ブログネタ:寝不足? 参加中
だんだん秋めいて来た夜。
なぜか初秋になると聴きたくなるのが…
[PLAYBOY PLAYGIRL/ピチカート・ファイブ]
9月の夜につくばと下妻の境目辺りを走りながら聴いてると、なんだか気持ちよくなってくる。
特に好きなのが、地味にシングルにもなっている[ウイークエンド]という曲。
つくば市境の小貝川の橋を渡る時に、この曲が掛かっていると、気分がいい感じに突き抜けてゆく。
メロウなアレンジの[大都会交響楽]や、ソフトでキャッチーな[コンチェルト]、[素敵な二つのキャンドル]、[きみみたいにきれいな女の子]といった、後期の隠れ名曲がこのアルバムには詰まっていて、それが秋の夜風とリンクするのかもしれない。
といっても…
[キャッチーで、胡散臭くて、おしゃれで、怪しい]
ピチカートだけに、後期の中では比較的聴きやすくまともな部類だけど、広報担当細川俊之のナレーションが入っていたり、まぁ普通のアルバムではない。
このアルバムの一曲目
[不景気]
という曲から始まる。
昔、仕事中にたまにやけくそで歌っていた曲だ。
♪気の利いた男の子
ここしばらく出合わない
優しくて かわいくて お金持ちの男の子
本当に近頃不景気
本当に世界は不景気
本当に近頃つまんない
本当に世界はつまんない
本当に神様あなたは不公平
…
気の利いた男の子
この街にはいないかも♪
[なんすか、その歌?]
食いついて来たのは、元・土手下の板金工野郎と、女化神社の近くの説教好きの若おやぢの二人だった。
[不景気、って曲だよ]
[まさか、自分で作ったんすか?]
[あるんだよ、そういう曲が]
それからつくばの三水かどっかにラーメンを食いに行くことになり、車からCDを持って来て、説教野郎のカーステにぶち込んだ。
奴らは聴いた瞬間、目が点になって、それから爆笑した。
[マジだぁ!]
この曲をド頭の一曲目に持ってくる所が、天才小西くんの超絶の胡散臭さだ。
こればかりは聴かないと、この曲のじわじわ来るあの感じを伝えようがないのだが…
(YouTubeにアップされてるのを見たことがある気がするので、知らない人は今すぐ再生して、戻って来よう★)
素人臭い女の子たちが、アカペラでハモりながら超投げやりに歌い始める。
シンセドラムが乾いた音で乱入してくる。
1フレーズ歌い切った所で、間髪入れずに、野宮真貴のボーカルが引き継いで、この曲を華麗に完璧に歌い切ってしまう。
板金工には、このタイミングで入る野宮のボーカルが再びツボだったらしく、完全に笑いが止まらなくなっていた。
[不公平…気の利いた]
まで野宮が歌った瞬間、おっかぶせるように投げやり女子のハモりが[気の利いた…]からボーカルを引き継ぐ。
[気の利いた男の子、この街にはいないかも]
説教野郎は、このフレーズに苦笑いしながらハンドルを握る。
[確かにいないっすね~]
そう、いないな…
[ちっ、気の利かねぇ野郎っすね!]
⇒サラリーマンライダーならそう表現するだろう。
[空気読め!]
