先程の記事について~私見を含めて~ | 文武両道を目指す!~ペンは剣より強し~

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先代の白頭山は格闘家ですが、勝手に二代目を襲名した白頭山は文筆で勝負します。

昨日アップした記事 について、私見を含めて補足しようと思います。

この先、あくまでも私見ですので、誰にも左右された内容ではないことを断っておきます。

また、ネトウヨを支持するつもりは毛頭ありませんので、その辺りもご理解の上で、御一読頂けましたら幸いです。



在日朝鮮人やその周囲の理解者が立てる理屈と、ネトウヨと呼ばれる勢力が信じている理屈は、基本的に相反するものであると言えます。

相反しているからこそ、いくら議論をしても、平行線を辿る経過になるのは、「知性について」の文章から鑑みれば、至極もっともなことなのです。

この段階で良く見られる傾向としては、「お互いがお互いを認めない」という姿勢です。

これまた、湧出しても致し方ない姿勢、感情ではあります。


しかし、この「お互いがお互いを認めない」という姿勢が、さらに溝を深める要因になっているのは確かです。

いくら都市伝説やデマ、誤解、身勝手な理屈などに基づくネトウヨ側の意見が出てくる背景を理解しなければ、いくら議論しようが、永遠に解決しないと断言していいでしょう。

ネトウヨはネトウヨなりの「正義」がある、と認識した上で接していくべきなのです。

ここを怠ると、どのような理解もできるはずがないのです。


ネトウヨが主張する内容は矛盾だらけだし、身勝手だし、理屈に合わないとしても、ネトウヨたちも人間です。

何かしら、自分の考えを持ち、信念を持ち、ネット上の情報を取捨選択し、自分の認識を持っているのです。

ここを理解し、接していかない限りは、永遠に平行線であり、双方が尖鋭化、凶暴化していく過程を辿ることになるだとも感じます。


それは逆も然りです。

ネトウヨがターゲットにする在日朝鮮人が、どのように形成され、どのような歴史をもって日本で生活し、権利を取得し、現在に至っているのかを、真に理解しなくてはならないのです。

在日朝鮮人が主張している=全て嘘、と容易に断ずるからこそ、一方的な意見の擦り付けが生じてしまいますよね。

もちろん、在日朝鮮人周辺の人々は、真の歴史や自分の置かれた立場を詳らかにすることは大事ですが、一方的に詰る相手に、単に同様に反抗するだけではダメなのです。

相手が聞くにしろ、聞かないにしろ、全て対話していくべきであり、何とか対等の議論が展開できる土俵にお互いが上がる必要があります。

相手が言うことを聞かない→晒し者を仕立てあげて多数で攻めまくる→相手の反論を全て嘲笑うだけで取り上げようともしない→… の悪循環では、いくら素晴らしい訴えをしても響きません。

この点を再認識した次第です。


その先、尖鋭化した勢力がネット上、或いはデモのような形で世間に訴えるとなると、言論の強い側が支持される可能性が高いのです。

一時的な支持率であっても、そこで吹き込まれた知識を覆すという努力は、並大抵のものではありません。

特に、ネット上を主戦場とするネトウヨは、自分達の主張を誇示する術を身に着けています。


かと言って、分かってるもの同士が内々で議論をしても、結局は発展性に乏しくなります。

何らかの形で自分たちの訴えを世間に情宣しなければならないのですから。

となると、いかに理解者を増やし、質の高い議論ができるような環境作りを考慮することが大切なのだと感じています。



話を変えます。

病院で、医師の説明が高度であるという感想は、いくら噛み砕いて説明したつもりでも、聞くことがあります。

やはり人体や病気についての基礎知識がどれだけあるかなどの背景が異なるため、なかなか埋め難い溝であるのは確かです。

医師はどうすれば患者が理解できるか工夫すべきだし、患者は自分の体に生じている病気についての正しい知識をどのような形でも得ることも大事だと思います。

この溝を浅くする作業が必要なのですが、医師側に努力が不足している感は否めません。

残念なことですが…。


この主語、述語を在日朝鮮人とネトウヨに置き換えることは、そんなに難しいことではない筈です。

十分にお互いのニーズや思考を理解し、接していくことが必要なのだと感じます。

相手は生身の人間です。

きっかけ1つで変わる可能性は、誰しも持っていると思います。

例外もありますが…。