第七話『閃光』
―仮面の男の洞窟
仮面の男「深く眠れし太古の赤き魔獣・・・メシアの牙・・・ギャノンよ!我に其の偉大な力を捧げよ!」

―冴島邸
カオル「ほら!動いちゃダメでしょ!」
水を飲む魔界竜カオル。
鋼牙「もう勘弁してやれ」
ゴンザ「紅茶でございます」

ゴンザ「カオル様、もし絵のモデルが必要でしたら、いつでもこの私にお申し付け下さい。私ね、こう見えましてまだまだ身体の方は・・・ホッ!ホッ!」
カオル「ゴメンね、ゴンザさん。私が今書いてる絵本は妖精しか出てこないの」
ゴンザ「はぁ・・・妖精でございますか」
ザルバ「その妖精のアイディアが出なくてカオル先生は困っているらしい」
カオル「ウルサイ!」
鋼牙「うるさいのはお前だ、カオル!」
カオル「ごめんなさい・・・」
カオル「でも、どうしてこの子、カオルって名前なの?」
鋼牙「そんな事はどうでもいい」
ザルバ「俺はアカネがいいって言ったんだが…鋼牙がどうしてもカオルって名前を付けたいって言ってなぁ」
鋼牙「・・・・・」

カオル「へぇ~そうなんだぁ?」
ゴンザ「左様でございますか?」
鋼牙「デタラメを言うな、ザルバ!」
カオル「そうなのぉ~?」
カオル「ふぅ~~~ん」
ゴンザ「ほぉ~~~ぉ」
カオル「フフフフフッ」
ゴンザ「ハハハハハッ」

立ち去る鋼牙。
―夜の冴島邸
眠っているカオル。
ザルバ「全く・・・寝顔はカワイイもんだな」
ゴンザ「はい、鋼牙様がお守りになった安らかなお顔です」
ザルバ「ん?」
鋼牙「どうした?」
ザルバ「元老院から緊急の指令が届いたようだぜ」
―翌朝

元老院へと向かう鋼牙。
―喫茶店
忍田「他の人ならね、これでオーケー出すかもしれないけど、僕が御月先生に作って欲しいのは最高の絵本なんです。頑張りましょう!」
カオル「はい、私、頑張ります!」
―街
レオ「カオルさん!」
カオル「レオ君!今日は鋼牙は一緒じゃなかったの?」
レオ「苦手な仕事だから逃げて来ちゃいました」
カオル「苦手な仕事?」
レオ「・・・・はい」

―元老院
ラテス「冴島鋼牙よ!わしは満月の今宵、下界に待つ魔戒法師の為にこの霊獣の毛皮を受け渡す」
グレス「鋼牙、貴方にはこのラテス法師の護衛を願います」
鋼牙「分かりました」

ラテス「ホラーを恐れての護衛だろうが、ホラーにつけこまれる陰我などわしには無い・・・猿にも出来る簡単な仕事です」
グレス「ラテス法師殿!」
鋼牙「これは失礼・・・しかし、私から見れば冴島鋼牙など、まだまだ子供です。子供におもりをされてものう・・・」
ザルバ「鋼牙、なんだこのオヤジは!?レオが逃げ出すはずだぞ!」
―公園
カオル「ふ~ん。で、イヤミな大先輩のおもりを鋼牙一人に押し付けて来ちゃったの?」
レオ「はい・・・」
カオル「でも、我慢しなきゃ」
レオ「今は反省してます」
カオル「ねぇ、その霊獣の毛皮って何に使うの?」
レオ「僕ら魔戒法師が使う大切な導具の材料です」
カオル「ん?・・・分かった!魔導筆でしょ?」
レオ「はい」
カオル「ねぇ、触ってみてもいい?」
レオ「どうぞ・・・元々ホラーと戦っていたのは魔戒法師なんです。その筆で術を放ち、人々を守ってきたんです」

カオル「凄いねぇ・・・・エイッ!」

振り返るカオルにミオの面影に重ねるレオ。
カオル「あぁ・・・私が持ってもただの筆ね・・・でも、ステキな絵が描けそう・・・はい」
―魔導エレベーター内
ラテス「そう言えば、若い娘の法師が騎士にもまして暴れていると聞いた。それに同調している騎士もいるとなぁ・・・」
鋼牙「法師の力に男も女もありません」
ラテス「甘いなぁ・・・それが秩序の崩壊を招く要因となるのだ。ホラーを倒すのに個々の優れた力は必要が無い」
ザルバ「鋼牙、さっさと仕事を終えて帰ろうぜ!もう我慢の限界だ!」
ラテス「ザルバ、何か言ったか?」
ザルバ「いや、こっちの話だ」
鋼牙「静かにしてろ」
ラテス、鍵の音叉を弾く。
魔導列車起動。
―ビル屋上
魔導列車から降りる鋼牙・ラテスと護衛。
ザルバ「大丈夫だ、鋼牙」
鋼牙「ホラーの気配は無いようです」
ラテス「当たり前だ」
霊獣の毛皮を渡す法師と対面。
ラテス「おぉ、我らの意思を継ぐ魔戒法師達よ・・・守りし者の使命を全うし、魔戒騎士たちの良き助けとなっておるな?これより気高き霊獣の毛皮を授けよう」
呪文を唱え霊獣の毛皮を渡すラテス。
それを止める鋼牙。
ラテス「何をする?」
鋼牙「こいつらは死人だ!」
ラテス「なに・・・・・あ!」
霊獣の毛皮を奪い、正体を表す赤い仮面の男。
ラテス「うわぁー!」

