今日は凶ですか (6回大井初日と七夕賞・プロキオンS) | ☆まけうまブログ★

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徒然なるままに日暮らしスマホに向かひて心に浮かぶよしなしごとを競べ馬の有様とともに書きつらねる自己満ブログ。
前半はよしなしごと、後半はレース回顧。
競馬道は一にも二にも検証の積み重ね。怠ればハズレ馬券が山と成す。

書かなくても、待ち侘びている読者がそれほどいるとも思えないが…
バタバタしてたら、いつのまにか日曜日の競馬なんて遠い昔になってしまったような。

七夕賞にプロキオンS?
ハイハイ、私奴も日曜は競馬に行ってましてですね…
都内に遠征してソラマチを探索していた、音威子府のそばでおなじみのぼったくられ野郎とスカイツリー駅で落ち合って…というか自分が乗った浅草ゆきの電車の2両目に乗って来てくれ、と電話して寝てたらいつのまにか対面に座っててびっくりしちまった感じですね。

で、浅草到着。
とりあえず、戦勝祈願に浅草寺にお参り。
ぼったくられ野郎の一言で流れに任せて[おみくじ]を引いたら…

【凶】

………。

勝てる気が一切しなくなった。

15時頃、恐怖のジェットコースターが頭上を走る花やしきの前を通り過ぎて、国際通り方面に歩く。
花やしきの先の左手にはWINS浅草。
そこは用がないので通過して、ラーメンを食いに行った。

[…っておまえはどこに何しに来たんじゃあ!]
というご意見は却下。
WINS行ったって、馬券買えるだけで、実物が走ってるのは飛行機か新幹線で行かなきゃ状態の遠い所だしなぁ。

馬も見ねぇで馬券が買えるか!な自分としては、端からかなり馬券的興味が薄い。

競馬熱も馬券上手いのも認めるが、JRAのお膝元なことに鼻高々で、上山のような隣県のボロ競馬場を見下す福島人に散々出会ったのも事実…
しかし実物の馬が走る日数が年に30日もないとか…下手に中央の競馬場だから逆に同情してしまう。本当に鼻高々すぎて言えなかったけど。

悪いが、そんな福島競馬再開熱なんかに乗っかる気はない。
七夕賞とか、たぶん訳がわからない荒れ方をしそうな気がするし、この日の3場メイン、本気で頭で狙えそうなのは、函館のエイシンモアオバーくらいだった。(買っとけばよかったかな?)

という訳で、都営浅草線で大井に向かう。
やっぱり、実物がいて、海風の涼しい夜の競馬場の方が全然楽しい。

しかし、軽く中央の新聞を拡げた時、とてつもなく嫌な予感がした。

[戸崎、今日いねぇのかよ!]

この日、戸崎圭太は中京に遠征していた。

最近の南関東は単勝の売れ方がおかしくて、戸崎が脈のない馬に乗ると、訳のわからん馬が異常に人気になり、戸崎が人気上位なら何でもかんでも異常に売れまくる。

その位、今の南関東は戸崎を中心に回っていて、実際馬券に絡むかは別にして、いるかいないかで大きく違う。
レースの流れを左右する軸が存在しない状態になってしまうからだ。

ちょうど岡部さんが引退して、中山や府中のレースが一気に締まらなくなって、狙い辛くなった時期と同じ。

未だ健在の的場先生でも、天才御神本でも、職人坂井英光でも、今の大井で戸崎以外の騎手が本当の軸にはなり得ない。

今日はめちゃくちゃな日になりそうだな、と覚悟する。

競馬場に着くと、ちょうど5Rの発走中。
断然人気の御神本が逃げていて、2番手にびったりと的場先生が張りついていた。
御神本の作ったペースは、歩いてんのか?と思うほどのスロー。4角まで一向にペースが上がらず、後ろの馬がつんのめりそうになっている。
完全な金縛り状態。
もちろんこのスローで、逃げている馬が最強なんだから、直線一気に突き放して圧勝だった。
二着にも、前にいた的場先生が当然入った。

[こんなの南関東のレースじゃねぇよ!]

