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資料室

牙狼~MAKAISENKI~の劇中台詞を書きだしていきます。

牙狼~MAKAISENKI~
第六話『手紙』



―庄内家食卓

女の声(フフフフフフフフッ)

眞人「はぁー、落ち着くなー」


月を見上げる眞人。

眞人「お袋も早く座りなよ」
直恵「そうね」
眞人「ビールは?」
直恵「いいよ、私はすぐに酔っちゃうから」
眞人「親父、最近腰の方はどう?大丈夫?」
治「大丈夫だ。心配ない」
眞人「無理は駄目だよ、無理は」
治「分かってるよぉ」
眞人「肉じゃがは?お袋の」
直恵「ここよ」

 

女の声(フフフフフフフフッ)

眞人「やっぱ不味いなぁ・・・」

眞人「不味い、不味い・・・こんな不味い肉じゃが、ないよ」
直恵「ふふふふっ・・・ははははっ」

女の声(フフフフフフフフッ)





―冴島邸訓練室

ザルバ「鋼牙、奴の目は本気だぞ!」



鋼牙「邪魔をするな、ザルバ」
零「ウオオオォォォオォッ!」
鋼牙「フッ!」
零「ハッ!」
鋼牙「ハッ!」
零「フッ!」

零「イャァァアアァァッ!」
鋼牙「ハッ!」

 

零「フッ・・・安心したよ・・・何も鈍ってないな」
鋼牙「お前もな」
零「なぁ・・・鋼牙・・・破滅の刻印は鎧を召還する度に命を削る・・・刻印の事、あいつは知っているのか?」
鋼牙「・・・・・・」
零「やっぱりな!話してないか」

カオル「零君!」
零「これはこれは・・・麗しの姫君・・・お久しぶりです」
カオル「ホント、久しぶり」
零「変わらないね、相変わらずだ」
カオル「何が?」
零「いや~」
カオル「何が相変わらず!?」
零「別に~」



カオル「ふふっ・・・」
零「あははっ」



―冴島邸

鋼牙「レオ!」

鋼牙「カオル・・・魔戒法師のレオだ」
レオ「この間はどうも」
零「元気そうだな」
レオ「零さん、コルトは!?」
零「心配すんな。お前がきっちり治してくれたから、東の管轄の法師達も大喜びだ」



ゴンザ「さ、紅茶が入りました。皆さんどうぞ。今夜のディナーは私、腕によりをかけて作ります」
カオル「私も手伝おっか!」
ゴンザ「え!?いいえ、滅相もございません」
カオル「遠慮しないで」
ゴンザ「いやいや、あの・・・遠慮ではなくてこれは私の仕事でございますから」
カオル「今日は何作るの?」
ゴンザ「いえ・・・」



鋼牙「零、ゆっくりしていけるのか?」



―冴島邸玄関

シルヴァ「よかったの?ゼロ?せっかくの楽しいディナーよ」
零「賑やかなディナーなんて俺のガラじゃないさ」





―庄内家前

シルヴァ「ゼロ、ホラーの気配よ。残念だけど賑やかにディナーになりそうね」
零「フッ・・・」





―庄内家の庭先

 
庄内家の木の写真を夢中で撮影するカメラマン。

カメラマン「勝手にすいません。この木につい惹かれちゃって・・・」
直恵「だったら中へどうぞ。うちの中から見ると違った形に見えるんですよ」
カメラマン「いいんですか?」
治「それがいい。木も喜んでるさー」
直恵「そうですよねぇ、お父さん」
治「そうだねぇ」
直恵「さぁさぁ、どうぞどうぞ」
カメラマン「ありがとうございます」
直恵「さぁさぁさぁ・・・ははははっ」

治「パシャっ」



―庄内家食卓

カメラマン「本当に枝ぶりが違いますよね」
直恵「そんな事より、食べて食べて」
治「どうもありがとう」

 

カメラマン「息子さん、プロのカメラマンかぁ・・・凄いなぁ」
直恵「うちの息子ねぇ、もうすぐ帰ってくるんですよ」


お茶を出す直恵。

カメラマン「へぇ~、それは楽しみですね」
治「はい」
直恵「さ、お茶をどうぞ」
カメラマン「うぐっ!」

カメラマン、毒入りの茶で死亡。

直恵「もう動きませんね」
治「じゃ、運ぼうか」
直恵「はい」


カメラマンを縛る治と直恵。

治「は~、また掃除が大変だなぁ」
直恵「そうですね」

治「いっせーのーせっ!・・・ふぅ・・・いっせーのーせっ!」
直恵「意外と重いですねぇ」
治「いっぱい食べてたからねぇ~ははははっ」





―庄内家の庭先

木の根元に死体を埋める。
白骨化した死体も見える。

女の声(フフフフフフフフッ)

