何かで正垣さんの「店長に数字を求めない」という話を読んで、そういえば…とXで検索したら致知が出てきました。そこにエネルギーの法則、世界は調和している、というようなことが書かれていて、Amazonで本を検索、もしや…と思い購入履歴をみると昨年、購入していました。引き出しを開けると、目立つところに置かれていました。
久しぶりに、しっかりと読みます。この本を読もうと思ったのも世界の流れです。
はじめに
もしあなたが人生やビジネスで「うまくいっていない」のなら、それは自分中心に、生きている証拠。
自分自身中心に生きていると、迷いや苦しみといった不調和が生じる。
あなたを安らぎと成功に導くはずの「つながり」を自ら切り離して、ぽつんと一人孤立してしまうばかりか、この世界との軋轢や葛藤を生み出してしまう。
「自分中心」から「人のため」へのシフト
この世界と調和して幸せになり、ビジネスも人生もうまくいく考え方。
■「つながり」の中で、この世界が少しでも良くなるように
サイゼリヤは「利益のことは考えない」「お客様最優先」
この世界にあまねく広がっている「エネルギー」は、みんなが幸せになる方向に流れている。その流れに沿っているものは、不思議なことに、抵抗なくするすると進み、全てがうまくいく。
「人のため」には、ある種の「自己犠牲」が伴う。
しかし、自己犠牲こそ、実は幸せになる近道。そこには、犠牲を何十倍も上回るほどの、圧倒的な「喜び」がある。
■この世界のすべてが、あなたに加勢する
サイゼリヤの基本理念、「人のため」、「正しく」、「仲良く」
「つながり」の中で導かれ、物事が「みんなが幸せになる方向」へと進んでいく。この世界の全てが味方として加勢してくれている…そんな心持がした
利他の心で、「人のため」にできると、あなたはこの世界と調和していく。
日々の反省と精神の力によって、「自分中心」よりも「人のため」を優位にしていこう。
結果が望ましくないときは、必ず考え方が間違っているということ。
考え方を変える絶好のチャンスだという点で、最悪こそがむしろ最高。
目の前の現実を拒むことは、不調和をもたらす。すべてを最高だと引き受けて、感謝し、突き進んでいく人こそ、ロマンやビジョンを実現できる。
嫌なことが起きた時に「自分を変えていくチャンスだ」「ありがたいな」と思えるようになれば、最高。
「秩序」を保つための努力をしてきた。
「秩序」には2つの側面がある。
一つ目は「自由を制約し、ムリ・ムラ・ムダ」が生じないようにすること。本当の自由とは、自由の制約の中にある。
もう一つは、シンプル化によって努力の対象を絞り込み、少ない労力で大きな成果が得られるようにすること。一点集中をすることによって、競合がいない領域にまで進化していくことができます。
嫌なことや苦しいこともありますが、エネルギーの流れによって起きているので、良いことも悪いこともすべて最高。エネルギーの流れは、あなたを生かし、守り、導いていくれる。
■あなたはいつまで天動説を信じているのか
今まで「自分のため」に向けていた努力を、まずはほんの少しでもいいので「人のため」に振り向けてみよう。
ーまさかサイゼリヤ正垣さんの本を読み始めるとは思いませんでしたが、「はじめに」で心をわしづかみにされています。倫理に通じる考え方ですが、これを自分の暮らしや仕事にどう生かすか、どう実践するかがわかっていません。しっかりと行動していくために考えながら読んでいきます。
第1章 利他
「人のため」に生きていれば、すべてはあなたに味方する
■サイゼリアの料理は、まずくて高い。
お客様に喜んでもらうには、けっして現状に満足しないこと。欠点がわかるから、より良くできるのです。
■一番難しくても、一番喜んでもらえることをしよう。
一番愛される料理こそ、どんどん安くしていく。自分の都合なんて、後回しでいいんです。
■まずゴールを決めてから、後で帳尻を合わせていく。
一番お客様に喜ばれることを、理想として掲げましょう。実現する方法を考えるのは、それからです。
■大きなロマンとビジョンがあれば、自分中心にはなりえない。
人に笑われるくらいのロマンやビジョンを語りましょう。きっと仲間が現れて、私利私欲に走る暇もなくなります。
・ロマンとは、「こうしたい」という強い思いのこと。
・ビジョンとは、そのために必要な数字。サイゼリアの場合は、1万店舗
・ロマンとビジョンの「条件」
①借り物ではない、あなたの心の内から出てきた願いであること
②その願いが、人に喜ばれ、人を幸せにするものであること
③ほかの誰にも真似できない、あなたにしかできないものであること
・条件を満たしたロマンとビジョンを掲げて、努力をしているとき、あなたは本当の調和へと至る。
■「人のため」なら、物事をありのままに見られる。
「観察」「分析」「判断」「実行」を正しく行う唯一のコツは、それを「自分のため」にやらないことです。
・この世界は、あなたを中心にできているわけではない。
・自分のためにやればやるほど、自分のためにならず、むしろ苦しみに転じてしまう。
・変化と調和の二つを同時に見ていくことを、「正しいものの見方」と呼ぶ。
・サイゼリヤでいうと、「つくって売る人」の立場ではなく「食べる人」の立場になって考えるということ。
・みんなが良くなっていくことを考えれば考えるほど、みんなのことが好きになっていく。すると、充実感や満足感、幸福感などに満たされ、生きていることへの感謝の気持ちまで湧いてくる。
・「人のためであるでほど、自分のためにもなる」というパラドックスが、あなたを押し上げてくれる。
■創業記念日は誰も祝わない。
人生の持ち時間は、皆、平等に有限です。どうでもいいことは手放して、大切なことに集中しませんか?
