ブログネタ:2014年はどんな1年だった? 参加中
今年から始まったファン投票上位馬出走ボーナスとか、枠順公開抽選…
有馬記念がわけのわからない方向に進みつつある違和感を覚えつつ迎えた週中。
週明けの時点ではジャスタウェイで大丈夫だろうと思っていた。
この馬に関しては、福永は実にソツなく持ち味を引き出す。
極端な外枠にでも入らない限り、相手もゴールドシップでいい。
と思ったら、なんと2頭とも外枠。
一気にすべてがわからなくなってしまった。
だいたい出走馬ボーナスって何なのか?
中山1600と2500の枠順の有利不利は昔から言われているが…
そうでもしない限り、有馬に超一流メンバーが集まり切らないことをJRAが公表してしまったようなものだ。
有馬記念というレースの勝ち馬には価値がない!という事実をハッキリと言葉にして書いてくれたのは、安部譲二さんだ。
[勝っても種牡馬になれないレース]の一覧の中にサラッと有馬記念が入っていただけの話だけど。
最初に読んだ時…
[なれるだろ?]
と思った。
この日本で一番人気の高いドリームレースの勝ち馬だぞ?
現にリードホーユー、ダイユウサク、シルクジャスティス、マツリダゴッホのような有馬一発屋の馬もちゃんと種牡馬になっている。
しかし…
実際問題として、上記4頭の種牡馬の評価も扱いも実績も、正直言って二流以下だ。
ダービーとか天皇賞とかJCの勝利とセットになってこそ有馬記念の勝利は勲章になるが、有馬記念単体での勝利は生産界から全く評価されていないことを図らずも証明していることになる。
枠順の不利も少なく、すべての総合力が問われる東京2400の勝利には、間違いなく価値がある。
東京1600も同じ。
ガチの舞台。
しかし枠順と展開ひとつでいくらでも紛れてしまう中山の2500は、少なくともGⅠの舞台には全くふさわしくない。
だから勝っても生産界から評価されない。
安部譲二さんが[種牡馬になれないレース]と言ったのは、おそらく[勝っても種牡馬としての価値は出ないレース]というのが正確な意味ではないだろうか?
大昔みたいに2600でやるか、多少トリッキーだけど2200でやれば、少なくとも枠順の不利だけは多少なりとも解消できる。
でもそんなこと、JRAはやらない。
枠順に右往左往された揚句、コーナー6回カーブさせられ、最後は短い直線、なのに急坂。
これらがすべてセットになっているからこそ、有馬特有のドラマが生まれるのだ。
(そして売上も生まれる)
主催者にしたら、条件変更などやる意味がない。
自分もそんな有馬記念は嫌いじゃない。
有利不利も込みで、それが有馬記念だからだ。
しかし…枠順公開抽選ってのは何なんだ?
クジで抽選順位を決めて、順番に好きな枠順を選ばせる。
抽選することに変わりはないわけだから、一見自動抽選と同じくフェアに見える。
これを東京2400で試験的にやるとしたら、確かに面白いかもしれない。
だが、中山2500の枠順を恣意的に選べたら、今回のように1~8まで最初に埋まるのが当たり前だ。
ヴィルシーナみたいに逃げる気満々の馬が真っ先に選べたら、内枠で後入れ偶数の2番を選択することくらい誰が見てもわかる。
問題なのは、恣意的に枠番を選べることになった結果、当たりクジを引いた馬が圧倒的優位に立ててしまうということだ。
ジェンティルドンナを例にすると…
これが自動抽選だとしたら、今回と同じ4だったかもしれないが、16だったかもしれない。
すべては運次第。
だが、[ジェンティルさん、いい抽選順引きましたね!]となったら、そこそこ前につけた上で、瞬発力を生かし、追い込み勢を封じたいこの馬としたら絶対に内偶数枠の4を選ぶ。
1や2だと天皇賞みたいに前が壁で出れなくなる恐れがあるし、早めに逃げ馬がタレたら最内が真っ先に塞がるからだ。
ジェンティルの脚質ならば、仮に外枠でも対処不可能ではないが…
それでも外枠だけは選ばない。内に潜るにも、外枠だというだけで不利だし、掛かる心配が出てくる。
だから中山2500でこれをやったら、自動抽選と違って、残りものには福がない。
一切、ない。
後方で溜めてキレを引き出したいジャスタウェイや、テンに行けないゴールドシップにとっては…
発走してすぐカーブ。
壁も作れず、下げるにもロスが発生する最悪の枠しか残ってないという、クジの段階で悲惨極まりない状況になってしまった。
クジ運のいい有力馬は希望の枠順を選べる。
クジ運のない有力馬は残りカスしか引けない。
結果的に内枠の有利が倍以上にふくれ上がってしまうことになる。
これが果たしてフェアな抽選と言えるのだろうか?