 

直恵「もうすぐ眞人が帰ってきますねぇ」
治「そうだなぁ・・・」
直恵「・・・」
治「カシャっ!」

カメラも根元に投げ捨てる治。



―庄内家食卓

 

治「うちの畑で取れた新じゃがなんですよ」
作業着の男「あぁ、そうですか」

 

直恵「どうぞ」
作業着の男「あっ」

お茶を出す直恵。

作業着の男死亡。



―庄内家前

直恵「こんにちは~暑いですねぇ」
保険勧誘の中年女性「庄内さん、体調の方はお変わりありませんか?」
直恵「変わった形でしょ?」
保険勧誘の中年女性「えぇ」
直恵「これねぇ、中から見ると丸く見えるんです。どうぞ」

 

保険勧誘の中年女性、死亡。



―庄内家の庭先

高校生ギャルA「ヤバくなぁ~い?この木、マジ凄ぇ」

 

高校生ギャルB「これこれこれこれ」
高校生ギャルA「凄いカワイイ~」
高校生ギャルB「凄いよね!」
高校生ギャルA「枝の先とかさぁ~」
高校生ギャルB「凄ぉ~い」

 

直恵「変わってるでしょ?」
高校生ギャルB「はぁ~い」



―庄内家食卓

高校生ギャルB「魚さー骨多いんだけど」
高校生ギャルA「でもめっちゃウマい。てか、マヨネーズあったらめっちゃヨクない?」
高校生ギャルB「マヨネーズいい!」
高校生ギャルA「ねぇ、マヨネーズある?」



治&直恵「無い」


高校生ギャルA「はい、あ~ん」
高校生ギャルB「あ~ん」


 
高校生ギャルA&B、死亡。
携帯電話を折り壊す。

女の声(フフフフフフフフッ)



―庄内家食卓

眞人「はぁー、落ち着くなー」

 
月を見上げる眞人。

眞人「お袋も早く座りなよ」
直恵「はいはい」
眞人「ビールは?」
治「駄目だよ。母さんはすぐに酔っちゃうんだから」
直恵「ふふふふっ」
眞人「親父、最近腰の方はどう?大丈夫?」
治「大丈夫だ。心配ないよ」
眞人「無理は駄目だよ、無理は」
治「分かってるさぁ」

 

眞人「肉じゃがは?お袋の」
直恵「ここよ」


直恵が肉じゃがを出そうとするが、先にコロッケに箸をのばす眞人。


直恵「!」


治「・・・!」

眞人「やっぱ不味いなぁ・・・」
治「そ・・・そうかぁ?」
眞人「不味い、不味い・・・こんな不味い肉じゃが、ないよ」
直恵「・・・・・」
眞人「やっぱマズいなぁ」
女の声(フフフフフフフフッ)

眞人「やっぱマズいなぁ」

女の声(フフフフフフフフッ)

眞人「やっぱマズいなぁ」

 



―庄内家

昼食をとる直恵。
眞人の写真を眺める治。

 



―戦場での回想

 
死体袋を開け、眞人の顔を確認する治と直恵。

直恵「眞人・・・痛かったねぇ・・・眞人」

 
大きな穴の開いたヘルメットを手に取る治。

治「・・・・・・ぅぅ・・・」

眞人の身分証明書を確認。

直恵「・・・・・」
治「・・・・・」


眞人の遺品の中から赤い紙に包まれた種を見つける。



―庄内家

直恵「ごちそうさまでした」



―庄内家の庭先

 
木を睨む零。

直恵「変わった木でしょ?よかったら中へどうぞ」



―庄内家食卓


美味しそうに食事をする零。

零「ご馳走様。ホント美味しかった」
直恵「あら、お父さん、全部食べてくれました」
治「あぁ」

眞人の写真を見る零。

治「あ、息子です。息子はカメラマンなんです」
直恵「世界中を周ってるんですよ」
零「そっかぁ・・・」

 

お茶に毒を入れる直恵。

女の声(フフフフフフフフッ)

木を見る零。

直恵「あれも旅先から息子が種を送ってくれたんです。さぁ、どうぞ。温かいうちに」

お茶を出す直恵。

零「ありがとう」

お茶を飲む零。

直恵「・・・・・」
治「・・・・・・」
零「・・・・・ゴメンね。俺には毒は効かないんだ」

 

直恵「・・・ふふふふっ・・・やっぱりね。なんかそんな感じがしたの。この人は違うなって」
治「あぁ、私も思った」
零「仕事なんだ・・・これが」

 
不気味に蠢く木。

女の声(フフフフフフフフッ・・・フフフフフハハハッ!!!)

 
家の中を破壊する魔戒樹。

涼邑零VS魔戒樹エリンネルグ



エリンネルグ(フフフフッ・・・ハハハハハハッ!)

