朝は裏の川の音で目覚める。
と言っても、小川のせせらぎとは程遠く、怒涛のごとく流れている。
木々がある場所は、土や石の川辺だった。
この雪解け水は貴重なのに、海に流れるまでの途中であまり貯水できないらしい。
今までは川辺で釣りをする人や、泳ぐ子供もいたが、この勢いでは見かけない。
急な増水に備える注意がウェブに出ている。
ハイキングで美しい滝をみる。またアンセルアダムス風に。
公園内を南下すること45分。
急な斜面にヘアピンカーブでハイウェイをつけた先人に感謝。
しかし、5年ほど前に広大に焼けた場所を通ると自然の怖さを思い知る。車でも逃げられない火の速さ。
木々が焦げたまま残っているが、下の方には少し芽が出ている。
その地帯を抜けると、緑の平原と新しい湿地帯。
カリフォルニアの花、オレンジのポピーが可愛い。
100年の歴史があるWawonaホテル。知らなかった。今度はここに泊まりたい。
レストランも落ち着いているし、ジャイアントセコイアを見に行くにも車で10分(そこから片道1時間のハイキング)
国立公園建立の父とも言われる、ジョン・ミューア(植物学者)の言葉。
最後の部分「自然は体と魂を回復させ、強さをもたらす」を読むと、ここに来た意味を感じた。
寝不足で先週までヘトヘトだったけれど、緑と雪どけの滝からエネルギーをもらえた。
朝は約6キロのハイキング。
昼食をWawonaホテルで取り、今度は石段を20分ほど登るハイキングへ。
2〜3秒で急に冷蔵庫に入ったように気温が下がったと思ったら滝が見える。
水のエネルギーは凄い!大岩のコケも美しい。マイナスイオン全開!
すぐ近くまで登ってみる。登る時は気温30度と暑く、雪解け水のシャワーがご褒美。
嬉しくて相棒と盛り上がる。写真を撮りながら、自分達はWater personsだと。
水を見ると嬉しくなる。笑ったまま下山していたのか、色んな人が「どうだった?何か見えた?」と話しかけてくる。
2日間の弾丸旅行。全然足りないのだけど、充実した旅だった。