能力的に微妙な馬や、中山適性に疑問がある有力馬が内枠。
枠にさえ恵まれれば、中山実績をフルに生かせる有力馬が外枠にズラリ。
結果、公開抽選によってJRAは有馬記念を実質ハンデ戦にしてしまったのだ。
逃げてどこまでのヴィルシーナが2番枠。これはレースを明快にする効果はある。
最内枠にいるのは、京都得意というより直線平坦しか走らないトーセンラー。
右回りではパフォーマンスが落ちるジェンティルドンナが4番(⇒とはいえ同世代の牝馬同士ならGⅠ2勝だけど)。
対して、中山でもパフォーマンスに影響ないエピファネイアも、中山・阪神洋芝の鬼ゴールドシップも、立ち回り一つで中山の小回りもこなせることを実証済みのジャスタウェイも、全部外枠。
あまりにも明快なハンデゆえに、何もかもが複雑になって、軸すらわからず、途中で予想する気もなくしてしまったほどだ。
そんな前夜の夜中、中京の馬券野郎から電話が来た。
[狙いの立つ馬が全部外枠じゃ考える気にもならんよ]
ワクワク感のなさに、思わず愚痴ってしまった。
[僕は有馬の場合、枠順はそれほど気にしなくていいと思うけどね]
いったいこいつは何十年競馬やってるんだ?(-.-;)
唖然としつつも、案外古い競馬好きほど枠順やら何やらに無頓着な面々が多いのもまた事実だ。
むしろナリタブライアンの現役時代すら知らないくらいの世代の方が、こっちが呆れるくらいいろんなことを知ってる。
[で、僕が一発狙ってるのがトゥザワールドなんだけどね]
おお!
思わず唸った。
確かに内枠にいる馬の中では、間違いなく実績に中山向きと言い切れるトゥザワールド。
本質は中距離馬だ。
菊花賞の時にLINEして来た馬産地の隣人にも、あの馬だけは来る気がしないと言ってたくらい、菊花賞の京都3000は完全に適性外だった。
[前回しんがり負けからの巻き返しはよくあることだからね]
前回負けっぷりのいい馬は買い!という昔ながらの格言だ。
昔スプリンターズSでしんがり負け食らったヒダカハヤトが、中一週で金杯に出て来て、超人気薄であっさり逃げ切ってしまったことがあった。
合っていない条件でボロ負けした馬が適鞍に出走⇒見直し必須。
単純明快な馬券術だ。
条件馬ならともかく、皐月賞2着馬にとって、コーナー6回の中山2500なら、実質中距離戦と変わらない。
その馬産地の隣人が得意な単純極まりない馬券術が、外人ボックス。
目新しくない?
