今日もまんざらじゃなかった

今日もまんざらじゃなかった

「5年後が違う」という思いで、読書を通しての気づきを書き綴っていきます

 

はじめに

仕事は人間でできている

会社との正しい向き合い方ができていない

自分と周囲を客観視して悩みを言語化できれば解決策は見えてくる

本当に役に立つ会社の教科書

 

ーずるい仕事術に続いて間髪入れずに2冊目。復習とさらに行動につなげるために読んでいく

 

第1章 仕事 仕事は「要領よく」考える

仕事の悩みは「いまいま」だけで考えると失敗する

■相手から逆算する

仕事の悩みや不満の多くは「承認欲求とメンツ」が原因

頑張っているのに評価されない、という承認欲求

ほめ過ぎると舐められる、というメンツ

なぜあの人は、会社は、自分にこうした態度を取っているのか、そこから逆算する

 

1「社内政治」で大事な人は社内の「ただの駒」かもしれない

ー会社では誰と仲良くするとトクですか?

■「ほしいもの」はわかっているか?

■「キーマン」は一人ひとり違う

■「ただの社内政治」は意味がない

■社内の「駒」にまどわされない

■すり寄る若手はかわいい!?

 

ーやはり自分が何をしたいのか?をはっきりさせることだ。若い時は稼ぎたい、もしくはモテたいでいいと思う。上司としての立場では、すり寄って来る若手はかわいいが、100%打算と考えて、先入観を持たず、誰に対しても丁寧でドライな接し方に接する、基準越えのいい仕事に関して評価するという姿勢でいいのだろう。

 

2上司は「感情」ではなく「利害関係」で動くもの

ー不満を言っても突き放してくる上司の態度が辛いです

■上司は友達じゃない

■動かしたいなら「動きたくなる理由」をつくる

■愚痴ではなく「ロジカル」に伝える

■愚痴への共感がほしいときは?

■愚痴の中にある「どうしたい」を発見させる

 

ー上司としては「で、どうしたいの?」という解決方法の提案を促したい。自分も焦ってすぐに自分で解決に動いてしまうことが多いが、本当はどうだろうか。なるべく相手が「なぜそんな言い方をするのか?」「そういうマイナスな考えに至っているのはなぜか?」に思いを馳せる必要がある。

 

3「誰にでもできる仕事」と思わせてはいけない

ー「給料」と「仕事」のコスパが合いません

■上司には相談したか?

■なめられていないか?

■「誰にでもできる仕事」の時給は安い

■会社側も「評価の仕組み」を見直す

■「ノート」に書いて整理しよう

 

ー問題を感じている場合はやはり箇条書きが効果的だ。

 

4他人に期待しすぎない

ー会社で嫌なことがあると耐えられません

■「仕事」は好き、「会社」は嫌い?

■冷静に考える

■なんでも早く気づいたもの勝ち

■「理想の職場」なんてない

■会社や他人に近づきすぎない

■「転職」の前に分析する

■上司は上司で自衛する

 

ー割り切りは本当に大切だと思う。人生のかなりの時間を仕事に費やしてきたし、会社の経費にせずに自腹を切ってきた自負もあるので期待してしまっているのだ。しかし結局会社というのは個人の資産なのだ。自分が出店しようがPOSを導入しようがそんなことはオーナーが望んでいるかどうかもわからない。モヤモヤするのももったいない。とどのつまり業績だってそうか。否待て、本当にそうか。そんな諦めとか冷笑的になって何か面白いことがあるだろうか。そうじゃなくて、相手に期待するのではなくて、とにかく自分が精一杯やるという事だ。出店したら大変だけど面白いじゃないか。この衰退していくしかない業界で毎年1店舗ずつ出店していくという面白さを体験できるところまでは来ているのだから、それはすごいことだ。やろう、挑戦しよう。自分が行動していこう。

 

5「働かないおじさん」はなぜ働かないのか?

ー仕事をサボる「働かないおじさん」に困っています

■やり過ごしてはいけない

■「証拠」を揃えて報告する

■一生サボるだけの人生でいいのか

 

ーきちんと証拠と組織におけるデメリットを用意することだろうが、何か理由があってサボっているのに辞めていないのだ。ここは慎重にいきたい。それとやはり関係なしにガンガン仕事していけばいいのでないだろうか

 

6上司の話が長いのはあなたの質問に「仮説」がないから

ー一聞いたら200返ってくる「話が長い人」から答えだけを聞きたいです

■あなたの質問は的確か?

■質問の「解像度」を上げる

■あなたの質問に「仮説」はあるか?

■それでも話が長いなら

 

ー決して話が長い人になりたくない。多分大丈夫だと思う。ところで、立憲民主党の小川淳也幹事長は話がとてつもなく長いが、あの方の論法は「結論=難しいからできない」だが、それだけだと自分の能力不足を露呈させるだけなので、その課題がいかに難しいかをあれこれと積み上げて、結論「だから難しい」ということを解説していく。その能力がずば抜けて高いのだと思った。つまり話が長い人というのは「解決策を持っていない人」というのが私の結論だ。

 

7会社に都合よく使われる人には「共通点」がある

ー僕が異動できないのはなぜですか?

■なぜあなたは異動がないのか?

「今の部署では十分結果を出したから、権利として異動させてほしい」

「この仕事が続くとメンタルが持たないから異動させてください」

■異動できない3つの理由

①貴重な戦力だから

②今の部署しか向いていないと思われているから

③その人に何らかの問題があって引き取ってくれる部署がないから

■「会社のいいように使われるか」か「やりたことをやる」か

■お互いを「ちゃんと知る」

 

ー社長になるまで2年と同じ状況にいたことがない。全て自分の意志ではないが、我慢強さで乗り越えてきた。今も苦しさの中でなんとかやっているだけだから、人にアドバイスという感じはないし、それでいいと思っている。確かに人から相談されることがないのはそういう器ということだ。自分はとにかく自分をなるべく律して人に期待せず、やるべきことを常に周囲に伝えながら前に進んでいこう。

 

8「使い勝手のいいアシスタント」になってはいけない

ー上司が優秀過ぎて壁にぶつかっています

■「優秀な上司=天才」ではない

■優秀な上司の下につくのは「ラッキー」

■盗みながら強みを磨く

「自分の武器にできそうなもの」を考えながら仕事をする

■一生アシスタントでいてはいけない

■「自分の売り込み」も忘れない

■上司はちゃんと「子離れ」する

 

ーどんな状況でも巡り巡って結果を出せるかどうかは決まっているのではないだろうか。使い勝手のいいアシスタント的な仕事を全うするのもありだ。とにかく機嫌よく楽しくやれたらいい。

 

9なんでもほめる上司は「なにも考えていない」」可能性がある

ー大したことのない仕事でも褒められるので居心地が悪いです

■油断してはいけない

■裏切られる前に先手を打つ

■「なぜほめられたのか?」を考える

■ほめられたところに「自分の強み」が隠されている

■教育コスパは最悪になりつつある

 

ー人を育てるはかなり難しくなってきていると思う。それこそ社外研修のような形に依存する必要がありそうだ。いずれにしても、リーダーは先を見据えて未来に向かって進んでいくだけだ。

 

10「仕事のやりがい」なんて誰もくれない

ー同じ会社で働くとき、どうやって目標を見つければいいですか?

■仕事は好きだけどモチベーションが続かない?!

■自分だけの目標を見つける

自分と他人を比較しなくていい「自己完結型の目標」

■誰にだって「飽き」はくる

■モチベーションを下げない「しくみ」をつくる

■長期的なメリットを提案しつつ、でも無理に引き留めない

「会社にまだ学べるものがあるうちは残ったら?」という選択肢を伝える

 

ーモチベーションが上がらない時、それはもうあきらめるしかないと思っている。ただ自分の人生にマイナスにならないように、しっかりとルーティンは果たしたほうがいい。後は、佐久間さんが言っているようにゲーム感覚で対処してみるのもいいと思う。メール、LINEの返信を即行するとか、弁当をしっかり作るとか、昼食後、歯磨きをする、というのもいいだろう。そうして気が高まって来るのを待つことだ。

 

第2章 キャリア

「理想のキャリア」を手に入れる

就職・転職は「頭」を使え

■「キャリアづくり」は感情的になったら負け

自分を客観視して、粛々と準備を重ね新しい武器を手に入れる。

 

1「刺激がないから転職しよう」はうまくいかない

ーつまらないけど安定していたら惰性で働き続けてもいいですか?

■「現状維持」か「飛び出す」か

■腐らずにやるメリットはある

3年間という期限を決めたら強みが見つかり、本当にやりたいことができるチャンスが舞い込んだ。

■「ここではないどこか」ではなく「自分が活躍できる場」はどこか

 

ー強みを生かして、伸ばして、そして人や世の中、組織の役に立てるとそれが喜びに変わるし、報酬もついてくるだろう。

 

2「みんなが辞めるから自分も辞める」は正しい時もあるし、正しくない時もある

ー同僚がみんな辞めるのですが、私も辞めたほうがいいですか?

■「辞める理由」を聞いてみたか?

■退職タイミングの見極め方

■マネジャーはどうするのが正解か?

リーダーは仕事を分解してある程度の人がいれば回るしくみづくりにエネルギーを注ぐことが重要。どんなフェーズでも仕事が完結する体制を整えること、それがマネジャーの仕事だ。

 

ー離職は本当に恐ろしいが、振り返って思うのはやはり「人生万事塞翁が馬」ということだ。必ずなんとかなるので暗くなる必要はない。どんな状況であれ楽しいことを見つけて明るく朗らかに過ごす。口癖は「おもしろそう!」

 

3「いつでも転職できる人」になっておくのが不安をなくす唯一の方法

ー大手はオワコン?ベンチャーに転職すべきでしょうか?

■なぜ人は一生安泰の会社を辞めるのか?

■「上が詰まっている」問題

■今の会社でなくても通用するか?

■人生には「リスクヘッジ」が必要

 

ー佐久間さんの前著で「今やっている仕事に関連して新たなスキルを身につけよう」という趣旨の言葉があったが、この意識はとても大切だ。例えば飲み会の幹事という仕事も新たなスキルなのでまずは積極的に受けてみることが大切だろう。ポイントは「新たな」スキルを身に付け続けるという意志だ。

 

4一次面接は「ガチャ」

ー第一志望の会社を一次面接で落ちた。ショックが大きすぎます…

■面接の「敗因」なんてわからない

■面接は「運」

■「落ちた=無能」ではない

■ガチャを乗り越える戦略は「ある」

■「頭」を使え

目の前の面接官のハートを射抜く準備をしっかりすることこそ、面接の鉄則

■「スタート」が違っても「ゴール」はそんなに変わらない

 

ースターと違ってもゴールはそんなに変わらない、これが全てだ。もし仮に一次面接で落ちてやる気を失ったとしたら、それはそういう自分ということだ。ちょっと嫌なことがあると途端にやる気がなくなってしまう、という自分の特性とどう付き合っていくかだし、それでやる気がなくなって時間の切り売りのような仕事を不貞腐れながらやるというのも全然ありだ。気楽に気楽に

 

5「口ベタ」でも転職活動で勝つ方法

ー転職活動がうまくいきません。アピールが足りないのでしょうか?

■「中途採用」に求められるのは実力と実績のアピール

転職活動の場合、自分に自信があるように見せられないと採用されるのは難しい

■なぜその会社は中途採用をするのか?

入りたいと思う会社が「中途採用を行う理由」を自分で調べて仮説を立てて、それに自分がはまっているとアピールする

■事前準備は入社後の活躍に直結する

 

ー結局は「事前準備」これだ。しっかりと考えて、そして考えた証拠を揃えて臨むという事だ。これは本当に大きい。特に我々のような小さな会社で働く人はこれを怠るというよりも全くしないで、出たとこ勝負でやっている。相手がどう思っているか、何を欲しているか、どうしたら相手が喜んでくれるだろか、面白がってくれるだろうか、思いを馳せて、リストアップを繰り返すのだ。

 

6仕事は「長期戦」で考える

ー新社会人なのですが、入社前の心構えを教えてください

■やりながら限界を探る

■「大きな夢」を追ってはいけない

地に足が着いた具体的な目標を掲げられる人だけが、仕事という長距離走を完走できる

■新人を迎える側は?

■人の数だけ正解はある

 

ーまず自分の成功体験が乏しいからこそ根性論になってしまうのだ。方針を出して、どこまで出来そうか確認して、やってもらって、チェックする。それで結果につながらなければ、他の収益方法をしっかり考えるのが上司の役目か。人に期待しない、自分に期待する。

 

7転職先で浮いているなら「チャンス」

ー転職したら紅一点で、職場になじめず不安です

■自分と似た同僚がいないのは「チャンス」

■自分だけの個性はなにか?

「そうか私はおばさんだった」似た属性の人がいないことをチャンスに状況を180度変えた

■自分らしさ全開でいい

■誰でも転職者になる可能性がある

「らしさ」や「強み」を一緒に探す

 

ー自分らしさを生かして大きく稼げればいいが、そうでなくてもいいか。それなりだとしても自分らしさが多少でも入っているならそこは居心地がいいだろう。誰もがバリバリ稼げるわけではない。自分なりのやり方を見つけることができれば幸せだ。

 

8転職者には転職者の「勝ち方」がある

ー転職先で結果が出せず、周りの目が気になっています

■入社後の「正念場」をどう乗り切るか

「できる風に盛った自分」と「本当の自分」

■転職後「すぐに結果を出せる人」と「出せない人」の違い

コミュニケーションを取って、自分が結果を出しやすい仕事を振られるように動いたほうが勝率は絶対上がる

■自分を必要以上に大きく見せない

■「試されている」という転職者の気負いを理解する

■的確に期待を伝えて実力を出してもらう

 

ー何につけ「言語化」が本当に大切だと改めて思う。その点、自分は「言語化」ができる。これはかなりの武器だ。そしてその武器を使ってここまで来たのだろう。やはりこの武器をもっともっと使わない手はない。機会あるごとにしっかり準備してより明確なメッセージを打ち出していこう。

 

第3章 チーム

チームの人間関係をラクにする

部下は上司の、上司は部下の気持ちなんてわからない

■自分にも他人にも完璧を求めない

リーダーのやるべきことは、メンバーがベストな状態でなくても回る仕組みを作ること。

「わからないものはわからない」と割り切って、それでも自分も周りも必要最低限が出せる仕組みを整える。

 

1リーダーは「内気」なくらいがちょうどいい

ー内気な性格なのでリーダーになるのは不安です

■「内向的」がむしろいい

①他人の長所を見つけやすい

②苦手は「事前の準備」ですべてカバーする

■内気なリーダーは人気者が多い

リーダーと雑談したいメンバーには、たいてい「言われたい言葉」「なりたい気分」がある。それを意識しながら聞き役に徹すれば相手に合わせた効果的な返しができる。

■「聞き上手」な人を嫌いになる人はいない

 

ー聞き上手、相手が言ってほしい言葉を言ってあげられる、話しやすい雰囲気をつくる、話しやすい質問を投げかける

、ここを意識してどうしたらそうできるかを研究することも必要だ。女性が圧倒的に多い生命保険の管理職はイケメンで、雰囲気が柔らかく、聞き上手が適しているそうだが、しっかり真逆いっている。まずはGeminiに投げかけてみよう。Geminiと対話してきた。非常に有意義だった。とにかく意識をそこに持っていこう。笑顔で目を見て挨拶+天気の話、シフトの話。部下が言ってほしい言葉はその場ですぐに具体的に!意識を高めることで自分を変える、まさに「自己革新」だ。やはり本読むのはいい。

 

2「他人のやりがい」なんてわからない

ー「やりがいがわからなければ動けない」という若者に困っています

■若者のやりがいなんておじさんにはわからない

■あなたは充実しているか?

背中を見せることだけ

■姿勢を伝える

そのプロジェクトに価値があることをまずは自ら示して伝える

年長者が現場にやりがいを感じていて、その姿が魅力的にさえ映っていれば、若者は若者でその現場から、自分なりのやりがいをきっと見つけてくれる

■やって初めてやりがいがわかる仕事もある

■成長を手放さない

■「やりがい」ではなく「利益」にする

ここで成果を出せばこんな評価を得られる。費用対効果は悪くない

■やりがいは人それぞれ

 

ー「自分が一番ワクワクしろ」まさにこれだ。人は鏡、自分がワクワクしていなくて人をワクワクさせることなんてできない。果たして今の自分はワクワクしているだろうか?そう疑問を持っている時点でワクワクしているわけもない。物件は見つからないし、POSの導入も進んでいない。そうこうしているうちに売上も利益もまたしても落ちてきた。ここからどう逆転するだろうか。

 

3やる気を出させる「魔法の言葉」なんてない

ー今どきの若者はどんな言葉ならやる気を出してくれますか?

■若手は「自分のやり方」でうまくやりたい

若手にとって大事なのはタイパとコスパ、そして何より周りからミスを指摘されないこと、根っこの部分は変わっていない

■「パワハラ」で訴えられる人の共通点

実際よりも自分が「若くて」「気さく」だと思い込んで失敗するパターンが多い

■つっこまれる存在になる

大事なことを深刻なトーンで伝えると、若い人は怖がるし萎縮する

「話し方」に気を配る、よかったところは褒める、ダメなところは指摘する、ただし相手の人間性や性格は否定しない

上司の言葉は若手にとって、金属バット並みの凶器になる

 

ー身につまされる。自分は説教臭いパワハラおやじだ。恥ずかしい。そういう立ち位置で自分を戒める。何よりも大切なのは「文章にしておく」ことだ。その場で伝えるのはポジティブなことだけに限る。要望や指摘は必ず箇条書きにして、きちんと伝える。

 

4「チームの空気が重い」のはリーダーが自分を「チームの外」に置いているから

ー部署の空気が重苦しい…どうすれば活気が戻りますか?

■「やればできる」でチームの雰囲気は変えられない

「このままの状態で仕事を進めても、たいした成果は出ない」というネガティブシミュレーションをメンバーに早めに伝える

■「期待感」を共有する

「でも、この仕事にはポテンシャルがある。フレッシュなアイデアがあと1~2個加わればきっともっと成果が出る。だから皆でアイデア出しをがんばろう」

チームに、今から取り組むべきタスクを周知し、それが成果につながるという期待感が広がればチーム全体の士気は必ず上がる

■「自分」と「メンバー」を分けてはいけない

チームがうまくいかないのはリーダーのせい、と考えてしまう

「自分もプロジェクトの一員として、努力が足りていない」

「このままだと成果が出づらいから、一緒にやってくれないか?」

自分とメンバーを分けない話し方、言葉遣いを意識することで、重苦しかったチームの雰囲気は変わっていく

■負担をチェックする

■メンバーは「お手並み拝見」になったら損

負けているチームであきらめずに最後まで声を出す人を記憶する人は少なくない

しらけたチームにいるのはチャンス

 

ー身につまされる。まさに今の自分だ。このしらけたムードを作っているのが自分だ。そしてそれを必死で隠している。なんとしてもここを打破しなければならない。そのためには現状の把握と共有だ。まだ大丈夫、間に合う、巻き返せる。自分自身もこの商売に意義を感じているし、仲間もいる。諦めるなんてもったいない。こうやって自分を奮い立たせているのも自然の流れが「もうひと勝負しろ」と言っているということだ。動こう。

 

5部下と仲良くしたがると仕事はうまくいかない

ー話しやすい職場にしたら部下に舐められて困っています

■上司と部下の間柄は「友だち」じゃない

リーダーが仕事ですべきことは成果をあげること。そのために部下にどんな働きをしてもらいたいかを整理する

■個人的に仲良くなるとチームはまとまらなくなる

■いい雰囲気を目標にしない

■成果が上がれれば雰囲気は勝手に良くなる

リーダーは人間関係を気にするより、チームの成果にフォーカスする

 

ーやはり成果だ。成果を出すために新たな挑戦をするのだ。仲良くすることが目的ではない。これはわかるが矛盾はないだろうか?この章以前までは雰囲気重視と言っていたのでは?褒めること、強みを生かすことと言っていたような…解釈か

 

6部下をうまく褒められないのは、自分の中に基準がないから

ーなぜだかいつもうまく部下を褒められません

■なぜあなたは褒められないのか?