■「人のため」なら、無限にエネルギーが湧いてくる。
苦しい時こそ、人の荷物を持ってあげましょう。自分の中に潜んでいたエネルギーが燃焼し始めます。
・今自分がしていることが、人の役に立っている。救われている人がいる。そうわかるだけで、胸の奥に温かいものが広がって、エネルギーが不思議と湧いてきて…、苦しいことも最後までやり遂げられたりする。
・自分の心の奥底から、本当の意味での喜びが湧いてくる。その喜びは「自分が役に立てた」という充実感、達成感のようなもの。
・「人のため」とは、関わり合いながら、その関係性の中で生きているこの世界と調和していくことに他ならない。
・そのような利他的な姿勢は、目に見えない力-エネルギーの力としか言えないものを引き寄せ、思わぬ成果を与えてくれたりする。それがこの世の常。
■リーダーシップとは、仲間のためを思って働くこと。
「リーダーのために頑張ろう」という思いを共有しているチームは、とてつもなく強いものです。
・真のリーダーシップとは、周りの人を奮起させること。この人を助けたいと思ってもらうこと。
・問われるのは、能力ではなく、人格や人間性。
・自分の至らなさを謙虚に自覚し、弱さを認め、周りに優しく接する。「自分のため」ではなく「仲間のため、お客様のため」に一生懸命に働く。
・自分のためには頑張れなくても、人のためなら、その何倍も頑張れてしまう。だから「リーダーのために頑張ろう」という思いを共有しているチームはとてつもなく強い。
・仲間のためなら、体がどんなに疲れていても、頑張ることができた。「みんなのために、自分が働く」
・サイゼリヤの基本理念「人のため、正しく、仲良く」を実践していくだけで、誰でも優秀なリーダーになれる。
■寿命がわずかというとき、最後の晩餐はサイゼリヤで。
あなたの仕事が、最高に人のためになっているシーンを想像してみてください。きっと力が湧いてくるはずです。
ー第1章 利他 一気読みでした。父と母という人とのつながりによって生まれてきた人間が、自分を中心にして幸せを感じるわけがないのは当然かもしれません。しかしそれではなぜ「自己中心的な考え方」なるものにとらわれてしまうのでしょうか?「人のため」に行動することが、自身の本当の喜びにつながるのはわかります。しかし自己中心的にしか生きられない人が多いのもまた事実だし、自分自身もそうです。自己中心的な自分から抜け出せずにいるのもまた何か意味があるのでしょうか?そこを考えながら読み進めていきます。
第2章 反省
「自分は間違っているかもしれない」と思う人ほど、正しい
■結果が良くないときは、必ず自分が間違っている。
行き詰まりを感じた時は、考えを「逆」にすること。現状を打破する大きなヒントになるはずです。
・結果そのものを軽視したり、疑ったりする姿勢は、浅はかで傲慢なもの。極めて非科学的な態度でもある。
・良くない結果は「方法が不適切であった」と教えてくれている。ありがたいことだと、感謝すべき。
■反省しているとき、心は最高に穏やかになる。
反省できると「まだ捨てたもんじゃないな」と思えます。自分のことが、前よりも少しだけ好きになっています。
・反省をしているときが人生で一番幸せ。なぜなら、反省によって、今この瞬間、自分が正しい方向に向かっていることが、はっきりとわかるから
・「自分が今、確実に正しい方向に進んでいる」これを確認できる唯一の行いが、反省。
・悪い結果が出て、反省をし、「自分が正しくない」「自分中心で、独りよがりになっていた」ということがわかった瞬間こそ、確実に成長している。
・反省とは、毒素を抜いていくこと。自分中心という毒を抜いていく治療行為のようなもの。
・間違えてしまったけれども、間違いを素直に認められるだけの謙虚さがある。反省している今この瞬間、正しい方向に向かっていることがはっきりわかる。自分のことが好きでいられる。これはとても幸せで、ありがたいこと。
・間違った考え方を直すきっかけを与えてくれたことに感謝の気持ちが芽生えてくれば、みんなのことが好きになって、この世界と調和していく。ますます心が穏やかになっていく。
・反省を積み重ねることこそ、幸せな人生を紡いでいくこと。
