先週木曜の夜に、草彅剛さん主演映画「ミッドナイトスワン」を観てきました。
トランスジェンダーという難しい役を、草彅さんがどんな風に演じているのか…そして本人自ら「草彅剛代表作」というハッシュタグをつけてSNSに記事を投稿するほど思い入れの深い作品の全体像がどんなものなのか、一刻も早くこの目で観たかったので、公開約2週間前のこの先行上映はありがたかったです。
感想を早く書きたい(伝えたい)と思う傍、こんなに言葉で表現するのが困難だと感じた作品は近頃なかった気がします。
観終わった直後から心に受けた衝撃の余波というのか…余韻が凄くて、翌日も仕事だというのにその夜はほとんど眠れないほどで。
(仕事中も気を抜くと魂が「ミッドナイトスワン」に引き寄せられてしまって、正直ちょっと大変でした💦)
凄くいい作品だからみなさん観てください!と大声で宣伝したい気持ちはもちろんあるんですが、でもこれはとてつもなく繊細で美しく、同時に鉛のような重さとエグ味もある映画だから観る人を選ぶだろうな…とも思ってしまう。
「感動の名作」なんていう一般的なフレーズで表現できるほど一筋縄ではいかない作品だし、ある程度覚悟していたにも関わらず見るのが辛いシーンも点在していたし、それでも全編を通じて流れるピアノの旋律に今なお支えられ励まされている自分に気づいたことだとか、バレエのシーンなどは珠玉としか呼びようがないことだとか、草彅剛さん・服部樹咲さんをはじめ演者の方々の想像を超える素晴らしさだとか…言葉に変換するとどうしてもズレてしまうけどなんとかして伝えたいことは山ほどあります。
できるだけ嘘のないように丁寧に言葉を選んで作品そのものを語りたい気持ちと、それ以前に「なぜいまだに地上波(全国放送)ではほとんど宣伝させてもらえないのか」というやり切れなさが混じりあって、なんというのか…この一週間ずっと喉元が苦しい感覚が続いています。
ここで私ごときがウンウン唸っているより(百聞は一見にしかずと言いますし)、こちら↓で映画の予告編や著名人の方々のコメントなどご覧いただいたほうがいいかもしれません。
9月25日(金)公開です。
どうかお早めにお近くの映画館へ…(宣伝部長きどり、笑)マスクとハンカチをお忘れなく。
(決して「全米が泣いた」的作品だと申し上げているわけではないのです。でもあった方がいいです、ハンカチ。みんながみんな泣くとは限りませんけど、誰しもぎゅっと握りしめたくなるとは思うのです…。そして帰りの電車やバスの中でそっとハンカチを目に当てて外界を遮断したくなると思うのです…あくまでも個人的主観ですが。)
私も必ず、また観に行きます。
1度目とは違うものを、きっと感じ取れると思うので心して…。
そう、心して。
これは個人的には丹田にグッと力を入れて観たい作品です。
観終わって歩き出すまえに、しっかり背筋をのばしたくなる作品です。
映画に限らず、小説でも漫画でもアートでも…自分にとって大切だと思える作品に出会うと確実に世界は広がりますよね。
いままで存在していなかった時間と空間が、自分の中に生まれる…小さな宇宙と呼んでもよいくらいに独自の、プライベートな世界。
フィクションであろうとなかろうとそれは関係なく、確実にそこに存在し続けて。
登場人物たちや風景や音が、そこでちゃんと(他の誰にも気づかれないけれど)息づいている。
ミッドナイトスワンの世界が、匂いも色も音も味わいも手触りも伴ってはっきりと自分の中に在ることをいま私は感じています。
9月25日公開です、大事なことなので2度…笑笑
そして明日は、三谷幸喜さんと香取慎吾さんがタッグを組んだドラマ「誰かが、見ている」がAmazonプライムで配信開始!
またまったく違う世界が待っていてくれると思うとワクワクします、ああ楽しみ!
明日夜9時半にはEテレで稲垣吾郎さんも!
(ベートーベン特番✨)
(吾郎さんのフォトエッセイも予約済み!)
あ、今夜は中居さんの番組もあります!
(どうぶつな会、19時からテレ朝✨)
木村さんは…ドラマがないとTVではなかなかお姿みられませんが💦撮影中のようですね(インスタフォローしとります)。
SMAPさんそれぞれ、健康で力強く活躍し続けてくださっていることに何より感謝したいと思う今日この頃です。
いつの日かまた、5人(或いは6人)揃って「あの時の俺をみていたか?」的な企画をしてくれることを夢に見ています。
半世界も凪待ちもミッドナイトスワンも、いつか全員で語ってほしい。
今夜は新月ですからね…そんな私の心の中の夢を、願いを、夜空に放ってみます。
ひっそりと願うのは勝手(だと思う)。
まとまりませんが…あいも変わらず溢れるスマ愛をこめて。
ミッドナイトスワンが、広く遠く世界に羽ばたきますように。