着いた早々にいきなり気持ちの悪いレースを見てしまった感じだった。

パドックに着くと、この前2着に来たマイネルガンバが出ていた。
その後一回使って4着。
別段悪くはないが、この前の一頭だけ図抜けて良く見えた時よりは平凡な気配になっていた。
自分は身を乗り出して、一頭ずつ馬の股間を点検していた。

[何やってんの?]

サッポロ黒ラベルを手に、ぼったくられ野郎が苦笑いしている。

ご存知の人も多いだろうが、夏負けした馬はタマが腫れてくるのだ。
こういうやつは、ほとんど来た試しがない。
勝ち馬はわからないが、絶対いらない馬だけはこれで一発で判別できる。
周りの連中は、自分のこの行動を[キンタマ馬券術]と名付けているが…
無論こっちも好きでやってる訳ではないのは言うまでもない。

このレースは的場先生が逃げたが、好位のインにいた矢野のクロエチャンがきっちり抜け出した。
朝まで土砂降りの不良馬場で、逃げ&イン有利が見え見えの馬場。
マイネルガンバは惨敗だった。

次のレースもパドックで股覗き。

[まぁ、今年は涼しいから、まだ腫れるには早いか…って、いるし!]

繁田の馬だけが、タマが腫れてビローンと垂れ下がっていたのだった。
この馬は人気の一角だったのだが…
消えたな。

この時期に、中央の馬券を買う気になれないのは、これがあるからだ。
テレビでは確認できないし、[タマが腫れてますね、これはダメでしょう]などと言ってくれる解説者は誰もいない。

ぼったくられ野郎は、予想屋に乗るつもりらしく、一番人だかりの出来ているブースに行った。
オッチャンの解説は、ちょうど繁田の馬に触れている所だった。
前回人気で負けた繁田の策のない乗り方に手厳しい注文をつけていた。

予想屋の話でも、ここまではどうやらイン先行有利のようだった。
しかし外が全く伸びない訳でもない。

のんびり解説しているオッチャンの手の中から、200円で紙切れを奪い取ってブースを離れたぼったくられ野郎の手元を覗き込む。

[マジかよ、繁田が軸になってるじゃねぇか?]

オッチャンの解説は見事なものだったのだが…期待の裏返し?
しかし、オッチャンがついに話で触れることのなかった、ぶら下がったタマがしきりに脳裏に浮かぶ。

奴は予想紙通りに買うことにしたようだが…

[これで繁田が来たら、俺もうショックで競馬やめそうな勢いだぞ]

ということで感性に従って、加藤の馬の単勝を買う。
ケイシュウNEWSの印は薄いが、コメントは良い。
この新聞は印よりも短評の的確さで使う新聞だと思う。
1枠で逃げ馬だし、やはり単勝は意外に売れていた。
そして鮮やかに逃げ切った。
もちろん繁田はどこにも来なかった。

メイン8R。
的場先生のグリグリ人気が、外から差し届かず着外に飛んで、超人気薄で有年淳が逃げ切ってしまう。
しかし外から来る馬も意外に伸びていて、大井らしく馬場が生き物のように変化し始めた感触が出ていた。

そして最終1200mは、予感通り、展開も、馬場も一変する恐ろしい状態になった。
御神本の馬が断然人気だったが…
こいつは4連勝中の牝馬で、今が旬の森下厩舎に転厩して来た馬だった。
持ち時計が2つ違う。
しかも逃げ馬。
パドックの動きもキビキビしていて、普通なら出遅れない限り負けようがない。

しかし…
僅かに気になるのは調教だった。
2ヶ月ぶりにも関わらず、ひたすら調教が軽いのだ。
こんなんで仕上がるのか?

そして、この馬の4連勝中の主戦は戸崎だった。
その戸崎がいなくてめちゃくちゃな今日の大井、本当に最終もすんなり決まるのか?