■たった1%だけでいいから、本能に打ち勝とう。
100%人のために生きることは、凡人には不可能です。少しずつ反省しながら、歩んでいきましょう。
・人は何のために生きているか?人の役に立つため、困っている人を助けるため。そして、自分中心で苦しんでいる人に、「人のため」が幸せへと至る唯一の道だと教えてあげるため。
・人は何のために生きているか?反省するため。
・常に肉体と精神が戦い続けている。「自分のため(肉体)」と「人のため(精神)」の間で、悩み、葛藤し、もがき、反省を繰り返しつつ、あくせくしながら生きていく。これが人生。
・目指すのは、精神が「51%」という、ほんの少しだけ肉体より優位な状態。
・生きるために自分の「肉体」の求めにある程度は応じ、肉体を健やかに心地よく保ってやる必要がある。そうしないと「精神」を働かせることは難しい。健やかな「肉体」こそが「精神」を十分に働かせるための土台。
・「人のため」と正しい方向に向かっているか、日々反省しながら、歩んでいく。
■私、正垣泰彦は怠け者で自分勝手、愚かな人間だ。
人間は誰しも、自己中心性を持っています。その事実を見据える人だけが、それを超えていけるのです。
・「私ほど怠け者で、自分勝手で愚かな人間はいない」「だから少しでも、まともな人間になりたい」
・「肉体」と「精神」は常に戦っている。
・「肉体」は感覚→感情→欲望に支配されているため、「不快」なことを本能的に嫌い、できるだけ自分自身を快適にしようとする。
・一方、「精神」には限界がないため、理想を果てしなく追うことができる。
・肉体を制御し、乗り越えていく。それが人間の「進化の過程」。
・「自分はまだまだダメだなあ」と反省し、ときに自己嫌悪しながらも、「明日こそは頑張ろう」と進化できる。
・せめて今日一日だけ、「人のため」に頑張ってみないか。今日一日だけ、まともに生きてみよう。
■考え方を「逆」にすれば、それはだいたい正しい。
世の中は、残念ながらあなたを中心に動いていません。天動説から地動説へと、移行していきましょう。
・仕事でも人間関係でも、結果が思わしくないときは、「世界は自分を中心に回っている」という考えにとりつかれているものだ。
・「残念ながら、世界は私を中心に回っていない」「自分は世界の一部でしかなく、みんなと一緒に回っている」
・「自分中心」から「人のため」へのシフトチェンジ。
・考えを真逆にしてみる。自分が正しいと思うことは、たいてい間違っている。自分が間違っていると思うことが、意外と正しい。
■目に映るすべては、メッセージを発している。
今起こっていることはすべて、あなたの心のあらわれ。この世界はメッセージに満ち溢れている。
・「この出来事は、私に何かを教えようとしているのではないか?」
・今目の前にあるもの、起こっていることはすべて、心のあらわれ。何一つとして、人のせいにできるものはない。
・掃除が不十分…暇がなかった、教える暇がなかった、何か余計なことをさせてしまっている。その原因をつくった責任は自分にある。自覚の欠如を認識し、反省する。
・自分が嫌な思いをしたときや、苦しんだときは、すべて自分の責任と受け止めて反省する。
・この世界は、反省のチャンスに満ち溢れている。
■すべての失敗や挫折は、やり残した課題を終えるチャンス。
組織において、誰でも不遇の時期はあるもの。急がなくても大丈夫。挫折を経験した者は強くなるのです。
・どのような立場に置かれようと、「人のため」を第一にコツコツ頑張り続ければ、年齢を経てから能力が向上することは間違いない。
・順風満帆な人より、挫折のさなかにある人のほうが、はるかに幸せで恵まれている。なぜなら、反省という大きなチャンスを与えられているから。
・反省とは、幸せに至る唯一の道。
・自分が今、正しい方向に向かっていることを確認し、その喜びをかみしめる。そして自分中心から人のためへと、考え方を軌道修正していくただ一つの方法が反省である。
・左遷されても、クビになっても、会社が倒産しても…どんな最悪に思えることも、全ては反省の材料にすることができる。最高のことが起こっている。
