おはようございます。

 

勇気づけ古事記塾の原田たけひろです。

 

今日は 出雲参拝記1 稲佐の浜(いなさのはま)編です。

 

 

どうして一番最初に行くのかというと・・・

 

稲佐の浜の砂をもって

出雲大社の本殿後方の八雲山裾に鎮座する「素鵞社(そがのやしろ)」に行き

この御社殿の床縁下の砂と交換できるから。

 

なんのために交換するのかというと

 

御守としたり、屋敷の土地、あるいは田畑に撒き清めたりして

神様のご加護をいただくという信仰が古くからあるから。

 

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神在祭

 

陰暦10月に

八百万の神が出雲大社に集まり

神議り(かむはかり)=様々なご縁結びの会議をなされる。

 

 

この稲佐の浜は神在祭でまず初めに神様をお迎えするところ。

 

(出雲大社HPより)

 

ここから神在祭が始まる。

 

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ところで

 

この稲佐の浜は古事記「国譲り神話」の舞台になっているところ

 

国譲り神話を簡単にいうと

 

大国主命(おおくにぬしのみこと)が葦原中国(あしはらのなかつくに)を天照大御神(あまてらすおおかみ)に献上した話。

 

「国譲り」の前に「国造り」があるのですが、ここでは割愛。

 

最後の最後に

大国主命が天照大御神に国を譲りますが、

そこまでにいろいろあります、笑。

 

こんな感じ

↓↓

大国主命が国造りを終える。

 

天照大御神が「あら?あの国はそもそも私のものじゃない?ならば私の孫が受け継ぐものだわ!!!」と思い、使者を送る。

 

依頼されるがオシホミミは(物騒だなー)という理由で行かないw

 

アメノホヒ→大国主命と親しくなり、3年連絡しない

 

そこで

 

アメノワカヒコ→大国主命の娘と結婚。8年連絡しない

 

キジのナキメが様子を見に行く

 

アメノワカヒコが放った矢が当たり命を落とす

 

タケミカヅチとアメノトリフネが大国主命のところに交渉するために稲佐の浜に来る

 


大国主命は2人の息子に聞いてくれという
 

コトシロヌシ(大国主命の子)→譲るという

 

タケミナカタ(大国主命の子)→力比べを挑むが負けてしまい、諏訪に引っ込む

 

大国主命は国を譲る代わりに大きな神殿を建てくれと依頼する(できたのが出雲大社、昔は杵築大社・きづきおおやしろと言った)

 

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実際に古事記に登場する場を訪れる

 

そこで神話に想いを馳せる

 

 

もちろん、神話を知らなくても

 

楽しむことはできる

 

 

ただ、神話を知ることで

 

この国がどのように始まり

 

どのように続いてきたのか

 

「日本」という国を感じることができる。

 

 

月に一度の古事記塾はこういうことをやっています。

 

 

惟神霊幸倍坐世

 

弥栄