今年最初のブッククラブ。新年会を毎年ホテルランチや和食のお店でしていたが、今年はメンバーのお宅で。
課題図書は「Hマートで泣きながら」(原題:Crying In H Mart)
白人アメリカ人の父と韓国人の母親を持つ、作者ミシェル。まだ30代前半で若い。
彼女のお母さんがオレゴンで亡くなる前後のお話。教育熱心な韓国人ママとそりが合わない作者。
大学で家を出てからはバンドに夢中になり、ヒッピーの様な生活を送る。
東海岸の名門女子大学を卒業したものの、ピザ屋でバイトしながら水道も出ないアパートを借りてバンドの毎日。
その頃、母の病気を知らされる。そして、家庭に向かない父の代わりに母親の世話をしながら、
一緒に韓国へ里帰りしていた幼少時の思い出す。
母が作っていた韓国料理を手探り状態で作り、彼女なりに母との距離を縮めていく。そして迎えた死。
Hマートはアメリカにある韓国スーパーのチェーン。
清潔で日本スーパーより頑張っていることをは認めざるを得ないほど、気の利いたものが売っている。
ブッククラブの当日にHマートに行き、梅型のお重に盛り付けると、何となくお正月っぽくなる。
なますの切り方が太いが、味は同じ。これは日本の影響なのか、元々韓国にあったのか?
油菜が売っていたので、ポン酢と胡麻で御浸しに。花だけ別に塩茹し、乗せてみると春らしくなった。