前のブログにも書いたが、看護師さんと宇宙飛行士は、私が尊敬する職業。頭も体も使うお仕事。
看護師さんのブログで、毎日申し送りや患者の変化で残業。くたくた。でも贅沢できないので、毎晩自炊しているとの事。その時短料理が美味しそうなんだけど、入院病棟の看護師さんは本当に大変そう。
今年の統計での日本は27万人の看護師不足。残業も余儀なくされ、毎日が繁忙。ある病院では月に30人が退職し、そのニュースのコメントに、2000人の看護師が共感コメント。不安な患者さんに安心感を与えるのも、看護師さん。父が他界する前の自宅看護では、本当に家族全員が看護師さんに感謝した。家族ではできない技術がたくさん。気弱になる父に昔の音楽をかけてくれたり、よく話を聞いてくれて、みんなを明るくしてくれた。
アメリカも不足は同じなんだけど、アメリカは看護師さんのお給料は悪くない(4年制の看護大学卒で資格を取ると80,000ドル以上)。ただ、看護師不足と高額なので、長期の自宅看護ケアなどは資格がない人も応募するため、その格差はある。
人の命を預かると意味では、保育士さんも同じ。
実は姪っ子が保育士になったが、教育学では良い大学に行ったため、2年目から主任コースに選ばれた。23歳。責任感の強い彼女は一生懸命になりすぎて、その責任の重さで潰れてしまった。
頭も体も使うのが、看護師さんと保育士さん。コミュニケーション力も問われるし、その場でテキパキできないと重大な問題。
私が5年前にボランティアをした少人数制の重度障害児の学校。アシスタントは、ほぼボランティアか州で決められた最低時給。脱走癖や暴力癖がある子供に注力しながら、他の子の勉強を根気強く見て、その上、トイレにも連れて行かなければならない。時には大変だけれど、座って決められたことをすれば銀行にお金が入ってくるサラリーマン生活とは違う。経験して良かった。
私達は「好きでないと出来ない職業」の人達に甘えている。政府がもっと介入しないと、これらの分野の人手不足は続く。頭も体も使う職業の人、満足感を上げるにはどうすれば良いのか、大きな課題。