⇒すき家でおなじみフードファイターなら、ここから先は立ち入らないのが礼儀って所で、わきまえない奴にそう叫ぶだろう。
なにしろ、最近、身近で逮捕者が出たばかりで、だいぶ今ぐったり来ている。
そいつはまだ小僧もいい所で、ちょっとした繋がりで顔見知りだったから、仕事の面接の口をきいてやった。
その職場にパトカーが現れ、騒然とする中を奴は連行されて行ったのだった。
奴の罪状⇒窃盗、300円相当
このしょぼさにも頭が痛くなるが…
早い話、バイク屋から、中古のテールランプを外して持っていったのだ。
何でバレたかというと…
自分のバイクにそれを取り付けて、堂々とブレーキかなんかの修理を頼みに行ったのだった。
奴は盗む前に、バイク屋に電話をかけて不在を確かめてから、ドライバーで外して持ち去ったらしい。
その職場とバイク屋は取引先でもあるので、奴はすぐここでバイクを発見され、身許を確かめるべく泳がされた。
そして殴り込みに来たバイク屋に散々怒鳴りつけられた挙句、自供。
出来心とは到底言えない悪質な手口だけに、その場で警察に通報。連行された。
民主党政権を転覆させるような大悪事を働いたとかだったら、むしろ見込みのある野郎かもしれんけど…
悪質な手口で、やることがしょぼいから余計に腹が立ってくる。
ちなみに、値段も値段だけに、親を呼ばれて、説教されて、バイク屋も許したらしく、当日釈放された。
しかし、仕事は連行と同時にクビになった。
自分も顔見知り程度で、のほほんとした野郎だなとは思ってたけど、人間性の部分まではよく知らなかったのだが…
仕事では、出来る部分はそれなりに出来たが、基本的に要領も物覚えも悪い。
何より、仕事に対して他人事という感じで、いつまでも新人のお客さん気分で…夜の仕事で言えば、[体験入店]してるような感じで、二ヶ月ほど経っても、何一つ自分で考えて動けない状態だったようだ。
その割に、変な所で大人ぶった態度を取ったり、ものすごく忙しい時に空気も読まずに何度も自分の買物をしに来たりして、何だこいつ?と思われることも…
早い話、[成長しない条件]と[人に顰蹙を買う条件]を兼ね備えている奴だったわけだ。
だから、連行されて、もしバイク屋が許さずに立件されていたとして、そのことで影響が出そうな所に連絡したり、詫びを入れたりは一切せず、釈放されたら家でのほほんと寝ていたようだ。
翌日、仕事の帰りに、たまたま奴に出くわした。
こんな悪辣な目付きだっけか?と思うような顔で、物陰にいて、こっちに顔を見せないようにしていた。
[おい、何か言うことあんじゃねぇのか?]
こっちもどす黒く据わった目で睨みつけていた。
そして、奴が返して来た言葉は…
[あ、お疲れ様でした]
この話を上司にしたら、大爆笑された。
笑い事じゃないって★
顔を覆いながら、ため息をつく。
[おまえな、自分が連行されて、釈放されたらもう終わりか?]
[………]
[おまえがパクった部品なんて別にどうでもいいんだよ。迷惑かけた相手に連絡も謝りもなし、この狭い街でどんどん居場所がなくなるだろうよ]
奴が仕事に入っている日に、数百円から数千円ほど売上金が合わなかったことがあるのを聞いていた。
たまたまかもしれないし、証拠もなく疑うべきではない。
しかし、盗みの手口と手癖の悪さを見たら、無関係とは思えなくなる。
信用というのは、無形で築かれてゆくもので…
奴はあらゆる小さな無神経な行動や態度で小さな積み重ねで、すでにいろんな信用を失っていた。
つまり、窃盗はそれを決定打にしてしまっただけの話だ。
[おまえがパクったのは300円くらいなもんだろうけど、それが原因で、これから先、何万、何十万と損することになるんだぞ]
奴は神妙な顔で頷いている。
しかし、心で聞いていないことはわかっている。
馬耳東風、馬の耳に念仏…って馬に失礼な諺ばっか作りやがって。
○×牧場の愛しきバカ馬どもは、ちゃんと俺が牧場から帰るのをわかってて、毎朝散々手こずらせてたくせに、その日だけみんなチラッと振り返りながら、おとなしく放牧地に出て行ったぞ。
このとっぽい町。
[あの位みんなパクってるのに、何で俺だけこんな災難に]
あたりが、おそらく奴の本音だろう。
その証拠に、全く悪気がない。
だからタチが悪い。
こんな時にこうしたら誰に迷惑がかかるとか、一切考えない。
人の感情とかも、直接自分に振りかかるもの以外、読み取れない。
