夏休みの南東北への旅、その③です。
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その②はこちら
今回は旅の観光についてです。
2日目、義母実家でお餅をはじめ、叔母さんの手料理をたらふく平らげたあと、義妹家族と一緒に山寺へ。
山寺といえば、松尾芭蕉の俳句「閑さや巌にしみ入る蝉の声」で有名な、天台宗宝珠山立石寺の通称。1,000段の石段でも有名です。
なんと、1,000段ですと?
30段程度の階段で息が上がってしまうのですが。山の中で涼しいとはいえまだ軽く30℃超えてますが。しかも心臓を患っている50オーバーのおじさんですが?
カミさんこそ同年代ですが、義妹は少し歳が離れていてかつジムのインスト、旦那さんはさらにそれより若い。息子達、甥姪は当たり前ですがチカラが有り余っています。
昔から山寺には一度は行ってみたいと思っていましたが、あっという間に月日は過ぎ、まさか50歳過ぎて、まだ暑い晩夏の、しかも巻き爪の治療準備中のサンダルを履いた状態で登ることになるとは。
覚悟を決めて登り始めましたが、下山してくる人の中にお年寄りもちらほら。あんなおじいちゃんが登ってきたなら大丈夫、と少し安心したのも束の間、息子達や甥っ子のペースに巻き込まれ息が上がってきます。ネイビーのポロシャツを着ていたので次第に汗じみができ始めますが、そんなことは気にしていられなくなりました。最終的にポロシャツ全体が汗で色が変わった💦
おそらくまだ中盤でしたが、いよいよ着いていくのが厳しくなり、ついにペースを落とし、登りきることに専念することにしました。石段の踊り場で休み休み登っていると、はるか彼方に息子2号の姿が。早っ。
とにかく、千里の道も一歩から、千段の石段も一段から。無心で一段一段積み重ねましたなんか、最後のほうは文字通り修行の様相。そして一つめのゴール、奥之院へ。そして、もうヘロヘロでしたが、最後のゴール、五大堂になんとか到着。断崖に突き出すようにお堂が立っていて、高所恐怖症の人は嫌がるかもしれませんが、山寺を一望可能な絶景と堂内を吹き抜ける風は登山の疲れを吹き飛ばしてくれます。汗が引いて気持ちいー
ただし、上りが1,000段あるということは、下りも1,000段あるということ。疲れた脚には下りの方が堪えるぜ
このあと義妹家族と別れ、我々は2泊目のホテルがある蔵王温泉に向かいました。1,000段の登り降りは心身共にダメージを与えましたが、硫酸塩泉・塩化物泉の効能と硫黄の香り、そして何より夜の露天風呂の開放感で疲れが吹き飛びました。そして頑張ったご褒美か、その夜は満天の星空を眺めることができました。
最終日の御釜ネタはまた次回。



