『モブ子の恋』を読んでいると、
『和敬清寂』という言葉に出会った。
千利休の禅語で「主客がお互いに敬い合い、
雰囲気を和やかに清浄にする」という意味になる。
何だか胸にズキュンと来た。
人を敬うことを忘れてはダメなんだなと思ったのだ。
ウチはかなり和している家庭だと思うのだが、
時々静寂ではなくなる。
ガミガミうるさく言うのは、敬っていないせいだし、
和やかに静かに過ごせるのは、敬っているからなんだな。
フレンドリーの中にも、敬いの心は要るのかもしれない。
敬って言えば、もう少し言う事聞いてくれるのかな?
私は全般的に要領が良かったので、人を下に見ている
ところがある。子供をもって初めて
「死ぬほど努力しても要領の悪い人が存在する」
ということを知ったのだ。
『町田くんの世界』にもそういう人をバカにする
いけ好かない小学生が出てくる。
町田くんは、彼に
「バカっていうけど、君はそういう人たちをさげすんで
いるわけじゃないんだろ?君はかしこいから、相手の
できない部分をどうにかしてあげたいと思うんだね。」
と肯定してくれていた。
特に妹も実父も息子も敬っては来なかった気がする。
敬ってみたら何かが変わるかもしれない。
家事をしていると、
『ホーム・ポジションに戻すこと(原状回復)が
一番高度な魔法。』というのが降ってきた。
何かが出来上がるでもなく、何事もなかったように
なるだけなので、誰にも気づいてもらえないが、
家事労働の中で一番手間のかかる仕事だと思う。
ハイエルフかな(笑)。