魔導陣に消える仮面の男。
ラテス「クソ・・・よいか!霊獣の毛皮を必ず取り戻すのだ!」
魔導陣に飛び込み、後を追う鋼牙。
―ビル内
鋼牙「!」
仮面の男「胸の痛みはどうだ?冴島鋼牙・・・死の恐怖を・・・絶望を感じているか?」
鋼牙「貴様、何が狙いだ!?」
仮面の男「貴様らはいつになったらホラーを滅ぼす?ホラーに怯える人間をその恐怖から救う?フッ・・・人間に邪心がある限り、そいつは無理か・・・」
鋼牙「・・・・」
仮面の男「かつてホラーを倒していたのは我ら魔戒法師。俺は全ての魔戒騎士を淘汰し、その歴史を取り戻す!こいつはその為に必要な物だ」

冴島鋼牙VS仮面の男
鋼牙「フッ!!」
仮面の男「ヌッ!!」
鋼牙「フッ!フッ!フッ!…ダァッ!」
仮面の男「フヌッ!」
ザルバ「なんて剣さばきだ!コイツは本当に魔戒法師なのか!?」
仮面の男「フン!」
鋼牙「フッ」
仮面の男「フ!」
鋼牙「ぐわっ」
仮面の男「ハッ!フンッ!!」
鋼牙「わっ!!」

仮面の男が鋼牙を圧倒する。
鋼牙「ぐっ!うっぐぅっ!わっ!」
仮面の男「フン!」
鋼牙「うわぁっ!ぐっ!…あぁっ!」
仮面の男「ハァツ!」
鋼牙「ぐふっ…ぐっ!うわぁぁっ!」
鋼牙「ウォーッ!」
仮面の男「「フヌゥゥ…ヌッ!!」
魔導陣の中に入る仮面の男と鋼牙。
―ビルの骨組み
仮面の男を見上げる。

構える仮面の男。
仮面の男「ハァァァッ!フン!」
鋼牙「はぁっ!うっ…ぐっ…あぁぁっ!」

骨組みを落下しながらの闘い。
鋼牙「グゥゥゥゥゥッ!」
仮面の男「ヌゥゥゥゥ!」

鋼牙の攻撃で霊獣の毛皮を落とす。
鋼牙「ウオオォォォォオオオッ!」
霊獣の毛皮を掴む鋼牙。
仮面の男「ヌォォォォォォッ!」
仮面の男、ビルの骨組みを破壊。
―空中戦
仮面の男「フワァァァァァァッ!」
鋼牙「グッ!」
仮面の男「「ハッ!ハァァッ!」

仮面の男、術で鉄骨を操り攻撃。
鋼牙「うっ!ぐっ!・・・くぅぅぅっ!」

再び霊獣の毛皮を仮面の男に奪われる。
仮面の男「魔戒騎士の時代はもうすぐ終わる!そして我が真の守りし者となる!さぁ・・・鎧を召喚しろ!騎士として死なせてやろう」
ザルバ「ホラーの血も操るのか!?なんて奴だ!」
鋼牙「貴様の陰我、俺が断ち切る!」

鎧を召喚する鋼牙。
仮面の男「ハァッ!!」

ガロの鎧の輝きを赤い左腕で吸い取り、漆黒の鎧を纏う仮面の男。
黄金騎士ガロVS影の騎士呀狼ジャアク
ザルバ「何故奴が鎧を!?」
ジャアク「ヌワッ!」
ガロ「うっ!ぐっ!」
ジャアク「フッ!」
ガロ「ハッ!」
ジャアク「ハッ!」

ガロ「ぐわっ!うっ!うっ!」
ジャアク「ウワァァァッ!」
ガロ「えいっ・・・タァッ!ハッ!」

ジャアク「ヌッ!」
ガロ「エイッ!イヤァー!」
ジャアク「ヌンッ!」
ガロ「うわぁぁ・・・」

ジャアク「ここが貴様の墓場だ!黄金騎士よ!」
ガロ「ハッ!ハッ!デヤッ!ハッ!ェェエイ!」
ジャアク「フヌヌヌヌヌッ・・・ソラァーッ!」

ジャアク優勢。
無数の鋭利な鉄骨がガロを襲う。
ガロ「うっ・・うっ!ぐわっ・・う!ぐわっ・・うっ!うわ!・・う・・う!・・・わぁっ・・グッ!」
ジャアク「さらばだ!黄金騎士よ!」
ガロ「はぁ・・・はぁ・・く・・・はぁ・・・」

巨大で鋭利な鉄骨をガロに向ける。
ザルバ「今度あれを喰らったらひとたまりもないぜ!」
ジャアク「ウヌワァァァァッ!」

鉄骨がガロを襲う。
ガロ「あの鎧は牙狼の影だ・・・ならば!!」
鎧を解放し、そのパーツで鉄骨から身を防ぐ鋼牙。
同時にジャアクの鎧も無くなる。
―地上

着地し、再び構える鋼牙。
仮面の男「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

思いがけない大ダメージを受け、逃げ去る仮面の男。
魔界竜カオルに後を追わせる鋼牙。
霊獣の毛皮を手にする鋼牙。
鋼牙「うっ・・・くっ・・・・」
胸の痛みに襲われる。
―夜の道
肩で息をする仮面の男。

仮面の男「うっ・・・ぐぅっ・・ぁあ・・・はぁ・・はぁ・・・はぁ・・フン!グワァ!」
追跡していた魔界竜カオルを握りつぶす。
仮面の男「ウワァッ!はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・」
―次回予告
執念!
稀にそいつが不可能を可能にする。
遥かな時を超えてまで。
次回、『妖刀』
騎士対剣豪、いざ、勝負!
|
SALE〔限定品〕 魔戒可動 ジャアク 【バンダイ】 牙狼 GARO MAKAISENKI 邪悪 |