・その課題は過去の自分が蒔いた種。最も進化できて、最もためになる最高のタイミングで満を持して起こっている。
■サイゼリヤがつぶれたら、それは喜ばしいこと。
もしあなたが、世の中を良くしたいと考えているのなら、自分よりも優れた人に、拍手を送りましょう。
・もし「競合他社に負けそう」「後輩に抜かれそう」などと不安を感じているなら、それは自分中心になっている証拠。
・「どうぞ、優れたほうを選んでください」人のためを願うなら、そんな謙虚な気持ちになれる。
・欲で曇っていた目が晴れていき、お客様が何を望んでいるかはっきり見えてくる。
・この世界と調和して、正しい方向にエネルギーが循環し始めると、不思議なことに、全てが味方してくれるようになる。
・まずは結果を謙虚に受け止める。望ましくない結果は自分自身に原因がある。努力が足りなかった、と反省すればいい。
ー第2章「反省」を読み終えました。自己中心的な考え方から脱却し、「人のため」に何かをする、そのためには「反省」が必要だ。しかも「反省」の機会はチャンスだ、ということです。もちろん反論はないのですが、結果を出すにはあまりにも過酷過ぎないか、と暗い気持ちになってしまいます。この暗い気持ちでいる、というのがやはり自己中心的な考え方だろうと思います。「人のため」というのなら、やはり一緒にいる人たちが楽しい気持ちになる様に振る舞うべきでしょう。本当に反省しなければなりません。
第3章 調和
「目の前にあるものが最高」と思える人ほど、遠くへ行ける
■あなたが出くわすものは、すべて「最高」だ。
現実を拒むことは、変化や調和を拒むこと。今、最高のことが起こっています。進化できるチャンスです。
・今目の前にある現実を拒んでいると、この世界と調和するどころか、葛藤や分離をもたらす。
・今、目の前にあるものが最高!
・「これが最高のことだとしたら、私にとってどんな意味があるだろうか?」
・「これが最高なのだとしたら、私はどうするべきなのか?」
・悩みのほとんどは、目の前にある現実を拒むことから生じる。
・冴えた頭と、落ち着いた温かい心、よく動く堂々とした体で、1歩2歩と歩みを進める。
・一見「最低」だった出来事が、後で振り返ってみると「最高」としか言えなくなってくる。
・この世界が、自分の人生が、「最高」だらけになっていく。
■人生は、いま目の前にあるものからしか拓けない。
その苦しみは、あなたを幸せに導くもの。逃げずに踏みとどまることで、道は拓けていきます。
・自分を取り巻く環境や状況と、うまく調和できていないと苦しい。そこで逃げたら成長は止まる。
・今、置かれた場所を放り出しても、問題は解決されない。
・なぜなら、根本的な問題は、自分の「考え方」にあるから。自分中心になっていて、この世界との不調和が起きているから。
・その苦しみは、自分自身を幸せに導くために、起こっていること。
・苦しみから逃げるなんてもったいない。これまでの自分を変える最高のチャンス。
・あまり先のことは考えず、かといって無理して乗り越えようとせずに、我慢して我慢して我慢して…そのうちにいろいろなことが見えてくる。
■嫌なことが起きたら、「ありがたい」と喜ぼう。
嫌なことが起こるほど、やる気になるし、強くもなる。あまり平穏無事だとつまらないし、不安になります。
・そもそも「嫌なこと」は、それまでの自分自身の言葉遣いや行動、一つ一つの行為が原因となり、その結果として起こっている。自分が蒔いてしまった種が、実を結んで、いま目の前に立ちはだかってる。
・自分で種を蒔いているのだから、それは自分で乗り越えられる程度ということ。
・「嫌なこと」が起きないことのほうが不安。「最近、成長の機会がないけど、大丈夫だろうか?」
・「嫌だなぁ」と「ありがたい」という正反対の気持ちが同居している。
・傲慢になっていたら謙虚になることを、周りが見えなくなっていたら冷静になることを教えてくれている。
・火事になったあの店は、お前にとって最高の場所。邪魔だと言っていた八百屋もあさり屋も、せっかくお前のためにそこにあるんだから
・逃げるなんて、もったいない!もう一度同じところで頑張りなさい。苦労は成長のため。火事で店がなくなるなんて、最高でしょう?
