カリフォルニアでは大流行のピックルボール。5年前から近所にコートができて、パドル(ラケット)を買って、時々友達と打ち合いをしていた。


私にはこれだけで結構な運動で、充分だった。


そのコートが全面拡張され、本格的にトーナメントまで行われ、気軽にいけなくなった。ピックルボールの苦手なところは、自分のスコアと何番目にサーブをするか、試合中に大声で言わなければいけない。ボールを打つので精一杯なのに、スコアなどを間違えると怒る人がいる。


最近、テニスを週三回やっている相棒のお母さんが「ピックルボールも捨てたもんじゃないわ!今一生懸命やっているの。カリフォルニアでもプレイしたいわ」と言うので、負けてはいられない。だって彼女は来年で80歳。


とりあえず5年目にして、初めて基本を習いに行く。今はジムでもピックルボールのコートが用意され、毎週レッスンやリーグ団体まである。


このピックルボールは、80年代から家の庭にコートを持っていた人もいたらしい。しかし、爆発的に流行り始めたのは、コロナで180センチ以上、他人と距離を置く屋外スポーツが盛んなった頃。


ナイター試合もできるように、コート16面にライトが灯される。連日、パドルをコートに置いて待っている人が朝から晩までいる。

小中学校でも教えるようになっているので、ピックルボール人口は増えるばかり。極めるのが好きなシリコンバレー。初級のまま遊びで行きにくい。