雨季のおむつの乾きが今から心配です。


クリップ沐浴

さすがに冷水だと赤ちゃんが泣くので、
汲んだお水を日なたにおいて、常温にしてから、
沐浴をさせるそう。


いずれにしても、お湯じゃないってことです。


乾季は、政府のお水が来なくなることも多いので、
どこの家も井戸水を併用しているのですが、井戸水は、
やはり冷たいんですよー。


しかも、雨季の曇天だと水が常温になるのにも
時間がかかりそうです。


クリップ赤ちゃんの洋服

日本では、特に首が据わらないうちは、
前開きのものが主流ですよね。


こちらでは、おむつナシ育児によりおむつ替えの
必要もないので、赤ちゃんのお洋服は新生児時代から、
上下セパレート、そしてなぜか後ろ結びが主流。


生地はコットンだけど、ガーゼとかフライスとか
天竺といった吸収性、通気性に優れたものではなくて、
シャツのような固い綿生地なんだそうです。


もちろん素肌のうえにそのまま。
あんまり着心地よくなさそう…汗とか吸うのかな?


クリップ母乳はいつまで?

基本的に、ワーキングマザーとかでなければ、
卒乳とか断乳とかそういう考えはなくて、子どもが望めば、
5歳、6歳まででもあげちゃうママもいるそうです。


平均して3歳くらいまではおっぱいあげてるようですね。


離乳食は、日本と同じで生後6ヶ月くらいから
スタートするみたいです。


うちの子も、一部は現地流で育てたら、
たくましくなるかしら??


最後まで読んでくださってありがとうございます。