今でも不思議な思い出のひとつ。
10年くらい前に転職しようと面接を受けた。
ヨーロッパ企業のシリコンバレー支店。
最終面接に近くなった頃、突然、社長が面接に加わり、ほんの10分ほど話して、最後に
「オランダで試験を受けてほしい」
「何の試験ですか？」
「オランダに信頼をおける団体があるから。頭脳試験のようなもの」で、アムステルダムへ。
学生時代に行ったアムステルダムは汚すぎて退散したので、おそるおそる…。
試験会社も皆んな親切だったが、一体何のためにアムステルダムまで行かなきゃいけなかったのか、未だ疑問。オンラインだとテスト解答が途上国で売られたりするので、現地が好ましいと聞いた事があったが、目的がイマイチ分からないまま終わり。会社の人と現地で会って、美術品を見せてもらう(会社は美術とは無関係…)。
とにかく寒かったので、現地で人生初のカシミヤコートを買ってしまい、渡航費用は会社持ちだけど、高くつく旅だった。
結局、別の会社に転職した。最先端を行く会社とは名ばかりの自転車操業もいいところだった。自分でも何やってんだか…。転職って、運と普段の行ないのカルマだわ。