■基準があると褒めやすい

「革新的」「それ新しいね」か「効率的」「そのやり方だと早いね、無駄がないね」が基準

「褒められるポイント=評価されるポイント」

■部下のモチベーションを上げる「上級褒めテクニック」

「佐久間さんは編集がうまくて番組を面白くしてくれるから、演者として安心して任せられる」

部下は自信を持っているスキルより、悩んだり迷ったりしている部分にある長所を褒めてもらうと、それが強力になることがある

 

ー無理するとわざとらしいし、難しいところだ。ただ自分の場合の基準は「①変化対応」「②売上粗利」「③売場づくり」「④整理整頓」そして「⑤パートスタッフ育成」なのだから、そこが評価だ。すごいはっきりしている。

 

7リーダーの仕事は「部下の武器」を借りること

ーアドバイスを受け入れない「年上部下」との正しい付き合い方を教えてください

■相手のいいところを先に伝える

上司として年上の人とチームを組む時、その人の「強み」「評価している能力」を早めに伝える

■「あなたの力を借りたい」と伝える

「あなたのこの力を借りたい」期待感、信頼感を伝える

「これは自分にはできない仕事なので、〇〇さんの力を借りたいです。よろしくお願いします」

そうすると、なぜか自然と「評価されていない部分」を自覚してくれる

一方的な思い込みを取り去ることで、年上の人たちが気持ちよく働けて、かつ不快感なく自ら業務の改善点に気づいてくれる

■「試す」より「頼る」

実は、相手が年上、年下に関係なく大事なこと

「次のプロジェクトもここを頼むぞ」

■武器を見つける

「ほめる、評価する」ということは、部下の武器を上司が見つけること

部下がチームにプラスをもたらしたなら、すかさずそれをメモに残して面談などで具体的に伝える

「自分は大事にされている」「必要とされている」「頼られている」と感じさせるのは上司がすべき大事な仕事

■優秀な「年上上司」につくのは幸運

年下上司は優秀だから若くして出世している。その下につくほうが可能性は広がる

 

ー部下に期待するのではなく、部下の強みを生かしてチームで成果を出すのだ。そのためには部下の強みを知っておく必要がある。当然就業時間中には何かをやっているわけで、その何かの中で、無理せず自然体でやっていてさらに成果につながりそうなことを、さらに伸ばすのだ。そのために大切なことは「成果を上げる」という目標設定を自分自身が忘れないことだ。

 

8若手が管理職になりたがらないのは役職者に魅力がないから

ー若手が管理職になりたがりません

■若手はなぜ「リーダー」になりたがらないのか

若手が管理職になりたがらない最大の理由は社内に魅力的な管理職がいないからだ

管理職になるメリットをデメリットが上回っている

■管理職の仕事は魅力的に見えてこそ

管理職側の意識改革

①マネジャーは自分の言葉で「マネジメントの仕事の魅力」を若手に伝える

②マネジメント職の魅力が、見ているだけで伝わるような仕事をする

③マネジャー自身が楽しそうに仕事をする

「管理職ってキツそう」「ツラそう」「プライベートがなさそう」この印象を変える

■なぜ僕は管理職の道を選んでいないのか?

①まだ現場でディレクターを続けたかったから

②父親が他界した55歳まであと10年だから

③テレビを超えた仕事もしてみたいと思ったから

■管理職の魅力とは?

 

ーここは佐久間さん説得力が弱い。ザ管理職は我々のような小さな会社では意味をなさない。現場もやって管理もやって戦って高い報酬をえることだけが管理職の魅力と言えば魅力だ。そもそも選択ができているというのは相当な実力だ。仕事のオファーがあるからフリーでできているということを能力が高い人は理解できないだろう。ただし、心持ちは大事だ。「オレは選べない、仕方がない、やるしかない」というネガティブはもったいない。どうせやらなきゃいけないのだから、やはり勝つ、やり切る、そして元気よく明るくやるという覚悟を決めて取り組む以外ない。そしてそれが自分に与えられた使命なのだ、と思い込んでしまおう。

 

9部下に舐められる人は「自分の強み」を信じていない人

ー年功序列で役職についたので部下に舐められています

■自信のない人にはついていかない

■一目置かれる人になる

自分にしかない強みを見極める。

自分が過去に経験した仕事の成功事例や失敗事例をリストアップする

■「リスペクト」して任せればチームはうまく回り始める

自分が不得意な仕事はメンバーを信頼して任せる

リーダーに必要なものは、自分でがんばれば50点取れる仕事を、最初から100点取れるメンバーに任せる勇気

■リーダーは完璧でなくていい

自分の不得意な仕事を認めることと、自身のない態度を見せることは全く違う

リーダーが一番楽しそうに努力をすること

 

ー自信を持て、楽しそうに働け。とにかく言語化、論理的に考えて数字を交えてしっかりと話ができるようにする。今までやってきたこと、実績を振り返り、しかしそれは人に話す必要はない。やるんだ。

 

第4章 メンタル

人は「不安」があるから成功できる

「メンタル優先」で考えれば人生はシンプルにうまくいく

■「HP(体力)」と「MP(精神力)」をコントロールできているか?

自分で自分のメンタルを長期にわたってコントロール術を持つ

MP(精神力)が切れると意識決定の質が下がる、考えたところで解決しない問題を延々と考えてしまう、作業効率が下がる

面倒くさい仕事に取り掛かるのが遅くなっているのは危険なサイン

睡眠が全てを解決する、10時間ぐらい睡眠をとって、それを後悔しない

 

1「繊細な自分」もかわいいと思え

ー失敗が心配で眠れません

■薬を飲むのも1つの手

■眠れない時のルーティンをつくる

失敗しても死ぬわけなじゃい

■努力を「可視化」する

■それでも眠れない時は?

今日ぐらい一睡もしなくても大丈夫と割り切る

不安で眠れなくなるのもひっくるめて自分

■自分の操縦法を学ぶ

ここは勝負所、徹夜になってもOK、その後、寝落ちする

■ダメな自分もかわいがる

そうそう、オレはこういうダメな部分があるよね。じゃあどう準備しようか

人が持っている弱さは、大人になっても直るものじゃない

メンタルが弱い人は強くならない、プレッシャーを感じやすい人はずっと感じやすい、繊細な人は繊細なまま

 

ー新店のチャンスを前にかなりメンタルをやられているが、それでも以前よりは大丈夫になったのではないか。この章も力になりそうだ。本を読んで勇気をもらって、そして行動する、この繰り返しだった。今日もこれから不動産屋さんに顔を出して相談させてもらう。何しろ動くのだ

 

2「不安」があるから結果を出せる

ー結果を出してもなぜかいつも不安です

■できる人ほどいつも不安

いつも不安だから他の人よりも多くのことに気が付いて、プロジェクトの完成度を高めたり、失敗を的確に分析したり、新しいことを始めたりする

■不安は「プラス」にも「マイナス」にも作用する

不安がプラスの方向に作用してきた

「トークサバイバー…この先これを超える仕事なんてできるのか…」

■不安だから挑戦できる

新しいチャレンジをすることで腕を磨いて不安と闘い続けている

不安でとにかく自分を信用しない、だから努力を欠かさない、そういう人が結果的にでかい仕事を残している

■「不安」と「自己肯定感」は別

不安がゼロで自己肯定感が高い人は、案外、結果が出ていないことが多い

正しい不安を持って結果を出せている自分のメンタルはすこぶる健全…という自己肯定感を持とう

「不安を抱えて当たり前」「正しい不安を持っている」と自分に言い聞かせる…自分を必要以上に過小評価しなくて済む

たまに、これまでの不安を全部翻すぐらい面白い1日がやってくる。報われた気がするから仕事がおもしろくやめられない

 

ー不安があって、それを心配しているから結果いい仕事ができているということ。新たなチャレンジも今のままだとダメになるのだという不安から。確かにそうだ。

 

3疲れるのは「完璧」を求めすぎるから

ー細かなことがきになってしんどいです 鈍感になるコツはありますか?

■なぜ疲れてしまうのか?

■完璧であろうとしない

■100%完璧な人間はいない

周りと自分を比べない 他人や自分の失敗を気にしすぎない

自己評価は「減点方式」ではなく「加点方式」に切り替える

■自分にも他人にも期待しない

たかが仕事、たかが会社、たかがあいつ、たかが自分、給料分働けば十分

自分にも他人にも完璧さを求めすぎるのはあまり健康的じゃない

 

ー少し気楽になった。そう切り替えて考えることも大事。他人に対してもだが、自分に対しても加点方式で評価していくことが大事。読書感想ブログを再開したことも立派な加点だし、新店に向けて行動している、思考しているのも加点だ。よくやっている。

 

4決断したら選んだ道をまっすぐ進め

ー転職活動中で無職、同期と比べて出遅れて不安です

■40歳になったら差なんて消える

■「自分の選択」に納得しているか?

■焦っていい、開き直っていい

なぜ今、自分はそれに向かってがんばっているのか

自分を「物語の主人公」だと思い込む

テンションが上がる。劣等感を抱いていた自分の境遇全てが「成功のための布石」みたいに感じられる

■自分の道を自分のペースで歩けばいい

 

ー若い頃のことを少し思い出して、そして50代の今やるべきことをやる。それでいい、それが自分だ。自分なりに進むんだ。

 

5休みにスマホチェックをする人は「仕事をやり残している」自覚のある人

ー休日でも「社用スマホ」を見てしまいます

■強制的にスマホを手放す予定を入れる

■人はなぜ休日でもスマホを見るのか?

■メンタルを崩すと後が面倒

いい仕事は心の健康の上に成り立っている

仕事とプライベートを切り分けて気持ちをリフレッシュする休日を過ごすことは仕事以上に大切なこと

メンタルを蝕むストレスは借金のようなもの

人は一度メンタルを崩すと、調子を戻すのに時間がかかる

■臨界点を超えたら「サウナ→マッサージ→ビール」

そして寝る

 

ーはっきり言って上手にサボれていると思う。これはこれでOK

 

第5章 プライベート

すべてのことには「原因」がある

「プライベートの悩み」の解決法は仕事と同じかもしれない

■「分かり合えない」を前提にする

「うまくいかない」の裏には必ず「理由」がある。だからこそプライベートの悩みこそ、一度、自分の感情を全部外に出して考えると、本当の問題点が見えてくる

しかし、感情を抜いて考えるのはめちゃくちゃ難しい。深い愛情があるからこそ(大切に思っているからこそ 自分と切り離せないからこそ)感情が高ぶって問題の本質が見えなくなる

願望と要求にレバレッジがかかるから、相手がくれるリターンが少ないとイライラする

結論、プライベートでは相手を尊重しつつ、「愛情」よりも「親切」を重視した関係をつくること

「愛情は自分本位、親切は他人本位」

1「出会い」がないのはあなたの魅力が足りないから

ー仕事が忙しくていい出会いがありません

■「恋愛相談」を僕がしてもいいですか?

■周りから怖がられていないか?

■「仕事場」での出会いを見直す

■「いい人」には「いい人」を紹介したくなる

 

ー恋愛ごとなのでどうでもいいが、ここは矛盾していないか?仕事で結果を出すのと仕事仲間といい関係を持つのは別なので、比重をいい関係に置くと成果は離れるのではないか?働いている年齢で出会いがない、相手がいないなら、諦めて仕事の成果に全集中しかないと思う。それか結婚相談所か?ただこちらは仕事で成果を出して年収というポテンシャルを上げないと引っかからなそうだ。だから自分の答えは「仕事で成果を上げる、そのためにこの本に書いてあることを実行しよう」だ。

 

2「相手がどうすれば喜ぶか」を考えると共働きはうまくいく

ー共働きのコツを教えてください

■僕は31歳で父親になった

■両立の仕方なんてわからない

妻の両親と同じマンションの別フロア、夫婦だけの子育ては「無理」と判断

■子どもがいるから手に入るもの

「子育てに時間が取られる」という考え方自体が間違いだと気づく

「自分は今とても貴重でかけがえのない時間を過ごせている」

子どもとの生活の中で、「人生をもう一回生き直している」という実感

■「相手が望むこと」をする

「妻が一番喜ぶことは何か」を考えて行動する

 

ー本当に子育てに正解はないと思う。佐久間さんの場合は娘さん1人でしかも奥さんの両親(多分60代)と同じマンション、さらにテレビ東京という大企業にお勤め、そういう条件だからこそ奥さんも職場復帰できたのだ。うちの場合は小さな会社のプレイヤー社長で息子二人、どちらの両親も近くにいない、だから専業主婦一択だった。条件の違いになんだかんだ言っても仕方がない。ただ「この妻が一番喜ぶことは何か」これは考えて自分ができることをやることだし、それが日々更新されていくのだという覚悟が大事だ。

 

3「妻がいつも不機嫌」には必ず根深い理由がある

ー妻がいつも不機嫌です

■「いつも不機嫌」は危険サイン

■「仕事」も「家庭」も解決方法は同じ

チームがうまくいかないときは、根本的な改善が必要になる

相手が望むことをやること

相手のニーズも考えずに「こんなに忙しいのにこんなことをやってやった」

■「勝手にうまくいく」夫婦なんてありえない

結婚当初のいい関係が、努力なしでキープできることなんてありえない

■「しくみ」で解決する

どんなに忙しくても守るべき「夫婦のルール」を事前に決めてやるべきことを「仕組み化」する

・月水金の子供のお迎えは夫、火水は妻、食事の準備もこれに連動

・水回りの掃除は妻、ゴミ捨ては夫

・夜寝る前30分はその日にあった出来事を話合う

2人で決めたルールは、どんなことがあっても必ず守る

 

ー今のところ夫婦関係がうまくいっている(と思っている…過信は禁物)のは、やはり妻のニーズを聞いてそれに答えてきたからだろう。あとは能力は人それぞれ、という前提をわかっておく必要もある。佐久間さんは年収1000万オーバーでハードワーカーだろうが、家のこともできるという能力の持ち主なのだ。妻は一人で男の子二人を育てることはできないのだから、そこは協力しなければならない。自分も同様、年収2000万にして家政婦を雇ったり、義理の親元に行くことができないのだから、自分ができることを考えて実行するということだ。

 

4子どもの「イヤイヤ期」は案外短い

ー子どもを強く叱れません

■叱る前に理解させる努力をする

■「ダメ」の先を子供に伝える

■「感情」で子どもをコントロールしてはいけない

■子どもの間は「イキがいい」くらいでちょうどいい

 

ー子育てに正解はない。感情的にもなるし、手も出る。どう育つかなんて絶対にわからない。自分自身が子供に対して愛情があるかどうかもわからない。叱れないなら叱れないでいいし、感情的になったらそれも仕方ない。反省したければ反省すればいい。

 

5「子どもの興味」に興味を持てばいずれは心を開いてくれる

ー子どもが全く言うことを聞きません

■「子どもの興味」はどこにあるのか

子育ては相手を1人の人間として「大人扱い」することが多分大事

学生時代の友達と話すように相手に興味を持って接する

■子どもに「モテる」親になる

子どもとの時間は、おじさんの感性をフレッシュにするいいチャンス

■「その話、もっと聞きたい」と思っているか?

自分の子どもがおもしろいと感じるものをリスペクトして「その話をもっと聞きたい」と心から思う努力をする

■「毎日の声がけ」で愛情を伝える

「おはよう」「朝ごはんできてるよ」「いってらっしゃい。気を付けて」「おかえり」「がんばっているね」といった声掛けは大事

思うだけじゃなく、ちゃんと伝えないと意味がない

 

ー自分と長男との関係でこれは全く機能しない。まさかこんなことになるなんて人生は面白い。話を聞いていても全く共感できないし、長男の興味あることを共有したいと1㎜も思わないという。家にいても幸福度が低いし、それは多分彼もそうだろう。これこそが自分がたどってきた道で、だからこそ大学入学と共に家を出て、自分が家族を築くまで疎遠にしてきたのだ。確実に長男とは同じ道をたどるだろうし、それはそれでいいと思っている。

 

6「なにが大事か」を決められる人は仕事もプライベートもうまくいく

ー優先順位が決められません

■「優先順位」が決まらないのは「判断基準」が決まっていないから

優先順位を決めたいなら、まずは「自分はなにが重要か」を時間をかけて考える

■「時間の余裕」はモチベーションを生みやすい

人生で一番大事なのは「時間の余裕(余暇)」

余裕は誰にとってもモチベーションにつながる

効率よく仕事をして時間の余裕が増えるなら、誰からも文句は出ないしモチベーションも上がる

だから、リーダーが優先すべきは「作業の効率化」

■プライベートのために仕事を効率化する

作り手としての自分が錆びると、自分が作る作品も同時に錆びる

仕事の合間も、2歩先の仕事の準備をしていることが多い。できるだけ仕事を早く終わらせて、まとまった時間で映画や舞台を観たい

■人はわがままでいい

「時間がある時に観たいものリスト」

いきなりまとまった時間ができたとしても、やりたいことがすぐ浮かばなければ、だらだら過ごして終わってしまう

勇気をもって先にスケジュールを入れる

 

ーここ読んだとき、最初は「それは才能あるクリエイターの考え」と思ったが、違うかもしれない。まとまった時間ができてもダラダラショート動画を見て終わってしまうのが常だ。こうやって読書感想ブログを書いているのはまだいいほうなのだ。例えば、日曜日の今日だって、11時~16時まではフリーなのだから、やりたいことがあればやっていいはずなのだ。ここは本当に考えなければならない。考えなければならないが、無理する必要もない。佐久間さんの本を読んで自分の姿勢を見直して、変えたければ変えればいい、難しければやらなくていい。自然体で過ごせばいい。

 

おわりに

人生が続く限り悩みは尽きない

誰にでも道を踏み外すときはある

だから他人に対しては優しくありたいし、自分が転んでも立ち上がれるくらいの強さは常に持っていたい

 

ー今回もお見事、何しろ何しろ行動する言動力にさせてもらいます。

 

 

 

ノブロックTV佐久間さんの仕事術、知っていたのに手を伸ばさなかった素直ではない自分。

なんでもいいから読んでみよう。

 

第1章 仕事術編

01 「楽しそう」を最強のアピールにする

 

02 「雑務」こそチャンスに変える

退屈な仕事でも、自分で考え工夫を凝らし、周りを喜ばせることができたなら、それは立派な「自分にしかできない仕事」になる。

小さな仕事でも、誰かが必ず見ていてくれる。誰かが評価してくれる。

サッカーボールおにぎりの弁当

 

03「まだ早い」をあざとく使え

経験が足りないことは、裏を返せば「なにかと許される」特権になる。

 

04 「チャンス」のためにはイヤでも謝る

 

05 合理的最強ツール「ホウレンソウ」を使い倒せ

若手のうちは意識しづらいかもしれないが、上司にも上司がいる。

 

06 相談のゴールは「解決」にする

「話を聞いてほしい人」ではなく「その問題を解決できそうな人」を選ぶ。仕事の悩み相談とは「動いてもらうためのきっかけづくり」

相談の仕方にもコツがある。まず相談内容よりも先に「なぜあなたに相談するのか」伝える。相談相手は自分とは圧倒的に戦力の違うキーマンにかぎる。

 

07 「すぐやる人」が結局残る

「すぐやる」ことでずいぶん差がつく。断る時も同様だ。

 

08 会議は「事前準備」で勝て

会議をがんばりどころと捉えれば、その後のお酒の席やプライベートの時間で張りきらずに済む。会議で結果を出す。

 

09 会議後の「5分」で差をつけろ

記憶力を過信せず、「忘却曲線」が下がりきるその前に、振り返る習慣をつけていこう。

 

10 「他人の成否」を予想する

一番成長しないのは、仮説を持たず言われた通りの仕事をただぼーっとこなすこと。

 

11 「社内初」はローリスク・ハイリターン

成功すれば「第一人者」 ①会社にとってこの先明確な利益になりそうなもの ②社会の時流に合っていて、これから上り調子になりそうなもの

 

12 「キャリア相談」は相手を選べ

 

13 会社に「合わせすぎない」

 

14 「らしくない仕事」をやってはいけない

ブランド人とは、「信用と期待を持たれている人」のこと。どれだけ仕事ができても人間性に難があるといざという時、人は離れる。結局、仕事と他人に誠実であることが、いちばんのブランドづくり。

 

ーかなりベーシックなことで読みやす事この上なし。本を読むことができる人の利点を感じる。こうやって自分の好きな物を作り出せる人の言葉をしっかりと読めば、素直に入ってくる。

 

第2章 人間関係編

01 「メンツ地雷」を踏んではいけない

人はメンツで動いている。

新しいことは過去の否定から生まれることが多い。

だから先人への敬意については、特にしっかりと表したい。

「メンツの地雷」だけは踏まぬよう機微を汲んで慎重に動こう。

次なる策は「メンツを立てる」。魂を売るようで嫌かもしれないが、戦略だ。

 

02 コミュニケーションは「最短距離」より「平らな道」

自分を下げる。

「僕はゴールデンの番組を作るのは苦手なんです。全然、企画を思いつきません。だからそれは得意な方にやっていただいて、僕は自分なりに精一杯、会社に貢献できることをさせてもらいたいです」

「会社のため」と「自分の未熟さ」を伝えると、それだけで一本道が舗装される。

 

03 「横柄な態度」はコストが高い

「おい、これやっとけよ!」と「悪いけど、これお願いできる?」には、エネルギーの差なんてまったくないのだ。でも、相手が抱く印象は何万倍も違う。

仕事は、縁でできている。

 

04 「コント:嫌いな人」でバトルを避ける

自分の置かれている状況を俯瞰して見るクセをつけると、カッとしたり傷ついたり、と感情が乱れる回数は減っていく。

 

05「合わない上司」は分析してみる

感情のスイッチをオフにして論理的アプローチ

上司に言われたことを書き出して最近どんなことを指摘されたか「分析」する。

言っていることには一理あると思ったら〇 聞き入れられないと思ったら✖

相手を知ったうえで、それを根拠に交渉することが大切

 