嫌な予感がした通り、びっくりするくらい最後失速して惨敗。
2番人気の森泰斗が外から鮮やかに決めた。


[まぁ大井競馬場楽しかったからいっか♪]

案外足取り軽く競馬場を後にしたぼったくられ野郎だが、立会川の駅を立て続けに猛スピードで通過する快特の風圧にびっくりして、階段の囲いにしがみついていた。

祝勝会の夢も露と消えた我々の夜は、上野の裏路地の一品80~100円の居酒屋でまったりと飲んだくれつつ更けてゆくのであった。


七夕賞。
ミキノバンジョーがハナ確実の好ダッシュ。
ようやく1コーナー手前で並びかけたケイアイドウソジンもさすがに番手しか手はない。
しかし太宰は絶妙の平均ペースを刻んで、脚を残す流れを作った。
石橋脩もその流れに乗り、逆にその後ろでシンゲンは折り合えず田辺が手綱を引き、頭を上げている。
直後でゲシュタルトがこの位置でもピタッと折り合い、さすがは蛯名さんという騎乗。
しかし-14㎏が誤算だっただろう。

典さんとタッチミーノットは思った通り、いい位置を取りに行った。
おそらく陣営の熱望的要求だろう。
去年三浦の矯め殺し騎乗にキレまくっていた陣営は、今年から典さんにスイッチした。
このコンビは嵌まってるなと思った通り、休み明けのオープンで2着。
案外だった目黒記念を経てここへ。
しかし、嵌まりすぎてるこのコンビが今回はどうにも気になって仕方ない。
福島コースを考えて、典さんならたやすくいい位置につけてしまうだろう。
しかし、去年から思っていたのだが、この馬は行きたくてもいけないのではないだろうか?
三浦が追える追えないは別にして、去年の七夕賞も極限の脚を使っている。
負けたのがイタリアンレッドでは、今となっては[相手が悪かった]とわかる。
この馬は行かせて下手にいい位置を取っても、伸びないのではないか?
勝った馬もすぐ前のインにいたし、典さんの騎乗は完璧だった。
しかし、全く伸びなかった。
答えは出たのではないか?

一番人気トーセンラーは後方インで矯めるだけ矯める競馬。
岩田は自分の競馬に徹していて、乗り慣れないコースでよくも見事に外に持ち出した。
直線も短く、3角から動き出す福島。貪欲な予習なしに出来る技ではない。

ミキノバンジョーが粘りに粘り、ケイアイドウソジンもつれて粘る粘る。
真ん中から伸びて来たアスカクリチャン。
君はマイラーじゃなかったのかぃ?
こんな人気薄に内田が乗ることになったのもゴールドシップの縁。
縁が名手を引っ張り出し、相性ごと引っ張り出してしまうような出会いが、この世界にはある。
トーセンラーの猛追をハナ差凌ぎ切ってゴール。

一番人気するほどの馬とは思ってなかったトーセンラー。
平坦が向くのかも。
しかし、岩田があの騎乗をして勝てないというのは、やはり弱くもないけど、そんな強くもないという、今までの評価でいいような気がしないでもない。


プロキオンS。
超良血ファリダットがもちろん人気だが、鉄板と呼べるほどの存在ではない。
やはりオープン特別と重賞にはレベル的な壁があって、特にダートの短い所にはそれが顕著だからだ。
それでも好戦はしてくれると思っていたが…

中京が改装して多彩な距離で番組が組めるようになった。
その代わり、府中と同じで、特にダートでは距離によって歪んだ条件が出てくる。
最近まで気付かなかったのだが、この中京ダート1400は芝スタートで、しかもとんでもない距離を芝で走る。
たぶん150mくらいか?
1ハロン近く芝を走るような競馬を、ダートの1400の時計として計測されたらたまったもんじゃない。
これは本来実施してはいけない条件だろう。
そして馬券野郎の我々は、絶対に覚えておかなくてはいけない。

中京ダート1400のタイムは芝150m分を加味して判断すべし。

そしてこのコースには京都阪神のダート1400以上に得手不得手がハッキリ出る。

ケツから行くシルクフォーチュンはもちろん、安田記念3着馬のファリダットまでが、この芝スタートで全くダッシュをつけ