出生前診断の結果 | 冷静と情緒不安定のあいだ

冷静と情緒不安定のあいだ

2013年生まれの男の子のママ。40歳、フィリピン・マニラで二人目治療はじめました。



12w1dにバンコクで初期の胎児スクリーニングを
受けてきました。(そのときの記事はコチラです)


そのときに血液検査も受けたのですが、
その結果がようやく届きました。


前回の記事では、トリプルマーカーテストを受けた、
と書いたのですが…


クアトロ/トリプルマーカーテストって、
15週~20週に受けるのが一般的のようだったので、
もしやトリプルマーカーじゃないのかも?と思っていたら、
やっぱり、まちがってました…。すみません。


今回、私が受けた血液検査は、
クリフム夫律子先生のおっしゃるところの、
初期ママの血清マーカー検査でした。


2つのマーカー(PAPP-A、free βhCG
NTの計測値
胎児心拍数


の結果を総合して、
ダウン症のリスクを判定するんだそうです。
海外ではこの方法が主流だとか。


NTを計測した人が有資格者の場合、
90%以上の確率でトリソミーが検出できるとのこと。


詳しくは、クリフム夫律子先生のサイトの
胎児診断法のページをご覧ください。


…しかし、私の超音波検査をしてくれた先生が、
NTの有資格者かどうかがわからないので、この場合、
90%より低いと考えるのが無難でしょうね。


そして、検査結果ですが…


ダウン症の結果しか載っていないのですが、
(その他については、病院に問い合わせてみるつもりです)


1/1200


ということでした。


ちなみに、36歳という母体年齢でのカットオフ値は、


1/140


とのこと。


ちなみに、私がネットでよく見ていたカットオフ値は、


1/236(36歳)


というものだったのですが…。かなりちがいますね。


この差異をどう理解したらよいのかわかりませんが、
検査結果は陰性なので、羊水検査は受けないことにしました。


***


ここからは、思うところを少し書き残しておきます。


実は、バンコクで検査を受けてから、
ダウン症のことについては、ネットでかなり調べたんです。


出生前診断の結果をどう受け止めるのか、
障がいをもつ子どもをどのように育てていくのかについて、
前向きなものもあれば、そうでないものもありました。


この出生前診断でわかる異常というのは、
ごくごく限られており、産まれてから、そして成長過程で
明らかになる先天疾患もたくさんあるんですよね。
(その関連で、自閉症に関する本を読んだりもしました)


新型出生前診断がクローズアップされているぶん、
この点が必要以上に見過ごされている感じがします。
もう少し、言及されてもよいのでは?


私自身は、検査を受ける前から、
授かった命を大切に育んでいこうと決めていたし、
自分なりに調べた結果、検査結果はどうあれ、
その決意は変わらないだろうという結論に至りました。


高齢出産は、色々とリスクもあるのは事実ですが、
年齢を重ねたからこそわかること、ある程度の経済的安定が、
この結論をあと押ししてくれた部分も多いと思います。


ダウン症や発達障害について調べていたとき、
「ダイバーシティ(多様性)を受け容れる」というのは、
どういうことなんだろう、とずいぶん考えました。


私は、経済大国から最貧困国、そして紛争国に至るまで、
色々な国で生活したり仕事をしたりする機会に恵まれたので、
ことばで説明するのは難しいのですが、多様性というものが、
どんなものなのかというのは、肌で感じてきたと思います。


それらを全て受け容れることができているかどうかは、
自分ではよくわかりません。自分では受容性が高いつもりでも、
周囲から見たらそうじゃないかもしれないし。


ただ、広い世界を見ることができたことはよかったな~、と。


だから、私たちの子どもには、
世界は広くて、多様な人たちがいるんだ、ということを
見聞、体感させてあげたいなと思っています。


そうする中で、子ども自身が何かを感じ取って、
自分で考えるようになってくれたらいいな、と期待。


どんな子に育てたい?ということを考えると、
「自分で考えられる子」になってほしいなと思うんですよね。
でも、その土台となるのは、健康と体力だと思ってます!


ちょっと飛躍しているように思われるかもしれませんが、
このことについては、またいつか書きたいと思います。


超音波検査の時点で、リスクは低いでしょう、
と言われていたものの、自分なりに調べ考えを整理することは、
今後の妊婦生活、出産、子育てを考えていくうえでも、
必要なプロセスだったように思います。


最後まで読んでくださってありがとうございました。