06 「褒める」は最強のビジネススキル

打ち上げの席、メンバーや仲間、そこにいない誰かを褒めるのが何より楽しい時間になる。

褒めるというのは、相手の武器が分かること

人を褒めるのが苦手、いいところを見つけるのが苦手という人は、「同僚を褒めたら相手の評価が上がってしまうかも」という対抗心や嫉妬心がその理由になっているかも

褒めることに慣れると、対抗心も嫉妬心もいつの間にかなくなっていく。

「褒める」を習慣に

 

07 「陰口」はコスパが悪い

聞く耳を持たずに図太く

陰口は単なる刹那的な娯楽、酒の肴

心穏やかに過ごしたいと思うなら、「悪口を言わない」ことからスタート

「あまり人を悪く言わないあいつが、そこまで言うなら信じたほうが良さそうだ」

 

08 会社に「友だち」はいらない

今、会社の人間関係が人生のすべてになっているとしたら、それは危険信号

優先すべきは「仲良くなること」じゃなく、「いい仕事をすること」

会社の外に、損得勘定抜きで付き合える人間関係を持っておく

仕事場はあくまで仕事場

 

09 「付き合いの悪いヤツ」でいい

仕事さえ誠実にこなしていれば、人間関係で勝負する必要はない

 

ーこの章も基本的な話。これができる人、優秀だと思う。自分はなかなか難しい。何が難しいって量をこなせていないことと、仕事が楽しくないということだろう。佐久間さんも高橋さんも心底楽しんでいるのがわかる。やはり努力は夢中に勝てないということだろう。ここにたどり着いた。それならばせめてルーティンをしっかりとこなしていこう。

 

第3章 チーム編

01 自分の「キャラ」を理解する

自分が勇者なのか、僧侶なのかわかっていない人=チームで力が出せない

自分の得意を知ってもらえば、まわりはあなたに合った仕事を振りやすくする。

自分の得意=そんなに努力していないのに、やたら褒められる(感謝される、驚かれる)

少ない努力で結果を出せる武器=自分がそこにいてもいいという心の安心材料

 

02 「ちょっと無理」する

まだ得意が分からない人は、難しめの仕事にどんどん手を挙げる。

・自分の得意、不得意を知ることができる

・社内に顔を売ることができる

背伸び、チャレンジは20代~30代前半までにたくさん経験しておく。

 

03 「お前ならできる」を鵜呑みにする

「君は政策が向いているよ、面白いと思っているものを言語化できる人は、その仕組みや肝が分かっているから」

その道で経験を積んできた大人の「お前ならできるよ」の声が羅針盤になる。

 

04 ビビらず「アピれ」

「自分ができること」「やりたいこと」のアピールが必要、チャンスを回してもらえる可能性はぐっと高まる。

自分が思っているより他人は自分に興味がない。だから伝える勇気が必要。必ず「仕事の場」で伝える。

チャンスは天から降ってはこない。「じつはこういう仕事がしたいんじゃないか」と察してくれる上司もまずいない。

 

05 「期待」しすぎてはいけない

なぜ夢が人を潰すのか→期待が大きすぎるから

「自分なら…」「クリエイティブな仕事…」「俺が活躍!」「俺のアイデア‼」

自分の能力に絶望する。

ここから「正しい努力」とは「分解」して「具体的な目標」に置き換えること。

現実を冷静に見つめ淡々と働く。

 

06 「イラついている実力者」と組め

おぎやはぎ、劇団ひとり、バナナマン、バカリズム

自分の器と今の立場が合っていなくて、イライラしている人

オレ、こんなもんじゃねぇぞという顔をしている人

まだ世間から認められず、そのことに鬱屈した思いを抱いている人

ただ、偉そうなわけではなく、態度は謙虚で正確はいい人

発掘したからには、チーム全員で「その人にどんな場を提供したらもっと活躍してもらえるか」「どうすればもっと面白くなってもらえるか」考える。

 

07 「価値観の違うメンバー」で保険をかけろ

プロジェクトのコンセプトや企画の核を作る時は感覚が近い人と組み、実行する時は自分と真逆のタイプの人を入れる

コンプライアンスや権利問題に慎重すぎるくらい慎重で常識のあるスタッフが一人いると、ちゃんと事前に引き留めてくれる。

 

08 ときには「自分でやったほうがいい病」になる

川上から川下まで自分の目で確認する「面倒くさいヤツ」になってでもコミットする

「フルスイングして当てたい」だけど相手のメンツも立てる

 

09 「リスクを管理」する

リスク管理→責任の所在がどこにあるのかを確認する

 

ーまず一本筋の通ったお笑い好きという柱があっての話だとひしひしと感じて辛い。もうノブロックTVも見ないかもしれない。見るけど。これを読んで自分の仕事にどう転換していけばいいのか、もはや思いつかない。自分の強みは一つ「我慢強い」ところだったが、それが加齢による体力の衰えによって難しくなっている。強みは二つもう一つは「本が読めること」と書こうとしたが、こちらも集中力と記憶力が失われて、ほとんど読めていないので書くことを躊躇してしまった。今自分に必要なのは50代後半の生き方ではないか、今までの積み重ねの結果であることは重々承知の上で、酒と弾き語りとショート動画が残った。それも悪い事ではない。そんな中でもしっかり作り上げられたコンテンツは見ていこうじゃないか。

 

第4章 マネジメント編

01 「リーダー」はだれよりも本気で動け

リーダーがだれよりも本気で楽しそうに働くこと

ひたすら楽しい現場を見せるだけで、くじけかけた人もまたがんばれるようになるからだろう

リーダーが仕事に対してだれよりも本気で向き合っていれば、おのずとチームのレベルも上がる

例えば会議の時、リーダーが入念な準備をして、いくつものアイデアを披露すれば、メンバーも「会議はこれくらい考えてくる必要があるのか」とわかってくれる。

チーム自体も自分の鏡

 

02 「身内」こそ気を遣う

メンバーに「自分は大事にされている」と感じさせるのも、リーダーの大事な仕事

どんなに忙しくても、余裕がなくても、決して「ないがしろにされた」と思わせてはいけない

フィードバック

「助かったよ」「さすが」「あれはファインプレーだった」

「お前はこの部分が俺より断然優れているから、よろしく頼むよ」

ポジティブなフィードバック

褒められればそれは必ず記憶に残る

 

03 「会議」ではプライドを利用する

「発言したら採用される」空気感

「切り口」として採用、議論を燃やす薪にする

「いまいちだな」と一蹴すると、以降なかなか自分の意見を出さなくなる

だから、次のアイデアの呼び水として使う

「それってつまり、こういう切り口のアイデアだよね。同じような発想で、他にも出てきそうな気がする。どう思う?」

もしメンバーが新しいアイデアを出してこなくなったと思ったら、それはリーダーの進行、ファシリテーションに問題がある可能性が高い

 

04 「叱り方」にはコツがある

叱る時の2大原則

①シラフで話す

②個別に話す

「やり玉にあげない」「相手の立場やプライドを守る」「ちゃんと逃げ場を用意する」

 

05 空回りしたら「説明不足」「負担超過」を疑え

メンバーに伝わっていない可能性

メンバーがそもそも、そのプロジェクトの意義や意味を理解していない可能性

・なぜこの仕事に取り組むのか

・何を目指しているのか

・何が面白いのか

・成功したらどんなことが起こるのか

リーダーの目標をチームの目標として共有できていない時は、ほぼから回る

 

メンバーの負担コントロール

新たな荷物を載せるためには、今ある荷物を減らさなければいけない

 

06 「問題児」には先手を打つ

キレる、サボる、エラそう、すぐに空気を悪くする「チームクラッシャー(問題児)」

事前の封じ込め作戦「不正解な行動はダサいという空気をチーム内につくってしまう」

「こういうことをしたらダサいですよね」と伝えることが行動抑制のキーになる

・「キレる人はキャパシティが狭い。仕事ができないこととイコールだ」

・「前の現場にはこんなことでキレた人がいて、本当ダサかったし困った」

・「あの局には理不尽をまき散らすDがいて、誰にも慕われていないらしい」

・「我々のチームにはそういう人はいないですよね」

トラブルを避ける時にも応用可能、起きそうなトラブルを以前に注意しておく

 

07 人を責めずに「仕組み」を変える

犯人特定=他人の責任=自分の責任ではない

個人的なミスの裏には必ず「仕組み」の問題が隠されている

チームは一つずつバグを直して「いい仕組み」につくり変えることで少しずつ前進する

 

08 部下の仕事は「引き取らない」

仕事を引き取ってくれる上司は楽、70点を引き取って30点プラスしてくれる、しかし伸びない

頭を使い、手を動かし、完成させる、自分のアウトプットの最終責任を自分が引き取ることで血肉となる

①受け取ったら面倒でもフィードバックして修正させる

②もう一度提出させてチェック、さらにフィードバックして修正させる

フィードバックとは「①ダメな理由」と「②アドバイス」

面倒だし、手間がかかるが成長するし、一度任された仕事は最後までやり切る癖がつく

信頼関係のスパルタ、上司の能力が常に試される

 

ー衝撃的にものすごく面白い章だった。本当に勉強になるので繰り返し読み返し自分自身の行動を変えていきたい。

 

第5章 企画術編

01 企画書は「ラブレター」

「その企画書は誰が読むのか」を意識する

「なぜ今」の説得力

数字やデータ、ロジックで裏打ち

「通る企画書」は企画そのものはもちろん「書き方」もすごい

企画書が通らないのはセンスだけの問題じゃない

企画書が通るかどうかはセンスだけじゃない

企画を通したいと思うなら、組織の「中の人」を説得するだけの材料を集め、ロジックを組み立て、自分の「おもしろい」に説得力を持たせること

 

02 佐久間流発想術①「反転法」

■感情の反転

ソクラテスのため息~滝沢カレンのわかるまで教えてください

■当たり前からの反転

台本なしのトーク番組「あちこちオードリー」

 

03 佐久間流発想術②「掛け合わせ法」

条件を付けた上で発想する

有吉弘行×○○「有吉のバカだけど…ニュースはじめました」

掛け合わせて制限をかけ、無理やりにでもアイデアを絞り出し深堀する

 

04 企画には「自分だけの原液」を混ぜる

企画に必要なのは、マーケティングではなく「自分の感覚」

自分で興奮できるアイデアを思いつけたら、それは成功したも同然で突き進んで大丈夫

どう伝えるか?

原液「一生懸命な涙を流す姿って、本人たちは真剣でもはたから見るとなんだかおもしろい」

 

05 「おもしろさの核」を相手に伝える

「おもしろさ」を「相手に伝わるかたち」でアウトプットする必要がある

「おもしろい」の因数分解ができると、企画の伝え方が変わってくる

「核」の部分を自分が理解していないと、きちんとプレゼンできなかったり、見当違いなアドバイスをされたあげく、勝手に企画を変えられたりする危険もある

 

06 企画こそ「仕組み」でつくれ

企画作りは日々のルーティンに組み込む

モチベーションに左右されにくくする

頭に浮かんだアイデア、おもしろいと思ったこと、全てメモする

3日に一度見直して3~4の簡単な企画にする「企画のタマゴ」

2週に1回「企画のタマゴ」を整理する

月に1回会社に提出する企画書にまで練り上げる

Googleカレンダーに「繰り返し」で強制的に設定している

企画を考える時間がないと嘆いている人は、その時間を捻出する「仕組みづくり」ができていない。

日々の中にクリエイティブに投じる時間をルーティンとして組み込む

 

07 「自分のキャラ」を利用しろ

自分の属性をフリ(起点)に考え、プレゼンもそこをしっかり強調する

自分の属性=年齢、性別、生まれ育ち

社内でどういうキャラとして見られているかも大事なフリ

大喜利は解答だけじゃなく、誰が言うかも影響する

堅物キャラならぶっ飛んだ企画、軽薄キャラならシリアスな企画というのもあり

真面目なキャラであえて尖った企画というギャップを狙う

 

08 「ラブレター」を渡すには?

「なぜ、あなたなのか?」

「クリスマスまでに彼女が欲しいんです。誰でもいいんです」では校舎裏には来てもらえない

誰よりも自分がこの企画をおもしろいと思っている、ということが伝わるかどうか

 

09 「稼がなくていい企画」なんてない

会社の好きな匂い ①儲かる匂い ②成長の匂い

あちこちオードリーオンラインイベント2回目

チケット収入1億7000万+グッズ収入

会社に貢献し、それをアピールして、ようやくやりたいことを続けることができる

 

10 「いい失敗」をする

悪い失敗は、仮説がない挑戦の結果、もたらされたもの

いい失敗は、仮説を踏まえた挑戦の先にあるもの

「なんとなく」ではなく、状況やデータから結果を予測していたか

ここまで考えつくしたのなら失敗しても仕方ないと思えるまで考えたか

常に仮説を立てて、自分で「正しい勝負」だと思える企画だけをつくってきた

NOBROCK TV

仮説①時間とコストをかけてYouTubeでバラエティ番組をつくったら唯一無二の存在になれる

仮説②クリエイターとしてもプレゼンスや認知度を上げられる

自分で責任をもってバットを振り切ることができる、失敗しても仮説のどこが間違っていたのか、正しいと思った計算式のどこがズレていたかを検証できる

 

11 ダラダラ「負け続けない」

薄くダラダラ失敗を続ける人は「損切り」ができない人

期間と目標値KPI(Key Performance Indicator)

例えば3ヶ月なり半年なり、「この期間にこの結果を出す」と決める

失敗時の去り際はあっさりと、せっかくのアイデアだからと固執しすぎず次に行く

 

12 「インプット」し続ける

10年後に過去の残りカスにすがった、すっからかんの大人になりたくなければ、サボらずにインプットを続ける

インプットはアウトプットの源で、企画は引き出しの数がものを言う

10年後の自分をクリエイターたらしめるのは、今日のインプット

 

13 苦しいこともいつか必ず企画になる

 

ーこの章は佐久間さんの才能全開だ。40代で完全にインプットを終わらせてしまった自分がいる。結局、そこまで情熱を傾けることができなかったということだ。それを嘆いてもしかたがない。自分なりのペースで機嫌よくやっていくことが大切。第一は明朗、正しさよりも明るさだ。

 

第6章 メンタル編

01 「メンタル」は第一、「仕事」は第二

心を壊してまでやるべき仕事なんてどこにもない「たかが仕事」

「真剣」にはなっても、「深刻」になってはいけない

何が続くと自分の心は折れるのかを把握する「無理スイッチ」

・残業が常態化する

・頭ごなしに怒鳴りつけられる

・下品な冗談に付き合わされる

トラブルが起こるとこの世界の終りのように絶望することもある

一度メンタルを崩すと、調子を戻すのに時間がかかる。戻らないことだってある

その日の予定をなくして銭湯に行く、サウナ、マッサージ、ビール飲んで寝る

 

02 給料分働けば十分「プロ」

 

03 期限を区切れば「無敵」になれる

期限を決めてゴールを設定し、そこまでは全力で努力してみる

今の自分は何ができ、何ができないのか能力やスキルを書き出してみる

・既存のルート営業は強いが、新規の提案が弱い

・企画は得意だが、社内で顔が売れていない

努力すると決めたら、その期間は仕事一本、全力投球するのがいい

やりきってから進退を判断しないと、逃げた気持ちや後ろめたさが自分に残る

「ダメだったらどうせ辞めるし」の気持ちで、人間関係のしがらみやノイズに惑わされず走り抜けよう

期限をくくれば、腹もくくれる。逃げる暇も、言い訳する暇も、腐る暇もない

 

04 悩みは「因数分解」で考える

組織の問題…前例がない、上が詰まっている、自分にチャンスが回って来るかわからない

能力の問題…自分にスキルや能力、器があるかどうか

組織の問題…テレビ東京にお笑い番組がない

能力の問題…ディレクターの能力があるかわからない

「3年チャレンジする」リミットを決めて、そこまでに壁を超えられるかどうか

努力目標…「ひたすら尖った企画書を出しまくる」

 

05 会社ではときに「エゴ」を貫け

・ハラスメントでつらい目に合っている人を見て見ぬふりして、自分が後悔したくない

・そのほうが自分が働きやすい職場になる

おもしろいものをつくるのに、人を委縮させたりチームの士気を下げるハラスメントは邪魔だった

みんなのために「いいこと」をするのではなく、自分のために「わがまま」を突き通す

 

06 「運」を味方につける

究極的に仕事はすべて、運で決まる

運とは、信用の積み重ね

・やりたい仕事に欠員が出て、アサインされた

・SNSでつながった人が仕事を発注してくれた

・ダメ元で依頼したら、色よい返事をくれた

「あいつなら…」と思われたり、思い出してもらえたり、恩を感じていたり、「運」と「縁」はとても近い

不意に訪れる運を落とさないようにする

運は愛想と誠実さによって架けられた「信用」という名の橋を渡ってやってくる

だから愛想の悪い人は信用を得られないし、運も来ない

愛想とは、へらへらすることではない、いつも機嫌よくフラットでいようとする態度と貫く意志

自分の機嫌は自分でとる

雑な仕事をしないことも運につながる

万全を期すつもりで、準備を怠らない、不誠実に取り組まない

「自分は運が悪い」と思って、最悪の事態を想定し、丁寧な準備を怠らない

 

07 無気力なときは「再生産」を疑え

刺激がなく、成長機会を奪う「再生産」の仕事は無気力状態の沼にはまる

3~5年後に向けた中期目標を掲げる「逆算」

・数年後、こんな仕事が舞い込むポジションにつくにはどうすればいいか

・どんなスキルがあればそれが叶うか

目の前の仕事に、目標達成のために必要な要素を足していくイメージ

 

目標①5年後に映画を撮ってみたい

行動①好きな映画をつくっている制作会社をチームに入れてバラエティに巻き込む

 

目標②スポンサーを気にせず番組をつくるために物販で稼ぐ

行動②デザイナーとコラボしたオシャレなイベントTシャツを作成

 

自分のためにあえて仕事を拡げると、大体周りに嫌な顔をされる

しかし、同じ仕事の質や精度をひたすら上げることで食っていけるのは職人だけ

 

3年後、5年後どうなっていたいか?一度立ち止まって考えてる

 

08 「省エネモード」があっていい

会社やチームのマイナスの存在にならないよう、きちんと義務は果たしつつ、できるかぎり省エネで働く

そして生まれた時間を使って、やりたい仕事に向けたインプット、プライベートの充実で「次のチャンスを待つ」

「ない仕事をつくる」

演歌番組…出演者のエピソードを再現VTRにする

どれだけ興味の持てない仕事でも「どうせここではつまらない仕事しかできない」と腐らずに、ない仕事をつくり出す

自分でキャリアをつくる。ここにいるから無理と諦めない。できることを探す。明日のチャンスにつながる

 

09 「奇跡」を信じる

仕事が退屈…つまらない…自分が行動することでしか解決できない

自分が変化を起こせることを信じていない

 

ピラメキーノ

KPI①子どもたちに流行るギャグか歌を生み出す…ピラメキ体操

KPI②イベントで子どもたちを大動員する…よみうりランド夏休み7000人イベント

 

変化とは「起きる」ものではなく「起こす」もの

 

ーやられました。それでも今すぐに何か行動に移すような感じにならないのが本当に歳食ったということか、それともそもそもの能力だろうか。待て待て、このままでは終われないぞ。やはり出店への行動は止めてはいけない。必要、忘れてはいけない、やる気につながりそうな部分を書き出して、それこそ一人朝礼で読み上げるというのはどうだろうか?なんでもいいから行動しよう。

 

おわりに

人生はこれからも続く。大変だし嫌なこともたくさんあるけど、仕事は考え抜いて続けていると、時々全部が覆るような、とんでもなく楽しくて幸せな瞬間が来る。

 

まさに!

 

第1章 「価格上昇時代」がやってきた

◎10年前からあった価格上昇の兆し

◎その正体は「買い負け」

◎コロナ禍や戦争が終わっても、この流れは変わらない

◎バブル以来のデフレによる過剰反応

◎今、目の前にある「二つの選択肢」

◎いつの間にか「安い国」になってしまっていた日本

◎その先にある「あまり考えたくない未来」

 

ー「よりいいものを、より適正な価格で売る」か「ひたすら安さにこだわる」かの2択しかないのかは疑問があるが、2022年にコロナ後に書かれたこの言説は、2025年現在、答え合わせになっている。ラーメンはいよいよ1,000円に限りなく近づいてきた。ランチも単品でギリギリ1000を切っているが、ドリンク付けて1200円オーバーが当たり前になった。この本もkindleに放置されていたが、改めて流れ読みしながら自分の考えを整理していきたい。もちろん次の一手を具体的に考えながら書いて書いて書きまくろう。

 

第2章 「安さこそが価値」からの脱却

2・1 安さと言う呪縛

◎「安いことは良いことだ」という固定観念

◎「とにかく安く」の時代は終わった

◎消費者は二つの顔を持っている

◎それでも「安さの土俵」で戦いますか?