・立地が悪いのも、ならず者しかいないのも、火事になったのも、全ては最高のこと。より幸せになるようにと、私は導かれている。
・もし「今が人生のどん底で、最低最悪」と感じているのなら、それはとても素晴らしいこと。
■人生の真理は、最愛の母が教えてくれた。
謙遜を学ぶようにと、弱さを授かった。優しくて強い私の母は、まさに調和の人でした。
・自分の目の前に起こる出来事は、良いことも悪いこともすべて自分のためにある
・「私が至らないから、お父さんに苦労をさせている。相手の女性には申し訳ない。」
大きなことを成し遂げるために力を与えてほしいと神に求めたのに、謙遜を学ぶようにと弱さを授かった
偉大なことをできるようにと健康を求めたのに、より良きことをするようにと病気を賜った
幸せになろうとして富を求めたのに、賢明であるようにと貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようと成功を求めたのに、得意にならないような失敗を授かった
・いかなる時も、落ち込まないし、傲慢にもならない。悲観的にもならず、楽観的にもならない。それが「自分中心」から脱却した、中庸な態度。
■一番近くにいる人を大切にすることが、調和への第一歩。
「人のため」と言いつつ、親を軽んじている人は多いもの。最も深い、親子の「つながり」を大事にしてください。
・「正解平和のために何をしたらよいか?」マザー・テレサ「家に帰って、家族を大切にしてあげてください」
・これから調和しようとしているこの世界で、親は一番近くにいる。
・変化し、関係しあう中で、何らかの原因があって、自分を助け、成長させてくれる、これ以上ないくらいの最高のタイミングで、自分の前に現れてくれた。
・千里の道も一歩から、近くにいる人を大切にできる人だけが、遠くにいるたくさんの人を幸せにできる。
■全ての人は99.9%「同じ」DNAでできている仲間である。
苦手なあの人も、実は「親戚」だった。そう思うと、少しは親近感が湧いてきませんか?
・人は孤立して生きていくことは不可能。調和しながら生きていく。不調和からは軋轢や葛藤が生まれ、それは苦しみや不幸に転じていく。
■意欲さえ持てれば、あとはどうにでもなる。
誰もが心の奥底に持っている「役に立ちたい」という気持ちを引き出してあげるのが、企業の役目です。
・人材能力 ①素質 ②教養 ③知識 ④経験 ⑤意欲 ⑥リーダーシップ
・私たちは「つながり」の中で生きている以上、その中で「調和して幸せになりたい」という思いを完全になくすことはできない。
・企業が人を育てる時、注力すべきは「人のため」という正しい意欲のもとでしっかりと知識を学び、経験を積んでもらうこと。
・物理学の考え方でいうと、エネルギーは伝達するため、波長が合うエネルギーを持つ人間同士が惹かれ合って組織が形成されていく。
■不器用な人間によって、組織はユニークな存在へ進化する。
同じことをコツコツできる「不器用な人」は、「神業」を組織の技術に変えてくれる貴重な存在です。
・「ダメ社員」はいない。「つながり」の中で、すべての人が調和できるようにと、この世界はできている。
・今目の前にいるメンバーが、あらゆる意味で最高
-調和というのはよくわかります。世界がつながっている、だから全ての人が大切だし、今目の前の厳しい状況も自身の成長のため、というのもわかります。全部よくわかります。しかし…と暗いことを言ってしまいそうになる自分を許してもいいでしょうか?それとも自分もあともう一歩「人のために」「人に喜んでもらうために」踏み出すことができるでしょうか?まだまだ、では何をやるべきか、これをやる!という宣言にまでは至りませんが、読み進めていきます。
第4章 努力
努力を怠った途端に、「秩序」は崩壊していく
■自由を制約しなければ、生産性は上がらない。
決まりを作って、秩序を保つこと。自らを正しい方向に向けていくことの中に、調和と本当の自由があるのです。
・高い生産性は何から生まれるか?それは「自由の制約」。これを秩序と言う。
・エントロピー増大の法則…物事は放置すると、すぐに乱雑で無秩序で複雑な方向に向かい、自発的には戻らない。
・エントロピーを減らす最良の策=「標準化」
・標準化とは、最良の行動をとるための「決まり」をつくって、どこの店舗でもすべて「同じ」にし、例外をなくしていくこと
・「決まり」をつくって「同じ」にすれば、秩序が乱れることはない
