本日28日(月)は



北仙台『和酒バル 二喬/NIKYO』お休みです。



宜しくお願い致しますm(- -)m










さて、遠征が続いた今月、



お供にこの本を選び、そして、じっくり読む派の自分は先日ついに読破!










においと味わいの不思議
$日本酒Sake・ワインWineのコンシェルジュ-◇ryusei◇_nikyoの日々in仙台









副題に「知ればもっとワインがおいしくなる」とあります。



個人的には、Sakeも、ひいては飲食全般が美味しくなるように



感じるだろうと思いました。謙遜気味な表現ですね。あ、ターゲティングか(笑)










本は四名の方々がそれぞれ各章を担当する全四章から成ります。



その四名の方々はそれぞれに専門家、違う視点から



においと味わいについて論じています。










個人的には、北海道函館市の農楽蔵の醸造家である



佐々木佳津子さんの章が最も勉強になりました。



ワイン醸造の事、そして醸造家の方々の気持ちがよく分かります。



やはりワインは、その土地に生きるブドウが、一年というサイクルの中で



その年々の天候の中で育ち、そこで実った恵みを、人が感謝の念を持って頂き



手塩にかけて産まれるものなんです。



それ以上でもそれ以下でもありません。










そして最後の章に登場するワインジャーナリストの



鹿取みゆきさんはやはり上手に本全体を締めていると感じます。



読み手であろうワイン好きの人達に対して



ワインの周辺環境をとても幅広く紹介しています。



そして最後の最後に読み手の欲求である



「あの香りは何に由来するの?」という疑問に見事に応えています。



というか、少なくとも自分一人に対しては大満足(笑)



きっと多くの皆様=ワイン好きの方々にとっても、そうに違いありません。










個人的に特に面白いのが



飲み手代表として鹿取さんが、ワイン醸造上において



ネガティヴに言われるフレーヴァーに対して



疑問を投げかけているところ(≧▽≦)



正にその通りなんです。



飲み手と醸造家のワインの捉え方には乖離があり、



それが面白かったり、ロマンがあったりするのです♪



余談で、酢酸エチルなどはSakeの醸造においては



わざわざ強調して表現する培養酵母もあるのに



ワインの醸造では忌避されるなんて。



どちらかと言えば、その香りそのものよりも



忌避される理由はそれの醸造上の発生理由に因ったりするんですよね、



焼酎のライチ様のフレーヴァーやSakeのしっとりしたニュアンスとか・・・



あ、



あまり突っ込んだ話は避けておきますm(- -)m



『二喬/NIKYO』のカウンターではいくらでもお付き合いしますので



ご興味のある方はドーゾ(笑)
$日本酒Sake・ワインWineのコンシェルジュ-◇ryusei◇_nikyoの日々in仙台










因みにソムリエはお客様に対して



「におい」という言葉は使いません。



「香り」と言うはずです。



自分も酒類業界に身を投じた頃、すぐに当時の



社長に訂正されたものでした。



なぜか?



その理由も



やはりこの本の冒頭に書いてあります。



なぜこの本のタイトルが「におい」とあるのかも分かります。



気になる方は



ぜひ手にとって読んでみて下さいね。



そして是非『二喬/NIKYO』へワインを飲みに来て下さい(笑)



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和酒バル 二喬/NIKYO

仙台市青葉区昭和町5-55(仙台浅草内)
JR・地下鉄とも北仙台駅から徒歩3分
TEL:022-728-2033
HP:http://nikyo.net/ ←←←店内のイメージがチェックできます♪

営業時間:平日18-LO23時、日曜12-LO17時
休日:不定休
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