◎「頑張って価格を維持」はもうやめよう

2・2 「意味合い消費」が求められている

◎「ランチ1000円の壁」その先に

◎「欲しいものがない」は本当か?

◎「推し」のためにはお金を惜しまない

◎「意味」を失うと、人は生きていけない

◎バイト代を貯めて8589円のコースを

◎食品スーパーが、食品スーパー以上の意味を持つとき

◎そして行われる「無意識の選別」

◎「何にお金を使うか」が厳しく問われる時代に

◎あなたの商品に「意味」はあるか?

 

ー小坂さんのいつもの説得である。意味合い商品、お客様にとって意味があるかどうかが価値だということだ。ここから導き出されたのが「レジャー感覚の楽しさ」であり「面売り」であるが、果たしてどこまで出来ているだろうか?これをもってお客様にとって必要なお店でありたいと考えている。少しずつ伝わってきているのかもしれないが、まだまだ自分が喜びや納得感を得られるほど、お客様に伝わっていないと思う。45坪の食品スーパーの事例は憧れだ。うちもあんな風に一見、普通の衣料品店なのに、たくさんのお客様が楽しそうに買い物をしてくれる空間を作り上げたい。まだまだやるべきことはあるはずだ。もっとこうしたい!と伝えよう。こういうお店にしたいと伝えよう。自分にできることはそこなんだ。

 

第3章 「価格」は「価値」に従う

3・1 出発点は「価値」

◎ノーベル賞受賞学者が「値上げは許容される」と説く理由

◎顧客の前に立ちはだかる「二つのハードル」

 ①買いたいか、買いたくないか

 ②買えるか、買えないか

 「価格を語る前に価値を語れ」

◎その値札で「価値」は伝わる?

 「大きなお肉をじっくり煮込み余分な脂を取り除き、三日がかりで作りました、当店のおすすめです」

◎「思ったよりも売れない」が「思った以上に売れる」に

 「焼き上がりまで25分?!じっくり焼き上げたこそのおいしさです」

◎うちのお客さんは価格にシビア、は本当か?

 「お車の栄養ドリンク本日あります」

◎値引きをやめて価値を伝えたら、売上が7倍に

「聴こえてないのに愛想笑いをしたり、会合で二度聞きする回数が増えたり、そんなときは補聴器が有効」

◎リサイクルショップで「高めの商品」が売れるようになった理由

 「染み抜きマスターの渾身のメンテナンス」

◎「ビニール袋1枚」で新品並みに

 中古冷蔵庫の付属品をビニール袋に入れ直して販売

◎「価格」は主役ではない

 ビジネスにおいて「価格」は主役ではない。主役は「価値」だ。

◎趣味のバンドという価値で「価格」が変わる?

 

ー小坂節炸裂!とにかく価値を語れと。本当にその通りだと思う。最後のバンドは関係はないが、顔を売るという意味ではここまでやっても良しということだろう。何しろ何しろ価値を語れ!

 

3・2 本気で価値を語れば、「価格」は消滅する

◎汎用品にももちろん「価値」はある

◎顧客の懐の心配をするのは、むしろ失礼な話

◎「墓じまい」が「建墓」に!?

◎「価値」が伝わり「価格」が消滅した瞬間

◎時間をかけて、商品を育てる

 

ー価値を語らねば、ということを繰り返し読んできた。ただなかなかこの一歩が厳しい。POPはパートスタッフ任せで自分が語ることはめったにない。「POPをパート任せ」これを悪く言うのではなく、自分自身が我々の主力商品、販売強化商品についてもっともっと魅力を話し合わなければならない。というよりも話したい、という強い思いを持つことを癖にする、ということだろうか。商品がお客様にもたらす価値について熱量を持って語ろう。それをヨシとする文化を持とう。まずは今日の店長会議から!

 

第4章 「値付け」の作法 -顧客を見て価格を付ける

4・1 価格設定の「常識」を疑う

◎そのライトセーバーのお値段は?

◎価値の公式

 V=P/C V=Value(価値) P=Performance C=Cost(購入費用、手間など)

◎原価から価格を決めるのは時代遅れ

◎価格を原価から解放する

◎同業他社と比べない

◎天動説から地動説へ

◎「人にフォーカス」する

 

ー価格を上げる、という視点で見ると、自分の感覚と離れてしまう。前章で一般的な商品、ナショナルチェーンの商品にもこだわりはきちんとある、という話をしていて、そこは価格はいじれないはずだ。値入を20%にして安さで売る必要はないということだろう。スモールビジネス手作り面倒くさい系、高所得者を対象とした商売なら、価格はむしろ上げないと客数が少ないし、手間がかかるので成立しない。この章はサラッと流し読みでいい。

 

4・2 内的参照価格から値付けをする

◎内的参照価格とは?

◎顧客は「勝手に」価格を判断する

 自分の記憶から「勝手に」その商品やサービスの価格の妥当性を判断する。

 比較対象は別のものに変えられる。

 売り手のほうが「何と比較してほしいか」を自分で設定する

◎スーパーのクッキーを「デパ地下価格」に

 十勝地方にあるスーパー「デイリーショップヤマモト」

 「デパ地下レベルのおいしさ」「500円の価値がある」

 スーパーのお菓子からデパ地下のスイーツに変えることで、より高い価格で販売

◎布団屋さんがディズニーランドになる

 大分「いとしや寝具店」

 いとしやで1年に使う内的参照価格は、寝具店ではなくアミューズメントパーク

◎比較対象を広げると、値付けは自由になる

◎安くしすぎるとかえって売れなくなる?

◎究極は「内的参照価格がない」存在になること

◎収益最大化ポイントを探る。そして、試す

◎シェア争いという考えはもう古い

 

ーデイリーショップヤマモトの売場は参考になるかもしれないが、やはりPOPの存在は大きい。もっと自分の想いがきちんと伝わるPOPのフォーマットを作成しなければならない、と改めて思った。それこそ新しい無料ソフトCANBAを使って、シンプルでかつ想いがこもった見やすいPOPを新たに量産していかなければならない。できるか?

 

第5章 「値上げ」の作法 -価値あるものを、さらに高く売るために

5・1 「安売りスパイラル」からの脱却

◎値引きはスパッとやめるべき

◎価格を上げた。すると顧客は…?

◎お客さんを選んでしまっていいのか?

◎人口5000人の町に顧客が押し寄せる

 

ー必要な値上げは優良顧客の選別になる、というのはその通りで、いつも小坂さんの本を読むと思うのが、結局、儲からないなら辞め時ということだ。これは常に念頭に置いておかなければならないし、覚悟しておく必要がある。“続ける”ということをテーマにしがちだが、この会社には後継者がいないのだから、続ける必要もない。自分の給料を倍にしてくれ!と言ってくる社員もいない。ただひたすら日常が平和に過ぎていくだけだ。だんだんワークとライフが離れていくのを感じている。これもなかなか面白い感覚だ。時代の変化に合わせて値上げを考えることで、自分自身の変化にも気づく。

 

5・2 「人を軸にした値上げ」とは?

◎自分が成長したら、価格を倍にする?

 自分が精進することで提供できる価値が上がったら、それに合わせて価格を上げる

◎「人」を前面に出してみる

◎「楽しさ」を加えると、価格が上がる

 福島県いわき市の渡辺文具店パピルス

◎「体験」こそ最強

 アイヌゆかりの鍋料理「チタタプ」体験

◎「5万円のおでん」に人が集まる?

 商品に「楽しさ」と「体験」を付け加えると、一番高いものが売れる

◎「ぶっとんだ価格」で、顧客の意識が変わる

 重さ1.8キロのどら焼き5280円 祝い事のプレゼント商品

 

ーお店のロゴのTシャツ、パーカーがそれにあたるのか、と思うが、こちらは身内ネタの域を出ない。この姿勢が弱いのだろうか。カラオケだってTシャツ作ってしっかり完売させているのだ。それも1000円以上のきちんとした価格なのだから、確かに価格は関係ないのだ。

 

5・3 「価値のパッケージ化」で価格を上げる

◎あらゆる価値をまとめて「パッケージ」として提供する

◎残念過ぎるコラボ

◎既存のものを「意味」でくくり直す

◎たった2粒のあられの価格が10万円!?

 

ー発想を大きくするという意味では、脳みその大層になってよい。総花的に手を広げ過ぎていて、コレ!というものに集中できていないことに対する劣等感がひどい。いつも「まずは価値を伝えるのだ」という前向きな気持ちになっても、やはり続かないし現場で実践が進まずにお店も変わらない。否、相当変わっているじゃないか。卑下するな!15年やって、ここまで変わったのだ。すごいことだ。さらに変化させていくのだ。今までは、先人が築き形骸化してきたものを、破壊し新たなものに再構築してきた。そして今度は自分自身が築き上げてきたものを、破壊しさらに新たなものに再構築していく、ということだ。これは自分ひとりの力では難しい。やはり自分が築いたものを破壊するのは困難なのだ。明るさ、朗らかさで、機嫌よく働いて自分が枯れたら終わりでもいいが、明るく朗らかに日々を暮らせるタイプではないところがどうしても引っかかる。どうしたものか…

 

5・4 価格が上げられない場合、どうするか -本業の縛り

◎「返報性の法則」を活かすには?

◎本業という縛りにとらわれない

◎「多角化」に対する過剰な反省

 

ークリーニング店で食品、メガネ屋で本、マッサージ屋でサツマイモ、バーでアクセサリー、何でもいいが、大切なのはそこに思いがあることか。我々も売れるから売れているからで様々な商品に手を付けてきた。関連性と思い入れだろう。

 

5・5 BtoBで「価格アップ」を果たすために

◎シビアな法人顧客に値上げを受け入れてもらうには?

◎法人顧客にとっての意外(?)な「価値」

◎自ら進んで値下げを提案していないか

◎取引先を「同志」にする

◎価値のバトンをつないでいく

 売場づくりを通じ、顧客に価値を伝え、商品と顧客を育てる

◎同志ネットワークを築く大きな意義とは

 

ーメーカーがその商品の価値を川上から川下まで伝えることができ、それを最終顧客である消費者にしっかりと伝わったら、それは確かに強いだろう。それにしても伝える方法がPOPしかないにもかかわらず、POPに力を入れていない最近の自分が一番の問題である。自分でPOPを作成するのは今は現実的ではないと思うのはなぜか?それよりもLINEで商品に対して「こう伝えて!」という思いを共有するのが良いのではないだろうか?

 

5・6 「顧客の顔」が想像できるような仕組みを作る

◎フロー型ビジネスからストック型ビジネスの時代へ

 フロー=流れ(一見) ストック=貯蓄(常連)

◎顧客を知らずして、価格の議論は可能か?

◎価格に関するリサーチの限界

◎誰もが「顧客を想像する」スキルを持っている

 

ー顧客を想像する、顧客を知る、他者を知るということが圧倒的に下手な割に頑張っている。もはやわかろうと思ってわかるものでもないと割り切って、取り組んでいくしかなさそうだ。

 

第6章 今、目指すべき「マスタービジネス」への道

6・1 マスタービジネス化で「価格」から解放される

◎商売人はかつて、「マスター」だった?

 お客様がまだ知らない価値を教えることによって、お客様から対価を得る。

◎「欲しいものがない時代」に価値を伝える存在として

 欲しくなるようなものの価値を、我々が伝えられていないからではないか。

◎「メガネの着替え」という新しい世界

 今日はこれをかけていただきたいと思っています

 モンキーフリップ「名古屋から世界へ発信するアイウェアブランド」

◎「あなたには、これ」

 お客様がまだ知らない買うべきもの、お金と時間の使い方を教える存在

 マスターとして新しい世界を示すことができれば、そこに予算は存在しなくなる

◎田舎の小さな店に「ドンペリ」がある理由

 「お客様を育てる」という視点

 「可塑性」一度価値を知ってしまったら、元には戻れない

 いないのは良いお客様ではない、「マスター」がいないだけだ

◎市場が6分の1に縮んでも…

 呉服と共により美しく楽しく生きるために、必要なことを教えられるように

 

ー伝家の宝刀「マスタービジネス」とても魅力的な響き…自分は何のマスターなのだろうかと自問する。何かのマスターでありたいが特になさそうだ。ただこうして文章にしていくのはありかもしれない。

 

6・2 マスターへの道

◎マスターになろうと思うな!?

 自分たちにとっては当たり前でも、お客様にとっては知らないこと、重要なこと

 多くのビジネスパーソンはすでに、なんらかのマスター

◎すべてのビジネスが「教育産業」になる

◎マスターの矜持

 その価値を伝えることが「自分の責任だ」と考えれば、伝える姿勢も変わってくる

 お客様が選ばなかったから…ではなく、伝えきれなかった自分の責任

 

ー「伝えきれなかった自分の責任」そこまで考える商品があるのだろうか。まずは商品に対する思いを伝えなければ!

 

6・3 ビジネスを守ることは、文化を守ること

◎自分のサービスを守ることが、文化を守ることになる

◎ビジネスの持続可能性に「マスタービジネス」は不可欠

 ビジネスにおける持続性とは、十分な顧客がいてくれて買い続けてくれること

 マスターの存在こそが、日本文化の今後のカギを握ると言っても過言ではない

◎そして桜は満開になった

 お客様は、知らない世界を見せてくれることを、待っている

 

ーそれにしても底力がついてきた。そう思っていいだろう。何のマスターか?ということよりも、脈々と続いてきたこのお店のファンであるお客様が次に待っている商品を仕入れて販売することで喜んでいただけているか否かのせめぎ合い。坪数に応じて品目が変わっていくのだが、根っこの部分は変わらない。そして次の町でまた地域のお客様に喜んでいただくことにチャレンジ。“十分な顧客がいてくれて買い続けてくれること”そこに文化が醸成されるのだ。形を作っている自覚をもって今日もお店を開けるのだ。

 

第7章 「値決め感性」の磨き方

7・1 感性を磨くための三つのコツ

◎値決め感性はどうやって磨くのか

◎「やってみる」ことで訪れる変化とは?

◎「評価主義」と「実験主義」

 自分でもやってみることなしに、自分の力を高めることはできない

 できたか、できなかったではなく、やってみて何がわかったかが大事

◎「顧客の声」を力にする

 ポジティブフィードバック、喜びの声を聴くと自己肯定感が高まる「魂のごちそう」

 あなた様の喜びの声が、私たちの何よりの励みです!

◎人は一人では「行き詰る」もの

◎面白がるからこそ、感性が磨かれる

 

ー小坂さんが一生懸命に励ましている章である。喜ばれるよ、嬉しいよう、自己肯定感が上がるよ、一緒に頑張ろう、である。この波に素直に乗ってうまくいくのが一番だろう。

 

7・2 自分のビジネスを「アート」に高めていく

◎ルネサンスと近代のアートとの違いとは?

◎自分のビジネスをアートにしていく

◎時間を確保する、仕事時間を短縮する

 値決め感性を磨くためには「そのための時間を作る」ことが必要

◎時間を作り「人」に投資せよ

 価格を上げ、正当な対価を得て、無理のない働き方をして、さらに価値を上げる

◎人への投資が最大の「価格戦略」

 買い続ける意味の持続的な提供こそが、人の仕事

 

ーここら辺の小坂節を久しぶりに振り返ることができて有意義だ。商品の価値を伝える人=エバンジェリスト伝道師になり切る必要がある。それができるならやればいいし、できないなら別の仕事に付けばいいのだ。きっと今も価値があるからこの報酬を受けているのだ。自信を持って提案しよう。

 

終章 -今こそ自分たちの「存在意義」を問い直すとき

◎「あなたでなくてもよい」から「あなたでなければ」へ

 価値を高め、伝える

◎この「不安のなさ」はどこから来るのか?

◎「入れ替えのできない存在」になるために

◎「存在意義」こそが、価格の原点

 仕事とは楽なことばかりではない、つらいことのほうが多い。

 それを楽しいというのは、まさに「つら楽しい」そのもの。

 

ー確かに自分の商売に対してワクワクする気持ちになることができた。イイねイイねでやっていこう。楽しもう。

 

はじめに 好きなことで生きていくために

稼げていない人はお金を受け取れない。

成功する人は、10万円でも100万円でも自信を持って受け取れるし、実際にそういった値段をつけて商品やサービスを提供している。

お金を生み出す力を手に入れると他人に優しくなれる

 

第1章 お金を生み出す人たちは何が違うか?

何のとりえもない人たちがお金を生み出している

成功している人も普通の人もそれほど能力は変わらない

お金が生み出せない人の7つの思い込み

①お金を生み出せるネタや商品がない

②こんなことでお金をもらってもいいの?

③自分よりすごい人に提供できるものはない

④他にも同じことをできる人がたくさんいる

⑤新しくて画期的なサービスでなければならない

⑥知らないことだらけで勉強しなければならない

⑦自分には経験も実績もない

 

お金の知識で変わること

①自分のスキルや知識の価値を理解できる

②堂々とお金を受け取ることができる

③価格設定で迷わなくなる

④今の自分をより高く売ることができる

⑤ゼロからお金を生み出せるようになる

⑥自分に自信が持てる

⑦お金の不安が消える

 

ー疑心暗鬼な中、拾い読みをしていく。とにかく自信と気力を高めるために読んで書いてみる。もしかしたらあまり効果を感じられないかもしれないが、YouTubeを見ているよりはまだましだろう。その上で得られるものでもあれば上出来という気持ちだ。

 

第2章 人間の欲求を理解すればいくらでもお金を生み出せる

自分の提供しているものの価格は安い!

今の自分にはもっと価値がある

もっと多くのお金をもらっていい

 

価格は感情で決まる

満たしたい感情があるから、商品やサービスにお金を払う

相手がどんな感情を満たしたいのかを知らない→相手の欲求を知らない

 

欲求とお金の原則

①人は期待する「結果」にお金を払う

②人は3大欲求に大きなお金を払う

 1、人間関係に関する欲求

 2、お金に関する欲求

 3、健康に関する欲求

③人は価格と換算すると価値を実感する

 

お金になる欲求の体感方法

①エピソードに感情移入すれば売れる

②自分が価値を感じたサービスは売れる

③相手の労力を省く=お金になる

 

ーそりゃそうだ、という話ばかり。だけど相手の感情に訴えかけるのも、相手の欲求を満たすのも、そもそも相手を理解することが難しいのだ。だからこそ、親切な振りして何も手につかず、悶々としている。そして相変わらず、不用意な言動で人を傷つけている。逆に。人に対する気遣いをせずに、周囲を傷つけ、振り回し、時になぎ倒しながら、前に進むというわけでもない。結局、中途半端だ。体力の衰えとともにどんどん精細を欠いていっているんだろう。

 

第3章 お金に対する正しい目標とは

お金に関する思い込み

①たくさんの人に買ってもらわなければならない

②すべての人に認められるものを提供しなければならない

③お金をもらったからには結果を100%出さなければならない

④差別化しなくてはならない

⑤ナンバーワンにならなければならない

⑥すごい人にならなければならない

⑦成功しなければ価値がない

 

ー①たくさんの人に買ってもらわなくてもいい ②すべての人に認められなくてもいい ③100%の結果をコミットしなくてもいい ④差別化しなくていい ありふれていてもいい ⑤ナンバーワンでなくても、オンリーワンでなくてもいい ⑥すごい人でなくてもいい ⑦成功していなくても価値はある

寄り添い系と思わせて、実はスパルタ、ある程度のお金を得たら後はあなたの努力次第という情報商材のパターンではないか。毎日ブログ更新とかライブ配信のキャラ付けとか、ハードルはたくさんありそうだ。できる人はやるが、出来ない人はやらなくてもいい。そこを早めにわかろう。

 

第4章 ゼロから大きなお金を作っていく最短のステップ

相手の欲求を知れば知るほどお金が増えていく

初心者がお金を生み出すための鉄則

①安心を確保しながら進める

②相手の欲求を知ることに集中する

 1、やりっぱなしにしない

 2、相手の悩みを聞くことを最優先にする

 3、良いところを教えてもらう

③目の前の一人を大切にすると道がひらける

 

ゼロからお金を生み出す最初のステップ

①「居場所」を確保する

②短期間に練習を積み重ねる

③人のサービスの手伝いをする

④モニター価格で提供してみる

⑤選ばれる理由を分析する

 1、どんなサービスが喜ばれているか?

 2、どんなキャラクターが求められているか?

 

最後は、自分の価値を自分で認める

本当の意味で人からの感謝を受け取って、その感謝で自分を満たす

 

ー自分で言えば、“整理整頓”ということになるだろう。論理的にも説明できるし、実行力も高いだろう。小売業でなんとかここまで維持できているのは、ひとえに自分の“整理整頓”能力の賜物である。そこは認めていいはずだ。あとはこれをいかに横展開、つまり他者貢献まで拡大していくか、だろう。

 

第5章 お金と満足感の関係

満足してもらえると分かっていたら安心してお金を受け取れる

 

人は何のためにお金を使うのか?なぜ、商品やサービスを購入するのか?

