長い歴史を持つ日本の伝統的産物の一つであるSake。それが近代において高精米する事で高品質なものが造られるとして技術が進んだ吟醸造り。戦前当時「吟じて醸」した事でそれまでのSakeとは異なる甘美なものが造れる味わえると人々を歓喜させたのだろうと想像するのですが、現代において更にそれを進化させたのが超高精米。Sakeの原料となる米の、より酒造りに適する部位(米の中心部)を求めて精米する訳ですが、それまでは50~30%まで精米すると、それ以上精米すると米が砕けてしまうリスクが高まるという事もありそれ位の値が限界とされてきましたが、技術の進歩や、加えて醸造家としての弛まぬ探求心と情熱によって更なる精米を実現させました。それを支えるものの一つとしてダイヤモンドロールの精米機があります。最新設備の一つでして、上述のように精米を続けると米が砕けてしまうリスクが高まりますが、それがとても軽減されるので酒造りにおいて魅力的な原料となる1桁台の精米歩合の米も調達しやすくなりました。それでもリスクが高いのは確かであり、また精米機を数百時間つまり数日間も稼働させ続けなければならない労力もあります。それはまるでワインにおいて栽培農家が足繁く畑に通って未熟な果房を樹から切り落として畑に還すかのよう。そのようにして、未知なる嗜好品は誕生するのです。それも全てはこの蔵元さんが高精米吟醸造りのパイオニアとして究極Absoluteを目指してのもの。そして、その造り手としての大いなる営為は2018年より20代前半の杜氏という若い世代に手渡されました。

グラスに注がれたもののアロマはトリュフ、カマンベール、栗、上新粉ほのかに白桃やバナナ加えてミネラルなど、このSakeならではのオリジナルな香りの構成です。味わいはピュアな甘味がキラキラと感じられます。繊細な旨味には和食の引き算の美学にも似たものがあり、派手に仕上げようとしない事に好感を覚えます。それに準じて後味も美しい儚さがあり超高精米による渋味がそれを演出します。

よって、どの飲み手にも感動を与えるという点でお奨めしたい必飲のアイテムです。ペアリングは様々な可能性がありますが、稀少なものなので先ず一杯はそのままじっくりと楽しまれるのが良いかと。その次に杯を重ねる御仁は、食材や出汁などの旨味を基調とした料理と合わせると、その親和性の高さに心躍る事でしょう。

 

≪残響Zankyo Super7 超特撰 純米大吟醸 宮城県産特別契約栽培米蔵の華7%ダイヤモンドロール自社精米2018≫

株式会社新澤醸造店-宮城県大崎市

 

 

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※この画像は昨年2017年のもの

 

 

今宵のお奨め

https://twitter.com/dragonstar_k/status/1069429888644349954

#和酒バル二喬 #今宵のお奨め 宮城のワインラヴァー待望の赤ワイン。補助品種にはシラーとタナも。生粋の宮城県産ワインにして、飲むべき価値のある味わいに仕上がっています♪しかも改植を行なったので今だけの味に… 

《秋保メルロ #仙台秋保醸造所》は宮城県仙台市秋保産の自社畑のブドウを使用。」

 

 

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