おはようございます。
昨夜、加賀の友人と会いました。
久しぶりだね~~、半年ぶり?
いや、もっとだよ。
…積もる話に花が咲き、彼女が聞きました。
「断捨離をして、一番よかったことって、なに?」
うん?
よかったことは、いっぱいあるけど、
一番よかったことって、なんだろう。
まず、住まいが片づいたこと。
モノのための家が、
そこに住まう人のための家になりました。
つまりゴミ置き場が、物置を経て、
住まいに昇格したってことね。
要らないモノは、捨ててもいい…と知り、
それまでため込んでいたモノを、
いっぱいいっぱい手放しました。
そうしたらモノと一緒に、
思考や感情の詰まりも取れ始め…。
飛行機や新幹線に乗って、
遠くへ出かけるハードルがほぼなくなりました。
お金への制限、時間への制限、
母なのに、妻なのに…という心理的な縛りも手放せて、
今は、行きたいと思えば、
どこへでも行ける自信があります。
自分へのダメ出しも減りました。
英語ができて、文章が書けて、スピーチもうまい、
どこに行っても堂々としていて、(無駄に偉そう)
…それなのに、そんな風には見えないでしょうが、
実は私は、自分のことをダメな奴だと思っていました。
お腹の底の底では、
こんな私が生きているなんて…と、
無価値感に苦しんでいたのです。
それは多分に人との比較があったからだと思います。
自分の価値や能力は、
絶対的なものではなく、相対的なもの。
だから比べる対象によって、
上がったり下がったりします。
安定しない、ジェットコースターのような感情の起伏に、
自分でも疲れ切っていました。
ですが、家の中のガラクタを手放すにつれて、
そういうゴミみたいな比較も徐々に減っていきました。
誰がなんといおうと、
私はこの世にたった一人の大事な私。
そう思って生きる時間が増えました。
(まだ時々、過去に引き戻されることはありますけど)
そうすると、人の評価も気にならなくなってきます。
以前は、一人の人に拒絶されると、
世界に拒絶されたように感じていましたが、
そんなことはない、
この世界には、私のことを嫌いな人もいれば、
好きになってくれる人もいる。
それは私に好きな人とそうでもない人がいるのと同じこと。
嫌いを前面に出してくる相手は、
ただエネルギーが合わないだけで、
それは別に悪いことじゃないし、
誰を責める性質のものでもない。
…そんな風に、ごく自然に思えるようになりました。
そうしたら、敵だらけだと思っていた世界が、
優しい世界に変わったきたのです。
ところどころに、手痛いスパイスはあるけれど、
世界は私に敵対していない。
この視点の変化が、
さらに私の世界を変えていきます。
プラスのスパイラルですね。
自分を受け入れるにしたがって、
家族との関係もよくなりました。
今週撮影した夫の写真を彼女に見せたら、
「え~~、若返ったね。なんかすごくいい感じ。」…と言ってくれました。
いや、実際には皺も白髪も増えているんだけど…。
でもなんとなく、彼女の言わんとすることは分かります。
若返ったのは、外見ではなく、その表情。
仕事はいろいろ大変なのですが、
妻が安定して、明るくなって、よく笑うようになって、
すぐ爆発しなくなって、
不機嫌をぶつけることが少なくなって、
夫婦の会話が増えて、
一番そばにいる夫は、その変化の影響をもろに受けているのです。
前より、幸せなんでしょうね…。
そして夫が幸せだと、私も嬉しい。
…我が家に訪れたこの変化は、
要らないモノをたった1個、ゴミ袋に入れることから始まりました。
そこからコツコツ積み上げてきた結果です。
断捨離して1番よかったこと、
それは穏やかで心地いい私の居場所ができたことでしょうか。
そしてそれが、私だけにとどまらず、
周囲にじわりじわりと滲みだして、お送り
私の大事な人たちも、知らずごきげんの恩恵に与っていること。
私が手にした数々の変化は、私だけのものではありません。
その気さえあれば、誰にでも等しくチャンスはあります。
最初の1歩、ご一緒にいかがですか?
チーフ断捨離トレーナー南前ひとみの連続講座、
断捨離レッスン1・2・3!、7月13日から開講です。
それからね、昨日は言いそびれたけれど、
飲んでもいないのに、
酔っぱらったみたいに陽気でごきげんな貴女、
こうやって貴女との時間を、
心から楽しめる自分になれたことも、
断捨離で得たよかったことのひとつです。