満たしたい感情があるから!人は欲しい感情を得るために商品やサービスを購入する!

 

もし、サービスを提供する時に、感じたくない苦痛を与えてしまうと、相手は離れていってしまう。

お金を払う前には「結果が出るかどうか」ということをシビアに判断する。しかし、一旦払ってしまうと、結果への執着はだんだんと薄れてくる。

 

お金と満足感の原理 

①チャレンジできることが最高の喜び

 →提供するのはチャレンジへの伴走

②一生懸命な姿に心を打たれる 

 →一生懸命とは相手のことを親身になって考えること

③エンターテイメント性があるから続けられる

 →結果が出るまで苦しいだけでは人気は出ない

④信じてもらえるから頑張れる

 →信じて応援してもらっているからパワーが出る

⑤仲間ができると人生は何倍も楽しい

 →コミュニティができると満足度が高まる

⑥挑戦する姿勢に勇気をもらえる

 →失敗を笑顔で語る人に器の大きさを感じる

⑦自分を認められることが人生のゴール

 →自分を認められる、自分を好きになるということが人間の人生のゴール

 

ー自分の性格とは真逆だ。だからこそ、こんな性格で本当によく頑張って来たな、と思う。少しでも他者に貢献できるようにするにはまず一歩何をしたらいいか。きちんと最後まで話を聞く、ところからだろうか。すぐに解決策を提示していい気になっているところがある。そうではなく、「この人はどうしてこんなことを言ってくるのだろう」と相手に思いを寄せることから始めるか。

 

おわりに

どこに行っても他人と比較して、どんどん自信を失っていく。

自分には自分の役割があるし、自分を気に入ってくれる人のお役に立てればいい。

もう一つ、「今のままで誰かの役に立てる」と思えたことが大きかった。

誰かの役に立てることを知ると、人生が豊かになる。

 

ー「お金になる」「報酬を得る」という壁は確実に存在すると思う。そう簡単ではないはず。セミナー講師、コンサルタント、コーチングなどの寄り添い系サービス業が主たる仕事に見えるが、向き不向きもあるだろう。それよりも、まずは周囲の人に寄り添い、その人の悩みを聞いてあげて、そして自分が何か手伝えることを無理せず自然体で手伝うことで、自分自身の幸福感を得ることができる、ということがわかった。

 

第2部 

「悩まない人」は世界をどう変えているか

ー問題を「具体的な課題」に昇華させる思考アルゴリズム

 

19 「あ、おれ、いま悩もうとしてる…」

「おまえ悩んでるんか?」

「ほんで、何を悩んでんねん?」

「で、結局、何がどうなったらええねん?」

「そのためには何をせなあかんねん?」

「ほな、やれや」

 

まず悩んでいる自分に気づく

日頃から「自分の感情」を観察しておく。心が不快を感じ取った時、そこに注意を向ける。

 

自分はなぜ今その気分を味わっているのか?

「ほんで、何を悩んでんねん?」

結局、悩みは、ある種の「思考停止」状態。問題に直面して不快な感情が生まれた時に、「悩もうとしている自分」に気づけるかどうか。

「いかんいかん、こっちの感情モードはやめておこう。思考モードで対処しよう」スイッチを入れる。

 

悩まない人の心は、これと同じように不快な感情が一定レベルを超えると、自動的に「思考モード」へ切り替わるようになっている。

 

むしろ難しいのは、自分でも気づかない些細な違和感や、ちょっとしたイラつき。

感情が大きく動かないので、思考モードへのスイッチが入らず、気づくと長時間モヤモヤすることになる。

 

大切なのは「不快な感情」を敏感に察知できるようになること。

 

ー「不快な感情(感情モード)」→察知(気づき)→「思考モード」この切り替えを意識することができれば、ほぼほぼ解決への道筋ができるのだろう。悩みというのは確かに思考停止であり、行動停止状態で、だからこそずっと同じ悩みがその場にある。思考つまり解決策を考えて実行することで状況が変化するのだ。これがわかっているだけでだいぶ違ってくるだろう。

 

20 「何がどうなったらいいのか」から目を逸らさない

「で、結局、何がどうなったらええねん?」

人を悩みから解放していくれる究極の問い。

「結局、何がどうなったらいいのか?」=「最終目的逆算思考」

 

多くの人の悩みは、未知の問題に対して「原因解消思考」で立ち向かってしまった場合に起きている。道を阻む岩をどうにかしようと考える。無駄な時間や労力がかかる。

 

ー「で、結局、何がどうなったらええねん?」この問いにうまく答えることそのものが難しいような気もする。

お金持ちになりたい/もてたい/安心したい…つまり「楽しく暮らしたい。幸福に生きたい」その究極の目標=目的を実現するために、小さな目標を設定しよう。どうにもこうにも「頑張らなければ意味がない」「努力が全て」「やればできる。できるまでやれ」などの格言めいたものが自分の価値観の中にあって、そして頑張っていないし、努力もできず、できるまでやれない弱い自分がイヤになって、また悩んでしまうのだ。「で、結局、どうなりたいか?」答えるなら「安心したい」ということだろう。そのための小さな目標をいくつも立てることを意識して読み進めていこう。そして実際に小さな目標をたくさん立ててみよう。

 

21 ロジカルシンキングができる人ほど、「深い悩み」にはまり込む理由。

【問題】テーマパークでアイスクリームを販売。よく売れているが、カップやスプーンなどのゴミが問題になっている。近隣店舗からクレームあり。ただしテーマパークからはゴミ箱の設置はノーという返答がある。

「自分の責任ではない」と思考停止に陥ってしまうのが普通。ここからどう問題解決のために考えられるか。

 

ー「じゃあアイスの販売はやめる」となるのが昨今の風潮ではないか。豊かになったからだろうか。そうまで言われてわざわざアイスなど売らん!という結論になりそう。今貧しくてこれから大金持ちになってやる!という人がなんとか考えて新しいアイデア、突破口を開くのだ。

 

22 「自分の失敗」ではなく、「他者の成功」に目を向ける。

問題→「具体的な課題」への昇華

苦情法…売れない理由を探して潰していく

着眼法…売れている理由を調べて真似る

 

このままでは最終目的を達成できなそうだ、とわかったときは、いったん手を止め、うまくいっている人はどうしているのか?を調べる。次にやるべきことがはっきりするので悩まずに済む。

まず行動しろ!とはまず調べるという行動をしろ!

 

ググれば解消する悩みをウジウジ考え込むな。

考える量、調べる量がかなり不足している。

悩みかけている自分に気づいたら、とにかくまず調べるという行動を取る。問題と思い込んでいたものは、きわめて具体的な課題に姿を変える。

 

ー調べろ!ということで店舗の内見は何回が適切かを調べてみた。多くても3回のようだ。ここら辺を読んで、改めてとにかく内見だ!という目標設定をした。しかしその後に実際に行動に移せていない。これではダメなので、次の目標設定は物件を見に行く、というところにし、これは池上2店舗は行ってきた。ここでまず自分自身の行動を良しとすることだ。死ぬわけではないのだから気楽にいこう。

もう一つの悩みは、人が採用できないのではないか、ということだ。これも調べて目標設定してそして行動するという流れを自分がしっかりとやっていく必要がある。60代の新規採用を視野に入れる必要がありそうだ。明確に文章化すること重要だからそれもやっていこう。自分の想いをしっかりと言語化することで多分つながるだろう。やってみよう。

 

23 脳内でダラダラ考えない。書きながら1時間考える。

課題への昇華 ピッパの法則 この1時間で考える!

①悩んでいる自分を自覚する    おまえ、悩んでるんか?

②不快な感情の原因を考察する何を 何を悩んでんねん?

③最終目的に立ち返る       何がどうなったらええねん?

④別の前提から次なる一手を導く  何をせなあかんねん?

⑤新しい課題を実行する      ほな、やれや

 

悩みたくないなら「書く」一択

 

ーまずは自分が何に悩んでいるのかを書き出すことだ。

①新規出店の物件

②スタッフ募集が来ないこと

③長男との関係

今悩んでいるのはこのくらいのことだ。具体的にどんなことを悩んでいるのかどんどん書いていけばいいのだ。そしてそれをやる時間を抑えてしまうのだ。ピッパだピッパ。

 

24 大きなピンチのときこそ、「できていない自分」をまず疑う。

世の中の問題の99%は「うまくいかなかった」ではなく「思い通りにいかなかった」。だから、計画や方法を変えさえすれば、「これからはうまくいく」可能性は十分にある。

世の中は10回に1回の法則で動いているので、その後9回修正すれば、最後は必ず成功できる。

 

世の中のトレンドが変わったせいで…と言っている人に限って、そんな影響が出るはずもない小さな商売をしている。

大きなマイナスはたいてい「内部要因」で起こっている。これまでやれていたことがきっちりできなくなっているだけのこと。

 

これまで自分は何を続けてきたか?中断してしまっていることはないか?

 

ー10回やり続けるしかない。内見10回した先に見える世界があるし、採用も10回構成を入れたら採用できるかもしれない。まずは10回カウントしながらやっていく必要がある。長男との関係も同じだろう。10回仲直りしたらその先に新たな関係性が見えてくるのだろう。早く10回失敗したい。これが失敗をワクワクできるマインドなのだろう。これを忘れたくない。

 

25 「成長が止まらないベテラン」がずっと続けていること。

①エース人材      経験があるけれで、先入観が入らない

②素直なルーキー    経験がないので、先入観が入らない

③凝り固まったベテラン 経験があるせいで、先入観が入ってくる

④偏見まみれの素人   経験がないくせに、先入観が入っている

 

先入観が入らない体質のつくり方

①「他人の経験」をたくさん摂取する

②「常識」を真に受けない

③「二流の情報」を入れない

どんな答えも暫定的であり、修正の余地がある。常に新しいことを学び続けよとする。自分なりの結論をどんどん薄めて相対視する。

自分より成功している人はまだまだたくさんいる。自分より成功している人を観察する。

 

そう信じている人が多いから、ひとまず受け入れつつも、新たな情報を注視していこう。

明らかに思考が狭まりそうな情報を入れない。

新参者に寄り添ってくる二流にろくな人はいない。うまくいっている人は常に上を目指している。学ぶなら一流の人から。

 

ー刺激的だ。自分もそうだが、新人のお世話をするのは二流の人材だ。一流は忙しいし、自分よりも一流を走っている人に学びに行くのだ。そんな人に教えを乞うには謙虚で明るく楽しい人でなければならない。まさに自分とは真逆だ。だがしかし頑張れ!一流に質問しろ。二流で固まるな、ということだ。。

 

26 「非合理な自分」を受け入れる。

〇〇がないからできない、ではなく、〇〇がなくてもできる!

 

事業相談、多いのが先代から引き継いだ同族会社の経営に困っている経営者。

・業界全体のシュリンク

・業界の事業モデルに縛りがある

・外資参入で問題が発生

問題が起きている原因が「業界」にあるなら、別の業界に移るだけ、それができない。

この業界で戦い続けるというのは、まったく非合理的な経営判断。業界にこだわる理由は、親から継いだ事業を守りたいから。家業だから。非合理な自分を許す。

 

理屈が通っていないのも、もっと儲かる業界があるのも自分でわかっている。それでもどうしても(家業だから、親がこの事業で自分を育ててくれたから)この業界で頑張りたい!

 

ーまさしく自分自身も同じだ。そもそもコモディティ化した業界で収益性を高くすることは難しいのだ。だからゴール設定を変える必要がある。自分で言えば、それが出店なのだ。出店さえできればいい、位に開き直ってガンガン進めてもいいはずだ。既存店はなんとかしてくれ、と言う話だ。パートスタッフだけで店舗運営できるところまで持っていったのだ。これもきちんと自分にヨシッ!を出して次に行くのだ。店長に期待するな、普通の人だ。

 

27 「第二印象」で勝負する

ー初対面は相手のことを知るターンと心得る。

 

28 リスクに怯えない人は「確率論的に」考えている。

ー数字で具体的に考える。そして答えを導き出す。

 

29 ポジティブシンカーはなぜ、いきなり「心が折れる」のか?

ー最悪の状態をしっかりと把握しておくことで、心理的安全性を確保できる。

 

30 とりあえず「ラッキー!」と口にすべき非スピリチュアルな理由。

ー何か問題が起こった時でもまず「ラッキー!」と口にして、その後にその理由を考える。大概大した問題ではない。有難いということ。

 

おわりに

ー悩まない人になりたかったのだが、結果悩みが出てきた。これはラッキー!だ。仕事のことで悩んでいるのだが、それを調べ始めると、新規出店、採用などかなり高いハードルが出てくる。もしかしたら社長業の終わりについて悩んでいるのかもしれない、という新たな悩みが出てきた。これに対しても最悪の事態を想定して、引き渡すバトンを用意して、具体的な課題に昇華させてクリアする必要があるのかもしれない。向いてもいないのにここまで頑張った。もちろん次何をやるか、やりたいかなどは全くない。そこを調べて課題に昇華させてクリアのために実行していこうか。新たな展開も自分で一歩を踏み出すのではなく、流されてたどり着きそうだ。それでも暗くなりさえしなければいいのだ。人はそれぞれだ。

 

はじめに

私はここ20年以上、まともに悩んだことがない。

“悩みを解決できているから”ではない。“最初から悩んでいない”のだ。

「悩まない人の考え方」をインストールしている。

「悩まなない人の考え方」をインストールすれば、誰でも一瞬で「悩まない人」になれる。

「悩むことに時間を費やさないから、いつでも物事をうまく進められる」

悩みの原因はあくまでも、その人の「考え方のクセ(思考アルゴリズ)」にある。

あらゆる悩みは「思考不足」からきている。

「考え続ける」もはや悩む必要がなくなるまで、問題に向き合い、考えを突き詰めていく。

「この先、何があっても悩まない人」に変わっている。

 

-すっきりしないクレーム対応を前に怒りと不安が襲ってきたタイミングで、途中まで読んでいたこの本を手にする機会を得た。この際だから、しっかりと向き合ってみよう。

 

プロローグ

「悩まない人」が頭の中に持っているたった2つの原則

 

■悩まない思考の大原則1

「思いどおりにいかない」と「うまくいかない」は違う。

 

心が折れてしまう人の盲点 -「思い通りにいかない」と「うまくいかない」の違い

「うまくいかない状態」とは、目指すゴールにたどり着けない状態

「思い通りにいかない状態」とは、“予定していたルートでは”ゴールにたどり着けない状態

世の中で起きている「問題」の9割は、「思い通りにいっていない」に過ぎない。

第一の原則「思い通りにいかない」と「うまくいかない」を区別する。

思いどおりにいっていないだけ。うまくいっていないわけではない。

思いどおりにいかなかったのだから、粛々と「次の一手」を考え、それを実行しさえすればいい。

 

■悩まない思考の大原則2

問題は「解決」しなくてもいい。

 

思いどおりにいかなかったことによる「不愉快さ=主観的な感情」と、思い通りにいかなかった「問題=客観的な事実」とを切り分けないと、適切に問題に対処できなくなる。

①問題そのものを解決する

②問題を問題でなくする

③問題を「具体的な課題」に昇華させる

「悩まない人」はほとんどの場合「②問題を問題でなくする」「③問題を『具体的な課題』に昇華させる」

問題にぶつかった時に、すぐさま「別の向き合い方」を探る思考アルゴリズムが備わっている。

②や③は問題を「解決」するというより、問題を「解消」するやり方。「悩まない人」は「問題に対する答えを導く能力」ではなく、「問題そのものを消し去るスキル」のおかげで悩まずにすんでいる。

Q.「P(目的)をしたいです。しかし、A(手段)がないのでPができません。どうすればAが手に入りますか?」

A.「P(目的)のためには、本当にA(手段)が必要ですか?他にもBやCはないですか?」

ポジティブ思考はただ問題を「無視」しているだけなので、何度でも同じ問題が起こる。逃げ場がなくなる。

自動的に「ほかにどんな手段があるだろうか?」に目が向くようになっているので、悩むことに時間を奪われずにすむ。

「やるべきこと」がはっきりしている問題を「課題」と呼ぶ。「具体的な課題(=次の一手)」

 

-悩みを具体的な課題に変化させて、その課題を解決していくということだろうか。もちろんやるべきことが明確になればそれをやっていけばいいので気はまぎれ、そしていつの間にかその悩みが解消されていくのかもしれない。だが52歳になっても同じようなクレームで今も悩んだり、不安になったりしている。この恐怖の原因はなんだろうか。高齢の女性だろう相手など恐れるほどのことはないのだが、不思議なものだ。裁判が怖いのか。他人の力を借りてしか問題を解決できない自分の情けなさ、弱さが露見するのが嫌なのか。何しろ自分が悪いと思っていないのに謝罪を求められていることに対して腹が立っていて、それが相手の怒りによって写し鏡のように自分が感情的になってしまうのが嫌なのだろうか。そのことも相手に伝えたほうがいいのか。色々思うところがあるが、この悩みのリフレーミングは難しそうだ。

 

第1部 「悩まない人」は世界をどう見ているか

 

CHAPTER1 出来事に悩まない

01 悩みは「他人」から生まれない。いつも「自分」から生まれる。

悩みやすい人に共通している思い込み「自分の“外部にある状況”から悩みが生まれる」という考え方。

外部にある状況とは「他人との人間関係」や「自分を取り巻く環境」

人が事実を「悩むべきこと」として受け取った時に初めて、そこに悩みが生まれる。これを「事実の感情化」と呼ぶ。

「外部と内部」「出来事と解釈」「事実と感情」-こうした2つの切り分けができていないとき、人は悩みに陥りやすくなる。

 

例:職場の人からの嫌がらせ

悩みやすい人は「どうすれば相手がやめてくれるだろう?」と考える。つまり悩みの原因が「相手」にあると思っている。

悩まない人は「外部・出来事・事実」にはタッチしない。あくまでも「他者」ではなく「自分」に焦点を置く。どのように自分を変えれば悩まずに済むかを考える。

対処法は2つ

①自分の「場所」を変える

②「不快なこと」として受け取るのをやめる

「心の中」をコントロールできるのは「自分」だけ

人間の生存にとって最も重要なのは未来への希望(ヴィクトール・フランク)

「内部・解釈・感情」を変えるだけで、ゼロ秒で対処できる。

実害なく、「嫌だな」という感情が発生しているだけなら、「こういう人もいるよね」と思っておけばいいだけの話。

「腹立たしい状況」を「腹立たしい出来事」として受け取るのをやめたほうが手っ取り早い。

「信じられない…」「絶対に向こうが悪い!」「クリーニング代を請求するなり、しっかり謝罪をさせるなりすべきだ!」そうした思考グセこそが、悩みを生み出す元凶なのだ。

悩みは「他者や世の中」からは生まれない。悩みを生み出すのは常に「自分自身」。悩まないためには、自分を変えるのが、いちばん手っ取り早い。

 

-悩みを生み出すのは自分自身、これはわかる。ただひたすら対処方法を考えて粛々と進めていくだけ。その際の感情は自分の受け止め方だ。少し気持ちがスッキリしてきたかもしれない。これでクレームの女性と対峙した時に機嫌よくいられるだろうか。

 

02 できるだけ早く「9回」失敗しよう

「悩まない人」ほど「多分最初は失敗するだろう」と考えながら臨む。

「10回に1回の法則」を前提とすると、むしろ失敗が「望ましいもの」に意味を変えてしまう。

この世界観のもとでは、物事に成功する最も確実な方法は「できるだけ早く9回の失敗を積み重ねること」。10回目にはどうせ成功することが確定しているから。

家電に関するありとあらゆる不満(=失敗)をわざと体験することで、確実に成功できる状況をつくれば、ベストな買い物ができる。

「10回に1回の法則」の続き、10回目で成功したその後、11回目、12回目と成功が続いていく。

「失敗」とは「避けるべき条件」の洗い出し作業。100戦91勝9敗、勝率91%の無敵の世界。

注意すべきは、ただいたずらに9回コケればいいわけではない、ということ。9回の失敗とは「9種類の失敗パターンの体得」を意味している。

 

-とにかく早くやるということ。話が通じないクレーマーに対する時に、即、法的手段をもって対処するというのはどうだろうか?本当に申し訳ないことを我々がしたのであれば、謝罪の気持ちもあるだろうが…それでも早くこのモヤモヤを解消するためには勉強代を支払って終わりにする必要があるのだ。自分の気持ちの問題なのだから、自分の行動で状況が変わるのだ。そこを第一に考えなければならない。

 

03 なぜ「運がいい人」ほど“災難”を愛するのか?

