『引退ブログ Vol.2 #23 川本周平』 (白樺学園高等学校出身) | 早稲田アイスホッケー BLOG

『引退ブログ Vol.2 #23 川本周平』 (白樺学園高等学校出身)

ついに自分の番が来たかという気持ちでなんだか不思議な気持ちもあり、この卒業ブログを書いている今現在、改めて引退、卒業を実感しています。
振り返ってみれば、この4年間最初はコロナで始まるという波乱の幕開けでした。入部当初は、初めての寮生活ということもあり、これまでとの生活とは打って変わって、賑やかな生活を送る中で、戸惑いや不安もあったことを今でも覚えています。


遡ること約20年前大阪にて、アイスホッケーを始めました。
最初は上手く滑れず、休みの日は毎日、母にリンクに連れて行ってもらいスケーティングの練習していました。それが今では自分の自慢でもあるスケーティングに繋がっているので、感謝でいっぱいです。

そして小学生5年生になったタイミングで更なる高みを目指すため、北海道苫小牧市に移住しました。
そこでの圧倒的なホッケー環境やいかにアイスホッケーが生活の一部として入り込んでいるかを目の当たりにし、すごく衝撃を受けました。 

その後、沼ノ端中学校に進学し、
後に白樺学園でもお世話になる小林斗威さんのプレーに凄く驚かされ、一緒にプレーすることで刺激をもらい、さらにホッケーにのめり込むきっかけになりました。

高校時代は厳しいの一言では表せないほど、厳しい日々でしたが、みんなが高みを目指している環境、厳しい練習があったからこそ成長することができ、日本一になったときには言葉に変え難いすごく大きい達成感がありました。
高校生活の中で、いまでも僕の中に残っている言葉があります。
それは
「川本周平は走らなければ、川本周平じゃない」
という言葉です。

早稲田でもこの言葉を胸に、足を動かしてスピードを活かすプレーを意識してきました。






そんな日々のなか、朝早くから登校し、小論文の勉強などをしながら、様々な人の助けを借り早稲田大学に進学することができました。

1年目は、不運なことにコロナの影響を受け、公式戦をすることができずに終わってしまったこともあり、当時の先輩方と一緒にプレーできなかったことは凄く残念でした。また同時に4年間のうち、1年間何もしていないという焦りを感じでもいました。

2年目は、そんな焦りが的中したかのように
試合にはあまり出場できなかったり、先の見通しが立たない中で精神的に辛い日々が続きました。その中でも先輩方や同期の声かけや支えがあって、話を聞いてもらったり、時には気分転換にカラオケに行ったり夜中に屋上で話したり
1人じゃないと思えたことにすごく助けられました。

3年目は、僕にとっての成長の1年だったと感じています。これまでとは異なり、試合に出場する機会もできて、上級生になったという実感に戸惑いながらも自分にとってのするべきことの道筋が見えた1年だったと思います。
また入学からお世話になっている4人の4年生の最後の1年ということもあり思い入れの強い1年でもありました。4人という比較的少ない4年生でしたが、練習に対しての取り組み方やチームを引っ張っていく姿勢をその背中から学ぶことができました。またプレーに対してもアドバイスをもらったりすごく助かったことを覚えています。本当にありがとうございました。
十分な結果を残すことはできませんでしたが、すごく楽しい1年でした。

4年目は、最上級学年として日本一を目指して挑んだ一年でした。
しかし、これまでの偉大な4年生と異なり、自分が本当に4年生として役割を果たせているか
葛藤することもありました。
そんな中でも、後輩達はみんな本当に頼もしくて、全員がチームに対して主体的に動く姿には感動したとともにすごく助けられました。一年は1人という異例の年でしたが、1年生の葵もすごく頼もしくて、幾度となく助けられました。
すごく充実した一年でしたが、みんなと一緒に韓国に行けなかったことだけが心残りです。(笑)
それに加え、就職活動と並行していたこともありすごく短く感じた1年でもありました。
惜しくも公式戦最終試合となってしまったインカレの明治戦では、結果は負けてしまいましたが、1年の集大成としてチームの全力を出すことができて、悔しくもあり、どこかスッキリした気分でもありました。また試合終了後は思わず涙が溢れてくるほど、全員で取り組めたあの場は最高の瞬間でした。
日本一という目標は後輩達に託したいと思います。これからも僕は早稲田の一ファンとして応援していきたいと思います。皆さんをこれからも応援のほど、よろしくお願い致します。

4年間振り返ってみると、楽しいこともあり、辛いこともあり、すごく充実した大学生活でした。朝早くから、指導していただいた指導陣の皆さんやマネージャーのみんな、そして何よりチームメイトのみんながいたからこそ、こうした生活を送れたと思います。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

特に同期にはすごく助けられました。
8人という中、時には意見が割れることもあったけどみんなで同じ目標に取り組むことができて、辛い時には支え合い、楽しむ時にはみんなで楽しんで、くだらないことで笑って、本当に楽しくて充実した4年間を過ごすことができたのも同期に恵まれたことに他なりません。ありがとう。








後輩達へ

僕はいつも自分のことで精一杯で、後輩達へは何も残すことができなかったけど、みんな本当に頼もしくて、みんな同じチームとして一つの目標に向かってホッケーできたことすごく楽しかったです。みんななら必ず来シーズン新しい1年生とともに良い結果を残せると信じています。本当に今までありがとう。

両親へ

両親にはこれまで沢山お世話になりました。
送り迎えや日頃のサポート、僕が辛い時には八つ当たりをしてしまったり、沢山、迷惑をかけてしまったこと申し訳なく思ってます。
北海道という慣れない地で過ごす中、大変なこともありましたが、沢山支えてもらったこと感謝しています。アイスホッケーは金銭的な負担が大きいスポーツなのにも関わらず、献身的にサポートしてくれたからこそここまで来ることができました。これからも迷惑かけること沢山あると思いますが、これまでの恩を返せるようさらに努力して成長できるように頑張ります。


本当にあっという間の4年間でした。
僕たちは新たなステージに進みます。ここで学んだことや思い出を胸に次のステージでも活躍できるよう頑張っていきます!
長くなりましたが、これにて卒業ブログを終えさえていただきたいと思います。
 
本当に4年間お世話になりました。
ありがとうございました!





これからも早稲田大学スケート部ホッケー部門の応援、よろしくお願い致します!