教えたり、話したりして伝わるなら、とっくに自分で気付くはずで。
そういう奴が、悪気なくそこにあるものに手を伸ばせば…
つまり、こうなる。
ということだ。
[ああいう奴は仕方ないです。別に何も気にしないでください]
と紹介先には言われたけど…
とんでもない奴の仕事の口をきいちまったもんだな。
その後…
出入り禁止になった職場に、奴はほとぼりも冷めないうちに、WEBで買物を注文して来た。
全員唖然として…
[やっぱ、奴はただ者じゃないわ]
直接じゃなくWEBならと思ったのか、客なら注文できて当然と思ったのかは知らないが…
悪気なく、平然と注文できる神経が謎だった。
たまらず、奴に仕事で迷惑を被ったジャニーズ追っかけ女子を引き連れて、二人で説教しに行ったが…
普通に当たり前のことを言ったとしても、奴は本当に悪気なく注文してるんだろうな。
神妙に聞いてはいても、実際は自分で[わきまえてない]のだから、結局は糠に釘、暖簾に腕押し。
トーテムポールに話しかけてるようなものだ。
あ~もうこいつとかかわりたくないわ…
[日本語が通じてない]というのは、こんなにもうんざりして、ストレスになるものなのか…
完全に寝不足★
そしてカーステに[PLAYBOY PLAYGIRL]を入れて、口ずさむ。
[気の利いた男の子 この街にはいないかも♪]
秋の中山開幕週と言えば、高速馬場でイン先行有利はもはや定説。
その上、京成杯AHの芝外回り1600は、2500と並んで圧倒的外枠不利という日本屈指の糞コースだ。
形態を見ればわかるが、外枠から出て、内に潜り込めず外々を回されてしまったら?
スタートしてから、4角で直線に向くまでずっとカーブを走らされてしまうことになるのだ。
外枠の馬は、距離ロスと引っ掛かる危険に加えて、脚元にとてつもない負担が掛かる。
これが外枠圧倒的不利を生み出している最大の要因。
浦和と同じくらい内枠有利な中山1600。
直前の準オープン1200で1.06.9のレコードが出たほどの高速馬場だけに、開幕週ともなれば先行組を狙いたくなるが…
それではイライラするほどつまらなかった新潟の馬場と同じ結果になるのか?
長すぎる直線をダラダラ走って、最後にヨーイドン⇒こんな競馬ばかりの新潟で、あの異常な馬場なら、前が残るのも当然だろう。
しかし中山の中山たる所以は、短い直線に急坂で、態勢が残り50mで一気に入れ替わる所にある。
この日も、案外差しは決まっていたし、1800なら先行で押し切れる。
中山が始まった途端に競馬が面白くなるのは、このコンパクトにツボを押さえたコース形態が様々な結果を生み出すからだ。
開幕週なら、間違いなく内枠有利。
そして急坂。
大外ぶん回しでなければ、差しも普通に届く。
むしろ最後1ハロン、ビュッと来れる馬のコースだ。
その決め手が断然活きる距離が1600。
開幕週の芝に要因があっても、世界レコードが出るようなペース。
澱みない流れを、レオアクティブもスマイルジャックも、中団より後ろの内目から追走していた。
関屋記念では新潟の馬場に泣かされたスマイルジャックだが、脚質的に内枠不利というのは見せかけ。
むしろ前さえ壁にならなければ、逆に急坂の中山マイルはフルに決め手を活かせる条件だ。
ここから来るか?
という位置取りもペース的に見れば絶好。
同じ位置でも、大外をぶん回したような馬は絶対に来れない馬場だが、内を突いたらおそらく7馬身くらいのビハインドになる。
ちなみにマイネルロブストなんかは、大外に回してる時点でアウトだったが、大野のネオサクセスがふらふらして、50m以上まるで追えていなかった。
内からサクッと抜け出すスマイルジャック。
田辺も今回は上手く乗ったが、さらに上をゆく典さん。
なんでここまで内が開くの?というほどガラッと空いて、スマイルジャックの内から何の不利もなく突き抜けて先頭に踊り出た。
おそらく高速馬場すぎて、勝負所で加速がつきすぎた結果、遠心力でどいつもこいつも余計外に振り回されてしまったのだろう。
典さんは無駄に加速せずに脚を溜め、ロスなく最内を回らせた。
上手い!
武豊さんに続いて、唸るほどの上手さだった。
田辺はあそこを締めるくらいでないと…まだその辺が甘いのかな。
3着スピリタスで、結果夏に使ってた組が強かったね。
休み明けのコスモセンサーもさすがに地力は見せた。
やっぱり中山は面白いね☆