「過去は変えられないが、「過去の意味」は変えられる

「起きている出来事」と「その解釈」とを切り分ける思考アルゴリズムを持つ。不愉快な出来事を別の形で解釈する。

初期の段階で、「わずか120万円」を奪われただけですんだのはラッキー。愛すべきエピソード。

過去の失敗はすべて、貴重な宝。思い通りにいかなかった過去の経験のおかげ

「失敗の積み重ね→成功」というループを経験していると、何か手痛い経験をするたびにむしろ脳がワクワクしだすようになる。

脳が「どうせこれも将来に役立つネタになるな…」と予測し、自動的に喜びを“先取り”し始める。失敗を歓迎する回路が構築される。

このマインドを身につけた人を「運がいい人」と呼ぶ。

 

ー何しろ自分自身の馬力が強い人は、いちいち悩まずに切り替え早く次の展開に進んでいくのだろうが、自分はそうはいかないので、このような本を読んで少しでも奮い立たせていくしかないのだ。それがわかっているのならば、本を読んでしっかりと自分の言葉に変換していくことは有効だ。とにかくこれを進めていこう。

 

04 真の問題の9割は「お金」では解決しない

本人が「○○さえあれば…」と思っていることは、たいてい思い違い。「○○」が手に入ったところで、問題の解決・解消にはつながらないことが多い。考えたり行動を先延ばしにしたいだけ。言い訳として「○○がないからできない」と言っている。

問題に立ち向かう時に一番大事なのは「思考」と「行動」。「思考できる人」「行動できる人」がいない限り、事態は動いていかない。

1万円分の広告投資をして1万2000円の粗利を作ることからスタート。現在は1億円分の広告で1億2000万の粗利を上げる。

本当に必要なのは「1億円」ではなく、「1万円を1万2000円にできる頭脳と行動力」

「お金がないから」「実績がないから」と言っている人は、だいたい前提条件を見誤っている。最終目的から逆算すれば、たいていのことにはお金は要らない。

 

ーこのCHAPTER04はかなり刺激的だ。最終目的何か?をしっかりと握っておく必要がある。自分の最終目的はなんだろうか?仕事でのさらなる成長ではないのだろう、ということはわかる。そもそもが目的志向ではない、という問題はありそうだ。それは自分だけではなく、自分の周囲にいる人の多くがそうなのだろう。そうだとしたら今こうやって本を読んでいるのはなぜだろうか?思わず「目標がない」で検索をしてしまった。明確な目標がある、それは「出店する」ということだ。その動機は何か?何が「出店する」という行動の原動力になっているのだろうか?ここは自分自身のテーマになりそうなのでしっかり考えてみようと思う。

 

05 「作戦どおり」を祈るな。「ラッキー」に賭けるな。

100日1000万目標、6日目で目標との差があるが何もしない。落胆と神頼み、少しほっとして…まさに一喜一憂の精神状態。

そして100日後実績680万円…どうすればよかったか?

「悩みやすい人」目標達成の方法を決めた瞬間、それを「実行すること自体」が目的になってしまう。どれだけ目標達成に近づいているかが忘れ去られてしまう。非合理な期待や希望を持ちながら、ただ同じことを「がんばって」しまう。

今までと同じ行動をとっておきながら、今までと違う結果を期待する。神風に期待している限り、いつまでも悩み続ける。

 

「悩まない人」

①達成確率100%の戦略作り うまくいかない確率50%を補完するべく、第2第3と複数の戦略を用意する。戦略を作る段階で、この考え方ができている人は、実行フェースに入ってからも悩むことはない。この戦略には「祈る」余地がどこにもないからだ。悩む人ほど「一点買い」の神頼みモード

②最終目的から逆算した戦略改善 戦略を実行していきながら、その都度、目標に近づいているかをチェックし、それが思い通りに進んでいなければ、途中で戦略を改めていく。

多くの人は目標達成に向けて「戦略の策定」という思考活動に1%、戦略の実行に99%の時間を使っている。

悩まない人は戦略の策定・見直し」という思考活動に30%、戦略の実行に70%の時間配分で取り組んでいる。

 

ーこれもつまり、考えて実行、考えて実行を繰り返していけ、という話。悩んでいるなら変えて、そしてやれ。それこそ悩んでいる時間がなくなるくらいに!社員とのミーティングも結局は自分の作戦を考える時間なのだ。彼らは彼らなりに一生懸命やっているが、だからって作戦を考えることができるわけではない。出店の準備として既存店の運営をパート主体に切り替えていく。そのためにパートスタッフにやっていただきたい仕事を明文化、言語化していき、そしてチェック改善の仕組みをつくる。そういう作戦は自分だけができることだろう。もっともっと出店という目標に向かってできることをリストアップしていこう。

 

06 すべての悩みは「1時間集中」で消える。

悩みには「中毒性」がある。「悩んだままでいたい人」もいる。「悩んでいる自分」が常態化し、悩みに愛着が生まれてしまっている状況。

悩みが消えるのは一瞬。悩む人と悩まない人の違いは、この「一瞬」が偶然やってくるのを受け身で待っているのか、それを自ら意図的に生み出せるかにある。

問題にぶつかって悩みが生まれそうになった瞬間に思考が動き出すので、もはや悩み自体が発生することがなくなる。

「ピッと思いついたら、パッとやる」ピッパの法則ですぐに、その場で考えるか、出来ない場合は「いつ考えるか」をその場で決める。

悩んでいるだけで考えていない。1時間枠をとって考える。何日もかけてウジウジ考えるより、短期間に集中して決めるほうが精神衛生的にもいい。

「書き出すこと」もんだいを検討する際は、文字でアウトプット

 

ー悩んでいるのが好き、悩んでいる状態が平常運転はよくわかる。それが現状になると現状維持バイアスがかかって悩みを解消するほうが辛い状態になりそうだ。まずはとにかく悩みの解消に向けて書き出すことだ。「どうなったらいいか」「どうなりたいか」このゴールから逆算していく方法はかなり有効だ。そして、ピッパの法則とはつまり“即行即止”サッと動くことが本当に大事。

 

CHAPTER2 仕事に悩まない

07 「できない」は存在しない。「やらない自分」を認める。

他人が実現したことは、必ず自分にも実現できる。

「なぜその人はそれを実現できたのか?」「自分が1兆円企業をつくるには、何が必要なのか」

条件ややり方を徹底的に調べ尽くしていく。

 

やり方がわからないことにぶつかった時には…

①すでにできている人を探す

②その人ができている理由を明らかにする

③わかった方法をそのまま実行する

 

「やるかやらないか」は自分次第

□物理的に実現可能だが、それには多大な労力がかかる

□実現するのにかかる時間を、もっと別のことに使いたい

□それを実現することに、そもそも魅力を感じない

 

「(やり方がわかったので)つくれます。つくってみたいのでやってみます」

「(やり方がわかったので)つくれます。つくりたくはないのでやりません」

大切なのは「できない自分」ではなく「やらない自分」を自覚すること

 

すぐに「できない」と言ってしまう人は、「できている人・企業」を十分に調べようともしないし、「彼らができている理由」を知ろうともしない。

なぜか?無意識に「やりたくない」と思っているから。「やりたくない」から「無理難題を言われた“ことにしているだけ”」

 

まず「うまくいっている人のやり方」を徹底的に研究してみる。人間は「具体的なやり方」がわかれば、案外それをやってみたくなる生き物。「やりたい」という気持ちが生まれないのは、単に「やり方」がわからないからなのかもしれない。

 

ー最後の「やり方がわかればやってみたくなるかも?」は面白い。結局、今難しいと感じているのはこの先の道が見えないからだろう。出店も、今やこの業界で進めているのは誰もいないわけで、だからこそ少し別の業態で見る必要がある。そこを徹底的に調べることができるか?夢中になって調べたり、人に会いに行ったりできるか?ということだろう。嫌いじゃないのだが、あまりに例がなさ過ぎて見えない。しかしこうやって読み進めることで元気が出るのはいい。

 

08 「経験があればなんとかなる」から「経験がないほどうまくいく」へ。

「悩めるベテラン」知識、経験を積めば何とかなるという思考回路は、悩みの発生装置に他ならない。

人はそもそもテニスをうまくできる能力を持っているのに、枝葉末節の技術を教えるから、本来の能力を発揮できなくなっている。

人はスタート時点ではなんでもできる能力を持っているが、中途半端に経験や知識を身につけていくことで、その能力が失われていく。

 

全身に「成功しない要素」をぶら下げたベテラン

「成功しない要素」=知識を身につけたり経験を積んだりする中で生まれる「先入観」「思い込み」「固定観念」のこと

 

「一通り調べました。ですが、2年でうちが銀行をつくるのは無理ですね」

「××共和国でなら簡単に銀行をつくれそうです。その後、日本支店をつくってみてはどうでしょう?」

 

新しいことをやる際は、「妙な先入観のない状態」の人のほうが成功しやすい。

重要なのは、「知識、経験さえあれば、出来ることが増える」という思い込みを捨てること。この考え方が癖になっていると、「できない」の言い訳が無限に生み出せてしまう。

 

「悩まない人」は、「知識、経験(先入観)がないほどうまくいく場合」と「知識、経験(先入観)があったほうがうまくいく場合」の2種類があることを前提としている。

 

ーだから自分は一歩を踏み出せないのだ、とわかった振りができればどれだけいいか。確かに10数年前の出店は先入観がない状態が生み出した無謀だったと思う。果たしてそれを52歳になった自分がもう一度、切り替えて成し遂げられるだろうか。この本を読み続ける理由はこの一点だ。自分の中の先入観を捨て去り、物件を見に行き、不動産屋に連絡し、内見を実行しよう。

 

09 「仕事がつまらない」のは「面白がるスキル不足」のせい。

「つまらない」「面白くない」という悩みがあるのは、心のどこかに「面白い仕事をやってみたい」「仕事を通じて楽しさを味わいたい」という気持ちがあるからだ。

 

「悩む人」は「面白さ」とは対象そのものにある性質と考えている。

「悩まない人」は、面白い仕事と面白くない仕事があるのではなく、どんな仕事も面白くできる人と仕事を面白くできない人がいるに過ぎないと考えている。

 

「いい広告媒体」と「悪い広告媒体」があるのではない。広告媒体をうまく使いこなせる人と、うまく使いこなせないひとがいるだけ。

「魅力のある商品」と「魅力のない商品」があるのではない。その商品の魅力を引き出せる人と、引き出せない人がいるだけ。

 

必要なのは「思考アルゴリズムの転換」。

第一歩は「つまらない」の原因が「仕事のせい」ではなく「スキル不足のせい」だと気づくこと。

第二歩、世の中にもし一人でもその仕事を「面白い」と感じている人がいるなら、「なぜなのか?」を徹底的に確認していく。

第三歩、その人の面白がるスキルを学び、それと同じやり方をする。

 

レジ打ち女性のエピソード:どんな仕事をやるかは大きな問題ではない。結局、自分の考え方次第

 

仕事を面白くするのがうまい人は、「自分が喜びを感じる軸」と「現実の仕事」とをすり合わせるスキルが高い。

 

仕事をゲーム化できる人の共通点

一定の目標やゴールを掲げた時、真っ先に「うまくいったときのことをイメージできる人」。「あなたの目標はこれです」と言われたとき、それを達成して大喜びしている未来のことしか考えていない。「仕事をワークでなく、ゲームとして楽しめ」

 

その他の「自分が喜びを感じる軸」の例

■給料が増えて生活が豊かになること

■仲間と一緒に何かを成し遂げること

■会社の社会的ステータスが高まること

■お客様に『ありがとう』と言われること

■仕事を通じて自分が成長していくこと

 

自分がどんなことに価値を感じるのか、改めて見直してみるといい。

 

ー自分のゲームのゴールはもちろん「出店」。これを読んでもっと楽しまないと悩んでばかりになってしまうと感じた。ドン・キホーテの社員心得十箇条「八、仕事をワークでなくゲームとして楽しめ」だ。物件情報を得て少しでも「おっ」と思ったら、まずは現地に行き、不動産屋さんがわかったらその場で連絡して内見の申し込みをする、これを継続していく。目標10件だ。その際に名刺交換を当然するのだから、情報交換などもあり、何かつながるかもしれないし、つながらなくても、現地内見10件が目標なので、それを粛々とやればいいのだ。まずはスタートだ。

「内見10件」と「自分の新商品の導入と追加と売り込み方の伝授で売上をつくる」が楽しいゲームだ。

 

10 「自分らしさ」というラスボス。

彼女と仲良くやっている友人曰く

「彼女に合わせているだけだよ。全部合わせてる」

「“自分のよさ”なんて信じているのは自分だけ。おれは『彼女と仲良く過ごせる自分』になりたい。そう思ってたら、いくらでも変われるよ」

 

「自分の性格は変えられない」という考え方をする人ほど、よく悩むことになる。

「自分なんていくらでも変えられる」と思っている人と「自分の中にどうしても変えられないものがある」と信じている人とを比べると、後者のほうが圧倒的に「悩むこと」に人生の時間を奪われやすくなる。

 

「悩まない人」は「自分らしさ」などどうでもいいと思っている。最初から「自分らしさ」に固執すると、成長の余地が狭まることを知っているからだ。

「うまくいっている人のやり方=王道」を謙虚に学び、それを模倣する。

「自分らしさ」を追及するのは最後でいいとわかっていれば、途中のプロセスで悩むことがなくなる。

 

「ああなりたい」と思える理想を失った時、人は「過去の自分」にすがりつき、「現在の自分」を大切にし始める。

レベル1000を目指している旅路において、現在のレベル8に至るまでに築いてきた「自分らしさ」は意味がない。ほとんど誤差。そんなものは無視、レベル1000の人のやり方を愚直に真似る。

 

ー自分らしさに重きを置いているわけではないが、理想のレベル1000を持っていない、というのは確かにある。何もないところから出発して、今のこの状態(社長、慎ましいマンション、家族)に安住している。もしくはしがみついている。何もなかったからただひたすらやってきたはずなのに、いつの間にか守りに入っている。そういう自分がいることは事実で、そしてそれをまずは認めよう。そしてその先、もういっちょやったろう!スイッチを入れればいいのだ。

 

11 「あきらめている自分」に気づく。大切なのは「切り替え」と「執念」

 

できないことに悩むのは「あきらめない」からだ。いますぐあきらめてしまえば、悩みは消える

 

目標Pのために手段aでアプローチし、それが思い通りにいかなかったとき、「あきらめが早い人」は目標Pの達成そのものを断念してしまう。

一方、「切り替えが早い人」は、手段aによる実現はすぐにあきらめ、別の手段bを試そうとする。目標はPのまま変わらない。bが思い通りにいかない場合は、c、d、e…と手段を切り替えていく。

切り替えが早い人は、思い通りにいかなかった方法を捨てているだけで、目標そのものをあきらめているわけではない。糧になっているので着実に前進している手ごたえが得られる。

 

本当に「悩まない人」は、どんなときも当初の目標や最終目的から目を逸らさない。全ては手段、目標目的を達成するためなら、ダメな方法は平気でどんどん切り捨てていく。迷えばすぐに地図を見るし、地図が間違っていれば人に道を聞く。「諦めが悪い」というより、「執念深い」。

 

ー「悩んでいるのは、まだあきらめたくないから」この言葉を糧にもう少しがんばってみようと思う。丸二年このブログを放置して、今もう一度、自己啓発を言葉にしているのは、きっとまだ頑張りたいからに他ならない。辞めるなんていつでもできることだ。出来る限りは頑張ってみようと思っている。ポイントは「小さな目標設定とその達成を繰り返すこと」と「最終目標は出店」ということを忘れないことだ。

 

12 「ギャンブル」するな。「チャレンジ」しよう。

「何かを始める前に、つい考えすぎてしまう…」

「どうしても思い切って行動する勇気が出ない…」

『まず行動しろ』を勘違いしている人が多い。ラーメン屋をやりたいなら、ラーメン経営に詳しい人に会いまくって、とにかく話を聞くこと。事前に調べ尽くす。

 

自分から行動を起こせる人は、オンラインサロン等に過度に依存せず、しっかりと情報を集め、十分に勝算が見込める仮説を立てることで、「動きたくて仕方がない状態」を自らつくる。

 

行動力とは「調べる力」

チャレンジとは「勝算」が見えている試み

 

これには勝算がある、どう考えてもうまくいく、という結論になれば、どんな小心者でもアクションを起こせる。ここからがチャレンジ。それでも行動が起こせないなら、それは単純にリサーチ不足。

 

ーとにかく調べ尽くすことが大事ということ。ネットで情報収集、実際に現場に見に行き、うまくやっている人に話を聞く。to doリスト、小さい目標をクリアしていくことで答えを探し出していく。実際にお金をかけてやるのはもっと後、まずは調べる、自分がやりたいことを言葉にすることでそれについて詳しい人にたどり着く必要がある。

 

13 「予期せぬ成功」を避ける。「一発大当たり」が身を滅ぼす。

大きな成功を収めている人ほど、最初から一発大当たりを期待していない。

小さな成功をコツコツ積み重ね、大成功に近づく。

 

ーまさに小さい目標を多く設定して、それを一つ一つクリアしたり、引き返したり、その分また小さな目標を設定しクリアしていく。この繰り返しで、そしてそれを楽しむことが大切だ。少しずつ感覚を思い出してきた。この調子を確実に掴まえてやっていきたい。自分がやるべきことに

集中するのだ。

 

CHAPTER3 他者に悩まない

14 「悪い人間」はいない。「悪い関係性」があるだけ。

嫌いで仕方がない人とぶつかった時、相手を変えようとするのは得策ではない。

自分と相手との関係性に問題が起きていると考え、関係性を変えることで問題を解決する。

相手を変えるか、自分を変えるか。自分を変えるほうが手っ取り早い。

「なぜ不快に思わないのか?」不快に思っていない人に聞いてみる。つまり自分を変える。

 

人間関係に悩まない人にとっては、誰が悪いかはどうでもいい。関係性を変えるだけ。

逆に全部自分のせい病も本質的には相手が変わるべき病と同じなので注意。

 

目標達成に向けた手段には、人を変えるという不確実なことを盛り込んではならない。

部下を通じて成果を出す、これに尽きる。

部下が変わらなくても成果が出る仕組みを作る。

 

あおり運転と犬のフンは同じ。どかないのだから、自分がどけばいいだけ。

 

ー不快な相手とはさっと距離を置くことだ。部下の能力を把握して生かして成果を出すことだ。目標を設定してそれに向かって行動することに集中すればいい。悩んでいるのは、目標を失っているからだ。悩むのではない、目標を意識してその達成のための方法を考える。

 

15 「善悪」を超越するマーケッターの思考法。

「実は、交通事故にあった妻が…この子たちの母親が、先ほど病院で亡くなったばかりでして…あまりにもショックで全然周りが見えていませんでした。ほら、3人とも電車の中では静かにしなさい」

 

自分は正しく、相手が間違っている。自分は正義、相手は悪。この二元論は危うい。

相手は相手なりの事情があり、まっとうな(だが自分には極めて不快な)行動をとっているかもしれない。

 

自分の立場で思考した後、相手の立場でもう一度考える。

売る側の観点ではなく、買う側の観点を徹底的に調べるのがプロのマーケッター。

自分たちが何を作りたいかではなく、ユーザーが欲しがっているか。

 

自分たちの強みを起点にビジネスを考えてしまうが、マーケッターは常に他社の視点を忘れない。競合対策は、競合にやられて嫌なことを全部やろうと考える。

 

見方を変えれば善悪は逆転する

「何か事情があるのかもしれない」と思うと、少なくとも怒りは収まる。

「器の大きさとは、どれだけ多くの人の価値観を知っているか」江副浩正氏

 

ー欠勤ややる気のない態度、返事をしないというのも何かしらの事情があってのことと理解して、気にしないこと。それよりも仕事であれば、やってもらわなければならないことを明確にしそして確実に実行してもらうことだ。もう一点、お客様の立場に立って、というのはよく言われることだが、自分がお客様だったら、どう提案されたら購入に至るかを考えることが大切だ。

 

16 松下幸之助「雨が降っても自分のせい」の真意

悩まない人は全部自責思考、全責任は自分にあると考える。

 

原因と責任を分ける。

プロジェクトの失敗は確かに他者に原因があるが、その責任は、任せた自分自身にある、と考える。

自分が原因であろうとなかろうと、その責任は自分にある。

「責任を取る=罰を受ける」ではない。「責任を取る=問題を解決する」だ。

まず自分がリカバリーする。今後任せる人間をもっとしっかり吟味する。進捗をチェックする。

 

全部自責思考は全部自分が責任を取るという意志の話。

できないのではない、やらないと決めたのだ。全部自分の責任だが、やるかどうかは自分の意志次第。

責任を取る範囲を広げていく、それが成長。

 

ー人のせいにしている限り、問題は解決されない。自分の責任と考えて、解決するかしないかは自分の意志と考えることで、全てが自分次第となる。父母の問題も自分の責任と受け止めて、自分ができる範囲で解決策を考え実行したから、悩まずに済んでいるということか。近しい人に対しても、この人にも事情があると理解し、自分自身がやれることを決めていくことができるから悩まずに済むし、逆に相手の責任だ、自分のせいではないと思うから悩むのだ。すべて自分の責任、だから自分が行動すれば解決できるはずだし、できなければそれは自分の実力不足であって誰のせいでもない。そうなったら新たな相応の目標設定をしよう。

 

17 「出世するほどしんどくなる人」が勘違いしていること。

「責任を取る」とは本来、辞任や謝罪、減給といった罰を受けることではなく、あくまでも起きた問題に対処することだ。

「責任を取る」とは問題に対処すること。責任者とは「問題への対処を引き受ける専門職」

 

自分の仕事の領域を超えた問題にすら、責任を取る覚悟がある人がいる。あるいは、他者が原因となって起きた問題にまで対処できてしまう人がいる。これが「責任者」

責任者の仕事は、「責任を負いたくない人」や「責任を負えるだけのスキルがない人」の代わりに責任を負うこと。

問題を引き受け、適切に対処していく人が組織で出世していく。

 

大きな問題に対処する能力を持っている責任者ほど、大きな報酬を受け取ることになる。

 

①「全部自責」の思考アルゴリズムを持てているか?

