シリコンバレーに移住してから最も雨が多い今年のベイエリア。そして、100年ぶりの冷え込み(とは言え、雪はないけど)。いつもなら2月半ばで暖房も使わないけれど。そんな訳でハワイに避寒することに。空港に到着するや、日差しも強く、湿気もあるけど、やっぱり嬉しい。久しぶりに半袖とサンダル。



今回は典型的な観光スポットに行くことにする。

アラモアナショッピングセンターのFoodlandでヨーグルトやフルーツを朝食用に買う。パイナップルは地元の物か不明だけど(最近はハワイ産とフィリピン産が混合)、甘くてジューシー。ハワイにはTrader Joe’sがないので、グラノラを持参して翌日からは立派な朝食。Foodlandは木曜日だけど、お客さんが沢山いた。







翌日は朝からボートに乗ってスノーケルに。マウイでも、モルジブでも、楽しかったのでツアーに入る。

飛び込んだ途端に魚がいっぱい。一時は減少して見られなかった亀もゆ〜らゆら、と何匹もいる。顔がほころんで、スノーケルが口から落ちそうになる。

 










あぁ、しかし。一緒にクルーザーに乗ったのは、アメリカ人の白人ファミリーが9割。そのうちの半分以上が「深刻な肥満」の類に入ると思う。7歳くらいの女の子は、お腹が邪魔して岬とボートの間の下り階段が見えず怖がってしまい、乗組員二人と母親が彼女を一旦持ち上げて、船内に降りる。その他の中年夫婦とティーンの子供達も間違いなく肥満で、クルーザーなので半地下に小さなお手洗いがあるのだが、そこにも入って行けない。なのに、船内に置いてあるスナック菓子やソーダを何度も取りに行き、親も止めない。そして肥満の子たち、どこか行動がおかしい。声が異常に大きかったり、日光がガンガンと当たる席でも一人でポツンと座って何もしないし、話もしない。太った体を隠そうともせず、甲板に勝手に寝転んだり。子供がいない環境にいるからか、シリコンバレーのように親が栄養から行動まで管理する光景に慣れてしまったのか。ボランティアをする自閉症児の学校の生徒とも違う。これが、アメリカのマジョリティなんだろうか?だったら、次世代は大丈夫?と考えてしまう。

 

夕食はニーマンマーカス内のテラスレストランで。ここはお気に入りで毎回来るがメニューが新しくなった。私はわらびが入った和風サラダ。彼はサーモンお茶漬けを選んだので「お茶漬けを知ってたっけ?」と聞いたら、「グリルしたサーモンが乗っているリゾットのような物と書いてあるから」と。これが大当たりで、美味。そしてアサイとマンゴーのアイスをデザートに注文。夕陽が美しいので感動していたら、ウェイトレスのRisaさんに写真を撮ってくれる。彼女は若くて頭が良さそうでテキパキしている。お勘定を持ってきた時に「あなた達が素敵だったからデザート一人分引いておきました」と笑顔で言われて、私達も更に感動。また明日もお茶漬けを食べに来たい!と思ったくらい。






夜はワイキキをブラブラ。あまりの人の多さに、2年前にハワイ州政府がアメリカ国内の人向けに再オープンしたとき、メインのカラカワストリートもお店やレストランが半分くらいは短時間のオープンで、観光客も少なかったことを思い出す。そして、相棒も今日のクルーザー内での肥満児たちが気になった様で、いつもはネガティブなことは言わない彼だけど「中西部とか南部の家族かもしれないけど、将来不安になる」「ミシェル・オバマの栄養に気を付けるキャンペーンの効果は無かったのだろうか」と。

 

ストリートパフォーマーや買い物客で溢れるワイキキ。