・最初は、「決まりを守ろう」という意志の力が必要になる
・それを繰り返していくうちに、決まりで定められた「最良の行動」が個人の習慣となり、やがて組織のカルチャーとなって、競争力の源泉となっていく。
・その上で、改善・改革を繰り返していけば、最高になる(理論上は)
・ルールや決まりなどの秩序がないほど、乱れていく。縛りや約束によって、最良の方法を取ろうとするからこそ、自分の力を最大限に発揮したり、やるべきことを遂行できる。
・自由度が高くなるほど、人間は自分の思うままに行動してしまう。すると、計画通りに進まない。混乱、遅れ、わがまま放題、無理むら無駄だらけになる。
・身勝手、わがまま、自分の欲望のままという自分中心的な考え方は、無秩序と不調和、そして苦しみをもたらす。
・本当の意味での自由は、調和の中にあるもの。
■お客様の数が増えれば増えるほど、一人ひとりのお客様を幸せにできる。
安くて良いものが買えるのは、チェーンストアのおかげ。この世界は確実に良くなってきています。
・スケールメリット(規模の経済)1500店舗よりも1万店舗のほうが、そして客数2億人よりも13億人のほうが、一人ひとりのお客様を幸せにできる。
・チェーンストア理論…11店舗以上の多店舗展開、企業活動を本部に集中させ、店舗は商品管理、コストコントロールなどのオペレーションに専念することで経営効率の最大化を目指すもの
・業種や価格による多様性を残しつつも、チェーン店によって食の豊かさを平等に享受できるようになってきている…この世界はますます調和へと向かっている。
■1つに絞るシンプルさが力強いエネルギーを生み出す。
迷いがあると、エネルギーが失われます。得意なこと1つに絞って、追及していきましょう。
・シンプルになると、全てのエネルギーは無駄なく、滞りなく、力強く、まっすぐに進んでいく。
・エントロピー増大の法則…物が多く、混沌としていると、迷ったり、気を遣ったりして、エネルギーが浪費されてしまう。
・店長に売上目標を課していない。経費コントロールのみを求めている。粗利益高に責任を持つのは商品部門
・1つのことを始めると、様々な課題や困難が湧き水のように出てくる。この現象を「一を聞いて十を知る」と理解している。
・「安くておいしい」を極限まで追求するには、1つのことに10以上の課題を見出し、一つひとつ解決していく集中的な努力が求められる。
・一つひとつ解決していく集中的な努力をやめずに、踏みとどまることができれば、競合がいなくなるほどの独自性を打ち立てることができる。
・自分が一番得意なことに集中し、特徴を打ち出していく。あれこれ手を付けるのではなく、1つを集中してやり抜く、このほうが結果的にうまくいく。
・特徴があればあるほど、つながりの中で役割を見つけて必要とされる存在となり、助け合い、補い合っていくことができる。
・世の中はすべて、「違い」でできているからこそ、調和がある。そのようにして、みんなで1つの世界を構成している。
■オペレーションを簡単にするほど、お客様を幸せにできる。
科学的な手法で、ムリ・ムラ・ムダを省いていく。それを最小限の人員で行うのが、調和のとれた道です。
・「具体的な動作」「所要時間」「求める結果」が可視化されると、仕事量を見積もることができるようになる。
・少ない人員でお店を回せれば、人件費を抑えられるので、料理を安く提供できるようになる。
・3人で回る仕事に、10人配置すると、職場は無秩序状態に陥る。必ず「余計なこと」をする人が出てくる。
・全員が「絶対やるべきこと」に没頭、集中し続けている状態でこそ、組織はお客様のために最高のパフォーマンスを発揮することができる。
■「人のため」の時間効率がわかる、人事生産性。
あなたの時間がどれくらい「お客様のため」になっているか、まずは知るところから始めてみてください。
・仕事とは、時間そのもの
・従業員の大切な時間を「人のため」と最大限に生かしきることが、経営者の大きな役割
・小売業…2444円 飲食店…1902円 サイゼリア…4000円~6000円
■成長・発展しているものから学んだことは、すべて正解だ。
自分の考えや経験則では限界があります。うまくいっている組織や人を観察し、学んでいきましょう。
・自分の感覚や経験だけでやってしまっている自覚があるなら、これを機に一度立ち止まってみる。
・あなたがやっている仕事で、世界で一番社会に貢献している人や、会社は?