②十分に広い(自分を超えた)範囲の責任を果たそうとしているか?

③その責任を果たせるだけのスキルが身に付いているか?

 

ーまさに自分が責任者として存在している理由がここであった。ただし忘れてはいけないのが、その役職は自分で選んでいいということであり、そして自分で選んでいるということだ。また「問題に対処するスキルを持っている」ことが重要とあるが、もう一つ大切なのが「メンタルを持っているかどうか」だとも思った。もともと受け継がれた遺伝的個性(たち)とその対応領域の拡大と深刻さの度合いを伸ばすことができたか、ここも大事だ。やはり問題に対処するというのは大変だし苦痛を伴う。もちろん解決した時の喜び、達成感もその分大きいだろう。頑張ったなオレ、そしてあともう少し頑張れオレと思う。

 

18 「株式会社ジブン」で生きていく。

「勤務先の会社と『株式会社ジブン』が業務提携を結んでいる」という世界観で仕事をしている。

「会社同士の対等な取引関係」

向こうが提示する条件がよくなければ、無理して取引する必要はない。互いに条件が合う別の取引先=転職先を見つければいい。

頭の中に「株式会社ジブン」を持っている人は「時間」や「お金」の使い方も違ってくる。仕事だけでなく、人生のあらゆる場面において、すべてのアクションが「経営者としての投資判断」へと意味を変える。

 

他人に対して「完璧」を求めることがなくなる。

 

すべてを「株式会社ジブン」としての取引だと考える人は、そもそも「自社」が完璧ではないのと同じように、「取引先」も完璧ではない中で最大限の努力をしてくれていると考えている。だから、何か相手方にミスが発生しても不満は持たない。その「会社」と取引するという経営判断を下したのは、他でもなく自分だから。

 

「不満が生まれないような考え方」=「すべてを自ら選んでいる株式会社ジブンの経営者」

 

ー一生懸命こういう考えでやっていこうと自分に言い聞かせている感じ。人のせいにしない、全て自分の責任、こう考えて、それこそ我慢強さで乗り切ってきたが、確かにストレスが溜まって来る。それでも引き続きこの考え方で進めていこう。

 

 

 

-忙しすぎて、やりたいこともできないなんて、貧乏より始末が悪い。

 

自由とは経済的な自由、自由に使える時間、あふれるやる気と向上心、健康な身体、前向きな精神、情報と見識と趣味、一緒に遊べる仲間、信頼関係と尊敬関係、思慮深さ

 

プロローグ 「この習慣」が億万長者への道を拓く

 

第1章 仕事と学びの習慣

習慣01 超速で返信する 仕事の早さをアピールし、信頼を勝ち取る

習慣02 驚愕の気前よさ 見返り・損得を考えない姿勢が、器の大きさを伝える

習慣03 凡事を“超”徹底する 信じられないレベルまでやりきると、景色が変わる

習慣04 徹底的にメモする 手書きのメモから、新しい「気づき」が次々に生まれる

習慣05 アナログ感覚が鋭い 整理整頓のうまさは、仕事の見極めに通じる

習慣06 好奇心が衰えない 「ワクワク」を求めることで、行動力が身につく

習慣07 “読破する”勢いで本を読む 「何をどこまで何冊読んでいるか」で人は判断される

習慣08 シミュレーションの達人 不測の事態にも、即座に対応できる柔軟性がある

 

第2章 日常生活の習慣

習慣09 早朝の1時間を大切にする 朝のルーティンが、快適な日々を保証する

習慣10 個人の年間計画を立てる スケジュールをルール化して奇跡の1週間をつくる

習慣11 アファメーションを毎日唱える 自分の気持ちを上げるとっておきの口癖を決める

習慣12 不安をコントロールする 「今」に集中すれば、ポジティブをキープできる

習慣13 1秒で切り替える 気持ちを瞬時に切り替えて、マイナスを引きずらない

習慣14 本物を見極める 身の回りに上質なものを揃えて、審美眼を磨く

習慣15 風格を漂わせる 一流店から評価される目利きを目指す

 

第3章 人間関係の習慣

習慣16 会った瞬間、「ありがとう」 先回りの感謝で、素晴らしい未来を確信できる

習慣17 10年以上の付き合いを大切にする 全力で相手を助け、ゆるぎない信用を築く

習慣18 プレゼントが大好き 一生の贈り物を通して、心と心の繋がりを表現する

習慣19 笑顔が超フレンドリー うまくいく予感は、笑顔とオーラで相手に伝わる

習慣20 証拠をすぐ出す 動かぬ証拠を揃えておき、相手が疑う暇を与えない

習慣21 他人を優先する 「お先にどうぞ」「それでは私が」の精神を磨く

習慣22 人と人をすぐ繋げる 人間SNSとして、自分の人脈から紹介する

習慣23 成功体験に縛らなれない 新しいものを全力で受け取り、反応する気力を養う

 

第4章 健康と趣味の習慣

習慣24 タバコを吸わない 人生最大のリスク「病気」への対処法を持っている

習慣25 ワインセラーが半端ない ワインを通じて、本物を見極める目を養う

習慣26 和の稽古を続ける 仕事以外に、人としての幅を広げる機会を持つ

習慣27 徹底的に極める 趣味にプロレベルで打ち込む人間は迫力が違う

 

第5章 お金の習慣

習慣28 お札は常にピン札にする ゲン担ぎを通じて、お金に対する礼を尽くす

習慣29 投資に明るい 何に焦点を当てると儲かるのか、学び続ける

習慣30 稼ぐより、どう使うか 理想の実現のため、哲学をもってお金を使う

習慣31 印税的な収入を重視する 時間と場所から自由になって、不労所得で賢く生きる

習慣32 自問自答する 億万長者の資格があるか、絶えず自分に問いかけよう

 

エピローグ 誰かの人生の指標になりたい

 

-なかなか勉強になった。自分に億万長者の資格が備わっていないのがよくわかる。そんなことよりも、この不安、心配の原因を探りたいと思う。人の喜びが我喜びになるといいのだが、このことを知ってから12年経つが全く分からない。「感謝からはじまる」というところも全くもってできていない。「自分をクリアしなければ」と思う。ただこのループから抜け出すことなどできるのだろうか?一番間近で見ている妻に何度も何度も指摘されてきたが、全然兆しも見えない。「楽しく暮らす。幸せに生きる」この目的に近づくために「目標設定」「作戦」「計画」を立てることだ。しっかり向き合おう。それが朝の時間なのかもしれないぞ。一人朝礼という習慣に乗っけていけるのではないだろうか。考えて考えてそして実行しよう。

 

 

中学校を改革した校長先生の語るリーダー養成論、毎朝読むのにはちょうどいいかもしれない。

少しでも実践していけるように挑んでみたい。

それにしても商売は「商品力8割」と「営業力2割」だと思うが…。

とにかく元気を出さなければならない!そのためだ。

 

「最上位目標」を共有するというのは一つ大切なこと。

会社で言えば理念で、自分で言うと「楽しく働きともに豊かに、そして皆で幸せになろう!」である。

先代の言葉を拾い集めて、自分が紡ぎだしたこの理念について「まーいいと思いますよー」「反対ではないですよー」などという軽々しい発言に対して感情的になり怒りが湧いてしまう。

しかし、それはつまり自分自身に対する不甲斐なさを相手にぶつけているにすぎないのだ。

 

それにしても本当に不甲斐ない。

社長になって12年、全然儲かっていない。にもかかわらず責任も取らずに居座り続けている。

何がリーダーだ!何が従業員の物心両面の幸福だ!何が理念だ!

まずは売れよ!売れる商品を仕入れてきて、そして売り込んで、売り切れよ!

緩い…ぬるい…ボケている。

 

しかし、何をどう売り込んだらいいのかわからない…

目標の売上、目標の粗利額に達するために「これをこれだけ売るんだ!」という気持ちが足りない。

幸せになるためには、やはり販売力を付けなければならない。

最上位目標である「楽しく暮らす、幸せに生きる」ために儲ける必要があるよね。

儲けるためにできることは、やはり「売り込む」ことだよね。

新しい商品がどんどん入ってきて回していくのも大事、売れていない商品を処分するのも大事。

 

確かに大変な時代だが、それでもここまでやってきたのだから、まだまだもがいてみよう。

この“もがき”にも価値や生きがいがあるはずだ。

男に生まれ、五体満足に育ち、一緒にいてくれる家族がいる。

こんな恵まれた環境で、戦わないなんて失礼な話だ。

やるぞ!

 

はじめに

第一章 人を縛らない職場は何を生んだか

ある日の風景

人はみんな違うのに・・・

会社という組織の常識に抗う

社会人一年目の経験

仕事をどう捉えるか

好きな日に出勤できる会社

嫌いな作業をやらない職場

人を縛らない職場が生んだプラスの循環

・離職率の低下

・商品品質の向上

・生産効率の上昇

・人件費減少

・従業員の意識変革

進化する働き方

 

-これはもう結論が出ている。この人がそういう働き方をしたかったから、そうしているのだ。そういう商売を選び、そういう人たちを募り、やっているのだ。とってもセンスがあると思う。自分にはないセンスだ。ただ一つ思うのは、「相手には何も求めない」ということだ。常に了解を得ながら進めていければいい。もし一緒に働く人それぞれと了解を得たくないとしたら、それは自分ひとりで働くか、責任者としての立場を退けばいいだけのことだ。まさに「自分に合った働き方」を模索してたどり着いた場なのだろう。12年社長をやってみてだんだんとわかってきたことだ。もっともっと自分も自分の思い、考えを言語化したいという欲求が湧いてきた。

 

ドキュメント・エビ工場の一日

ホワイト企業と言われるけれど

 

-フリーシフトだっけ?でも大丈夫な商売をやりたくてやっている。それでいいのだ。

 

第二章 僕らを突き動かしたもの

東日本大震災と福島第一原発事故

立ちはだかる二重債務

東北で再建したかった

石巻での後悔

放射能が心配で避難しているお母さんに

東北に新しい原発が建てられている

再起ははじめからうまくいったのか

僕の知らなかった工場の真実

フリースケジュールが始まった

フリースケジュールの原型は親族の働き方

休憩時間は誰のもの?

 

-とても面白く読ませてもらっている。パートさんに対する思いに共感を覚える。パートさんは集まれば人のうわさや誰ができていない、さぼっているという話をしがちだ。作者はそれが心底嫌なので駆逐したいと思っているのだろう。お互いのコミュニケーションを最小限に抑え込もうと工夫しているのがよくわかる。自分はどちらかというとそこはもう仕方がないかなと思っている。それよりも自分の働き方が問われているのだと思うようになった。自分が自分に対して「さぼっている」と思っているからパートさんの目が気になるのだった。自分がさぼっているから労働分配率がひどいんだ。ここで目一杯やるしかないのだ。なぜなら自分の強みは「我慢強さ」なのだから。その強みを生かして伸ばしてやればいい。この姿勢を見せていく、示していく、迷いなくやるから周囲の目を気にしなくて済むようになる。

最後の「家族経営」の働き方は「確かに!」と思う。自分も経営者だからこそ、ちょっと抜けて学校公開や運動会を見に行ったりできる。だが、それだってその他の時間を目いっぱい、それこそ社員の2倍ぐらいはやっているという自負と周囲の納得感があるからこそできることだ。

 

第三章 人を縛らない職場ができるまで

会社の役割を考える

始まる前に重視したのはコミュニケーション

 

-コミュニケーションはやはり一緒に働いてこそだと思う。ちょっとお店に顔出すだけでわかったような顔して講釈垂れてもわかりあえることはない。だから「人はわかりあえない」ということを大前提にして話を進めるほうがいい。その中で「みんな自分自身の精一杯で生きている」ということを踏まえることだ。常に平穏、明るく朗らか、澄み切った張りきった気持ちでいられているわけではない。だが、例えば、シフトの入れ替わりの時におしゃべりに興じるパートさんたちがいても、それが彼女たちにとっては必要なこと、精一杯やった結果なのだと思う・・・思うというよりももうもはや“祈る”という感じか。本当に面白いものだ。成長の機会だ。

 

人は争う生き物である

ルール作りは手段にすぎない

人は自由だと働かないのか

争いごとをいかに減らすか

現場が教えてくれること

一緒にルールを考える

やってダメなら元に戻す

遅いのは悪いことじゃない

人間の好き嫌いは多様で重ならない

嫌いな作業をやってはいけないことにした効用

 

-あくまでも「パート従業員」についてのルールである。有給の処理はどうしているのだろうか?と疑問に思うこともある。フリースケジュールだから、来た分、いた分だけ時給が発生するのだから、それは必要な金額を稼ぐためにどのくらいの時間働く必要があるか自分で計算しているはずだ。これは9時5時の工場勤務だから可能なのであり、例えばお店商売でならどうするかだろう。つまり大事なのは、この本を参考にして、自分の業界では、従業員にとって働きやすい職場にしていくという信念を練り上げていくことなのだろう。それにしても、従業員がいくら働きやすかろうと儲かるわけではない。やはり一番大事なのは商品なはずだ。自分は「スタッフに約束した報酬を支払う」ということを第一に考えている。そのためにはやはり商品をたくさん売る、ということが大切なのだ。それにしても、好き嫌い、得手不得手、スタッフのおしゃべりなど共感するものは多い。少しだけ、器というのを思ってしまう。器…小さくたっていいのだ。仕事という場における自分はこの辺だ。無理したって駄目だ。よくやっていると納得して、そして精一杯やればいいのだ。

 

押し付けないから挑戦できる

全員が嫌いな作業が出てきたらどうするのか

好き嫌い表の先にあるもの

欠勤時に一切の連絡禁止というポイント

フリースケジュールのマイナス面

反原発の中で見えたこと

他にもまだある働きやすいルール

・気持ちよく休憩時間に入るために

・人のことをやり過ぎない

・有給休暇の事前申請は不要

・忘年会はやらない

失敗したルール

・意見を紙で提出したら100円

・定期的に体を伸ばす

・休憩室にもラジオをつける

プラスの循環を作る新たな取り組み

生活が豊かになってこそ仕事に集中できる

ファンタジーなことを言っているのかという葛藤

 

-会社の業績において、従業員の労働意欲が高いかどうかはほとんど関係ないと思う。すべては商品だ。従業員の労働意欲が高いかどうかは社長のモチベーションにつながる。社長が機嫌よく働くためには、従業員にも機嫌よく働いていてほしい。競争力のある企業は、面接で極力「機嫌のよい人」を採る。すると競争力の弱い企業は「機嫌のよい人」を採ることができないのだ。だからこそ労働環境をよくして、なるべく従業員に機嫌よく働いていただきたい、と思っているのだろうと予想する。とにかく商品、ビジネスモデルが肝心だ。それが次章の内容、ここが肝。

 

第四章 エビと世界の意外な関係

体を作る食べ物をまっとうに作る

パプアニューギニア海産ができるまで

なぜ商品の価格に差が出るのか

パプアニューギニアのみんなとの交流

 

-ここでパプアニューギニア海産の商品力の解説がある。これは本当にすごい。著者の父親は冒険家でもあり、学者でもあり、ボランティア精神も持っているようなバイタリティ溢れる人だ。これなんだ。このパプアニューギニアの天然エビを加工食品として販売する、というスゴイ商品力があってのことなのだ。ものすごい競争力のある商品だ。これがあっての従業員の機嫌がよいから、社長も仕事がさらに楽しいということだ。やはり商品に命を懸けなければならない。商品力、そこが一番の課題だ。もちろん、商品は普通でも営業力があれば、というのもあるか。商品力と営業力…この2つが課題、この2つだけが課題なのだ。

 

第五章 『生きる職場』の作り方

本当に働きやすい職場とは何か

結果として効率がついてきた

「疑い」「縛り」「争う」ことが蔓延した世界で

自由になるとなぜ効率が上がるのか

管理することへの幻想

機能するルールを作る

発想の転換こそが鍵

できるだけシンプルに、子育てのように

小さな会社だからできるのか

非正規雇用は悪いことなのか

そのままやるのが重要ではない

今となってはやめることがリスク

働くことと生きること

おわりに

 

-「管理することへの幻想」というのは実は自分も最近思っていたこと。結局、人はそれぞれに能力が備わっており、管理教育して成長する、というのは幻想だろうと思う。だから社長として考えは伝えて、あとは一人一人が考えて行動する、ということだ。作業はもちろん教えるが、その先の能力は人それぞれで、できれば得意なところを伸ばして働くことで喜びにつながればいいと思うが、伸ばさなくてもいいのだ。仕事において“能力を伸ばす”ということが向いていない人もいる。著者は自分の仕事に対する向き合い方と現場の従業員との折り合い方を探していたのではないかと思う。父親がパプアニューギニアの天然エビという競争力にある商品開発に成功して、二代目として働き方を模索しているのだと思う。父親と同じようにはできない、しかし自分にも得意分野がある、それを活かして社会に役立つことで喜びを感じているのだ。自分の得意分野は「我慢強いこと」。これを伸ばして生かして働くことで、世の中は大げさだが、人の役に立つことで喜びを感じたいし、実際に感じることができている。業績が悪くとも我慢して店舗の運営を続けている。先代と後継者はその分、現場に出なくても済むし、業績が悪い責任を感じなくても済んでいる。これも役に立つということだと思う。もちろん、業績が上がればこの上もなくうれしいが、そうならないのは、やはり「お前は増長する、謙虚であれ」ということなのだろう。従業員に対してはただ一点「約束した給料を支払うこと」これに尽きる。「楽しく働き、ともに豊かに、そして皆で幸せになろう!」自分なりの精一杯を日々続けていくことだ。

 

kindleやはり頭になかなか入ってこない?