零「デヤッ!フヮッ!ドリャァーッ!」

 
月の光で眞人が現れる。

治「眞人!」

零「フッ!ハッ!」
エリンネルグ(アハハハハッ・・・)
零「よそうぜ!それは息子じゃない!」

エリンネルグ(ハハハハハハッ!)
零「ぐわぁぁぁっ!」
エリンネルグ(フフフッ・・)
零「うわぁっ!ぐっ!ぐっ!」

 
魔界樹の根で身動きがとれない零。
治・直恵・眞人の幻影とで食卓を囲む二人。

零「目を覚ますんだ!そいつはホラーの作り出した幻だ!」
エリンネルグ(ウフフフフフッ)
零「息子はもう・・・死んだんだ!」
治「違う!眞人は生きてる!」
直恵「そうよ」
直恵「さぁ・・・眞人、出しなさい」

 

エリンネルグ(ハハハハハハッ!)
零「フッ!グッ!トリャァー!」
エリンネルグ(フフゥ!グウゥゥ!ハァァァ!」

 

シルヴァ「ゼロ!」
エリンネルグ(ハハハハハハッ!フフフッ!グワァァァ!)
零「フッ!ハッ!ウワァァァァ!」

 

鎧を召還する零。

銀牙騎士ゼロVS魔戒樹エリンネルグ

 

ゼロ「トリャァー!」

 
魔界樹を斬りつけるゼロ。

 
溶けていく眞人の幻影。

治「やめろぉぉ、やめてくれぇぇぇ!」


2対の銀狼剣を繋ぎ合わせるゼロ。

治「斬らないでくれぇぇぇ!」

 
ゼロ、魔戒樹を銀牙銀狼剣で一刀両断。
エリンゲルグ撃破。

エリンネルグ(ギヤァァァアアァァァ!)
治「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 

直恵「眞人っ!」
治「うっ・・・ぐっ・・・」

少しずつ消えていく眞人の幻影。

直恵「眞人っ!」
治「いかないでくれぇぇぇ眞人ぉぉ」
直恵「眞人ー」

眞人(不味い、不味い・・・こんな不味い肉じゃが、ないよ。やっぱマズいなぁ)
直恵「眞人ぉぉぉ!」
眞人(やっぱマズいなぁ)

 
完全に消滅した眞人の幻影。

眞人(やっぱマズいなぁ)

 
治「うぁぁぁぁぁ」
直恵「ぁぁああぁぁぁ」
眞人(こんな不味い肉じゃが、ないよ)
直恵「眞人・・・」


治「殺してくれ!眞人と一緒に私たちも殺してくれ!」
直恵「お願いします!!」
治「この通りだ!」
直恵「お願い!」
治「どうか・・・」
零「ゴメン・・・俺が斬るのはホラーだけだ・・・」
直恵「ぅぅぅぅううう」
治「あぁぁぁあああ」


泣き崩れる治と直恵。
立ち去る零。



―庄内家

後片付けをする治と直恵。
一通の手紙が目にとまる。





―眞人の手紙

親父、お袋へ。

ごめん。僕は嘘をついていました。
僕は今、戦場にいます。借りた金はここに来るために使いました。
まだすぐには帰れません。この戦場の現実をカメラにおさめて世界に訴えたい。
馬鹿息子の最後の我がままだと、どうか笑って許してください。



―戦場

眞人「そういえば、この町でちょっとブサイクな不思議な形の木を見つけたよ。」

眞人「この木を眺めていたら、なんだかお袋のあのクソ不味い肉じゃがが食べたくなりました。」

眞人「お袋、今度こそ約束するよ。僕は・・・」



兵士「Masato!Come on!Let’s go!」



戦火の中、夢中でシャッターを切る眞人。

 

―回想

眞人が残した種を植える治と直恵。
眞人への想いを込めてこの木を育てていく。

エリンネルグ(ウフッ・・・フフフフフフフ)

眞人の幻影を映し出す。

エリンネルグ(フフフフフフフ)

直恵「眞人・・・」
治「眞人!」


月の光が木の枝を通して映し出す幻影。
これに走り寄る治と直恵。

治「眞人ぉ!」



―庄内家縁側

治「母さん、眞人は何を約束するつもりでいたのかなぁ・・・」
眞人の約束なんか、あてになりませんよ」
治「そうだなぁ」

 

治「ハハハハハ」
直恵「フフフフフ」

直恵「お父さん、お茶入れましょうか」
治「そうだな」


お茶を入れる直恵。

 



―次回予告

光と影・・・
希望と絶望・・・
どうやらこの対決、避けては通れないみたいだぜ!
次回、『閃光』
邪悪な闇が牙狼を襲う!