先日のとある日。

 

デイサービスさんにお願いしていない曜日は

次男の下校時刻になると私が学校までお迎えに行きます。

 

下駄箱で待っていると

次男と先生がやってきて

 

なぜだか先生が次男の水筒を持っていました。

 

すると先生が

 

「すみません、体育の時間に、多分誰かがぶつかったのだろうと思うのですが

気付いたら水筒が倒れていて

その衝撃で欠けてしまい、蓋が閉まらくなってしまって…。

誰が倒したかもわからず、完全にこちら(学校)の責任で壊れてしまいました。

申し訳ございません。」

 

と。

 

蓋を閉める部分のパーツが欠けてしまって

パッカーンと開いたままの水筒さん。

 

そして、そのあとから次男はイライラし続けているのだそう。

 

私が先生と話しているあいだも

 

「弁償してほしい!壊したやつ許さない!

 教育委員会に連絡して!」

 

と、怒っていました。

 

弁償、とか

教育委員会なんて知っているんだ…と、そこに驚きつつ、

(そういえば次男がよく見ているYoutubeで「教育委員会が!」とか言っていたわ)

 

次男に対しては

 

「そっかぁ、イヤだったね、

 じゃあ、また新しくお気に入りを探そっか!」と言って

 

先生にも

「そうなんですね、わかりましたー!」と、言って

 

そして、今日もありがとうございましたー!と言って

いつものように学校をあとにしました。

 

先生と別れて、

校門のところまでの数十メートルまでは

「壊したやつ、ぶんなぐってやる!」と言って怒っていましたが

 

校門を出てからは完全に切り替わって

 

家に帰るまでのあいだも水筒についてはなんにも語らず。

全然関係のない話を和やかに話しながら帰ってきました。

 

 

 

家に帰宅後、手を洗って、水分補給をして

早速ネットで、新しい水筒さんを探しました。

 

保冷効果があって

1リットルの容量のものを探しました。

壊れた水筒さんは780ミリリットルだったので

そろそろ1リットルでもいいなと。

 

壊れた水筒さんを買ったのは

荒れに荒れていた年長さん時代です。

丸4年くらいこの水筒さんにお世話になりました。

 

次男の好きな【赤】色で

保冷効果もあって

使いやすそうで

1リットルのものを見つけたので

次男に「これ、どうかなぁ?」と聞いてみると

 

「うん、いいね!それでいいよ!」とサラっと決定。

 

ポチッ…。

 

「明日の夜には届くみたいだよ。

 明日はママの水筒でいいよね?」

 

「うん。」

 

 

 

そんなやり取りも

怒りが再沸騰することなく

静かにおだやか~に行われました。

 

 

・・・・・すごい。

 

次男、成長したねぇぇぇぇ。

 

 

学校ではずっと怒っていたようですが

学校を出たら切り替えようって

自分の中で(次男の中で)決めていたのかしら?

 

それとも、

私が【大した問題ではない】という空気丸出しで対応したので

安心したのでしょうか。

 

そうかもしれないですし

どちらでもないかもしれませんが

 

とっても成長を感じた出来事でした。

 

 

無事に新しい水筒さんを注文したところで

 

「じゃあ、この水筒さんにお礼を言おう!

 今までお世話になりました!

 今までありがとうございました!」

 

と、水筒さんを両手で持ち、私が先にお礼を言うと

 

次男もあとに続いて水筒さんに向かって

 

「今までありがとうございました。」

 

と、お礼を伝え、お別れしたのでした。

 

 

 

 

この子、この水筒さんを使い始めた頃は

なにかイヤなことがあってブチ切れると

(関係のない)私の顔面を足で蹴って

「ママなんて〇ねよ!」とか暴言吐いていたんですよ!

 

それが、水筒さんとお別れする頃には

こんなふうに水筒さんにお礼が言えるようになるだなんて飛び出すハート