十年ほど前に伺って以来、二度目です











≪早瀬浦≫三宅彦右衛門酒造
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蔵がある福井県の若狭湾の周辺は、江戸時代に北前船の往来で




人の出入りが多かったとか。蔵の目の前、50mはもう海です。
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創業1718年のこちらのSakeは、そういった人達の癒しになっていたそうです。




現在蔵を牽引するのが12代目蔵元である三宅範彦専務。




穏やかな語り口と温和な顔立ちですが




酒造りになると非常にストイックで頑固な方です。そこが魅力♪











≪早瀬浦≫の醸造的特徴の一つに




蔵内の井戸から湧く仕込み水があります。
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非常に発酵を走らせる水との事で




それとどう付き合うかが酒造りのポイントになります。




小規模の蔵元ですが




大吟醸造りに使用する小仕込み用のタンクを多用して




今の醸造年度25BYは九月下旬から翌年五月まで酒造計画があるとの事。
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ホント長丁場 Σ(゚Д゚)




お邪魔したその日も麹米と掛米の蒸しがありました。活気あります♪
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主力商品の一つである純米(通称シルバー)に用いる五百万石はじめ




原料米のほとんどは地元福井県産。




あまり認識はなかったのですが、昔から福井県の五百万石は




灘伏見の大手酒造会社の御愛顧なんだそうです。




そんな訳で実は穀倉地帯です福井県。
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近所には無農薬栽培に取り組む農家もいるとか。今後に期待です♪




造りは型にはまる程ではありませんが能登から杜氏を招聘していたので能登流で、




今は7人ほどで行なっています。30代の方々が中心ですが




白髪の、三宅専務のお父様も現役だったり、イタリア人の方もいらっしゃるとか!

(伺った日はお休みでした)




三宅専務の奥様も会社の事務を手伝ってらっしゃいます♪











「こだわれば、どんどん細かい所が見えてくる。それが酒造りの難しさでもあり面白さでもある」と三宅専務。




自分が今回是非二度目の訪問をしたいと思ったのは




その点にもありました。




Sakeの酒質というのは多種多様でよいと思います。




ただその進むべきベクトルに対してどの位置にいるのか、




どのくらいのスピードで進んでいるのか、




またブレてはいないか、




それらの点が重要ですが




≪早瀬浦≫は見事にその期待に応えています。いや、期待以上に。




以前の荒々しい力強さは穏やかな厳しさに、




クセがある個性はスマートな魅力に感じるようになりました。




ただ三宅専務曰く、今が良いのかは分からないし、またこれから変わっていくと思う、と。












いつも聞く言葉で「自分はこれしか出来ないから」と




激変するSake市場を横目に粛々と自らの仕事を精一杯こなしています。




もちろん、酒質の向上も感じますが




三宅専務のSakeに感じるのは心地よい安心感。




それが多くの人達を魅了し




例えばミシュランガイドの三ツ星の飲食店にもオンリストされるのではないでしょうか。




飲食において安心感はとても大切です。




現代に稀な程に職人肌の三宅専務、




これからも応援してまいります!!!!!




そして奥様はじめ、スタッフの方々にお世話になりました。




皆様これからの長丁場を乗り越え




安らぎの夏を迎えられるのを心より願っております♪




ありがとうございました\(^o^)/
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余談で、




福井の皆様に教えて頂いた幾つかの名店が




全てちょうど都合悪くて伺えませんでした(´;ω;`)




それでも三宅専務の紹介で旨い魚とラーメンが食べてきました!
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また行こう福井♪











なお≪早瀬浦≫は『二喬/NIKYO』では




来月には特別に管理した大吟醸をオンリストする予定なのでお楽しみ下さいませ!