・世界一優れた人や成長発展している企業のことを知ると、目指すべき方向性や目標が見えてくる。
・ロマン・ビジョンがはっきりとした形で浮かび上がってくだろう。
・方向性と目標があれば、努力できるようになる。
・我流でやっていると迷う。迷いがもたらすのは無秩序と苦しみ、努力しても良い結果には結びつかない、辛い。
・サイゼリヤとマクドナルドの違いを従業員に300個以上書かせて、社内で討論し、改善案を出して実行する、を繰り返してきた。
・ビジネスの基本は「観察(=問題点を見つけること)」「分析」「判断」「実行」
■固定観念を疑ったら、レストランから包丁が消えた。
「絶対に必要」だと思っていたもの。それがなくても、ビジネスが成立するかもしれません。
・「人のため」という根っこの動機さえブレなければ、何をやってもいい。
ー「努力」刺激的な章でした。歯を食いしばって頑張る、我慢する、という努力ではないとは思っていました。とにかくムリ・ムラ・ムダを科学的に排除せよ、ということです。そこに頭を使え、努力せよということです。確かに、頭を全く使っていないと反省しています。それにしても成長発展していないという事実に向き合うことが大切です。なぜ成長発展しないのか?どうしたら成長発展できるのか?このことを本筋に考えていきます。
第5章 法則
「エネルギーの法則」に従えば、ビジネスも人生もうまくいく
■この世界のすべては、エネルギーでできている。
この世界の全ては連関しあいながら、みんなで「より幸せになる方向」へと変化し続けています。
・「F=ma(力=質量×加速度)」正しい方向に力を加えると正しい方向に変化して動き、悪い方向に力を加えると悪い方向に動く。
・力を加えることをやめると、そのままで変化しない。力を加え続けると、変化も大きくなっていく。
・人は誰でも努力をすると前進し、成長する。しかし努力を止めると、その途端に停滞するもの。
・現実の世界の本質とは、「停滞」ではなく「変化」
・たとえ間違ったり、思わしい結果が出なかったとしても、変化に柔軟に対応し、改善を重ねていけばいい。
・孤立しているものはない、つながりの中で「人のため、正しく、仲良く」という利他の心に満たされて、また「よりよく変化していこう」「生かし合っていこう」という気持ちで行動することが、大きなエネルギーを生み出してくれる。
・「見返りを求めない行動」こそ、世界をよりよくする原動力。
・エネルギーは高いところから低いほうへ流れる。熱も熱いところから冷たいところへと移動する。困っている人を助けようと思い、手を差し伸べて行動を起こすことは、エネルギーの流れに沿ったことでもある。
■エネルギーの第1法則~すべては変化し、調和や平等に向かっている~
人間一人ひとりが精神を進化させていくために、エネルギーの法則は存在しているのです。
・もし自身の事業や仕事がうまくいっていないという場合、エネルギーの流れを確認してみる。
・「すべては変化し、調和や平等に向かっている」という法則に従って、「人のため」に行動する。心の安らぎを感じられる。
■エネルギーの第2法則~すべては最高の状態で関係し合い、中心も孤立もない~
モノでもあり波でもある「素粒子」の不思議な性質を知ると、あなたはけっして孤独ではないことがわかってきます。
・大海原に「孤立している波」などない。全てが等しく、同格で、関係し合い、影響を与え合っている。
・現実の世界も同じ。物質も人間も、人間を構成する肉体と精神も、全てはエネルギーであり、粒子と波の二面性を持っている。全ては関係し合っているから、何一つ孤立していない。
・最先端の量子力学で、すべての物質は「モノ」であると同時に「波」でもあると、証明されている。
・「素粒子の二重性」…「すべてはモノであり、波でもある」「そして、全てはつながり合っている」
・自然も人間も、すべては「つながり」の中での因果関係によって成り立ち、動いている。
・因果関係とは、「原因があるからこそ、結果がある」と言う関係。結果が原因となって新たな結果を生み、その結果が再び原因になる。つまり世の中は変化しながら動いている。
・この時に重要なのは、「原因」とは「目に見えないエネルギー=考え方」だということ。
・悪い結果が出た時は、原因を「外側」や「他人」ではなく、自分の「内側」に探してみる。
・「人のため」と考え、反省を繰り返しながら「つながり」と調和していくことで、ビジネスや人生は良い方向へと転がっていくようになる。
・「全ては関係し合い、中心も孤立もない」「あらゆる人間は平等で、それぞれが最高である」
