グロック人気に追いつくか、CZ P-10C | ジャック天野のガンダイジェスト

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スモールアームズ(小火器)に関するエッセイです。同じアメブロで書いていたブログを継続して、不定期で更新して行きます。

CZ(チェスカー・ズブロヨフカ)はCZ75などで有名なチェコの小火器メーカーですが、最近開発されたCZ P-10Cが期待を集めています。今年(2017年)のSHOT Showで初お目見えしたハンドガンですが、人気の高いグロックにどれだけ人気が迫るか注目を集めています。グロックと同じポリマーフレームで、ストライカー(撃針)方式のシングルアクション、セミオートマチック自動拳銃です。P-10CのCはコンパクトを意味していて、同クラスのハンドガンの中では小型軽量と言われています。照準は3ドット方式、銃身はコールドハンマー鍛造です。安全装置には撃針ブロック機構と、トリガー安全機構のふたつが搭載されています。口径は.40S&Wと9mmパラベラムで、弾倉に前者は12発、後者は15発装填できます。さらに、延長弾倉を使用すると、9mmパラベラムを17発装填可能です。また、9mmパラベラムにはグリップ(弾倉)の短いモデルもあり、10発が装填できます。

 

メインのアメリカ市場はCZのアメリカ現地法人であるCZ USAが製造・販売を担当しています。なお、CZ USAはS&Wの創立者のひとりであるダニエル・ウエッスンの孫であるダン・ウエッスンが創立したリボルバー専門メーカーであるDan Wessonを傘下に置いています。現在、Dan Wessonは自動拳銃製造にも乗り出していて、M1911A1(コルト・ガバメント)のクローンなども製造・販売しています。