これは自分の習慣の問題かもしれないが、スクロールするたびに抜けていく感じがする。

どうしても紙が残っている感じがいいかもしれない。

もちろんこうやっていちいち書き込んでいくと頭に入っていくのだが、それでもやはり抜け感はすごい。

今回のこの本も面白いテーマだが、今一つ引っかかってこないか。

世界は全てひとつながり、波動でつながっている、だから素直になればいい。

これは今自分の中でしっくりきている、しかし自分自身がそうは感じられていない、とても大切な感覚。

またまた研ぎ澄ませていこう。

 

■地球の波動がどんどんあがってきた

■個にして全

肉体を持った私たちは単なる[媒体]に徹して、≪おおもと≫から来る情報に従って、ただただ素直に表現していればいい

これからは頭で考える時代ではなく、[直観・閃き]の時代、[知恵]の時代、知恵は≪おおもと≫からの情報。

■波動をあげる三つの条件

その一、あらゆるこだわりを取り除く

[必要なだけあればいい]という生き方

■能力は結果

波動があがるということは≪神≫に近づくことになるので、≪神≫ならなんでもできるから、結果として色々なことができるようになって当たり前。

能力はコツ、自分でやってコツをつかむ。

■波動をあげる三つの条件

その二、行動に移す

肉体の部分でエネルギーを流すと、≪おおもと≫の部分からエネルギーが入って来る。

「表現すれば疲れる」と思うかもしれないが、≪おおもと≫からエネルギーが入るようになれば全然疲れない。≪おおもと≫からのエネルギーは無限。

■波動をあげる三つの条件

その三、深い部分の自分(神我・真我・本当の自分)が望んでいることをやる

本当にやりたいことをしている人は、生き生きして輝いている。

[行動に移す]とは、[閃いたら即行動に移す]ということ。

自分から出ている波動と合ったものを引き寄せる。できるから閃く。とにかく即行動に移す。

「何だかわからないけど」というのも閃き。

ダメでもともと、死ぬわけじゃなし…死んでもいい。死ぬときは、地球上での自身の役割が終わった時。

「何だかわからないけど」というのは、≪自分の深い部分≫からの情報だから、その時はベスト・タイミング。

何だかわからないけど、やってみると、行動に移すと、理由がわかる。

頭がぼーっとしているときには、意識はハート(胸のあたり)にある。カリカリして頭にくるという時は、頭に意識がある証拠です。

意味のないことは何もない。≪おおもと≫の部分で生きている私が、意味のないことをするはずがない。

無駄なことをしているわけがない。起こることは、全部意味があって起こっている。

■あなたが本当にやりたいことを見つけるには

≪深い部分の自分(神我・真我・本当の自分)≫が望んでいることをやるんだ」と強烈にプログラムする。

今までやったこともないようなことが色々やって来る。それを断らない。やれば絶対にできてしまう。

「未熟ですが、やらせてください」

引き受けないことには洗練もされない。とにかく来た話は断らないで全部引き受ける。

その中から、本当に自分が「これだ!」というのが見つかるはず。

■すべての現象はあなたが出している波動に同調して来る

周りにいる人は、全員自分の鏡。

親さえも、自分で選んで生まれてきている。

何のために肉体を持って地球に来たのか、[味わう]ため。

「楽しいとはどういうことか、悲しいとはどういうことか、苦しいというのはどういうことか」と味わうために肉体を持って地球に来たのだから、じっくり味わったほうがいい。

楽しいことも、いやなことも、じっくり味わって、そしてそれをクリアして次に行くのがいい。

来たことは全部意味があって来たのだから、一切逃げないで来た時に全部受け入れて、じっくり味わう。

本当に一人では無理な場合には、サポートしてくれる人を引き寄せる。

逃げなければ、本当に奇跡のようなことが簡単に起こる。

いやなことが来たときは「どうやってクリアしてやろうか」と、あの手この手がどんどん閃いてくるから、いやなことが来たらワクワクする。

これが本当の[ワクワクした人生]

良いことでも悪いことでもどちらでもOK「どうぞ、どうぞ」という感じでやっていく。

そんな感じで、どんどんこだわりをとっていく。

」とにかく味わために地球に来て、自分でドラマを作ってセッティングした相手が役を演じてくれた」と軽く考えられたら、あらゆるこだわりが取れてしまう。

そうするとどんどん軽くなって、波動はいやでも上がっていってしまう。

[あるがままに生きる]

[あるがまま]と[わがまま]とは違う。

[あるがままに生きる]とは自分も[あるがまま]、他人の[あるがまま]も受け入れること。

ただただ受け入れて、ただただ見るだけ。良い悪い、好き嫌いなどと判断しない。

「私はこうなんです。これで悪かったら、もう好きにしてください」とさらけ出す。

会社なんかでは、変わり者とか変人と思われたらしめたもの、そういうレッテルを早く貼ってもらえれば、マイペースでやりたい放題できる。

■直観の時代

≪深い部分の自分≫から情報を得るためには、直観がいるが、今まで直観を使っていないかったので鈍っている。

心眼が開かれるためにはどうすればよいか。[情]の部分をクリアすればよい。

≪非常に冷静で、静かにみているもう一人の自分≫が、≪真我≫。

■[愛]と[愛情]はまったく別物

[愛]というのは、無条件で、しかも厳しい。

[愛]の部分では「やってあげないほうがいい」と分かっていても、[情]の部分でやってあげてしまう。それによって相手をダメにしていることがいっぱいある。

[情]の部分がクリアされてくると、本当の[愛]が発露されてくるから、波動がどんどん上がっていく。

そうすると、物事の本質がますます見えてくるので、他人に対して厳しくなったようにも感じられるかもしれない。

問題が起こっても、もう現象に振り回されないから、非常に冷静で、ぼーっとしていると物事の奥の本当の原因が見えてくる。それをクリアすればいい。全然慌てない。

■経験と知識の限界

結局、閃くというのも≪真我≫からの情報。≪真我≫からの情報は道の情報で、まだ誰もやったことのないものが来る。

これからアイデアは、≪真我≫から[閃きで得る]。それを現実に表現する時、頭を使う。

閃きで得た情報を、今まで得た経験と知識を使って、現実に地球上の人たちにわかるように表現する。

「今からこういう情報が欲しい」と思って、≪真我≫にインプットすると、閃きという形で端末機に返ってくる。そのことだけを考えて一瞬強烈に思えば、だれでも意識が≪真我≫に行くから、あとは閃きで情報が入るのを待つだけ。

プログラムしてインプットした後は忘れる。これがコツ。頭はロクなことを考えない。

「来ないんじゃないか」と思ったら本当に来なくなる。

答えはどういう時に返ってくるかというと、頭がぼーっとしてリラックスしているときに返ってくる。だから、頭をカラにしておく。

とにかくリラックス、プグラムしてインプットした後は頭をカラにしておく。

本を読む、セミナーを受ける、テレビを見る…一生懸命に頭を使っているときというのは発信状態で、受信はふさがっている。

ぼーっとしている時は受信状態になっているので、どんどん閃きで情報が入って来る。

できる限り頭をカラにして、ぼーっとしているほうがいい。

私は≪真我≫の自分を信頼しきっている。だから「意味のないことを言うわけがない。するわけがない」と思っているので、どんどん直観が冴えてくる。

直観で「この人は、ここから入ったほうがよい」と思ったら、決まりなんか無視して、自分の直観をもっと信頼する。

人間は全員能力者でものすごい直観を持っている。だからどんどん直観を使う。とにかく「頭で考えない」という作業をする。

■直観を楽しもう

大事なことは直観で選ぶと言ってもただ漠然と選ばないで、まずちゃんとプログラムする。

「この中で、私にとって一番おいしく感じられるもの」

「この中で、一番太らないもの」

これがプログラム、その後「何だかわからないけど、これみたい」という感じ。

大事なこと「やっぱり正しかった、自分の直観はすごいな」と思う。

楽しみながら、できるだけ頭を使わないで直観を使うようにする。楽でいい、疲れない。

意識の上では全員平等、特別な人なんか一人もいない。

■[尊徳]と[損得]

お金というエネルギーではなくて、これからは「徳という見えないエネルギーで返ってくることもあるんだ」ということを理解できることが大切。

「お金というエネルギーで返ってこないこともある」ということを受け入れられないと、宇宙と不調和が起こる時代。

どんなことも、宇宙と調和がとれていないからうまくいかない。

調和がとれていれば、≪おおもと≫からどんどんエネルギーが来てサポートされるから、どんどんうまくいく。

自分がそれをやることによって、楽しくて仕方がない。そしてそれを、して差し上げることによって相手にも喜ばれて、その結果お金が入ってくるのが最高。

欲で欲しいのではなくて、本当に必要だったら、それがないともう生きていけないというのであれば、絶対に入って来る。

「必要なだけあればいい」ということで、なるべく貯めこまないで、エネルギーの不調和を起こさずに生活するのが、これからの時代の良い生き方。

これからは奪い合いの時代ではなく、分かち合いの時代。≪愛・エネルギー≫を分かち合う。

とにかく≪真我≫からの情報に従って表現すると、今までの地球上の常識では考えられないようなものが表現できるから、神を顕現して地球上の波動をどんどん上げていこう。

バブル崩壊は、膿を出す作業。膿を抱えたままでは新しい時代にはなれない。膿はどんどん出したほうが良い。そうじゃないと変われない。

膿を出すときに、多少犠牲のようなことが起こったり、犠牲になる方もいる。そういう人も実はそういう波動をその人自身が持っている。自分の責任、仕方がないこと。地震、交通事故で亡くなる方も自然淘汰。

自然淘汰に引っかからないためには、波動をあげるしかない。

 

-今のところまでを…「波動をあげよう」という話だが、この本に出会った人は、ということなのではないだろうか。もし人も大自然大宇宙の一部であり、そのものであるならば、どんな波動で生きようと一部でありそのものだ。だから元気があろうがなかろうが、それも機能の一つである。つまりはどちらであれ「これでいいのだ!」なのだ。その上で、こういう文章にせっかく出会ったのだから、「じゃあ楽しくやっていいんじゃない」「不安や心配などする必要ないんじゃない」ということだ。

 

■宇宙との調和度

皆様の中に[真我・神]がある。自分自身に聞けば全部わかる。[外に一切頼らない]という姿勢で生きていく。

欲を出せば宇宙との調和度が落ちる。欲を出したらキリがない。直観で「もう時が来たな」と思ったらスパッとやめる。欲でずるずるやっていると、どんどん宇宙と不調和を起こす。

地球上から肉体が消えるまでずっと「試されている」と思えばよいくらい次から次へと[お試し]は来る。

調和度があがればあがるほど、また更に[巧妙なお試し]があの手この手で来るので、何か問題が起こったら「試されているんだな、その手には乗らないぞ」という感じで対処すれば大丈夫。

自分には全く非がなく、どこから見ても相手のせいに思えるようなことも[巧妙なお試し]と考える。

そういう状況を引き寄せたのも、自分から出た波動。

こういう時こそ、自分の中にある原因を見つけるチャンス。自分から逃げない。しっかり見つめる。

波動があがればあがるほど、どんどんこだわりがなくなって、ますます楽になっていって、直観はどんどん冴えてきて、答えはすぐ返ってくるようになる。すぐポンと閃くようになる。

波動があがるとサイクルが早くなっていく。今まで一年かかったのが半年、半年が一ヶ月、一週間になっていくというように、すぐ実現するようになる。

そして色々なことができるようになってくるので、ますます面白くなる。

 

-なるほど興味深い。今、親のことを一手に引き受けているがつまりそういう波動なのだろう。自分は我慢強い、自分はできるだろうと思っている。法人会の事務長も同じような理由だ。自分のようなものに会長が直々にお願いしてきたのだからやるだけだ。さて、仕事はどうだろうか。12年やっているが全くもって業績は振るわない。しかしそれにも当然意味があるのだろう。それでもやる、ということだ。ひけめに感じながらも、それでもやれ、ということだろう。

 

■新しい時代の教育

登校拒否、中退、大検予定なぜか?

子どもをダメにしたのも、私の育て方が間違っていたからか?

子どもたちは、マンガによって宇宙の本質がわかってしまった。

染めることは、無理。

「この子の色のままで、世の中で自分をうまく表現させてあげるには、私はどういうサポートができるんだろう」

結婚も同じ。これからの結婚は[パートナー]という感じ。

「お互いに違う色だ」ということを認め合ったうえで、一緒に協力してやっていく。

苦労する名前だとしたら、それはそういった苦労を味わうために地球に来た。

じっくり味わったほうがよろしい。逃げないでじっくり味わってクリアーしたほうがいい。クリアーしたらすごく楽になる。

その時々の自分に必要以上の情報がきたって理解できないから、情報を無理に欲しいなんて思わないこと。そう思うと欲になる。

本当に必要な情報なら、こちらの準備が全部整った時にちゃんと入ってくる。一切焦らないこと。

いずれ自分が本当に必要な時に、ちゃんと入ってくる」と≪真我≫をもっともっと信じる。

絵を描くことが好きなら、絵を描くことで≪宇宙=神≫を顕現してもよい。

今までの世間の尺度で見ないで、「この子にとって本当に良いのは何のなのか」どうすればよいかが見えてくるはず。

純粋にやらないと宇宙と調和の取れた答えが返ってこない。

何かをしている時に、「ああ、こうしたら良いかもしれない」とポーンと閃く。

小さい子供でも、宇宙との調和がとれていれば、理由もなく泣いたり騒いだりしない。いつも穏やかでニコニコしている。

 

-純粋(すなお)ここまで出ている。仕事においてもあまり肩ひじ張らずに、まずは日々の営業を自然体でやってみよう。それで不要ならそれはそれでもういいではないか。また違う仕事が自分に舞い込んでくるだろう。もちろん実際に事業閉鎖となったらそんなに余裕ではいられないが、やはり自然淘汰というのはあると思う。自然体でいられるときはなるべくそういう姿勢でいよう。「宇宙との調和がとれている」この状態が倫理で言うところの「ふんわりとやわらかで、何のこだわりも不足もなく、澄みきった張りきった心でいる」ということだろう。次男は割とそんな感じだ。長男は自分に似て全くそんなところがない。しかしそれも悪いことではないのだ。そういう苦しみ、つまり不自然であることも、宇宙の大切な働きの一部なのだから、しっかりと味わうことだろう。常に決着は「それでいいんだ」と彼に伝えてあげることだ。いいのは取っ掛かりは遅いながらもしっかり行動しているところ、「行動すれば次の現実」そこにまたきちんと向き合うことで、少しずつ宇宙と調和していくことを実感できるようになるだろう。今の自分もまだまだ頭で理解している程度だが、きっとさらに調和を味わうことができるようになると思う。

 

■調和度の高い夫婦

膿を出す。今のうちに膿を出しておいたほうがいい。

「わかっちゃいるけど、見たくない」と蓋をしているものが、いっぱいある。勇気を出してふたを開ける。

夫婦の関係で「うちは理解があるんです」と言うが、理解があるのではなく無関心なだけでは?

家にいると何となく悶々としているというのなら、よい波動が出ていないということ。

よくない波動は子供に全部行ったりする。

「なんとなくうまくいっているからいい」幸せではないと必ず否定的な波動が出ている。

「何かトラブルが起こるということは、すべて悪い」と思うかもしれないが、これは膿を出しているだけで、その結果あとでよくなるのだったら、出してしまったほうがいい。

 

-兄のことを思う。[人生相談]でもたびたび出てくるが、引きこもりの子どもは両親の関係や親のことが心配で家から出なくなるとのこと。またその家の問題は一番優しい子供のところに集中していくという話だ。それがつまり兄というわけだ。冷たい自分はさっさと親の金を使って外に出てしまったのだ。家族をバラバラにしないために兄が犠牲になったのだということが今ならわかる。だからどうする、ということはないが、それがつまり“働き”ということなのだ。これを感謝というのだろうか。

 

■進化したセックス

主人の波動がどんどん上がって「セックスなんてどうでもいいじゃないか」と思い始めたが、奥様はまだ納得されない。

今はもう、セックスも含めてあらゆるものが行き着くところまで行ってしまったから、原点に返って本質を見直す時が来ている。

男性はエネルギーをもらうためには抱き合うだけでいいのに、行為をすることによって逆にエネルギーを使ってしまっている。

子孫繁栄のための行為はいいが、普段は抱き合うだけで充分エネルギーが得られる。

男女二人で抱き合わなくても、一人で宇宙と一つになったらもっとすごいことがあじわえるはず。

昔の人は自然と共に生きていたから知恵があった。知恵というのは≪真我≫からくる情報、ポンポン情報が入ってきていただろう。

自然から遠ざかるということは、宇宙から遠ざかること。

「抱き合うだけで二人が一つになるんだ」と思って、抱き合って静かにしていれば、スーッとエネルギーの交流が起こってきて溶け込んで一つになれる。

 

-面白い。すべては自然の流れなのだからそれに身を任せることが大切だ。無理をしてはいけない。無理は良くない。若い時は無理がしたくて無理をする、それが自然のことだったりするのだ。だからそれはいい。この歳になったら「張りきってやること」と「無理をすること」を分ける必要がある。

 

■「こうあるべきだ」という枠をはずそう

我々は媒体として宇宙の波動を顕現する。

表現する時に、今まで得た知識と経験が必要。

今まで経験がないから「まさかこんなことが、自分にできるわけがない」と頭で否定してしまう。これを否定しないで、閃いたらそのまま素直に表現してみるとできてしまう。

 

-[素直]というのが実はかなり難しい。そしてそのように難しくなっているのも実は必要なことなのだ。だから[素直]になるのが難しいなぁと残念がる必要もない。それに納得し味わえばいいのだ。

 

■≪真我≫に素直に生きる

本も全部読む必要がない。物事は単純。結局、一冊のほんの一部、自分に必要なところだけ読む。あとは要らないから、読む必要がないから、読みたくなくなる。ただそれだけ。

無理に読んで、いいことは何もない。「嫌だなぁ」と思って読むと、そういう波動が出てしまう。

「こうあるべきだ」というのを、どんどん外していけばよい。

必要がないから忘れる。必要があれば、ちゃんと出てくる。

「あらゆることにこだわらないで、もっと楽にやりましょう」

とにかく起こっていることは、全て意味があって起こっている。意味のないことは何もない。

今まで意味を持たなかったとしたら、これから先で意味を持つ。

今までまだ意味を持たなかったものは、これから≪真我≫の自分で生きていって、本当の自分をどんどん表現していく時に意味を持ってくる。

 

-「気楽に生きる」それでいいのだ。今の自分にとってこの本との出会いも意味のあることだろう。当然、すぐに「ハイ、今から気楽に生きます」とはならないのも面白い。自分自身はそうはならないが、人に対しては「もっと気楽に生きて大丈夫だよ~」とは思う。そう考えると自分も以前よりは「大丈夫!何とかなる!」という気持ちが強くなったと思う。

 

■他への依存を捨て、自立の時がやってきた もうグッズはいらない!

これからは個人を越えた、みんな繋がっている≪真我≫の部分で生きていく。

[パーソナル]という言葉の語源は[ペルソナ]ラテン語で仮面という意味。

自分だけにしか頼れない。依存はできない。自立の時がついに来た。

全部自分に聞くしかない。

時間がかかっても、最初は未熟でも、とにかく自分に聞く作業をやる。

全部自分の中に答えがある。

「みんな一人一人の奥深くに≪神≫がいるんだ。一人一人が≪神≫なんだ」

そこに気づいたら、もう自分以外に頼る存在を求めなくなるから、いずれ宗教はなくなる。

「私は宇宙に所属していますから、地球上のどこにも所属する気はありません」

[自分を越えた目を]世界ロータリー・クラブ

 

■原点に戻って考える

これからは必ず自然淘汰が起こる。どうすれば生き残れるか。とにかく一度原点に戻ってみる。

例えば、チョコレート。食べ物を食べるということは、ものを食べているのではなくて、食べ物の持つエネルギーを口から補給している。

波動があがってくると、エネルギーがどんどん入ってくるので、もう口から補給する必要はなくなる。

おそらく食事は一日一回くらいでよい。

チョコレートは一番最初は固形ではなくて液体で、元気になるために飲んでいた。

そうするとこれからチョコレートを使ってどういう商品をつくったらよいか見えてくる。

地球上でなぜそれができたか、どういう需要があってできたか、まず原点に戻ってみる。

今はあらゆるものが演出ばかりで、本質がどこかに行ってしまっている。

これからは本質を見直して、本質を表現していかないといけない時がきているので、そのためには原点に戻ってみれば本質が見えてくる。

棟方志功さんは目が見えないのに彫刻ができてしまう。

ベートーベンも耳は聞こえないが、作曲ができてしまう。

ただただ素直に≪真我≫からの情報を表現しているだけ。これからは自分がこれをできるようになる時が来ている。

 

-≪真我≫≪波動≫≪宇宙≫つまりは自然の流れの中で生きているのだ。だから自然体でいい。私の今のテーマは「素直 自然と一体、自然体」である。それにしてもこんなことを口に出している段階で素直でも何でもないという話だ。それでもいい。素直になれず悶々としている自分も大切な自然の一部であり役割を果たしているのだ。そう考えて、もっともっと肩の力を抜いて今やるべきことを、それこそ自然体で行っていけばいいのだ。

 

■自分の枠をはずすことが大切

Q.私は書いて覚えるのだが、覚えようとすること自体が間違っているのか?

A.「書かなくても覚えられるんだ。必要なことはちゃんと入るんだ」とプログラムを変えればいい。

もっともっと頭を柔らかくして、とにかく枠を外しておく。枠を外しておけば、本質が見えてくる。

ところが、枠を外すのを怖がる。

とにかく一瞬だけでもいいから、知識を頭から外す。そうしたら、≪真我≫からの情報がいっぱい入ってくる。

 

-「枠を外す」とはつまりどういう行動のことだろうか。もしかしたら常識を疑ってみるということかもしれない。「なぜ」5回繰り返せという話があるが、そういうことだろうか。それこそ「あるがまま」という気持ちで心穏やかに過ごす、というのもありだろう。なるほど、何かことが起こった場合に、まずは「素直」というテーマに照らしたらどうなるかを考えるのがいいのだろう。少し頭でっかちな気もするが、自分にはそれが合っているように思う。それこそ穏やかに考えるとそういう感じだろう。“感じ”でいい。

 

■自分の無限の可能性を求めて

どうやら波動があがると、本来の姿になっていくようだ。

「もっと色々なことができるんだ。なんでも思い通りにできそうだ」

私たちの≪おおもと≫は≪神≫

波動がどんどん上がっていくと、あるがままになってイライラなんかしなくなる。

猫は「ホントかな」と疑ったりしないから、波動がどんどん上がり続けていく。

波動がどんどんあがっていくということは、≪神≫に近づいていること。

「何でもやればできるはずだ」と、色々な方法で≪神≫を顕現しようと思っている。

現実の普通の生活の中で≪真我≫に気づいて、仕事や趣味や得意の分野で表現していくほうが自然。

今、現実に生きている生活の場で、自分自身が必要としていることがある。それを通して≪神≫を顕現して、生かされていることの感謝や喜びの波動を今、自分がいる場所で、表現す時が来ている。

 

-まずは、波動があがっていってどんどん素直になっていくんだ、と決めることだ。そのためにも、今の自分も十分にOKであることを認識する。今もいいけど、さらに素直になっていく、ということだ。一瞬で幸せになる方法は、今が幸せだ気づくことだ。今が幸せなら、今でも十分に素直なら、それは今の自分を形作っている周囲の全てに感謝の気持ちが湧くはずだ。ちょっと待って、今感謝の気持ちが湧いてきた。またさらに素直になっていけるだろう。

ありがとうございます。