その通りw
しかし奴はタムロチェリー(ペリエ)とアローキャリー(ファロン)の阪神3歳もその手で仕留めたくらい年期が入っている。
(とはいえ、ファロンって誰ですか?と聞かれて、当時の英国リーディング騎手についてわざわざ教えなくちゃいけないくらい無頓着に外人を買ってるだけだが…)
中京の馬券野郎は、そういう単純明快な馬券術に影響を受けやすい。
(20年前の時点でひたすら黄色に縦縞の勝負服だけ買っていたホマレくんという男が生み出した[社台馬券]。恐ろしく単純かつ先進的な馬券術だが、それにも妙に感心していた…)
[彼のお得意の外人ボックスを狙ってみようと思ってね]
単純な野郎だな。
[いや、ビュイック騎手が騎乗停止を食らったんでね。こういう時の外人は本気で勝ちに来るはずだと踏んでるんだよ]
そういえば自分の馬券術の一つに、短期免許最終日最終レースのルメールは頭鉄板!ってのがあるけど…
外人の貪欲極まる稼ぎへの執念には、確かに畏敬さえおぼえる。
前にもブログに書いたけど…
最近来る似たり寄ったりの外人騎手の中では、ビュイックが頭2つくらい抜けて上手い。
日本ではムーアよりも上手いと思ってるくらいだ。
確かにこのハンデ戦状態、この馬が最大の鍵になりそうな気がしてくる。
ただ…この血統の勝ちみに遅いキャラからして、いかにビュイックでも頭まで突っ込んで来る気がしないのは否めないのだがw
ヴィルシーナが行く。
予定通り。
こいつが行けば確実にスローになる。
しかし遅いな…
ラキシスとC・デムーロはこの流れで折り合いを欠いている。
これで外人ボックスは早くもチンの気配。
しかし…エピファネイア…2番手かよ…
前に行くとは思ってたけど、ちょっと行きすぎだろ?
外枠から位置を取りに行ったがために、口を割って、馬が前を追っかけているのだ。
スミヨンのように、川田は抑え込めていない。
騎乗馬をコロコロ取り替えられて、乗ったこともない人気馬をいきなり大舞台で任される川田も気の毒だけど…
こういう舞台でいわば想像のつく範囲の騎乗しか繰り出せない所に、この鞍上の現時点での限界がある気がしてならない。
この騎乗では、JCの時のように最後弾けないのは一目瞭然。
逆に岩田と福永は、絶対的に不利な外枠としてはおそらくベストと言える騎乗で、後方で実に上手く外々の縦列に収めて折り合っている。
一番驚いたのはやっぱり今回も武豊さんで、坂のあるコースでケツからジャスタウェイと差し比べしたって敵うはずがない。
それゆえの最内枠を生かした4番手先行策。
結果それが8着賞金をもぎ取ることに繋がる。
この有馬での隠れた好騎乗。
スローで、当然終いは瞬発力勝負確定。
またもディープ産駒の出番。
確かにこの12月、大レースはすべてディープに流れていた。
2歳両GⅠはもちろん、中山大障害まで制した。
阪神カップでも、すでに名物化した外人騎手とのコンビによるリアルインパクトのハナ差復活劇。
その大きな流れに導かれるように、先行馬の中で、もっとも美しくレースの流れに乗っていたジェンティルドンナと戸崎。
スローで瞬発力勝負になったら絶対的に、インで前につけた馬が有利。
ヴィルシーナが飲み込まれ、早目先頭に立つエピファネイアを尻目に、3コーナーすぎでもう、ジェンティルが勝つな、とハッキリわかったほどだ。
ジェンティルドンナの完勝にケチをつけるつもりは毛頭ない。
それだけの能力を持った馬が、この位置で一番最高の競馬をしたら、勝つのが当たり前だ。
ただJCを見て、やっぱりこの馬のピークは過ぎていると思う。
得意の府中でガチ勝負ではなく、中山2500の持つ特殊性に、今回は間違いなく助けられている。
唯一絶対的に有利な枠を自らが引き当てた運。
その運を中山2500の舞台に引き込み、有力馬をことごとく外枠に追いやったからこその有終の美。
すべてはジェンティルドンナに勝たせるために仕組まれた舞台だったような気がしてくる。
仕事中にワンセグの小画面で見てたから…
あれでエピファが2着に粘ったのか!とんでもねぇ馬だな、と思ってたけど…
ゴール直前に同じ勝負服の別馬にすり替わっていたことに後で気づいたw
[トゥザワールド?あの野郎、仕留めやがったか!]
枠が外で、騎手がビュイックじゃなければ外のゴールドシップ&ジャスタウェイが上に来てたかもしれないけど…
中山得意の馬がいい枠を引いて上手い乗り役を仕留めたからには、このくらい走って何も不思議はない。
4-6-14
しろいし?
そういえばこの前どっかで書いたよな。
[白石蔵王]。
小保方さんみたいな上半期の時事ネタなんて馬券に絡むわけないけど…
何の気なしにブログに書いたものが、こう毎回脈絡もなく馬券に絡んで来ると、買ってないのに微妙に萎える今日この頃★w