■あなたが優柔不断なのは、法則を知らないからだ。
判断できなくて苦しい、悩みが絶えないとき、法則に立ち返れば、正しく見て考えられるようになります。
・エネルギーの法則「人のため、正しく、仲良く」=「利他、反省、調和」
・熱エネルギーの法則、エネルギーは高い(熱い)ほうから、低い(冷たい)ほうへと流れる。
・与えることで、みんなに喜んでもらうことこそが、この世の真理だ。
■法則通りに生きていると、突如「核分裂」が起こる。
本当に「人のため」になるビジネスなら、広告や宣伝は不要。必ず口コミで爆発的に広がっていきます。
・重要なのは、核分裂とは「法則通り」の正しい行動を積み重ねた結果、突如として起こる点。
・核分裂を起こすには、自分の儲けや都合を中心に物事を考える姿勢から脱却すること。
・「自分中心」の生き方には、限界がある。それはやはり、エネルギーの法則に反した生き方。
■あなたが恐れる死は、進化の通過点なのかもしれない。
肉体と精神の相克は、永遠に続きます。今生が終わっても精神は次の体で再スタートするからです。
・死ぬのが怖いと考えているなら、まだ自分中心で考えている。
・死が怖くない理由。それは自分自身が、あらゆる物質を存在させ、生かしている「大いなるエネルギー」の一部だから。
・エネルギーの意志と同調し、法則に沿って生きていくことが、人生最大の目的。
・すべては変化し、調和や平等に向かっている。
・すべては最高の状態で関係し合い、中心も孤立もない。
・エネルギーの意志と同調し、法則に沿っている限り、目の前に起こることはすべて最高で正しい。死すら例外ではない。
・人生は「人のため」の精神と、「自分中心」の肉体との戦い。精神が100%優位になることはない、51%を目指そう。
・肉体が死を迎えると「自分中心」の肉体が姿を消すので、100%「人のため」になる。
・「死」はその本人にとっても、周りの人々にとっても「自分のため」を脱却し、進化する手段。
・「特殊相対性理論」人の肉体が死を迎えた時、その人が持っていたエネルギーは、宇宙のどこかに存在し続ける。
・「DNA」肉体という物理的な存在がDNAという情報的な存在に変わり、宇宙のどこかに存在し続ける。
・「今の肉体の死」が進化の手段であり、通過点でしかないなら、死は恐れるに値しない。
■迷信はあなたを救わないが、法則はあなたを幸せにする。
あなたの内側には、潜在的にとてつもない力が備わっています。人のため、正しい方向に力を使いましょう。
・迷信…自分の外にしか存在していない
・法則…自分の内にも外にも広がっている
・法則に沿って「人のため」の行動を積み重ねるほうが、自分自身のためにも、世のためにもなる。
・エネルギーが目指している方向は、調和と平等。
エネルギー…つながっている…オカルトですが、素直に入ってきます。ただひたすら「人のため」ができていないのです。自分中心に考えているから、常に不安です。まさに無私、献身、解脱なのだと思います。「まずは自分を大切にすることだ」「自分が幸せでないのに人を幸せにできるか?」などと言う人もいます。いずれにしろ「人の喜びを我が喜び」にできていないところが自分自身の限界です。このもう少し、自分がどうするかを考えながら読み込まなければいけません。今のところは見えていません。今目の前にいるお客様の要望に応えることが「利他」でしょうか?人のため…人数でしょうか?謎は深まるばかりです。
おわりに
・自分中心な態度は、調和に反する。
・人生で一番の幸せは、反省ができること。
・反省をするには、責任をもって行動することが大前提、つまり、反省ができる人は何らかの行動ができた人。
・失敗、反省、失敗、反省…そんな「繰り返し」の先には、必ず成功と幸福が待っている。
・幸せとは、無限の人格の成長、完成することはない。ほんの少しだけ進化していることに、安らぎと喜びを感じている。
・うまくいかないとき、苦しいとき、それは「自分中心になっているぞ、気づきなさい」というサイン。
・反省①人に対する言動についての反省。嘘、ごまかし、やってしまったことなど、行いに対するもの
・反省②自分の心の在り方についての反省。「人のため、正しく、仲良く」こう考えていたか振り返る。
・肉体を持つ以上、自分中心の考え方になる。だからこそ命ある限り常に反省し続ける。
・悩み、心配、思い通りにならないのが人生の本質、思い通りになったら反省しない。反省しないから成長しない。
悩み、苦しみ、反省することこそが人生か。やはり苦難福門に行きつきました。もう一回しっかり読み込みます。ありがとうございました。





