時代というヤツですね。
近頃、大手飲食チェーン店の不振が続くというニュースを
頻繁に目にします。
2013年の上半期頃から言われてきた印象はあります。
安さが勝負の所や、何でも揃ういわゆる総合居酒屋が
曲がり角です。
前者は価格戦争に疲弊してしまい、
後者はユーザーから「何でも揃う」ではなく「何にも無い」と捉えられるようになってしまったんでしょう。
そこに、飲食業界の労務環境問題が指摘され、
対応に追われている最中、といった所でしょうか。
ここ一年間ほど、労務問題に発する飲食店閉店という話題を
これほどまでに聞いたのは
自分が飲食業界に入った十数年間で経験がありません。
それでも破壊の後には創造が待っています。歴史の必然です。
大手が撤退するテナントからの居抜き再生と言えば
最近までは郊外での話の感じもありますが、
今では駅前や繁華街でも加速度的に進むと予想されます。
創造には今までとは異なるエネルギーが発生して、
活性化します。飲食業は街を盛り上げる社会的役割があると信じています。
そして街が変わっていきます。時代なんですね。
さて、
三年前から変わり続けている街、仙台の仙台浅草におりますワタクシ。
また今度新しい飲食店がオープンする予定ですし、
今現在古いお店が閉店して空きテナントの募集が出ています。
まだまだ変わり続けるでしょうね。時代と共に。
時間の流れという可視化できないものが
目に見えるような気がして、
これだから飲食を通じて一つの街の移ろいを味わうのは
堪らなく面白いものです。